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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,世界初のHIVの完治に成功したというものを見ました。
 今回の件は,母親からHIVに観戦した生後30時間の新生児に治療薬を集中投与したという件なのですが,これによってHIVが消滅したというものです。
 この新生児は,妊娠中に子宮内で感染したと見られ,感染の確認検査結果を待たずに直ちに通常の予防措置と違う治療薬の大量投与を行ったところウイルス量が急減し,1ヶ月後には検出しなくなったということでした。
 この件については,HIVが治療薬の到達できない体内の部分に蓄えられる前にウイルスを殺せたことがこのような結果を生んだのではないかという仮説が立てられているということでした。

 上記の仮説が正しいか否かは分かりませんが,仮説を前提とすれば,治療薬が到達できない体内の部分にHIVが蓄えられる前に治療薬を投与できたことが功を奏したということですから,適用事例はごく僅かということになるでしょう。
 しかし,それでもHIVに対する一つの対処法として有用であれば,この絶望的な病気に対して一つの光明になるのではないかと思っています。
 例えば,もしHIVウイルスが全身に行き渡る前にこの治療薬を投与してウイルスを消滅させられたとすれば,成人でもHIVウイルスに感染したごく初期の段階ならば,治療薬の大量投与することによって治療ができるのではというような気がします。
 ですから,ごく早期の発見に限っては治療ができるのではというような光明が見えてくる気もするのです。

 とはいえ,新生児に対して治療薬の大量投与となると,新生児への影響が大いに懸念されます。
 この治療薬の副作用はよく分かりませんが,HIVウイルスを殺せるだけの強い薬を新生児に大量投与するとなれば,新生児は無事では済まないという気もします。
 そうすると,この方法によりHIVに勝利できたとしても,後々に重篤な障害を負うとなれば,生涯にわたって研究観察の対象になってしまうだけという恐ろしいことも想像されます。
 もちろん,先端分野においてはある程度の冒険もないと新しい道は開けないのでしょうが,それでもあらかじめ避けられる危険はできるだけ避けてもらいたいというように思います。

 いずれにせよ,今回の件は一つの大きな成果だと思うので,今後研究が進むことを期待したいと思います。


 WBCは,日本が中国を破りましたが,結果として勝利したものの,何となく危うい感じがぬぐいきれませんでした。
 それは,点の入りにくい打線に対しても思うのですが,今回は抑えとして期待された山口さんの出来に対して特に思いました。
 ただ,マエケンさんや澤村さんの投球は色々と期待させるものがあり,不安ばかりというわけではありません。
 特に,マエケンさんは故障の噂もあっただけに,今回の活躍は大会期間中は大丈夫なのかもと期待させるものです。
 昨日内海さんが中継ぎで投げてしまいましたので,キューバ戦は能見さんが先発で行くのではないかというように思います。
 能見さんは苦労を重ねて近年花を開いた投手ですから,こういう舞台でも物怖じせずに活躍してくれると思いますので,キューバ戦に投げるとすればその活躍を期待してやまないところです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:57
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