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 こんばんは。

 今日は映画るろうに剣心を見に行ったので,ネタバレにならない程度に感想を書いていきます。

 私はずっと前からジャンプフリークで,るろうに剣心は連載初回から毎回楽しく読ませてもらったファンなですから,自然と見る目は厳しくなりがちです。
 その前提で,結論としては100点満点中50点というところだと思います。
 その内容は,俳優は問題ないのですが,演出・脚本に問題ありという感じです。

 主役の佐藤健さんほか皆さんの演技についてはほぼ問題なくよかったと思います。
 特に,佐藤健さんの殺陣はかなり頑張っている感じで,相当楽しく見させていただきました。
 ですから,俳優だけをとってみればかなりの高得点という感じです。

 一方,演出・脚本については私は大いに納得いきません。

 まず,演出についてですが,ワイヤーアクションが見え見えすぎて興ざめしてしまいました。
 るろうに剣心は超人的な動きが多いマンガなので,これを実写化するのであればそれなりのワイヤーアクションは必要なのかとは思います。
 しかし,ワイヤーアクションは通常人の動き×1.2〜1.5くらいだと安心して見られるのですが,跳び上がって天井まで達してしまうかのような動きはさすがに興ざめしてしまいました。
 また,剣術の構えにしても,格好をつけることを重視してマンガよりオーバーとも見える構えをしてみたり,そういうところなどちょくちょく気にかかりました。

 次に,脚本についてですが,マンガ本編の3編分をくっつけようという努力の陰は見受けられたものの,その分キャラの掘り下げが大変弱い気がしました。
 特に,斎藤一はこんなに後手後手なキャラなのか,突然ここで出てくるものなのか,相良左之助はなぜ戦いにくっついていったのかなど不可解な点が多かったのが気にかかりました。
 また,敵方もよく分からないキャラが多く,このキャラはこんなに浅かったっけかなど気になりました。
 ただ,原作を読んだ方に一つ言っておくと,般若と式尉が脈絡なく出ていると思ってがっかりしましたが,スタッフロールで「般若と思っていた役→外印」,「式尉と思っていた役→戌亥番神」となっていたため,その点少し安心しました(それらであったとしても,キャラが崩壊していると思いましたが)。
 その他,殺陣の時間がすごく長いことも気になりました。原作はバトルマンガですから,それなりに殺陣に時間をかけるのもいいとは思うものの,それをしたがために色々なところに時間がとれなかったり,飽きるくらい叩きのめしまくっていたり,少々どうかなと思いました。

 これらの意見はあくまで原作を読んだ上でのものですから,もしかしたら初見の方には純粋に楽しめたのかもしれません。
 私も,ドラゴンボールの教訓を経て,原作とは別物と思って見に行ったのですが,それでもやはり気になるものは気になってしまいました。
 ただ,俳優はよかったですし,背景などきちんと作られていて雰囲気は出ていましたし,これだけ色々言ってはいるものの,一度ご覧になられてはいかがかなと思いました。

 阪神は,今日はまさかの完封負けでした。
 スタンリッジさんに対して責められる点はほとんどありません。原因は打つ方と言うほかありません。
 特に,残念ながら9回の金本先生がブレーキになったということは目に見えて明らかだと思います。
 金本先生にばかり責任を押しつけるのは話が違うとは思いますが,金本先生の得点圏打率は2割2分2厘なので,この結果はある意味わかっていたとも思えてしまいます。
 できればファンを楽しませてくれるような起用をしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(2)  | trackbacks(0) | 22:09
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