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 こんばんは。

 先週からずっと問題になっていた,札幌で小学生の女児が行方不明になっていた事件は,昨日の夜に女児が発見され,犯人といわれている男が逮捕されました。
 女児の健康状態等はよく分からないのですが,ひとまず1週間も行方不明にもかかわらず生存して発見されたということは大変よかったことだと思います。
 大変恐怖を抱いたことでしょうし,体に傷がなかったとしても心に負った傷がかなりの深手だと思いますので,手放しでよかったとは言えないと思います。
 ですが,それでも,冬の北海道で,小学生が1週間行方不明なのに生存して発見されたということはそれだけでとても喜ばしいことがと思います。

 そんな中,報道のあり方について色々と思うところがありました。

 まず,女児は監禁中に食事を与えられていなかったと報道されておりましたが,その後食事は与えられていたといつの間にか変わっていました。

 次に,目撃者情報がよく取り上げられますが,そこに出てくる情報は
・少女漫画を4冊持っている
・オタクっぽい感じ
というものが多かったと思います。

 第1に,食事の件をとって考えてみると,正確な情報が完全に確認されないうちに見切り発車で情報を発信したことが原因であると思います。
 そして,一部報道機関がこれを発表したことを契機に,我も続けとばかりに各報道機関が続いたのだと思います。
 しかし,正確な情報か不明であればその点は確認が取れてから名がしてほしいと思うわけです。
 もしもこの情報の訂正の続報がきちんと伝わらなければ,犯人がいたずらに残虐な人間であるというイメージだけが広まってしまうのではという気がします。
 犯人とされる男は否認しているそうですから,私はまだこの男を犯人と決めつけることはしたくないのですが,万一犯人であったとしても自分が行った行為以上に責められる謂われはないはずです。
 報道をするとなれば,それはある人の評価に影響することですし,まして犯罪の第一報ともなればそれで第一印象が決まってしまいますから,その点はもっと慎重にしてもらいたいと思いました。

 第2に,少女漫画を持ったオタクという報道が中心となっている点についても偏見を植え付けようとしているのではと勘ぐってしまうところです。
 私は,昔から姉や妹から少女漫画をよく借りて読んでいたりしており,それほど少女漫画というものに抵抗があるわけではありませんし,むしろ面白いと言われるものについては積極的に読んでみたいとすら思っています。
 しかし,私のような人間が少女漫画を数冊持っていたら同じく報道でいう不審人物なのでしょう。
 また,オタクが犯罪を犯すというようないい方にも疑問を感じます。オタクはあくまで特定の趣味に関心を持っているという以上のものではなく,その人がそうでない人よりも犯罪をする傾向を持っていると考えるのは単なる理解不足なように思えます。
 私が違和感を持ったのは,今回挙げられた人物像のカテゴリーに当てはまるであろう人物が割と広範囲にわたるように思えたこと,そしてそれらの人物が犯罪を犯すであろうという偏見をもって報道しているのではと思われることです。
 例えば,もっと怪しい人物像のようにさらに狭く限定してくれたら「ああ,これは怪しい」と納得できるのかもしれませんが,そのカテゴリーが広すぎるように思え,そのカテゴリー内の人を狙い撃ちしているのではと思えてならなかったのです。
 もちろん,そんなつもりで報道したのではないと仰るのかもしれませんが,そうであればもう少し報じ方を考えてもらえないかと思いました。

 先日STAP細胞に関する報道についてもその仕方について問題提起をしましたが,今回も何となく違和感を感じたので触れてみました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:18
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