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 こんばんは。

 今日は広島の黒田さんがオープン戦に登板しましたので,その感想を若干書きたいと思います。

 黒田さんは,日本で活躍されていた時には,いわゆる右の本格派として,ストレート主体に,スライダー,フォーク,カーブを使って勝負をしていたという感じでした。
 それから,メジャーに行ってからツーシームがなかなか切れるようになったと思われ,ヤンキースでも大変な活躍をしておりました。
 メジャー球団からの契約オファーもあったというように聞いておりますが,それでも古巣広島さんに戻ってきて,果たしてどのような活躍をしてくれるのか,その片鱗を今日見られると期待しておりました。

 そこで今日の投球ですが,やはりすごかったというのが一番でしょうか。
 今日の投球を見る限り,右打者に対して,外はスライダー,中はツーシームと一級品の球種が二つもあり,どちらを待って対応すればよいのか,非常に困ります。
 しかも,それに加えて決め球フォークと緩急を付けるカーブがありますから,球種を絞って待つというのはそれなりに分析ができてからでないと大変危険だと思います。
 特に,スライダーは非常に変化量が大きかった印象です。

 メジャーと球が異なることから,縫い目のかかりなどの関係で変化球は果たしてどの程度使えるのかと不安視していましたが,これではその不安は完全に杞憂であると思います。

 球種もさることながら,ストライクゾーンを外と中だけでなく上にもよく使えていたという印象です。
 そういう風にできるのは,それなりに制球力があるからでしょうし,そこもやっかいであろうと思います。

 そういう感じで,13人相手に39球という,球数をあまり投げずに終わる展開にしてしまったのは大したものだと思います。
 特に,黒田さんのネームバリューというものがあるのか,打者が萎縮しているようにも見えました。
 ヤクルトさんの打者といえば,去年のセリーグの試合で大量得点を何度も勝ち取ってきた脅威の打線ですが,それがあそこまで萎縮しているように見えたのはやはり実績のある元メジャーリーガーというところなのでしょうか。
 黒田さんの実力は当然高いと思いますが,結果は実力以上のものが出たように思いました。

 こうなると,広島さんは,前田さんといい,投手は揃ってきていると思いますので,あとは打線でしょうか。
 杉浦さんもいい投球はしたと思うのですが,それでも一得点というのでは投手の方が切れてしまいかねません。
 ただ,迎え撃つ阪神としては,付け入る隙がないと困ってしまうので,そこはそういうものと考えるべきでしょうか。


 阪神のオープン戦の結果ですが,読売相手に1対0で敗戦と,投手は頑張ったものの,打つ方は芳しくはありませんでした。
 藤村さんの永久欠番デーと銘打ってやったものの,これでは強打者を偲ぶ企画としては物足りなかったのではと思ってしまいました。

 一方,教育リーグでは,横田さんが,逆風の中,逆方向へホームランを打ったという記事を見ました。
 もちろん教育リーグとオープン戦では投手の質も異なりますが,それでも逆風の中で逆方向に放てる力があるというのは嬉しい限りです。
 自前の外野手の強打者というのは昔からの強い希望ですから,横田さんがそこに出てきてくれると大変嬉しく思うのですが。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:57
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