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2016.10.12 Wednesday
 こんばんは。

 今日のニュースといえば,東京の大停電の件ですが,私は幸いにして何らの影響も受けませんでした。
 昼間でしたから,仕事の中断を余儀なくされたり,移動にも多大な支障が出たりしたのだろうと思いますが,一方で夜だったら大変なことになっていただろうと思うと不幸中の幸いというべきでしょうか。
 平時の管理がどうなっていたのか,原因は結局本当に自然発火だったのか,一箇所の変電所だけでここまで大きなことにならないような仕組みをこれから作っていけるのか等が問題になろうかと思いますが,その辺りは見守っていくしかないということでしょう。


 個人的には将棋の三浦九段が出場停止処分を受けたニュースが気になったので,こちらの方を取り上げてみたいと思います。

 日本将棋連盟は,三浦九段を12月31日まで公式戦の出場停止処分を下したそうです。
 このため,三浦九段は15日から始まる竜王戦に出場できないこととなったということでした。

 なぜこのようなことになったのかというと,三浦九段はこの夏以降の対局中で離籍することが目立ったことが原因でした。
 この離籍について,将棋連盟はスマホの将棋アプリを使って次の手を検討するなどの不正を働いたのではないかと疑ったということでした。
 そこで,連盟は三浦九段に対して聞き取りを実施したところ,三浦九段はスマホの使用を否定したものの,疑念を持たれたままでは対局できないから休場したいと意思を示したそうです。
 ところが,期日としていた12日までに三浦九段から休場届が出されなかったため,連盟は上記処分を下したそうです。

 最近将棋ソフトの出来は非常に向上しており,棋士の中には自分の研究のためにソフトを使用する方も多いそうです。
 一方で,対局中にソフトが使用される不正が起こることも懸念されていたそうで,連盟は今月「公式戦の対局前にスマホ等の電子機器をロッカーに預ける」「対局中は外出禁止」などの新たなルールを設け,12月から実施すると発表していたとのことでした。

 このニュースを見ていて,私は非常に違和感を感じました。
 というのは,三浦九段がスマホで不正をしていたという証拠はなく,本人も認めていないのに,処分が下されたからです。
 三浦九段は,処分に対して「不正はしていません。濡れ衣です。」と述べているそうですが,そうすると連盟の処分の過程が果たして妥当な事実認定の下でなされたのかというのが大いに疑問です。

 スマホによる不正を疑っていたのであれば,スマホを検証して履歴を確認する等の措置によってある程度解明可能だと思うのですが,そういった点は考慮されたのでしょうか。
 記事を見ているところでは,どうも処分の理由は,休場するという約束を守らなかったという不誠実さを原因とするように思われるのですが,それが出場停止処分に値するものなのだろうかと思ってしまいます。
 私は将棋に造詣が深いわけではないですが,それでも竜王戦を含めて今年いっぱいの大会に出られないようにするという処分は,果たして休場届を提出しなかったという「罪」に見合う「罰」なのでしょうか。

 この処分で刑法の発想は関係ないのでしょうが,刑法では「疑わしきは被告人の利益に」という原則があります。
 この原則に従えば,自らが不正を犯していない証を立てなければ罰を負うというのはそぐわないと思うので,疑念を払拭できなかったから処分するという構造は何となく違和感があります。
 特に,将棋界の中で地位のある方に対して処分を行うのであれば相応の理由はあるべきと思いますし,その意味でも重い処分を下すには理由が薄弱なのではないかというように思うのです。

 細かい経緯が分からないので,門外漢が余計なことをいうべきではないと思うのですが,それでも連盟にはもう少し処分の理由を説明してもらいたいものです。


 阪神は野球のシーズンが終わりましたが,それにもかかわらずポジティブな記事が絶えません。

 今日は,北條さんが平野コーチからバントの間を教わり,バントの極意をつかんだとか,中谷さんが遊撃ノックで高いセンスを見せたとか,岩崎さんの球が146キロを計測して和製ウィリアムス化に着々と進んでいるとか,こういうポジティブな記事がよくも色々と出てくるなと改めて感心します。
 私はこの手の記事は好きなので,もっとポジティブにもり立ててもらいたいのですが,それにしても野球のシーズンが終わったのにこれだけ記事が出てくるというのは阪神はやはり人気球団だと改めて実感します。

 ただ,そういった記事よりも,個人的には糸井さん獲得のために3年契約を準備しているという記事が気になりました。
 先日の記事では,オリックスさんが糸井さんに対して3年12億円以上の大型契約を準備しているということでしたが,もしもこれが本当であれば今日の阪神の記事くらいではインパクトに欠けるといわざるを得ません。
 そこに読売も絡んでくるのですから,今のままでは阪神は糸井さん獲得レースから後退しているという印象があります。
 恒例の怒りの撤退という先が見えてしまうそうなのですが,あまりにも高額な条件を提示してしまうことは他の選手との間のバランスの問題にも影響してしまうと思われ,そういう意味でもなかなか難しい条件闘争になるのだろうなと思いました。

 CSは順当に両リーグとも1位の球団が勝ちました。
 特に,広島さんは相当差をあけて優勝しましたから,横浜さんも嫌いではないですが,個人的には広島さんに勝ってもらいたいなと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:55
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