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 こんばんは。

 今日は震災から丸2年ということで,思うところが色々とあります。
 私自身,大学が仙台ということで,知人も多数被災しており,まったく他人事ではありませんでした。
 知人の中にも,家を流された人,親類を失った人と色々といましたが,実際に現地に行ってみると昔見た穏やかな風景は見あたらず,寂しい思いをしました。
 私も,震災当日は僅か30キロの道を自動車で走るのに16時間もかかったり,スーパーの商品がほとんど買い占められて,偶然家に貯めておいた食糧で繋いだりと色々と思い出すことはありましたが,こうしてみると思ったよりもいざというときの備えというのは大事だと思い返されます。
 常にそれに備え続けることは難しいことですが,少なくともどこかに余裕を持って暮らすことがいざというときに対応できる柔軟性を生み出すのではというように思いました。

 さて,昨日も取り上げたWBCですが,今日はオランダとキューバが再び試合をし,激戦の末オランダがサヨナラ勝ちをするという劇的な展開になりました。
 これによって,明日は再び日本とオランダが試合をすることになりましたが,この対戦カードに違和感を感じるのは私だけでしょうか。

 以前から,この大会では同チーム同士の対戦が同じ大会中に何度も繰り返され,そこで負けたら終了というわけではなく,敗戦しても残る時は残るという少々不可思議なルールでした。
 今回,キューバがオランダに勝てば,再び日本が敗戦を喫したキューバとの試合だったわけですが,こちらにしても今大会2回目ということで,まったく縁のないチームもあれば,同じチームと執拗に当たることもあり,これはどうにかならないものかと思います。
 予選を開催している会場がそれぞれ相当遠く離れている都合上,他の組との間での敗者復活戦という展開が難しいというのは何となく分かります。
 しかし,これだけ同じチーム同士の戦いが続くというのは,何ともおかしな気もするのです。

 また,日本とオランダは昨日試合をし,その敗戦チームが今日トーナメントの敗戦チームと試合をしたのですから,ある意味明日の試合は必要なのだろうかという疑問もあります。
 野球ファンとすれば,時間帯のあう日本で一試合でも多く見られることはありがたいことなのではありますが,それでも明日日本が負ければ第2ラウンド2位ということで,同じチーム同士が別の日にやった試合で序列を決めることに意味があるのだろうかと疑問に思うところでもあります。

 しかも,日本チームは,残り試合数は,決勝までいって最大3回なのですが,その3回のうち1回が過去の対戦チームというのは,これもどうなのかなという気がします。

 このような現象は,サッカーと比較しての野球という競技の人口の少なさ,予選大会期間の短さ,予選会場相互の距離など,色々な原因があったと思います。
 このうち,競技人口については,次回大会までに何とかすることはかなり困難であると思いますが,その他のものについては工夫次第で何とかなるものではという気がします。
 ただ,この大会自体,確か参加チームはどうなるのか,収入の分け前はどうするのかなど,運営面も含めて色々と流動的な要素が多く迷走していた気がします。
 私は,このような迷走が,まだ3回しか実行されていないこの未成熟な大会の迷走ぶりにさらに拍車をかけていると思っています。
 今回はこのようなシステムになってしまいましたが,次回以降はもう少し成熟したシステムになるよう,運営側にはいっそうの努力を求めたいと思います。

 とはいえ,一野球ファンとしては,明日の試合は大変楽しみです。
 オランダも,昨日のまま黙って敗戦するわけもないでしょうし,日本にパンチ力があることも十分理解されてしまったでしょうから,今度の対戦は苦戦することが予想されると思います。
 明日の試合は,負けてもアメリカ行きが変わるわけでもないですから,最大戦力というよりは色々な人を使って様子を見ようという姿勢で臨まれるのではという気がしてはおりますが,それでも残ったメンバーはいずれも粒ぞろいですから,活躍を期待したいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:53
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