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 こんばんは。

 なかなか先の見えない福島第一原発の処理の問題ですが,先日より地下の坑道を凍らせて水を止めるための作業をしております。
 その作業内容は,地下の坑道に金属製の管を設置し,冷却水を流して汚染水ごと凍らせようというものです。
 しかし,汚染水ごと凍らせようとしているものの,なかなか効果が現れないという記事があったので取り上げてみました。

 東電の11日の会見では,これまでに222トンもの氷を投入したものの,凍結の効果は分からないと述べ,目に見える成果が出ていないと認めました。
 また,氷だけでなく,凍結の切り札としてドライアイス1トンを投入しようとしたものの,配管が詰まってしまい,それ以後ドライアイスの投入を見合わせているということです。

 東電の作業は,報道されていないだけで色々と成果が出ているもの自体はあるのだと思いますし,その成果のお陰で一応世間が東電のことを忘れたように生活できるのだろうとは思います。
 ですから,時々断片的に聞こえているこのような成果の上がらない作業ばかりを責めるのはよくないのかも知れません。
 しかし,それにしても,ドライアイスを投入して配管が詰まったとか,氷をいくら投入しても成果が見られないとか,何だかもう少し考えて作業をしたら結論が変わるのではないかと思うようなことが聞こえてくることも事実だと思います。

 最近の猛暑はとんでもないものであり,それは福島とて大変なことだと思います。
 そういう中,地下の方が気温が低いとはいえ,一般的に考えれば凍らせづらい時期のような気もするのですが,こういう点はこの凍らせる作業に影響はあるのでしょうか。

 また,これだけの量の氷なりドライアイスなりを投入するのですから,当然それなりに費用はかかると思うのですが,きちんと実験や解析をした上でこのような行為をしたのでしょうか。
 どうも,このような経緯を見ていると,思いつきの行き当たりばったりで行動をしているのではないかという思いがしてならないのです。

 今回のニュースを見て,焼け石に水という言葉を思い浮かべたのは私だけではないと思います。
 しかも,その作業のために税金なり電気料金が無駄に使われたのだと思うと,釈然としない気持ちになります。
 私は以前もここで述べたと思うのですが,東電に事故を終息させる能力は乏しいと思っているので,作業の指揮を東電に執らせることにはもはや無理があるのではないかと思っています。
 ですから,ここは敢えて同じような失敗を繰り返す東電を責めるのではなく,むしろこのような状態を放置している国の方の問題なのではないかと考えています。
 国が同じような失敗を繰り返す東電を放置しているのだとすれば,その責任は非常に大きいと思いますので,この点そろそろ対処をしてもらいたいものだと思いました。


 今日の阪神は,メッセンジャーさんの活躍で読売を撃破しました。
 最後は1点差まで追い詰められて多少冷や冷やしましたが,それでも読売を狩ってくれたとなるとご飯がおいしいです。

 メッセンジャーさんはまさに投打に活躍してくれまして,彼なしでは今の阪神はあり得ないと思いました。
 特に,今日のメッセンジャーさんの絶体絶命のピンチからの三者連続三振は,まさにメッセンジャー劇場という感じでした。
 阪神は,現在先発4本の柱で回していますが,ローテーションを組むには最低あと1人,できれば2人必要なくらいなので,まして4本柱の中に入っているメッセンジャーさんが阪神からいなくなるとそもそもローテーションを回すこと自体が不可能となってしまうという状態になります。
 また,メッセンジャーさんの打の活躍のお陰で勝ったとも思いますが,そうなると他の野手の方々はもう少しメッセンジャーさんを楽にさせて上げられるようにやってもらえないものだろうかと思ってしまいます。

 一方,読売ですが,どうも最近かみ合わせが悪く,最近うまく勝ちきれない状態であると思います。
 阪神にしてみると,このような交流戦がなければ今頃どうなっていたのかという読売の状態は歓迎すべきとも言えますが,阪神もチーム状態が悪い時にはかみ合わせが悪くて苦労することを思うと,何となく人ごととも思えないような気がします。

 とはいえ,読売と遂に0.5差ですから,何とかここで首位を逆転させたいものです。
 こういう時に欲を張りすぎるとうまくいかないことが多いですので,とりあえず2勝1敗でいければ十分と思うようにします。
 特に,阪神は例年辛い思いをする夏の死のロードですから,この期間に読売に勝ち越しができたとすればそれは僥倖であるという要に考えるべきでしょう。
 明日も勝利を期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:35
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