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 こんばんは。

 今日の記事を見ていたら,先日FA権を行使した阪神久保投手が,和田監督の采配について意見を述べたというものがありました。

 久保さんが具体的に述べた言葉は
「自信があっても,(試合で)使ってもらわないと力を出すことができない,というのが今年1年で勉強になった」
というものでした。

 久保さんは,これまで先発投手として活躍してきましたが,藤川さんがメジャーに行ってしまうのに伴って今季は抑え投手の役を割り当てられました。
 しかし,結果としては抑えに失敗することがたびたび見られ,その上に怪我も重なって登録が抹消されてしまいました。
 その後中継ぎとして起用され,最終的に44試合で3勝4敗6S,防御率2.85とそこまで悪くない成績で終了しました。

 正直言って,久保さんの今季の印象はこの数字ほどあまりよくないと思っており,その原因は抑えの失敗を立て続けに見ることになってしまったからです。
 しかし,以前もここで述べましたが,久保さんはそもそも,三振を取って抑えるというよりも,総合力で打たせてとるタイプの方なので,1イニングを任せるというよりは先発に向いている投手だと思っています。
 本人も,どこでも構わないが先発に適正があると考えていると述べております。

 阪神としては,抑え投手を充実させることが長期間のペナントレースを勝ち残るために必要と考えることは当然ですし,そのために抑えには相手を絶望させられるだけの切り札を準備したいということで久保さんを据えたかったという気持ちもよく分かります。
 しかし,私は抑えで起用してみてよくないと思った段階で変更をしてもよかったのではないだろうかというように思えてなりません。
 もちろん,一度短期のイニングを投げるように調整してしまった以上,そこから先発投手に組み替えるというのはどれだけのリスクをはらんでいるのかということもあると思います。
 しかし,結果として久保さんの1年は,ファンにとっては数字以上によくない印象で終わってしまったように思え,それは久保さんにとても大変残念だったのではないだろうかと思っています。

 久保さんの獲得には横浜さんも乗り出しているということで,このような感情を抱いている久保さんが阪神に残留してくれるのだろうかと不安でなりません。
 しかし,来季はスタンリッジさんが正式にいなくなってしまう都合上,久保さんを先発の一角として期待しているところですから,阪神としては生半可な発言をして久保さんの顔をつぶすようなことはせずに残留に努めてもらいたいと願ってやみません。

 ちなみに,先ほど書いたように,スタンリッジさんは阪神を去ることが決定しまして,本当に阪神首脳陣は何を考えているのかと憤りを禁じ得ません。
 スタンリッジさんを手放すというのは,阪神の戦力ダウンだけでなく,他球団の増強にも繋がるのですから,私はやはり残留をさせてもらいたかったなと思います。
 私の知らない情報が色々あるのでしょうから,来季の結果を見なければ阪神の判断が誤りなのか結論づけられないと思います。
 とはいえ,昨オフに手放したブラゼルさんが,今季活躍の期待されたコンラッドさんよりも上回る活躍を他球団で見せるなど,最近あまり決断の結果がいい方向にいっていないように思います。
 こうなった以上,せめてスタンリッジさんがパリーグに行ってくれて,読売の手が届かなければよいと思っております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:59
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