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 こんばんは。

 最近安倍自民党新総裁が昼食に3500円のカツカレーを食べたということで,庶民感覚を欠くというような話題が色々なところで盛り上がっているように思います。
 なんだかこのニュースを見ていると,市民の鬱憤をとりあえずぶつけてみたというようにしか見えなくなり,一応その点について述べてみたいと思います。

 まず,政治家の方々においては市民感覚というものは持って頂きたいとは思います。それは,市民の代表として政治を行う以上,やはり市民の目線というものを理解していないのであれば,代表者たり得るのかというように思えるからです。
 ですが,市民感覚のみしかお持ちでない方もまた政治家には向いていないと思います。それは,政治は一般市民のみを向いて行うものではなく,大局的な判断が要求される場面では市民感覚のみで適切な判断ができるかは疑問だからです。
 ですから,多くのものを求めるのはなかなか酷な話とは思いますが,結局政治家は一つのものだけ持っているのでは足りず,色々な視点を持っていてもらいたいと思うのです。
 そして,問題は色々な感覚を持たれた上でそのバランスがとれているのかということが最も大事なように思えます。

 そこで,今回のカツカレー騒動について考えてみたいと思います。

 確かに一般的な昼食からすれば3500円は高い部類だと思います。それは,一般のサラリーマンが毎日の昼食で食べる金額とはまた違うものだというように思います。
 しかし,高額に過ぎるかといえばそこまでではないとも思います。

 また,日本の看板を背負って立つ方が安すぎる昼食というのは,看板の質という意味からあまりよろしくはないという気もします。

 さらに,そのカツカレーを食べていた場面はどうだったのでしょうか。
 どうも選挙直前に景気づけに食べたというような経緯のようです。
 一般的に縁起の問題で,勝負事の前にはカツを食べるという風習があるように思いますが,そのカツも勝負事の前ですからそれなりにいいものを食べたというのは一般的な感覚からしても理解できるのではないかと思います。
 かつ,多分その昼食は総裁選の壮行会的な形で行われたのではないかと思います。そうすると,その席には他の政治家の方も同席していてもおかしくない場面な気がしますが,もしそうだとすれば政治家が集団で壮行会的な昼食をとるのに安すぎる昼食を食べるという状況は少々厳しいものがあるのではとも思えます。

 むしろ,お金のある人はそれなりに使ってもらった方が経済が良くなるのではないかというようにも思います。

 と,色々考えてみると,政治家として持っていてほしいバランスを崩すような市民感覚のずれを感じるようには思えないので,どうも私は今回のカツカレー騒動を責める気にはなれません。
 私は自民党を支持するとかそのようなことを語るつもりはありませんが,少なくともこの件をもって安倍自民党を支持できないということはないかなと思いました。

 城島さんの引退試合ですが,二軍でひっそりと終わったものの,最後はタイムリーヒットでしめるということでよかったと思います。
 あれだけの大選手が2軍戦で終わりを迎えるのは,これまで応援していたファンとしても耐え難いことではあります。
 ですが,最後は胴上げが行われたようで,その点阪神のメンバーは私に代わっても城島さんに感謝の気持ちを伝えてくれたと見受けられ,私も胸にこみ上げるものがありました。
 そして,その音頭を取ったのが藤川球児さんということでしたが,彼はそういう場面でいい仕事をするなと改めて思いました。それだけに阪神から去るのが濃厚なのが淋しいと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 20:03

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