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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,以前から何度も物議を醸している新国立競技場に関する話があったので,取り上げてみました。

 今日出ていた話は,自民党のオリンピック・パラリンピック東京大会実施本部などが開いた合同委員会で,新国立競技場の観客席の椅子を木製にするように政府に改めて申し入れたということでした。
 内閣官房の整備計画再検討推進室は,コスト面などで課題が多いと説明した上で,再検討する方針を示したそうです。
 推進室によると,6万8000席で20億円程度を見込むプラスチック製の椅子を木製にすると,費用が2〜3倍に膨らむ見通しで,調達に30ヶ月以上かかる可能性があるそうです。
 維持管理費も,完成後50年間で数百億円の増加が見込まれるということです。
 出席議員によれば,各地の木材が使われれば全国で開催気運が高まり,林業の活性化にもつながるという期待があるそうです。
 また,競技場の魅力が増すという指摘もあったそうです。
 橋本聖子大会実施本部長は,日本の匠の技を未来永劫繋いでいくためにも,木の椅子は私たちに与えられた使命であると述べたそうです。

 スタジアムの木の椅子というのを聞くと,イメージとしては大学の講義堂の椅子に近いものでしょうか。
 プラスチック製の椅子が無機質だというのはそうかもしれませんし,すべて木の椅子となれば初見では「おおっ」と思うこともあるでしょうが,講義堂と同じ光景だと思うと見慣れれば別に何も思わなくなりそうな気がします。

 そもそも新国立競技場については,元々の案でかかる費用などを考慮した時,相当物議を醸し,改めて考え直そうというようになったという経緯だったと思います。
 そこで,費用がこれだけかかる案が改めて出てきたというのは,正直言って実施本部の構成員の方々の考えが理解しかねます。
 木製となれば,プラスチックに比べて導入コストだけでなくメンテナンスのコストも相当かかりますし,メンテナンスの手間や耐久性の問題もあるでしょう。
 競技場の屋根は一部ということだったと思いますが,そうなるとある程度は風雨にさらされることにもなるのでしょうし,ますます耐久性に問題が生じることになると思われ,にもかかわらず耐久性に劣る木製を入れる意味は分かりません。

 林業の活性化もなくはないでしょうが,それだけの木材が日本国内で調達できるのでしょうか。
 もしも結局輸入に頼るとすれば,その目論見も外れることとなりますが,その辺りの計算と,外れた場合の責任をとる人は決まっているのでしょうか。

 椅子を木製にするかどうかよりも,聖火台の位置は決まったのでしょうか。
 海外からの客は,木製の椅子よりも聖火台の方がきちんとできていてほしいと思うでしょうし,優先順位もずれているように思います。

 そうして考えていくと,今回の案はなぜ今出てきたのか,以前の話がつぶれてしまった反省はあるのか,またどこかからお金が出ていて特定業種を優先しようとしているのではないか等々,思わずそんな目で見てしまいます。
 そして,こういうことを述べる人達がいるところを見てしまうと,先日のオリンピック誘致裏金問題が海外で大きくなって,いっそオリンピックが別の地で開催になってくれた方がすっきりするのではと思ったりもします。
 日本で開催できなくなってしまったら,不動産業や土建業等の実体経済に大きな影響を来すことになると思われ,簡単な話ではないということは分かっているのですが,それでもこういう意見を言い出す人達を見ると上記のように考えてしまいます。


 今日の阪神は,藤浪さんに勝たせてもらいました。

 藤浪さんは,以前から自滅しなければ勝てると言い続けていたものの,このところずっと制球難に悩み続け,よくない投球が多かったです。
 その点,今日は1安打0四球完封という完全試合に近い展開での勝利ということで,非常にうれしく思います。
 球数も,100球ちょうどと,出来の良さをここからも判断することができます。

 今日の藤浪さんは,これまでとスタイルが変わったというべきか,制球を重視し,内野ゴロを中心に打たせてとる投球スタイルでしたが,これがもしかしたら彼の真価を発揮するものなのかもしれません。
 最近制球難で崩れるところを見ていると,ちょっと球威を落としても制球を中心にした方が数字をのばせるのかなとも思いました。
 ただ,勝ち方はそれでいいものの,やはりそれでは彼の持ち味をのばせないので,できればシーズンオフにはもう少し制球を磨いてもらいたいものです。

 ただ,昨日今日の楽天さんの打撃陣を見ていると,比較的早打ち過ぎて,それに投手が助けられているということは否めません。
 一部情報では,梨田監督が早打ち指令を出していたというようにも聞いていますが,それでも早打ちにずいぶん救われたと思います。
 特に,昨日の藤川さんですが,球を見極めれば負けていたかもしれないと思うと,早打ちが阪神を勝たせてくれた要因であることは否定しません。
 追い込まれて三振をすることを嫌って戦略的に早打ちにしたのだろうと思いますが,もう少し待つようにした方がよいのではないかと思いました。
 もう阪神と当分当たらないので,敢えてそのようにここでいいました。

 打つ方ですが,先制,中押しと理想的に点を入れていってくれましたが,個人的にはもう少し点を入れられただろうと思っています。
 チャンスがあってもタイムリーを打てないという場面がそれなりに見受けられ,そこはもう少し決定力があってほしいと思います。
 特に,鳥谷さんのホームラン以外の点はいずれも内野ゴロの間に入ったものですし,もう少し打ててくれてもと思うものです。

 原口さんは,第1打席を見ている限り,最近は少しペースが落ちてくるかと思っていましたが,なんだかんだよく打ちます。
 彼は本当に打撃の軸ですが,だからこそ怪我をさせないように使ってもらいたいものです。

 鳥谷さんは,この数試合はほどほどに打つようになりました。
 特に今日はホームランを打ちましたし,徐々に上がってきているのではと期待しています。
 守備力は往年の程に及ばないにしても,打撃で活躍してくれるととりあえずスタメンで出ていても問題ないかと思えます。

 西岡さんは,一軍に上がってきて早速DHに入りました。
 本当は守備の負担を減らしたい選手をDHに使いたいところですが,西岡さんを入れることで打線を強化したいというのは理解できます。
 西岡さんは右肘に問題があるため,守備があまり期待できませんが,打つ方が期待できるため,DHはちょうど彼に適した役割であろうと思います。
 とりあえず今日は打ちましたし,明日以降も様子を見ていってよいと思います。

 明日は甲子園で西武さんを迎え撃ちますが,阪神先発は今もっともよい投手である岩貞さんなので,強く勝利が期待できると思います。
 苦手といわれていた交流戦,今のところ勝ち越せていますが,ここで一気に勝利数を伸ばしていければと思っています。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20

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