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 こんばんは。

 今日は宮本さんが2000本安打を達成しましたね。本当におめでとうございます。
 先日の稲葉さんの件といい,当時のヤクルトさんはいい人材を集めたものだなと感心しました。
 また,稲葉さんにも共通して言えることですが,お二方とも打撃ばかりでなく守備もうまい方々ですし,やはりできる人というのは一つのことだけでなく全般的に平均してできるものなのかなと思いました。
 そう思うと,野球界の中に打撃だけでなく守備まですばらしいと評価でき,さらにその評価が10年以上継続できる方などほんの一握りな気がして,やはり名球会というものに加入する条件は厳しいものだと実感させられました。

 もう一つ取り上げたい話としては,昨日より話題になっている,先日の群馬で発生した痛ましいバスの事故について,チケット販売窓口となった楽天トラベルが,被害者宛に「ご乗車はいかがでございましたでしょうか?」というメールを送っていたという件です。
 これは,メールを自動送信にしていたことから発生してしまったと説明がされておりますが,被害者やその家族らは「無神経すぎる」と怒りの声が上がっているそうです。
 確かに楽天トラベルの扱う件数は膨大ですから,自動送信のうち一つだけを区分けして送らないような措置をとることには手間がかかったのかもしれません。しかし,自身の取り扱った件でこのような重大事故が発生した以上,そこは手間という問題ではないと思います。
 私としては,法的責任の問題はさておき,この件は楽天トラベルという看板に大きな傷が付けたと思います。というのは,本件は他人事という意識が生じさせたものだと思うからです。すなわち,自身に責任があるかもしれないという意識があれば,これ以上被害を拡大させないように注意をするものですが,それを考えずに,自身に関係がないと考えて漫然と構えた結果今回のことが発生したと見えてしまうからです。つまり,楽天トラベルは,膨大な旅行取次を扱う結果として,その一つ一つに注意を払っていなかったと見えてしまいます。
 申し込む側としては,楽天トラベルという看板を信頼しているわけですから,この事故も楽天トラベルが何かの責任があるように見えてしまいます。それにもかかわらず,このようなメールが送られてきたところを見ると,今回の件で楽天トラベルは一つ一つのものについてしっかり管理していないを思われても無理はなく,少なくとも安全性に関する信頼は大きく損なわれたと思います。
 別の次元の話ですが,小売店がクレジット会社とクレジット立替契約を締結する場合,クレジット会社には小売店を加盟店にするに当たって加盟店がどんな店であるのか等を管理する責任,すなわち加盟店管理責任を負うという考え方があります。もし,この考え方を楽天トラベルにも当てはめるとすれば,楽天トラベルにも今回のバスツアーを運営した会社を管理すべき法的責任があるという法律構成は不可能ではないかもしれません(ただし,実際に認められづらい構成だとは思います。)。
 この構成などにより楽天トラベルが法的責任を負うとすれば,もはや他人事では済まされず,場合によっては今回のメールは慰謝料増額事由になる可能性も含んでいました。
 よって,私としては,商売の意味や法的責任の意味も含めて,今回の件はより慎重に対処すべきであったと思いました。

 阪神については,もはや今日は何も言いません。とにかく,明日はしっかりやってほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:08
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