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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,福岡市のある公園で,特定外来生物の毒グモであるセアカゴケグモを2008年9月から今年の9月末までで8201匹発見したものの公表しなかったというものを見ました。
 この件は,2008年9月に公園の管理委託業者がセアカゴケグモを発見し,これ以降週に1回遊具周辺や側溝などを調べて駆除してきたということでした。
 また,その際に卵のうも3161個を発見して駆除したそうです。
 これまでは定期的な駆除数は公表していなかったものの,現在は公園内の5箇所に注意を呼びかける看板を設置したそうです。
 これを今まで公表しなかった理由は,住民の不安をあおる可能性があるからということでした。

 私は市の考えを全て理解しているわけではありませんが,公表しなかった理由の一つとして,この公園が住宅を建てつつある地域にあることが一つあげられるのではないかと思います。
 つまり,毒グモが発生する地域という噂が流れることになれば,当然住宅は売れにくいでしょうし,また地価も下がることが懸念されたからです。

 ただ,これだけの数に至るまで公表しなかったということを見る限りでは,想像するにもうこんな数ではすまないくらいの毒グモが生まれ,公園の外に拡散しているのだと思います。
 初めて発見されてからかれこれもう4年経過しているので,セアカゴケグモの耐えられる環境の問題はあれ,関東の私の家にいてもおかしくない状況なのだと思います。
 これは,そもそも発見当時に徹底的に駆除をしていればこのようなことにならなかったのではないかというようにも思いますが,徹底駆除するとなれば当然公表せざるを得なかったでしょうし,その点公表をしなかったために結果として管理委託業者が週1回見回って駆除するという対症療法のではないのだろうかと思ってしまいます。
 もしそうなのだとすれば,早々に公表していれば拡散の危険が少なかったと思うと,それは不適切な対応であったと思います。

 確かに住民の不安をあおることは間違いないのですが,現に毒グモが存在する以上,正しく怯えることは大事なことだと思います。
 むしろ,何の情報も提供せずに被害を拡散させることが最も問題であると思うので,市のあげている不安をあおるというものはほとんど理由にはならないと思います。

 短時間で見てみたところでは,近隣に住むおばあさんがクモに噛まれたという記事が見つかりましたが,それ以外はよく分かりません。
 ただ,これだけの数となると,もしかしたら発覚していないだけで相当数の被害者が出ている可能性があります。
 私としては,このような被害がどれだけの規模なのかという不安を持つことが最も避けるべき事態であり,今後クモの対策をどうするのかということをきちんと説明してもらわないと払拭されない不安であると思うので,このような不安を持たせる市の対応はよくないものだと思いました。

 この数年再開の続いた横浜さんでは入団1年目の選手の喫煙を禁止しているところですが,新人4選手に喫煙が発覚し罰を科したという記事を見ました。
 決められたルールを4人も破ったことは問題ですが,それよりも大問題なのはこの中に未成年者が含まれているということです。
 かつてはダルビッシュさんも未成年者の喫煙ということで問題になりましたが,本来は法律違反として罰せられるべき性質のお話ですから,私としてはこの点は人々の注目するプロ野球選手であるからこそそうしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 20:29
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