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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,オバマ大統領が乗る予定だった専用車の運転手がディーゼル重油とガソリンを間違えて給油してしまったために大統領専用車両がが動かなくなってしまったと発表したというものを見ました。

 アメリカ大統領がアメリカ内外を訪れる際には専用車両が現地に運ばれるそうですが,現在の専用車両はビートルと呼ばれるキャディラックの特殊車両で,8トンもあるそうです。
 また,現地に持っていく車両は1台だけでなく多数持って行かれるそうです。
 ビーストの性能については明らかにされていないそうですが,装甲,防弾,ガス攻撃に備えた車両の完全密閉,爆発の衝撃に備えた安全対策が施されているということです。

 今回動かなくなってしまったビートルはディーゼル重油を入れて動かすそうで,ガソリンを入れてしまったら動かなくなるのですが,これを専用車両の運転手が誤って入れてしまったということでした。
 そのため,予備で持ってきた別のリムジンに乗って移動したということです。

 今回の件を見て,昔セルフのスタンドが流行始めた時に,軽油とガソリンを誤って入れてしまう人たちがたくさん出てきて,動かない車の救援に向かうというニュースがたくさんあったのを思い出しました。
 最近はその手のニュースはまったく聞かないのですが,これも一時期にかなり報道して認知されたからでしょうか。
 いずれにしても,燃料違いはやはり車が動かなくなるものかと,当たり前のことを再認識しました。

 しかし,8トンもの重量の車を,複数台持って移動するというのはなかなか大変なものだと思います。
 今回はイスラエルでの出来事ということで,アメリカからイスラエルまではるばる超重量の車両複数台を持参して動き回っていたわけで,大統領の移動というのはなかなか大変なものだと思わされます。
 ですが,ビートルの装備の一端を聞くと,大統領の身を守るための設備や,多分連絡関連に必要な設備も完備されているでしょうし,身の安全や機動的な判断を行うためにはやむを得ない労力ということなのかなと思います。

 とはいえ,実物を写真で見てみると,「ごつい」という一言が思い浮かぶところです。
 大統領を守るためですから,分厚いドアも当然必要ということとは思いますが,それにしても燃料が重油というのは,私の偏見としては船でも動かすつもりだろうかと思ってしまいます。
 ガス欠になったら,そこら辺のスタンドで補充するというわけにもいきませんし,遠出はできないと思います。まあ,大統領が車で遠出するという状況はあまり考えられないということでしょうか。
 アメリカ産車両に対する完全な偏見ですが,この超重量と相俟って,燃費は相当悪いのではと思っています。一体まともに走ったらどのくらい重油を消費するのか,私が乗ったとすればと思うとちょっとドキドキします(乗る機会などあるわけもないのですが。)。

 これだけの重たい車を修理するために動かすのは大変だと思いますが,何より機密事項の多い車だけに修理も一般の工場にお願いするわけにも行かないでしょうし,今回のように遠い外国で動かなくなったらと思うと,多分そのためのメカニックの人も随伴して外遊にいったりするのでしょうか。
 大統領の移動というのは,私などが想像するよりも相当重労働で,かつ重大なものなのだなと改めて思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:19
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