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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,受刑者の男が,刑務所の食事を問題として訴訟を提起したというものを見たので取り上げてみました。

 この男性は,刑務所の食事で腹をこわしたということで,州知事らを相手取って損害賠償請求訴訟を提起したということでした。
 この男性は,これまでに同様の内容で5000件以上訴訟を提起しており,請求総額は10兆ドルにも及ぶということです。
 男性は,「お金が欲しいわけではない。病気にならない食事を出してもらいたいだけ」と主張しているそうです。
 これに対して,州当局者は,健康管理はできていると反論しているそうです。

 まず,食事で腹をこわしたことが請求の原因となっておりますが,そもそも腹をこわした原因が食事だったのか,別の原因の可能性はないのかわからないので,この請求が通るかどうかは難しいような気がします。
 ただ,それはあくまで日本法をベースにした話なので,アメリカ法を前提にした時に同じことが言えるのかはよく分かりません。

 また,請求額の根拠もよく分かりません。
 記事からは請求額を定めた根拠は読み取れませんが,どう考えても天文学的な数字を請求する事件になるとは思えません。

 というか,そもそもこれだけの巨額の請求を起こすことについて,アメリカ法では何か制限はないものなのかと思ってしまいます。
 日本では,訴訟を提起するに当たっては,請求額に応じて印紙を収めなければならず,高額請求であればあるほど印紙代が高額になることから,その点天文学的な訴訟を起こしづらいという制度になっています。
 一応訴訟救助という印紙代に関する制度はありますが,この案件では請求額の根拠が分かりかねるので,その制度を使うことも難しいと思います。
 とすると,日本ではこのような事件は起こりづらい環境にあると思いますが,その点アメリカ法はどうなのでしょうか。
 印紙制度に問題があることは否定しませんが,それでもこのような訴訟が提起されるところを見ると一定の意味はあるのだろうと思うところです。

 アメリカ法の場合どのように処理をするのかは分かりませんが,ある意味興味本位で続報を見てみたいと思います。


 今日の阪神は,メッセンジャーさんの活躍,そして野手が打ちまくり勝利しました。
 メッセンジャーさんは,バッキーさん以来の助っ人50勝を決めたということで,本当に阪神の柱であると再認識させられます。
 ハーラートップ11勝ということで,能見さんが不調である今年に2位でいられる理由はまさに彼のお陰ということができると思います。
 また,打つ方も打ちすぎという感があるくらい打ってくれまして,先発野手全員安打はやり過ぎなのではと思ってしまいます。
 ただ,このように打ちまくる試合の翌日はあまり打たないという傾向があるように思え,その点はやや不安ではあるのですが。

 しかし,死のロードといわれるこの時期ですが,今年はそんなに負けが込んでいるように感じません。
 例年この時期くらいから9月後半まで,なぜこんなに負けるのかというくらい負けてしまうのですが,今年は今のところその兆候が見えず,何とかこのままいってくれやしないかと願っております。
 不吉なことを書きましたが,明日も勝利してくれるのを楽しみにしています。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:08
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