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 こんばんは。


 今日のロッテさんとオリックスさんの試合では、前回も8回まで完全の好投をした佐々木さんが登板する試合で、大変注目を浴びていました。
 今日も佐々木さんは完全を達成できるのかと期待されていましたが、今日は完全達成はできませんでした。
 しかし、佐々木さんはこれが続けばプレッシャーが大変だったでしょうし、守備につくチームメイトも尋常ではない緊張感に包まれていたでしょうから、ある意味この記録が今日の早い段階で達成されなかったことは佐々木さんやロッテさんのチームメイト達にとって楽になれたのではと思いました。
 大記録は期待したいですが、それはまた今度ということで楽しみにしたいと思います。

 佐々木さんの今日の投球ですが、5回90球2失点5四死球ということで、勝利投手になりました。
 もちろんこの投球はよかったと思うものの、前々回の試合と比べると調子はあまりよくなかったのかもしれません。
 ですが、佐々木さんの四死球に影響を及ぼしたのは、ストライクゾーンだったのではないかと思いました。
 具体的には、白井球審のストライクゾーンは狭いように思われ、特に外角の球はきわどいというほどでなくてもボールとされていたように思えました。
 それがあったがために、佐々木さんとしても組み立てるに当たっては外角よりも内角を意識せざるを得ず、それが死球にもつながってしまったように見えました。

 そして、そんな中で発生したのが、タイトルで挙げた、2回に白井球審が佐々木さんに詰め寄ったシーンです。
 佐々木さんが外角のストライクゾーンに入ると思った球について、白井球審はボールと判定しました。これに対して、佐々木さんがややリアクションを見せ、2歩くらいホームベースに歩く仕草を見せて止まったところ、白井球審は佐々木さんに詰め寄っていきました。
 ここで、キャッチャーの松井さんが間に入って白井球審を遮って試合が再開されたという場面でした。
 試合終了後、白井球審は、特にコメントをしていません。

 個人的には、この場面は白井球審について思うところがあります。

 まず、白井球審が佐々木さんに対して思うところがあったのはその通りでしょう。
 佐々木さんは、白井球審の判断に対して不服と思われるリアクションを見せ、2歩くらいホームベースに近づき、そこで止めましたが、このホームベースに近づいた動作を「喧嘩を売りに来た」と解釈する余地はあったのかもしれません。
 ただ、見ている限り、佐々木さんにはその動作以外に暴言等は見受けられませんでしたので、佐々木さんの動作が紳士的ではなかったかもしれないものの、ルール違反とまではいえるものではないと思いました。

 次に、今回の問題の根源は、ストライクゾーンの評価です。
 私から見ていてストライクゾーンは狭く、この外角の球でストライクとならなければ投手は勝負のしようもないですし、打者側もどこまで手を出してよいのか戸惑うのではと思います。
 ストライクゾーンの定義自体が曖昧だというところから、審判の裁量の余地も考えるべきであろうとも思うものの、それでも一般的にこのゾーンが適用されるというものがあれば、ブレがあるとしても大方その範囲内であるべきでしょう。
 ストライクゾーンの評価の問題は両チームの投手に対して同じくなされていたことから、白井球審がどちらかのチームに不利に働くように動いていたということはなかったと思います。
 ただ、この試合の7回の打者である宗さんが、白井球審が死球と評価したプレーについて、自ら当たっていないと申告して判定が覆ったことがありました。こうした点を見ても、白井球審のジャッジの信頼性の問題はあろうかと思いました。

 第3に、白井球審のこの詰め寄りによって、試合は若干ながら中断することとなりました。
 審判の役割は、公平な審判行為を行うほか、滞りなく試合を進行することもあるかと思います。
 この点において、試合を一時的にでも中断したのであれば、観客に対して中断理由を説明しなければならないと思いますが、残念ながら説明はなされませんでした。
 そのため、審判が自ら説明なく試合が中断したことについては、審判として問題ではないかと思わざるを得ません。

 以上から見れば、やはり今日の白井球審の行為は問題であったと思います。
 プロ野球は興行である以上、少なくとも今後今回の審判の行いについては説明が必要ではないかと思います。
 また、ストライクゾーンは個性という面もあるかもしれませんが、素人目にも今日のものは個性の域を超えているように思われ、その点についても説明や対処が必要ではないかと思います。もしもそれらがなされないのであれば、以前から話題に上がっているAI審判の導入の議論がより大きくならざるを得なくなるのではと思いました。


 今日の阪神ですが、ヤクルトさんに対して11対3で大勝しました。
 金曜日にも勝ちましたので、今季初のビジターでの勝ち越しを決めたということになります。

 今日は、佐藤さんのホームランから始まり、中野さん、小幡さんもホームランで得点を重ねてくれました。
 2桁得点は今季初ということで、やはり一発が出ると随分楽になると改めて思いました。
 甲子園はホームランの出にくい球場ですが、その点神宮や横浜スタジアムはいいとしみじみ思います。中野さんや小幡さんでもホームランが出るところを見ると、甲子園もラッキーゾーンが復活したら変わったりするのかと思ったりもしました。

 投げる方は、ガンケルさんが5回3安打2失点と頑張りました。
 その後は継投に入りましたが、岩貞さん以外はよくやってくれたと思います。
 岩貞さんについては、おそらく今後きちんと調整してくると思いますので、あまり心配はしていません。

 今日の勝利を見ていて、こうして投打がかみ合うと勝てるのだと思いました。
 これまでを振り返ると、投打のかみ合わせがよくないことが多く、かみ合わせがほどほどにあえば戦力がそこまで大きく劣っているというほどでもないと思いました。
 かみ合わせをうまくさせる方法は何ともいえませんが、ここまで悪いとなればその原因、対策もある程度可能かと思いますので、その辺りを工夫して少しでも良い試合を見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:53
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