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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,オリックスのT-岡田さんがオリックスさんとの契約更改に臨み,金額提示を保留して代理人交渉に入るというものを見たので取り上げてみました。

 T-岡田さんの元々の年収は推定5500万円といわれていますが,今回は2300万円増の7800万円の提示を保留としたようです。

 T-岡田さんの今シーズンの活躍といえば,まず昨シーズンと異なり出場試合数が非常に多かったことが挙げられます。
 しかも,チームの中心打者として1年を通して活躍し続けることができました。
 打率こそ2割6分9厘とやや物足りない印象であるものの,ホームランは24本,打点75とまさに打線の軸としての活躍をしたと思います。
 また,T-岡田さんの話の中で特に印象に残っているのはクライマックスシリーズファーストステージ第2戦の逆転スリーランでしょう。
 あの絶体絶命の危機からオリックスさんがファイナルステージに進出できたのはまさにT-岡田さんのお陰であるというほかありません。
 私の中の彼の印象は,以前から何度か言及している,ほしい時に試合を決める一撃を打てる決定力のある打者であるというように思っています。

 他方,今回の金額提示についてですが,これが妥当なものかどうかです。
 もともとが5500万円ということで,7800万円の提示ですから,約1.4倍増となればそれなりに評価されているというように思います。
 また,T-岡田さんにとって最も高額だった時の年俸は7800万円ですが,今年の活躍でその額に戻ったと解釈すれば,それはそれなりに評価されているとも考えられます。
 ただ,クライマックスシリーズのあの一振りを思い返せば,それで観客動員数も増しましたし,人気も急上昇しましたから,その観客動員効果や経済効果を考えれば,成績だけを捉えるのではなくもう少し増やしてあげてもというようにも思えなくもありません。
 とはいえ,あくまで私の個人的な見解ですが,提示額はやや少ないかも知れないとは思いつつも、いわゆる相当額の域の範囲内というような印象もあります。

 T-岡田さんは,評価して頂いた面もあるが納得いかない部分もあるとコメントしており,希望額とかなり開きがあるように思います。
 ここからは完全な個人的な見解ですが,T-岡田さんにとって今回の提示が納得できない理由は,もしかしたら先日の中島さんのオリックスさんへの加入が一点問題なのかも知れないと思いました。
 というのは,先日申し上げたとおり,中島さんの契約条件は破格なものでありますが,中島さんにそれだけ多額のお金を出すのであればチームのクライマックスシリーズファーストステージ勝ち抜けにこれだけ貢献した自分にももう少し出してほしいと考えることもありうるのではないかと思ったのです。
 以前中島さんの獲得を逃した時に申し上げましたが,もしも彼を多額の費用を支払って獲得した場合,チームに在籍している選手の士気に関わるという話をしましたが,まさにそれが多少は影響しているのではないかと思います。
 特に,中島さんは,日本での活躍こそあれ,メジャーに上がっておりませんでしたし,彼に対して多額のお金を支払うのであれば現に活躍をした自分をもっと評価してほしいと考えるのは人情なのではないかと思います。

 私がオリックスさんの立場であれば,仮に中島さんを破格の条件で採用するにしても,当初の獲得競争は阪神と西武さんの一騎打ちといわれていたのですから,オリックスさんに世間の注目が来ないうちに早々に在籍選手の契約更改を片付けたいと思います。
 それがそんな風にスムーズに行くかどうかは別として,中島さんと契約をすることが他の選手に与える影響がそれなりにあることは見込まれますし,私であればそれより先に契約を片付けるべく努力すると思います。
 しかし,それができなかった以上,契約更改に少なからず影響があることは避けられず,球団側はそれをある程度含んで契約更改をしないとそれなりにもめてしまう気がしてなりません。

 もしも中島さんの契約が影響しているとすれば,それは私が先日中島さんを多額のお金をかけて獲得するリスクとして指摘したことですし,その点阪神は補強こそ失敗したものの,ある意味チームの一体感などは保たれたのかも知れないなと思いました。
 補強失敗の事実を見ているのに成功したと考えるのは負け惜しみにほかならないのですが,それでも負け惜しみの中で何となく上記のようなことを考えておりました。

 とりあえず契約更改交渉が無事終わることを願っております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:17
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