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 こんばんは。


 いろいろと問題が叫ばれている東京オリンピックですが,ボランティア確保について問題があるという記事を見たので,取り上げてみました。

 ボランティア募集期間が9月中旬から12月上旬までとされているということですが,主力と見込む学生を十分に確保できるのかという懸念が関係者に広がっているということです。
 それは,
・10日以上の活動が基本
・宿泊は自己手配,自己負担
等の条件が厳しすぎるという指摘があることに加え,2年後の募集を今年行うことから2年後の予定が見通しにくいという事情もあるということです。
 それを踏まえ,大会関係者からは,今の高校2,3年生への周知も必要ではないかとの声も聞かれたということです。

 ボランティアが集まりづらい原因があるとした場合,それは多くの人にとって考えられることは「苦労に見合うメリットが感じづらい」からだと思います。
 確かに世界規模のイベントに携われるという体験は得がたいものではあると思いますが,ボランティアに課される負担が大きすぎて,長期間無償で働くことに抵抗を感じる人が多いことは当然だろうと思います。
 しかも,このような無償で長期間働く予定を2年前から埋めよというのは,多くのボランティアを考える人を躊躇わせる要因になると思われ,気軽に応募するということがかなり難しい状況に至っているように思えます。

 おそらくオリンピック時期には世界各国から人が集まると思いますが,そうなれば各地の観光施設や飲食店等も人材不足になることでしょう。
 これらの観光施設や飲食店は,当然人材を有償で雇用するわけでしょうが,この時期は人手不足が予想されるため,賃金も高額化する可能性も否定できないと思います。
 それらの雇用と,無償で長期間拘束されるボランティアとを比較する場合,若い学生などがこういった労働に傾くことは容易に予想できることだと思います。
 そして,ボランティアをどうしてもやりたいという志が強くなければ,こういったオリンピック期の雇用とボランティアとを比較してやりがいやメリット等を考える人も出てくると思われます。

 また,大学4年生の学生にとっては就職活動の時期でもありますから,当然この時期にボランティアどころではないでしょう。
 そうすると,2年後の大会を考えて大学生に声をかけたとしても,今の段階で主な対象となるのは大学1年生にならざるを得ないと思われ,卒業済の大学3・4年生は2年後の仕事を考えれば手を挙げないでしょうし,2年生も就活で手を挙げないのだろうと思います。

 オリンピック委員会としては,早期にボランティア人材の見通しを立てて会の運営の予定を立てたいという考えがあると思います。
 ですが,それは当事者のメリットとデメリットを考慮に入れない発想が根底にあると思います。
 これを解消する手段は,ボランティアといっている人達に対してある程度の対価を支払ったり宿泊先等を用意することだろうと思うのですが,これまでの記事等を見る限り募集情報ややりがい等を周知するという方法の話ばかり出てくることを考えると,おそらくそういった発想はないのだろうと思います。
 箱物を作ることに予算が予定より大きくかかるのは許容するとしても,人の働きに対して無償を前提と考えるのは,どうもこの国の根底の人材というものに対する見方が影響しているように思えてなりません。
 こういう考えが,これまでサービス残業等を当然のものとして許容してきたのだろうと思われ,それをこのような場でも改めないのかと思ったりもしました。
 実際にどれだけの人が集まるのかはわかりませんが,つたない私の想像を裏切る結末となるのか,見てみたいと思います。


 阪神は,広島さんと3連戦でしたが,まさか勝ち越すとは思っていませんでした。
 勝ち越しが出来た要因としては,先発投手がしっかりと試合を作り,広島さんの中継ぎ投手を攻略したということなのではないかと思います。
 今年のセリーグで圧倒的な強さを誇る広島さんですが,隙を突くとすれば,いまいち安定しない中継ぎ投手陣だと思います。
 それはこの3連戦でまさにそのように露呈してきたように思われます。
 これまでもそういった面は見られていましたが,シーズン後半に入ってきた昨今でよりその傾向が見られるようになった気がします。
 そうなると,広島さんを攻略する糸口としては,とにかく先発投手が試合を作ることが極めて重要であり,あれだけ強力な広島打線をいかにして仕事をさせないようにするかがまさに勝負の分かれ目というべきなのでしょう。

 今日は,抑えで登場したドリスさんが,會澤さんに頭部死球を当ててしまって一球で退場となるという大波乱がありました。
 このところ,ドリスさんは多少安定してきたかと思っていたのですが,やはりドリスさんは僅差での抑えとしては危ういと改めて思いました。
 という話よりも,會澤さんには本当に申し訳なく思っています。
 會澤さんは広島さんのチームの要ですし,この選手が機能できなくなると一気に広島さんががたついてしまう可能性もありますから,そのような選手の頭部死球は猛省すべきことだと思います。

 ドリスさんの代わりに登場した能見さんですが,しっかりと抑えの仕事を果たしてくれました。
 今季の能見さんは,途中から中継ぎとして頑張ってくれていますが,これが本当にありがたいくらいの活躍をしてくれています。
 突然の登板にもかかわらずこれだけの仕事をしてくれたのは本当にありがたいと思いますし,今日の活躍ぶりを見ていると,今後の抑え投手は能見さんでいいのではないかと心から思っています。
 また,ドリスさんについては,もう少し調子と起用方法について検討してもらえないかと思うばかりです。

 明日からはヤクルトさんとの試合ですが,先発は秋山さんですから安定した投球を見せてくれると思っています。
 このところ秋山さんはいまいちな投球をすることが多いですが,シーズン終盤に近いところでそろそろ本来の能力を見せてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:40
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