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2018.05.08 Tuesday
 こんばんは。


 今日は,阪神と読売の東京ドームでの3連戦の初戦でした。
 このカード,前の対戦では,甲子園で阪神が3連敗を喫するという悪夢を見させられたため,阪神としては何としても最低でも勝ち越して読売に逆に悪夢を見せる必要がありました。

 そこで迎えた初戦ですが,結果はまさに阪神の完勝とも言っていい9−0での勝利でした。

 今日の勝利の立役者は,攻守ともに大活躍をした秋山さんでしょう。
 8年ぶりの完封勝利ということで,これぞ待っていた投球だったと思います。
 前回登板では,終盤で失点して完封を逃したものの,今回はしっかりと完封してくれたので,まさにメッセンジャーさんと並んで柱として活躍してくれる投手が登場してくれたとうれしいものです。

 今日の成績は,9回5安打無失点1四球,127球と安定した投球を見せてくれました。
 秋山さんの持ち味である制球力を存分に発揮してくれまして,読売でなくてもなかなか打てない投球だったと思います。

 打つ方では,ホームランを含む2安打2打点ということで,大活躍でした。
 タイムリーヒットは,当時の点差を考えれば,自身を非常に楽にさせるものだったと思いますが,ホームランは単純に非常に驚きました。
 確かに東京ドームはホームランの出やすい球場ではあるものの,投手の秋山さんが,しかも逆方向に打ったというのは,秋山さんのバッティングセンスは並の野手よりもあるのであろうと実感させられます。

 これで3勝目ということですが,次回登板も非常に楽しみです。


 打つ方では,秋山さんのほか,ロサリオさんが特大ホームランを打ちました。
 よくボールが飛ぶ東京ドームとはいえ,これだけ飛ばす様を見たかったので,まさに点が入った以上に待望の一撃だったと思います。

 その他,高山さんのタイムリーや糸井さんのホームランもありましたが,地味に植田さんが最終打席でヒットを打って順調に実績を重ねているのはうれしい限りです。
 今日の植田さんの打席では既に7−0と試合が決まっている状況ですから,いつもよりはバッティングにこだわる必要はないのですが,それでもこういったところで集中力を切らさずに実績を残して生き残りを図ろうとする姿勢は非常に好感が持てます。
 この結果,次の糸井さんがホームランを打ってホームに帰ってきましたから,別の試合でもこのような姿を見せてくれれば大いに得点力上昇に役に立ってくれるでしょう。
 植田さんは,本来守備と走塁の人ですから,打撃に過剰な期待は寄せてはいけないとは思うものの,順調に出塁を重ねていってくれれば,かつて赤星さんがリードオフマンとして活躍したような姿を見せてくれる日が来るのではと思わずにはいられません。

 一般的には,点差が大きく開いた時には,全般的に大味な試合になることが多いのですが,今日の阪神は守備もきっちりしていまして,最終回など俊介さんから植田さんのリレーで危うくスリーベースになるところをタッチアウトに出来ました。
 極めて基本的なことではあるのですが,こういうところで緩慢さが出ずにきっちりと守備ができるというのは,明日以降にもつながる意識だろうと思います。
 また,守備の大事さを改めて思いまして,特に植田さんはここで何とかスタメンを奪取してくれるとありがたいと思うばかりです。

 読売側は,早い段階で,自爆によって阪神に流れを渡してしまってから一方的にやられたという感じで,もしも私が読売ファンだとすればいい加減にしてほしいと思う試合だったように思います。
 阪神ファンとして見ると,いいところしかない気持ちのいい試合でしたが,敵側だと嫌で仕方ないでしょう。
 それは,前の読売のカードで阪神がひしひしと感じたことだったのでしょう。

 今日のような気持ちのいい勝ち方をしてくれる試合は滅多にないと思うのですが,明日はエースメッセンジャーさんの登板ですから,やはり楽しい勝利を期待しています。

 また,10日の先発は,ドラフト5位ルーキーの谷川さんの登板が予想されているそうです。
 2軍でいい話はよく聞いているところなので,どれだけの投球が出来るのか,非常に楽しみにしています。


 先日怪我をした上本さんですが,やはり左膝の十字靱帯損傷という診断を受けたそうです。
 この傷病名を見ると,復帰は当面先なのだろうと思います。
 このところ好調が続いていただけに,ここでの怪我は本当に痛いです。
 特に,上本さんは,順調にいけばこのオフにFA権を取得する運びだったかと思いますが,怪我を考えれば残念ながら今季FA権取得まで試合数を稼ぐことは出来そうもないと思われ,FA権を行使するかどうかは別として本人としては一区切りを迎えられずに辛い思いをしているだろうと思います。

 こうしてみてみると,まず大きな怪我をしてこなかった鳥谷さんが非常に立派だったとしみじみ思います。
 そして,これだけの怪我をしてしまうと,今後の選手生命がどうなるのかという不安すら生じるものだとも思います。
 阪神の内野はベテランと若手が争う激戦区ですから,そんなところで治療でブランクを空ければ,誰かが定位置をとってしまうのではという懸念もあるでしょうし,本人としては大いに焦りもあるでしょう。
 しかし,何を考えても,今はしっかり治す以外に選択肢はないでしょうし,阪神としてはまず上本さんの復帰を待ってあげてほしいと思います。


 制球難に苦しんでいる藤浪さんですが,今日は2軍の試合に先発出場しました。
 7回を無失点と好投しまして,102球,被安打5,四球2という制球面でも安定した投球だったと思います。
 その割には,三振9と持ち味は崩さずに投球が出来たように思います。

 問題は,この制球が維持できるかということだと思います。
 何が制球難の原因なのか,制球難が生じた時にそれを抑えることが出来るのか,制球難なりにまとめあげることができるのかというのが大きな課題だと思います。
 去年から何度も言っていることですが,一つのシーズンを不意にしてでも,藤浪さんの安定した形の概形だけでも見つけ出さないと,今後同じことを繰り返すと思うので,ここは思い切って時間をかけてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:39
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