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 こんばんは。

 先日,韓国法で違法賭博といわれていて問題になっていた呉さんですが,今日の記事を見ていたらこの違法賭博問題で,カジノ運営者が韓国の暴力団で行動隊長をしていたということで,暴力団との関与の疑惑が持ち上がりました。

 呉さんの疑惑は,マカオのカジノで1億ウォン程度を使ったということで,韓国の外為法違反といわれていました。
 先日,私は,韓国法では違法であっても,日本法で違法でないのであれば,日本でプレーすること自体に問題はないのではというように述べました。

 ですが,もしも今回の記事で言うように呉さんと反社会的勢力に関係があるというのであれば,その反社会的勢力が日本のそれでないとしても,もはや阪神が契約することはできないということとなるでしょう。
 阪神球団首脳も,反社会的勢力から金銭を受けていたという疑いもあるということで,そうなれば野球協約違反だから再契約云々の話ではなくなると言っていますが,まさにその通りでしょう。
 これが真実であれば,大変残念ながら,阪神だけでなく日本でプレーすることはできないでしょう。
 今呉さんが志望しているメジャーでの契約はどうなのかはわかりませんが,今アメリカの在留資格は厳しいですし,なかなか厳しいのではないかと思います。

 記事によれば,呉さんは元ヤクルトの林さんと一緒にやっていたということですが,林さんは永久追放ともいわれているそうで,なぜそのような疑惑が出てきてしまっているのか,非常に悔やまれます。
 林さんといえば,林さんが日本に来たばかりのシーズン開始前のオープン戦で神宮に投球を見に行ったことがありましたが,その時にとんでもない球を放っていたという記憶があります。
 また,呉さんの直球も相当よい球であったことはこれまで何度も述べたとおりです。
 呉さんにおいては,トレーニングについても阪神若手投手陣は見習うべき箇所がたくさんあり,若手投手の手本ともなるべき存在であったと思います。
 それがなぜこんなことになってしまったのか,大変残念です。

 呉さんは否認しているそうで,今の段階ではあえて疑惑という言い方をしたいと思いますが,それでもそのような疑惑が持ち上がった段階で自分の野球人生にどれだけ悪影響があるか本人は知っていたはずでしょう。
 まして,今は念願のメジャー挑戦のかかった,人生で大事な時期の一つであり,それをこのような疑惑を持たれる行為によってフイにしてしまうとすれば,それは愚行であるといわざるを得ません。
 しかも,この疑惑によって,メジャーはおろか,所属していた阪神,韓国球界も当面契約することもできず,野球をやることすら思うとおりにいかなくなってしまうことでしょう。
 おそらく本人は現在相当後悔しているでしょうが,しかしそれにしても疑惑を起こしてしまったこと自体本人の脇の甘さ故でしょうし,もはや事態の推移を見守るしかないでしょう。

 そんなわけで,阪神と呉さんが再契約できる見込みが非常に少なくなったわけですが,阪神は結局抑え投手をどうするのか,その課題がそのまま残ってしまったことになります。
 今のところ,藤川さんと福原さんが候補でしょうが,これまでここで何度も述べているとおり正直言って相当な不安を感じます。
 できれば抑えに適した投手をとってきてもらいたいですが,それは今から可能なのでしょうか。
 呉さんと再契約できないということになれば,外国人枠の関係上一人外国人投手を採用することはできるはずですし,どこかからそれを賄えればよいのですが。

 先日,その穴埋めにスタンリッジさんはどうかと述べてみましたが,世間では全くスタンリッジさんの話題が出ないということは,年齢と年俸の関係などいくつかのデメリットがあるということなのでしょうか。
 だとすれば,どのように賄うのか,非常に難しい問題です。
 ちょうどヤクルトさんを自由契約になったバーネットさんなどいいと思うのですが,さすがに現実味のない話ですし,この課題は越年で持ち越しそうです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
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