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 こんばんは。

 今日のニュースで,福島県で除染作業員がゴミ箱内で焼死していたという何とも奇妙な事件があったので取り上げてみました。

 この事件は,今月8日,福島県白河市のショッピングモール敷地内の炎上したゴミ箱から男性の焼死体が発見されたというものです。
 亡くなった方は,今日身元が特定され,7月から郡山市で除染作業をし,ゴミ箱が炎上した数日前も勤務していたということでした。

 この奇妙な事件について,警察は,遺体に外傷がないことから事件性はないとしているそうです。
 報道によると,捜査関係者の話として,ゴミ箱には細断された紙くずが大量に入っており,近くにタバコの吸い殻があったということで,亡くなった方が暖をとるためにゴミ箱に入り,タバコの火が燃え移った可能性があると話しているそうです。
 また,男性はゴミ置き場の中で仰向けの状態で見つかっていて,かつ油が燃えた跡があり,さらにゴミ箱には外側から留め金がかけられていたということでした。

 私は,この事件の証拠関係の詳細を知っているわけではありませんが,この報道を見る限りでは事件性を感じずにはいられませんでした。

 まず,捜査関係者のいう,暖をとるためにゴミ箱に入ったということが信じられません。
 確かに最近の冷え込みは数週間前に比べて大変厳しいものとなりましたが,それでも暖をとろうとする人がとりあえずゴミ箱に入ろうというように考えるとは常識ではあり得ないように思います。
 どのように考えてその結論に至ったのかは分かりませんが,普通に考えて不合理であると思います。

 次に,ゴミ箱に留め金がかけられていたということですが,男性がゴミ箱に入った後に自分で留め金をかけることは考えられず,第三者の存在が伺われるように思います。

 第3に,油が燃えた跡とゴミ箱内にあった大量の紙くずですが,これは男性に火を付けようとして助燃剤として油を入れ,さらに火の勢いを強くするべく媒介物として紙くずを入れたように思います。
 特に,紙は細断されて大量にあったということですから,通常の大きな一枚の紙よりも火が燃えやすいようにしていたように思われます。数枚の紙を破ってゴミ箱に捨てることはあるとは思いますが,細断された大量の紙くずをわざわざショッピングモールのゴミ箱に捨てに来るのは不自然に思いますし,その点でも奇妙に感じます。
 また,油の質によっては,通常ゴミとして投棄されるものか,それともそうでないものかによって,他人の悪意によって油が使われたのか否かが判別できるのではというように思います。
 タバコの火が燃え移ったということでも一応の説明ができなくもないですが,それよりは以上の油と紙くずによる助燃効果を狙ったと考える方が合理的なように思います。

 と,報道で出ているものだけでも相当不自然な何かを感じますが,捜査機関が事件性を否定したというのは何か別の証拠があったのでしょうか。
 証拠関係を一般的に開示することは,捜査の秘密や治安の問題を考えた時にはしない方が賢明だと思われ,その点が明らかにならないことはむしろ正しいと思います。
 しかし,このような奇妙な事件において,上記の程度まで報道で情報が出てしまっているのですから,警察の信頼を維持するためにも余計なことは言わない,いってしまったのであればそれを打ち消す材料を提供するということは少なくともやってもらいたいと思います。
 正直,上記の報道内容を見ているだけでは,警察は本当に仕事をしているのかと疑いたくなってしまいますし,その点はお願いしたいところです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04

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