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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,大変恐ろしいものを見かけました。
 それは,ブラジルのニュースなのですが,医師が病院の空きベッドを確保するためということで,患者を殺害したというものでした。

 その医師は,先月,別の患者のために集中治療室のベッドを確保するため,患者に筋弛緩剤を投与して7人を殺害した容疑で逮捕されました。
 そして,その余罪は約300件に上る可能性があると言われています。

 検察によれば,電話の会話内容から,犯行の動機が他の患者のためにベッドを空けるためだったと説明しているということです。
 その盗聴記録では,この医師は「不幸にも我々の仕事は来世への橋渡し役だ」と話していたそうです。
 そして,今後余罪の捜査が進められるそうです。

 率直に大変恐ろしい事件であると思います。
 病院側の都合は分かりかねますし,集中治療室が他の患者に使われているがために,別の患者に対して適切な治療を行い得ないジレンマがあったのかもしれないということは分からなくもありません。
 しかし,空きベッド確保という目的をかなえる手段が他の患者の命を奪うことであるとすれば,本末転倒というか,目的をかなえる手段としてあべこべであるといわざるを得ません。

 この医師の考えが,上記のとおり,来世への橋渡し役と考えているとして,そのためにこのような行動に出たのかは分かりません。
 その価値観の適否については,他人の考えですし,私が述べるべき領域ではないと思います。
 延命治療については,その是非について色々と意見はあるでしょうし,ここではそのようなことを述べるつもりは全くありません。
 しかし,もし殺害された患者の中に,今後の治療をそのまま継続すれば普通によくなって退院できるという方が存在していたとすれば,その考え方にも悖る行為だったのではという気もしなくはありません。
 また,橋を渡りたい人への橋渡し役であればともかく(それを許すかどうかも大いに議論があると思いますが),それを希望しない人を強引に橋渡ししてしまうとすれば,余計なお世話以外の何ものでもないと思います。

 今回の犯行が本当に空きベッドの確保という動機なのかは分かりません。
 また,その動機の根本が,自身の使命感なのか,それとも病院の回転率を上げるためなのか,それもよく分かりません。
 しかし,それが許されない行為であるということはいずれにしても間違いないということだと思います。


 野球はいよいよ明日開幕ということで,予告先発が発表されました。
 阪神はメッセンジャーさんが先発ということで,その投球には大変期待しています。
 本来開幕投手は能見さんを使いたいところだったでしょうが,WBCの件もありますし,もう少しタイミングは考えるべきということなのでしょう。
 対するヤクルトさんは館山さんということで,こちらもなかなか手強い投手です。ただ,今年の阪神打線は去年とは訳が違うので,そこのところをよくよく見せつけてあげてほしいと思います。
 ちなみに,明日の始球式は小泉孝太郎さんだそうです。生で見るのは初めてなので,しっかりストライクが投げられるのかを見てみたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:08
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