Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 先週金曜日からプロ野球が開幕しました。
 阪神は2勝1敗ということでまずまずの滑り出しをできましたが、今日は阪神の話よりも前にソフトバンクさんについて触れておきたいと思います。

 ソフトバンクさんといえば、巨大な戦力を誇る球団であり、選手の質だけでいうのであれば12球団一だと思っています。
 そんなソフトバンクさんが、まさか開幕のホーム3連戦で3連敗していまいました。

 本拠地での開幕3連敗は球団史上初ということであり、それほど珍しく、かつあり得ない事態だったということでしょう。
 特に目を引くのは、3試合で合計20失点という失点数です。そのせいで、チーム防御率が6.43と極めて酷いことになっています。
 この要因としては、継投策がハマっていないということもありますが、私としては正捕手甲斐さんが抜けた穴が原因のように思えます。

 甲斐さんは、ソフトバンクさんで長らく正捕手を務めていましたが、昨オフにFAで読売に移籍しました。
 その甲斐さんは、読売において、投打で大活躍をしている一方、ソフトバンクさんの捕手を務める海野さんは不遜な言い方で恐縮ですが、残念ながらまだ足りていないという印象でした。
 よく捕手のリード力の話が出ますが、これについては私はわかりかねます。
 ですが、私から見て、投手が落ちる球を使いづらいと思って投げている印象が見えました。落ちる球を後逸せずに受け止めてくれるという信頼感のようなものがやや薄いのかも知れませんが、そのために打者側に立ってみると配球をそれなりに読んだり山を張りやすくなったりするように思われ、それがこのところの結果に出てしまっているように思いました。
 また、甲斐さんは、正捕手としてチームの支柱の役割を果たしてきたと思いますが、それが抜けてしまったのは想像以上に問題なのかも知れないとも思いました。

 野球は守備のほかに攻撃もあるのですから、海野さんの問題だけで負けたとは思えません。
 ですが、正捕手問題は存外大きなものと思われ、海野さんが正捕手として信頼を勝ち得て定着するまではなかなか大変な波を越えなければならないかも知れません。
 ソフトバンクさんの巨大戦力をもってすれば、ある程度はハンデとして受け入れられるレベルなのかも知れませんが、それでもやはり海野さんの成長を待つ必要があるというのはなかなか大きな問題のように思えました。

 また、正捕手の穴という問題は他球団も人ごとではありません。
 阪神は、現在坂本さんと梅野さんの2枚体制で回していますが、2人とも同じような世代なので、次の世代の育成をしておかないと一気に戦力ダウンということになりかねません。
 他のポジションでも同じことはいえますが、特に捕手は影響力が大きそうだと、ソフトバンクさんを見て思いました。


 そんな阪神ですが、今日は敗戦してしまったものの、今のところ2勝1敗で開幕カード勝ち越しで終えられました。
 個人的には、投手陣は悪くはないという印象ですが、打撃陣はよい人と悪い人が出ているというように思います。
 佐藤さんは1安打7三振、中野さんは無安打ということで、両名ともオープン戦ではそれなりによい打撃ができていたのに、やはり打撃は水物とはよくいったものと思いました。
 その分、昨日は森下さんが、悪い流れを断ちきる逆転ホームランを打ってくれまして、こういう停滞した流れでも活躍できる選手は大変貴重だと思っています。
 森下さんは、昨季も、停滞した流れの中で活躍したということが多く、こういう選手が最終的にチームの柱となっていってくれるのだろうと思いました。

 昨日は工藤さんが登板しましたが、制球難で降板することとなりました。
 あれだけ力のある球を投げられるだけに、制球が定まらなくなるのは残念ではありますが、逆に言えば請求がある程度安定すれば十分に活躍の見込みがあると思います。
 工藤さんを見ていると、素材としては素晴らしいと改めて思いましたから、ある程度制球を中心に調整をすることで今季中に十分通用するようになると思いますので、急がせすぎずに大事に育成してもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。
阪神タイガースランキング
阪神タイガースランキング
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
PAGE TOP