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 こんばんは。

 今日日本中が注目している光市母子殺害事件の最高裁判決が下され,元少年の死刑が確定することになりました。
 この裁判の証拠・供述の内容については報道等でしか知り得ないため,果たしてその内容が妥当であったか否かはここで論じるつもりはありませんが,被害者遺族である本村さんには本当にお疲れ様といいたい気持ちです。
 周囲がこの件について色々と騒ぎ立てる中,この方は自分の主張を殆ど変えることなく,13年もの長きにわたってその立場を貫き続けた精神力は想像を絶するものがあったと思います。
 この判決は一区切りにしかならないのでしょうが,せめてその精神的疲労を少しでもいやしていただきたいと思います。

 私が今回の件で少々気にしているのは,これだけ世論の関心の高い事件ですから,これを時の政権が利用するのではないかということです。
 以前麻原氏の死刑執行に関して述べたことがありましたが,このような国民から「悪」と見なされている人物の死刑を早期に執行することによって支持率を上げようという算段が組まれるのではないかということを危惧しています。
 刑事訴訟法では死刑は判決確定から6ヶ月以内に執行と決められているわけですから,これをその通り行うのは制度から見ればその通りだと思います。しかし,他の死刑確定者と不平等な扱いをした際には,単に制度を遵守した以上の意味があるのではないかと思ってしまいます。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:48

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