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 こんばんは。


 先日から話題になっていた大学入学共通テストの試験問題流出事件について、本日受験生が出頭したということでしたので、取り上げてみました。

 この事件は、大学入学共通テストの世界史Bの問題用紙の画像が試験中に試験会場外に流出したというものです。
 この事件については、警察が偽計業務妨害罪として捜査を進めていたところ、本日ある受験生が警察に出頭したということでした。
 警察には、本人から電話があった後に出頭したということです。
 方法としてはスマホを上着の袖に隠して撮影したということで、1人でやったと述べているということです。
 この受験生は、大学に通いながら大学を受験するといういわゆる仮面浪人ということで、成績が上がらずに魔が差してしまったと説明しているということです。

 この手のネット犯罪については、やり方が巧妙な場合には追っていくことがなかなか難しいとは思いますが、単純に自分の携帯電話からサイトにアクセスしてという過程をたどる場合には捜査機関がプロバイダに問い合わせをしたりすることによって比較的容易に追跡できてしまう類いの事件であると思います。
 そのため、本人はそういった点も考えたりして出頭という選択をしたのかもしれません。
 自首については刑事罰に関わる話ですから、今回は少年事件ということなので、その要件が厳密に検討されないかもしれません。ですが、自ら出頭するという行い自体が反省しているということになりますし、捜査機関が犯人を特定する前に出頭することは捜査機関の手間を省き迷惑を少なくするというものですから、その後の手続や処分を考えても有意な選択肢だったと思われます。

 個人的には、この行為がどのように実行されたのかを特定することが極めて重要だと思います。
 手口については、一部出てきておりますが、袖に隠した携帯電話で撮影をすることはできたとしても文字を打ち込んだり送信操作をしたり、相手から受信したメッセージを閲覧したりすることは別の危険を冒す行為ですので、どのように実行したのかは今後の試験監督等において極めて大きな問題だろうと思われます。
 また、本人は1人の行為によるものと説明していますが、送信メッセージを試験現場で打ち込んだりできるものなのか等疑問は残るもので、それらがある程度解明されないとまだこの点について鵜呑みにできないかもしれません。

 本人は今後捜査手続が行われた後に少年手続において処分が検討されることになると思いますが、それとは別におそらくすべての受験を取りやめることにするのでしょう。
 自ら出頭したということで今後も逮捕されないかもしれませんが、そうすると一応受験に行くこと自体はできるかもしれません。ですが、このような事態になってから改めて受験に行くかといえばおそらく難しいでしょうし、今年の受験は断念ということになるのでしょうか。
 また、所属している大学も、何らかの処分を下す可能性があり、場合によっては退学もあり得るのでしょうか。
 本人としては、仮面浪人として昨年をつらい思いで過ごされてきたかもしれませんが、その結末を自分の手で台無しにしてしまい、そればかりか自身の今の地位すら失う可能性があるわけですから、やはり割に合わないことをしたという表現が正しいと思います。
 受験生としてはこういうことを考えたくなる気持ちは理解できなくはないですが、カンニングが発覚したときのリスクが大きすぎて、大半の人がそのラインを踏み越えずに止まります。今回の件は大々的に報道もされてしまいましたし、このような言い方はよくないとは思いますが、多くの受験生にとって教訓となった出来事だったかと思います。

 ただ、気になるのは、今回の件は質問を受けた側の通報で発覚したものの、これが成功した事例があったのかどうかです。
 通報がなければ成功していたわけですから、今回はたまたま発覚したもののカンニング成功事例があったかもしれないと思うところではあります。
 今回とは別の手口によるカンニングも今のネット社会や端末の小型化を考えれば不可能ではないと思われ、こうなるとカンニングの抜本的対策方法は電波遮断等の力業ということになるのでしょうか。
 この点については来年以降検討されることになると思われます。


 今日の記事を見ていたら、阪神藤浪さんの投球について、軸足の修正に手応えがあるようだというものがありました。
 球も安定してバランスよく投げられているということで、菅野さんとの自主トレの成果が影響しているのかもしれません。

 ただ、藤浪さんの投球については毎年誰か著名な方がいろいろな対策に取り組んでくれているものの、なかなか奏功してきていなかったことから、これ一つで効果が出ると思うのは禁物だと思いました。
 もしも菅野さんとの自主トレだけで効果が出るなら、藤浪さんがこれまでつらい思いを繰り返してきたこととのバランスが取れないと思いますし、そんな容易な話ではないと思うのです。
 ただ、藤浪さんは、崩れなければ誰も手を付けられないクラスの投球ができる選手ですから、今年こそその力を見せてほしいと心から願うばかりです。
 もしも藤浪さんが先発ローテーションに入ってくれたら、これ以上の補強はないわけですから、今年こそと強く期待はしています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:29

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