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 こんばんは。

 つい先日まで熊被害の話がよく出ていましたが,今日のニュースを見ていたら,秋田県大館市で,熊によって相次いで飼料が食べられたという被害があったという記事を見たので取り上げてみました。

 12日午後5時半頃,市内の養鶏場でビニールハウスの前にいた体長1〜1.3メートルの3頭が飼料を食べているところを目撃されたということでした。
 3頭は飼料約500キロを食い荒らし,敷地外へ逃げていったそうです。
 発表によると,ビニールハウス脇には容量1500キロの飼料タンクが設置されていたということでした。
 熊は,高さ1.5メートルのタンク内にある飼料を食べるため,飼料を地面に排出する棒状の開閉レバーを自ら操作した可能性があるそうです。
 レバーには熊が付けたと見られる傷跡が残っていたということでした。

 また,13日午前5時頃には,市内の別の養鶏場で,養鶏小屋内の容量約30キロの飼料容器2個が壊され,中の飼料が食べられているのが発見されたということでした。
 発表によると,小屋の外に設置した金属ネットに直径約60センチの穴が開けられていたことから,熊による被害であると見られているそうです。
 なお,小屋内の約1000羽の地鶏には被害はなかったということでした。

 この記事を見ていて,熊の賢さというものに目を引かれがちだと思います。
 熊は飼料という食料に目を付けた際,それを取得するため,頭を使って開閉レバーを操作したり,金属ネットの必要部分に穴を開けたりしたということで,想像以上に賢い生き物であるということがわかります。
 猿ではこういうものをよく見たりしますが,熊も同程度の頭の良さを持つものがいるのかもしれないと思います。

 ただ,私は,それよりも注目すべき点は,立て続けに飼料が狙われたという点です。
 想像ですが,おそらく熊が普段食べるものよりも,飼料は味がよいのかもしれませんし,また食料の取得が容易なのかもしれません。
 こうなれば,熊が,飼料という食料に対して味を占めるということになると,今後も立て続けに同じような被害が発生するかもしれません。
 飼料保管場所の位置によっては,熊が人に対して接近する可能性が非常に高まると思えますし,この件というのはそのきっかけを示唆するものだったと思います。

 そうすると,まず熊に対して飼料が簡単に手に入らないことを示す必要があるかとは思いますが,端的に簡単に飼料が手に入らないことだけを示せば,飼料を得られなかった熊が別のものを獲得するために周辺で活動を活発に行う危険があります。
 それは,例えば今回はおそわなかった地鶏かもしれませんし,場合によっては人間かもしれません。
 それを防止するためには,根本的な問題として,飼料保管場所を人間の住んでいる場所から遠い場所に設置すること,その上で飼料を容易に取得できないような状態にすることが必要でしょう。
 ただ,数百キロクラスの飼料ともなると,その保管場所を変更するのも容易ではないですし,難しい問題が根底にあるように思われます。
 この辺りは大きな枠組みでの政策の問題にもなる話ですし,そのようなことを役所レベルで考えていく必要があるように思いました。


 阪神は,昨日今日と割といい試合運びをして勝ちました。

 今日の試合は,岩崎さんの7回1失点という出来の良さ,江越さんのホームラン,北條さんの1安打2四球1打点,高山さんスリーランホームラン,原口さん1安打,松田さんの2回無失点と阪神選手の見所の多い試合で,最初から最後まで安心して見ていられました。

 江越さんは,このところ大砲としての才能を開花させつつあり,前は球を振るばかりであったものの,選球眼が鍛えられ,前よりもバットに球が当たるようになりました。
 前から大砲として魅力を感じつつも,なかなかバットに球が当たらずに伸び悩んでいましたが,長距離打者として何とか育てたいと金本監督も切望していた逸材でした。
 それがシーズン中の二軍落ちを経て復帰して以降なかなかよいのです。
 守備は前からよかったですし,この調子の良さであればもっとホームランを量産できそうな気配です。

 高山さんについては,ルーキーとして大いに期待しているところもありますが,得点圏打率が高いところが大きな魅力です。
 そして,今日のホームランは逆方向へのもので,こういうものが打てると本当に相手としては脅威を感じる打者であろうと思います。

 北條さんは,このところ急成長を遂げている選手だと思います。
 今日はショートとして1試合通して守備につきまして,それらを無難にこなせたところを見ると,今後北條さんにショートの守備を任せてもよいように見えました。
 鳥谷さんが再度スタメン落ちをしてから阪神は勝ち続けていますが,これは鳥谷さんに問題があったというよりも代役として入った北條さんがはまっているからというように見たいと思います。
 鳥谷さんも,適度に休養をとれば今後も活躍できる選手だと思うのですが,北條さんのようにこれから未来ある若手選手が自分の与えられた役割をここまで達してしまうと世代交代の時期が来てしまったのかと思わずにはいられません。

 今日のスタメンを見る限り,まるで去年の鳴尾浜かといいたくなるような打線でしたが,それがこのようにうまく機能して勝利を収めたとなると,これまで阪神を見てきた私としては非常にうれしい限りです。
 特に,これまで守備力で負けた試合が多かったですが,今日のように大和さんと北條さんの二遊間というなかなか守備力の高い安定したメンツを見られたのは,見ていて安心感がありました。
 今日の打線に対して唯一いいたいことがあるとすると,それはサードの新井良太さんでしょうか。
 ここに,サードへのコンバートをした鳥谷さんが入って,適度に休みながら出ていければ,阪神は非常に安定した強さを誇ることができると思います。

 また,今日の試合,基本的にいうことはないのですが,こういう試合で松田さんを回跨ぎで投げさせるのは止めてもらいたいと思いました。
 中継ぎ投手をまた酷使しなければならない展開が訪れるかもしれないところで,このように松田さんのような有望な中継ぎ投手を回跨ぎで使ってしまうのは,先のことを考えれば損失だろうと思います。
 首脳陣は投手起用については色々と問題があるように思われ,その点は見直してもらいたいものです。
 打撃陣のてこ入れはいいように進んでいますから,あとは投手起用でしょう。

 鳥谷さんスタメン落ち以降,阪神にはよい流れが訪れているように思います。
 それは,鳥谷さんの能力の問題ではなく,適度の休養,代役選手の活躍などの要因であろうと思います。
 再び鳥谷さんをスタメンで使うこと自体はいいとは思うものの,できれば再度スタメンで使う際には休養ということをもっと頭に入れて置いてもらいたいものです。
 そうでなければ,鳥谷さんを傷つけてしまって,ひいては阪神のチーム全体の戦力低下を招いてしまうと懸念します。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:34
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