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 こんばんは。


 今夜は関東にも台風が接近しておりますが,今のところ地元ではさほどの雨風もなく,おそらく真夜中に通り過ぎるのみなのだろうと思います。
 ただ,異様に湿気が高く,台風は確かに近づいているのだということはわかります。
 明日は台風一過でものすごく気温が上がるそうで,10月から衣替えとして冬服を出そうと思っていたものの,今週いっぱいは夏服のまま様子を見ることにしようと思います。

 さて,今日は台風が接近してきていたため,阪神はドームでの試合であったにもかかわらず試合中止としました。
 観客の安全を守るためにはある意味なすべき対応であると思いますが,一方でまた中止になってしまって本当にダブルヘッダー待ったなしの状況になりつつあるのではと危惧しています。

 そんな阪神ですが,昨日は藤浪さんが849日ぶりの完封勝利を挙げて勝ちました。
 9回を5安打7奪三振2四球ということで,これが求めていた投球だったと改めて思います。
 この試合は打線も4打点と援護してくれましたが,藤浪さん自身もヒットを打ちましたし,全体的な流れが阪神側に傾いた試合だったように思います。

 これを見ていて,藤浪さんは復活したと考えていいのかという疑問が湧いてきます。

 まず,この数年の藤浪さんの不調を思い返せば,投球自体は素晴らしかったものの,突如崩れて打ち込まれるという場面が多かったように思います。
 その崩れるタイミングは,5回6回などの中盤が多かったようなイメージがありますが,1回から崩れる場合もあり,岩田さんのように中盤の回に崩れる法則性のようなものはないように思います。
 何が崩れる原因なのかですが,イップスともいわれていますし,インステップを矯正したために崩れたフォームともいわれていますし,はたまた技術の問題ともいわれています。
 結局その原因はわからず,なぜか崩れてしまって打ち込まれる,ただし崩れるまではまさに次世代エースともいうべき投球をするという,非常に扱いに困る状態でした。

 このような状態は二軍でもしばしば見られましたが,二軍で調整していた際には,さすがに藤浪さんの敵になるような二軍選手は多くはなかったため,不調のはずの藤浪さんが大活躍してしまうのです。
 それで一軍にあげてみても,やはり従前の問題は残ったままであるため,案の定調子を崩して二軍に戻るということを何度も繰り返してしまっていました。

 そして,昨日の投球を振り返るわけですが,昔の次世代エースが帰ってきたかのような投球だったと思います。
 個人的には,その投球のうち,9回に四球を出した後に崩れるかどうかがもっとも気になっていましたが,その点はクリアしていたことが非常に大きかったと思います。
 また,球数も134球ですから,制球もあまり崩れませんでしたし,それで9回も150キロ出るあの球を投げられたら,まさに藤浪さんは日本のエースになりうる逸材だと思わされます。
 球速はやや抑え気味とはいえ,それでも球は良かったですし,何よりカットボールのキレが素晴らしかったですから,これならばいけると思わされました。

 ただ,これをもって復活と考えていいのか,ちょっと検討してみたいと思います。

 まず,このところの3試合ですが,いずれも藤浪さんは勝利しています。
 16日の横浜さん,22日の広島さんの試合ですが,いずれも5回93球,6回124球と,先発として最低限のイニングまでを投げつつも球数の多さから見て制球が安定していないことがわかります。
 前2試合は,いずれもホームランを打たれており,4失点ずつということで,勝利投手にはなったものの,いつもの阪神打線であれば負けていたという試合だったと思います。
 そう考えると,3連勝という見た目こそいいものの,ここだけみればまだ復活というには早いように思えます。

 次に,藤浪さんは投手にもかかわらず打撃がいい選手ですが,勝っていたここ3試合では,9打席で4安打,2二塁打,1本塁打,5打点と,こんな野手がいたらいいなと思うくらいの素晴らしすぎる成績を誇っています。
 打撃の調子が良いと投球もよいとは必ずしもいえませんが,打撃の調子の良さを見ている限り,今の藤浪さんの調子は決して悪いわけではないのだとわかります。

 藤浪さんが一軍に復活してから投球がちょっと変わったように見えますが,特に昨日の投球で変わったと思ったのは,ある程度脱力した投球を維持したことでしょうか。
 驚異的なことに,脱力しても150キロ前後が出るというスペックだからこそなし得るのだろうと思うのですが,脱力して制球を重視することで崩れにくいように工夫しているように思われます。
 球がものすごく速いわけではないのですが,並の投手よりは素晴らしいですし,何より低めの制球ができていたことと,カットボールがキレていたことも考えれば,抑えめの直球が効果的だったように思えます。

 一軍に復帰してから3連勝,しかも昨日の試合は非常に内容がいいということを考えると,やはりこれで復活してくれたのではと思いたいところです。
 個人的には,このような投げ方での勝利をあと3回くらい収めてくれたら復活したのではと思いたいところです。
 この3勝のいいところは,特定の球団からだけの勝利ではなく,全てが違う球団からの勝利なので,まんべんなくいろいろな打者に対して藤浪さんが通用していると考えられることです。
 ただ,一回りする中で,当然対策を講じてくるでしょうから,そのような対策を講じられたとしても上回る力を見せてくれれば,初めて復活といえるのだと思います。

 また,この3試合に共通しているのは,接戦ではなく,いずれも打線が有意な状態を作っていて,精神的に投球が楽だということです。
 昨日の4点はまあまあ楽な精神状態のように思えますが,その前の2試合はいずれも20点,13点と,投手にしてみれば気楽に投げられる大量援護だと思います。
 これが,もしも1点でも取られたら負けてしまうかもしれないという緊張した接戦であればどうなのでしょうか。
 崩れる原因が精神的なものにあるとすれば,まだ一軍復帰後の藤浪さんは精神的な試練に直面していないかもしれず,それを見てみないと原因が精神面なのかどうかわかりません。

 加えて,この3勝はいずれもアウェーでの勝利です。
 ホーム甲子園は,ご存じの通り声援が大きすぎて,これがいい方向にも悪い方向にも作用することが考えられます。
 それだけに,甲子園で藤浪さんが活躍できるのかということも一つの目安のように思います。

 上記の通り藤浪さんが崩れる原因は正確にはわかりません。
 それだけに何がきっかけなのかもわからないのですが,もしかしたら今の藤浪さんは崩れないように必死に抑えているのかもしれません。
 それだけに,私は,あと3試合は見て,いろいろな展開の中で藤浪さんがどんな投球をするのかを見てみないと,今のところで復活と即断できないように思えます。

 今の阪神の投手事情を考えれば,これからの連戦において藤浪さんが多投する場面が多いと思います。
 CSに進出するかどうか別として,もしも今季中に藤浪さんが復活したという思えるならば,来季は明るいと思いますし,その意味ではこれからの試合が俄然楽しみになってきました。
 他球団も,CS進出のために必死になって戦ってくるでしょうし,消化試合というのは少ないように思います。それだけに,藤浪さんの真価が見られる場面も多いでしょう。
 残り試合が少ないのが寂しい限りですが,終盤についに登場した藤浪さんの本領を是非とも見てみたいものです。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:01
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 先日話題になった,サマータイム導入の件ですが,今日のニュースで,オリンピックに合わせた導入は見送られる方針というものを見たので,取り上げてみました。

 自民党において,オリンピックの暑さ対策としてサマータイム導入が検討されていましたが,本日の自民党の研究会の会合において,システムの問題や世論の反応から物理的に難しいと説明しました。
 その上で,2020年のためではなく,低炭素社会を作る一つのきっかけとして進めたいと話したそうです。

 個人的にはサマータイムにあわせて自分の生活を変えるつもりはなく,個人事業である以上は導入されたところで今の時間を貫くつもりでしたから,社会が今のままでいることはありがたいと思います。
 サマータイムが導入されたとしても私は今の生活時間を一切変えませんが,それでも社会が変わって自分だけ変わらないことで不都合が生じるならば様子を見ようとも思っていましたから,導入が見送られるならば胸を張って今の生活を継続できそうです。

 そもそも,2020年に導入するとなれば,あらゆる箇所の営業時間帯や体調面等についてどれだけ大きな影響を与えるかも問題です。
 サマータイムが導入されていた欧州でも中止の方向の議論が始まっていますし,やはり社会的にも健康的にも不健全な制度のように思えてなりません。
 サマータイム導入に際して生じる問題などを議論して万全の対策を講じる準備が出来ていたならばともかく,ポッと出てきた議論を元に2年後に導入というのは拙速というほかないと思います。

 気になるのは,2020年以後のサマータイム導入については議論を進めるような話が出ていることです。
 この議論はオリンピックの暑さ対策が大元で,もともとはこの期間限定での導入をめざすという話もあったと思うのですが,いつの間にか低炭素社会の実現という目的が出ていて,そうだったかと思ったりしました。
 議論の中で目的が変わること自体は否定すべきではないものの,サマータイムが本当に低炭素社会の実現に一役買うのかはいろいろな考え方があるように思います。
 議論が今後もなされることは悪くはないのですが,世界がサマータイムを否定する流れが出来ている中,やたら他国を気にする日本が独自に導入しようとするのは何ともらしくないと思いました。


 今日の阪神は,大山さんのランニングホームランや梅野さんのタイムリーなどで一時は勝ち越しをしたものの,結局ソトさんに一発を食らい負けてしましました。
 この勝負所で,かつ今後試合日程が詰まっている中でも昨日一昨日と十分休養を取れたにもかかわらず,ここでこういう敗戦は,もはや今年の阪神を象徴しているというべきだろうと思います。
 決して悪い試合ではなく,それなりに選手達は意地を見せてくれたと思うのですが,それでも勝てないというのが今年の阪神なのでしょう。
 何が悪いのかといっても何ともいいようがなく,とりあえず来季に切り替えるべく,今季は来季に繋ぐための野球をしていけばいいと思っています。

 この勝負所では調子のいいチームが短期決戦に進出し,そこでも勝ち残れるようにも思えるので,今の横浜さんは強いと思います。
 これまで,CS進出は読売か,それとも阪神か等といわれていましたが,今のチーム状態を見ていると横浜さんが行くべきであり,最近調子の悪い広島さんを叩ける可能性を秘めているように思います。
 シーズンでこれだけ強かった広島さんが日本シリーズに行くべきだとは思っているものの,制度としてCSがある以上はそこでの面白い試合も見てみたいものですから,そうなればやはり勝てるチャンスのあるチームが行ってほしいと思います。
 ヤクルトさんも強くはありますが,今季の広島さんとの対戦成績が悪すぎるため,CSで広島さんと当たった時に厳しい展開になることも十分予想されます。
 それだけに,今の状況等を考慮すれば横浜さんがCSに行くのがもっとも面白い野球が見られそうな気がして,秘かに応援したいと思っています。


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 先日安倍さんの総裁選勝利の一報が出ましたが,それに伴うような形で,今日のニュースではギャンブルへの規制強化に関するものがあったので,取り上げてみました。

 記事によると,菅官房長官が安倍さんの総裁連続三選を前提に携帯電話料金や漁業協同組合改革の次に踏み込もうとしている領域がギャンブル依存症対策ということです。
 具体的には,パチンコと競馬に対する規制強化というようです。
 ギャンブル依存症対策基本法では,具体策を政令にゆだねている部分が多いため,行政の判断で動かせる部分が多く,パチンコ景品交換所や場外馬券売り場の改廃に踏み込む意向を持っているそうです。

 もともとパチンコの景品交換については法律上いろいろと問題点が多くいわれていたものであり,ある意味行政のさじ加減でかなり変わってくる領域なのだろうと思います。
 また,カジノ導入に当たって,ギャンブル依存症の問題が取り上げられたところ,日本には古来よりパチンコがあるのではないかとピックアップされてやり玉に挙がる可能性は常にあったことから,想定の範囲内のこととは思います。

 一方,特にパチンコに着目すると,依存症の問題と同時に,経済効果についても非常に大きいものがあり,これに対する改革の断行はその経済効果の減少を招くことも同時に想定されなければならないでしょう。
 無論,パチンコで費やされることが考えられる金額の全てが経済効果から消失するのではなく,別の用途に費消されることも考えられるため,その20兆円ともいわれる市場が消滅すると一気に不景気になるということもないでしょう。
 また,パチンコで身持ちを崩す人が一定数いることも事実であり,そういった人達が別の健全なお金の使い方で経済を回すことも当然考えられるところだとも思います。
 ただ,経済への影響はやはり大きく懸念され,断行するにしても経過措置を考慮して段階的に導入すべきなのかもしれません。
 とはいえ,この規制断行は3選の支持率を前提とするものであれば,その指示を受けているうちに断行しないと実現が出来なくなるリスクもあるため,あまり長い期間の経過措置を講じることも難しいかもしれません。

 もともとグレーな世界と言うなれば,いつかはこういう日が来てしまうのは仕方ないかもしれませんが,一方で長い期間存在を許容してきた以上は一気に規制をかけると影響が大きすぎるとも思われます。
 最終的に規制するにしても,社会への影響の少ないように考慮されるようになるのでしょうか。


 今日は,広島さんがセリーグ制覇を遂げました。
 これについては,5月頃からわかっていたこととはいえ,本当におめでとうございますといいたいです。
 他球団が情けない体たらくを晒すなか,終盤はやや失速したとはいえ,1年を通してそれなりのパフォーマンスを保ってこれたことは野球界の人気と質を維持するために大きな貢献だったと思いますし,ありがたい存在だったとも思います。
 新井さんなど,今季を最後に引退を表明しておりますが,最後は育ててもらった球団で優勝を経験して終えられるのですから,非常に幸せな方だったと改めて思います。
 途中ではいろいろと苦労したことも多かったでしょうし,振り返れば大変なことばかりの野球人生だったと思いますが,それでもこういう経験を出来る選手はごくわずかですから,私はやはり幸せな方だったとしみじみ思います。

 一方,中日さんでは,浅尾さん,岩瀬さん,荒木さんという中日の一時代を築いた名選手達が引退を表明しました。
 浅尾さんは,素晴らしい選手にもかかわらず,怪我に泣いて,真の実力を発揮しきれぬままに球界を去ることになったと思われ,その点個人的に非常に悲しく思います。
 岩瀬さんは,もはや語る必要もない素晴らしい抑え投手であり,あの往年のスライダーはまさに魔球でした。
 荒木さんは,勝負強い打撃ももちろんのこと,高レベルの守備力には阪神ファンとしてどれだけ悩まされたかと思いますし,これがプロ野球におけるお金を観客が支払ってみるべきプレーだったと思います。
 こういった名選手達が去っていくことは悲しいことですが,新しい世代が出てくるのでしょうし,それで野球の歴史がこれまで築かれてきたのですから,そういったものと受け入れるしかないことでしょう。
 中日さんは,今季あまり成績が振るわず,引退を表明した3名も,その点では新井さんと異なり後ろ髪引かれる思いが強くあったかもしれないと思いますが,阪神同様中日さんも来季は強いチームとして登場すると思っています。

 阪神ですが,残り試合の日程が詰まっているにもかかわらず,今日は雨天中止でした。
 今後またしても台風が上陸する見込みで,関西地方に直撃する可能性が高そうですから,本当にダブルヘッダーを実施しないと予定期間内に試合が終わらないと思います。
 今季中のルール変更はできないとしても,来季以降はきちんと見直さないとホーム球場によって大きな不公平が生じるように思いました。


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2018.09.25 Tuesday
 こんばんは。


 今日の夕方のニュースは,貴乃花親方の引退届で問題で持ちきりでした。
 会見場で貴乃花親方は,協会から廃業の要請を受けたと主張し,また7月の理事会で決まった5つある一門のどこかに所属しなければならないという決定もその根拠の一つとなったということでした。

 このところ相撲協会の話題から遠ざかっておりましたが,数ヶ月前まではこれで持ちきりであったため,その悪い印象から,相撲協会が貴乃花親方に対して不当な圧力等をかけたのではないかと疑われているように思います。
 私は,その点については事実関係がわからないので何とも言い難いですが,どうやら7月の理事会で5つの一門のどこかに所属しなければならないという決定自体は事実のようで,それを前提に書いてみようと思います。

 この話題ですが,ちょっと前からネットで問題になっており,今月末に貴乃花親方が引退する可能性があるのではといわれていましたが,それが現実になったということでしょう。
 問題は,この理事会の5つの一門に所属しなければならないという決定がよいものかどうかですが,法的には非常に問題のあるもののように思われます。

 日本相撲協会は公益財団法人であり,税金も投入され,監督官庁もある,いわば公の団体です。
 公の団体である以上,思想信条の自由や公平性等について保障されるべき重要な概念となろうかと思います。

 ここで,どこかの一門に所属しなければならないという決定ですが,一門への出入りが比較的自由なものであれば,形式上加入を義務づけるに過ぎず,特に各力士や親方の業務継続において問題はないと思います。
 しかし,もしも一門ごとに伝統や思想信条があり,それらを受け入れるのでなければ加入できず,一度加入してしまえば容易に脱退も出来ず,他の一門に再加入も出来ないとなれば,事実上伝統や思想信条を強要することになると思います。
 そのようなことは思想信条の自由を押しつけることにもなりますし,相撲協会から追い出したいと思った人に対しては一門に入れないという措置を講じることで実現できてしまうことにもなり,制度として不公平であることは明らかだと思います。
 特に,一門に加入するにも条件,例えば何らかのことを認めるようにという条件を突きつけられたとすれば,やはりそれは意に沿わないことを飲ませるように,何らかの強要をすることにもなりかねないようにも思われます。

 これを私立の一団体がやっていたとすれば,その団体を離れて活動すればいいだけだと解釈する余地もあると思います。
 しかし,公益財団法人は,上記の通り公の団体であり,思想信条の強要,不公平は許されないものとなるでしょう。
 それゆえに,公益財団法人である以上,5つの一門に加入しなければならないという決定について,なぜそのような決定がなされたのか,理由をきちんと公に説明する義務があると思います。

 報道だけではよくわからない部分が多く,今回は理事会の7月の決定を前提に論じるしかなかったので,実際世間が求めているような悪者がいるのかどうかは私にはわかりません。
 ただ,公益財団法人という性質上,それに従った運営をしてほしいと思いますし,それができないのであれば行政側においてある程度の対応がなされるべきかもしれないとも思いました。
 また,少なくともこういった騒動が生じることで,再び相撲協会に対して非難の目が向けられることになるわけですが,これは7月の決定時点で予想されたものだとも思いますし,相撲協会としてどのように手を打つつもりか考えていたのだろうかと思ったりもしました。


 今日は試合のなかった阪神ですが,これから連戦が控えているので,嵐の前の静けさといったところでしょうか。

 そんな阪神について,既にオフでのFA市場に関するニュースが出ております。
 今回の目玉は丸さん,浅村さん,西さんで,メジャーの岩隈さんも時々話題に挙がっています。

 特に,浅村さんと西さんについてはよく目にしますが,打撃を考えると浅村さんは非常に魅力的であるものの,ポジション的には悩ましいです。
 現状,同じポジションに,糸原さんと北條さんがおり,両者ともそれなりに育ってきていますから,彼らをスタメンから落とすのは非常にもったいないという気もします。
 また,サードに回すにしても,サードにはのびしろの期待される大山さんもいますので,やはり非常に難しいように思います。
 阪神の野手の空きポジションはファーストと外野で,特にファーストの大砲は必要性が高いと思われます。
 そうなると,今の阪神のニーズと浅村さんは若干合わないように思われ,宝の持ち腐れになってしまう懸念もあります。
 一方,西さんは投手ですから,何人いてもありがたいですし,是非とも獲得したい選手と思います。

 問題はやはりファーストであり,ロサリオさんが残留するか,誰かを取りに行くのかということでしょうか。
 ロサリオさんも外角の球に対応できるようになれば十分活躍の芽はあると思いますが,それが来季に出来るのかは未知数でしょう。
 今の高額年俸を支払うことは球団としては難しいでしょうから,せめて1億円以下で残留してくれるならばまだ来季検討の余地はあるかと思うものの,ロサリオさん側が納得してくれないような気もします。
 よく見かけるのは,1年越しで中田翔さんを獲得する話題ですが,問題は中田さんが阪神のプレッシャーに耐えられるかでしょうか。
 中田さんがいいバッターなのは言うまでもないのですが,好不調の波がある選手なので,不調時に阪神ファンの強烈なプレッシャーがどこまで悪影響を及ぼすのかが問題でしょう。
 これがさほどでもないのであれば,是非とも獲得してほしいと思うものの,昨年はあまり成績が振るわなかったために獲得を見送ったという経緯もあり,阪神加入後にそれが顔を出してしまいはしないかと危惧もあります。
 とはいえ,ファーストを何とかしないと,阪神打線はどうしようもないですから,球団側にはよく検討してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:08
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 今日のニュースを見ていたら,イギリス財務省で,猫が一時行方不明になったというものがあったので,取り上げてみました。

 この猫は,3歳の雄猫で,財務省のマスコット的存在ということです。
 もともと野良猫だったものの,動物愛護施設に保護され,2016年に財務省に引き取られたそうです。
 庁舎内外に住み,餌や生活費は複数の職員が負担しているそうです。
 省内では,もっとも人気のある同僚と呼ばれているそうです。
 イギリスでは,官庁に多くのネズミがいるため,16世紀頃から駆除のために猫を雇う習慣が続いており,この猫もネズミ捕獲のために雇われていたということでした。
 その猫が,9月中旬から一時的に行方がわからなくなり,財務省幹部から職員達に捜索を指示するメールが送られました。
 その後,大規模な捜索が行われ,すぐに見つかったものの,どこにいたかは明らかになっていないそうです。
 猫が不在中は省全体がパニックに陥ったそうですが,無事見つかったことで省は落ち着きを取り戻したということでした。

 日本ではこういった話はあまり聞かないのですが,イギリスはこういうところも何となくしゃれている感じもします。
 ただ,猫が庁舎内外を自由に行き来できる状況は,セキュリティ面で大丈夫なのだろうかと少々心配に思ったりもします。
 かのイギリスは情報管理について相当厳格だというイメージがあるのですが,実際はどんな感じなのでしょうか。
 猫に盗聴器をしかけたら情報収集ができるとか,さすがにそんなことはないと思うのですが。

 しかし,記事の省内パニックは多少誇張しているとは思うものの,ある程度頑張って複数人が差がしたことは事実だったと思います。
 だとした場合,そこまで大事な猫の行方を,職員もそれなりにいるであろう省が厳密には管理していなかったのでしょうか。
 例えば,猫の首輪にGPSを付けるとか,そういうくらいの管理はしてもいいと思うのですが,伝統などがあるとそういったこともなかなかされないものなのでしょうか。
 それだけ省全体が気に入っていた割には,えさ代なども税金ではなく有志一同の支出というのも,伝統などが理由なのだろうかと思ったりもします。
 世の中には,一見不合理と見えるものが伝統だったりすることもあり,それはどこの国でも同じようなものなのかとも思ったりしました。

 この猫がこれだけピックアップされているということは,おそらく財務省ではこの猫以外にネズミ捕獲用の猫はいないのでしょう。
 猫一匹当たりのネズミ捕獲効率やネズミの個体数などよくわからないことも多くあるように思えますが,おそらくこの猫の存在意義はネズミ捕獲がメインではなくマスコットなのだろうと思ったりします。
 だったらもっときちんと管理をと思ったりもしますが,どうあれ猫がいると何となく和むのだろうなと想像したりしました。


 阪神は,昨日今日と読売と対戦しましたが,両試合とも何だかなという感じでした。
 特に今日の試合は,長時間の割には得るものもなく,一言で言うと時間の無駄に尽きるように思います。
 バントの質について思うところもありますが,とりあえず両チームとも弱いというのが印象的でした。
 CS進出をこの両チームを交えた4チームが争っていますが,どこもその資格があるのかと疑いたくなるくらい弱いと思います。
 かといって,今の広島さんも,中盤までの圧倒的な力はどこにいってしまったのかと残念になるくらいの不調であり,今のセリーグには強いチームがあるのかといささか思うところはあります。
 とにかく,今の阪神は弱いなとしみじみ思いました。

 また,既にニュースにもなっていますが,審判の質も低いと思いました。
 審判の質について,誤審に関しては,近年のカメラの質等の影響で明らかになることが多かっただけで,昔からそこまで質が低下したわけではないと思っていました。
 しかし,今日の誤審については,結果も謎であり,そこに行き着いた合理的な理由も説明されず,明らかに質が落ちたと実感しました。
 結果こそ負けませんでしたが,この誤審は結果を左右するレベルの相当ひどいものだったと思いますし,審判の質についてはこのオフで見直されるべきだろうと思いました。


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 先般世間で注目を浴びた,元モーニング娘。の吉澤ひとみさんの飲酒ひき逃げ逮捕ですが,今日のニュースでは,吉澤さんは,これまで自供していた缶酎ハイ3缶のほか,勝中のソーダ割りを2杯飲んだと話しているという記事があったので,取り上げてみました。

 捜査関係者によると,吉澤さんが飲んでいた缶酎ハイ3缶はアルコール度数が9%の高い濃度のものだったということです。
 よって,これらの3缶の缶酎ハイのほか,勝中のソーダ割り2杯を飲んでいたというところまで自供しているということになります。
 あとは,ほかに飲んでいないか,何時まで飲んでいたのか等が問題になるのでしょう。

 この事件については,例のドライブレコーダーの動画が世間に拡散してから一気に非難が強まったように思います。
 それまでも擁護する意見はあまり見受けられませんでしたが,あの動画がショッキングな内容であったため,吉澤さんが逮捕された当時に話をしていた内容が嘘なのではないか,通常のひき逃げ事犯よりも悪質な態様なのではないかとより大きな話題を引きおこしたように思われます。
 態様の悪質さもともあれ,この問題が尾を引く要因があるとすれば当初の供述内容が徐々に変わっていっていることが挙げられるように思います。
 例えば,事故直後は駐車スペースがなかったため一旦現場から離れた趣旨の供述は動画から完全に否定されるものでした。

 そのような供述内容の変更の一つが今回の飲酒量の問題だと思います。
 当初から報道で呼気に含まれる濃度が高く,世間では単にちょっと飲んでいたレベルを超えていると認識されていました。
 しかし,報道によって聞こえてくる本人の供述は,午前0時まで,缶酎ハイ3本のみの飲酒だったという話ばかりであり,本人が飲酒量ないし飲酒していた時間を過少申告していたのではないかと強く疑われていました。
 そして,結果としてそれが過少申告だったと認める旨の供述に変わったわけで,これがさらに世間の非難を強めるのだろうと思います。

 吉澤さんの中では,自己弁護の考えが働き,それがひき逃げであったり,事実と異なる供述であったりしたのだろうと思うのですが,それは人間としてあり得べき危機回避として受け入れられる限度とそれを超えて往生際が悪いと捉えられるレベルがあると思います。
 今の吉澤さんは,まさに往生際が悪いという印象を持たれ,非難を受けることになってしまっていて,もしもこれが事故当初から全てのことをきちんと説明していたら今頃はこの話題も取り上げられなかったのではとすら思います。
 事故当初に冷静な考えが働かずに逃走に打って出たことは,非難の対象ではあるものの人間の情として一応理解はしますが,その後の往生際の悪さは冷静な判断の下になしたのか,未だに冷静に計算ができているのだろうかと思うところもあります。

 私のような仕事をしていると,人の本性の一つは危機的状況に直面した時に見受けられるというように感じることもありますが,今回の件はそのような一事例なのかもしれないと思います。
 それゆえに他人事とのみ捉えることは誤った評価なのかもしれませんが,吉澤さんは今を何とかやり過ごすために将来を徐々に削っていってしまっているように思われ,それが残念でもあります。


 阪神についてですが,毎度試合があるたびに触れるものの,今日の阪神について特に何か述べるべきこともありません。
 今日の敗戦で完全に優勝がなくなったそうですが,そんなことは5月頃からこうなるだろうと見えていたため,特に何も感じません。
 ただ,来季はこんな風にならないようにチームが大きく変わってもらいたいとそれだけを思っています。
 明日以降も野球を楽しませてもらいたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,中国の航空会社で,勤務中のCAが機内でプロポーズに応じたことが原因で解雇されたというものがあったので,取り上げてみました。

 今年5月に,女性CAが,勤務中の機内でボーイフレンドからプロポーズを受けました。
 プロポーズは離陸から30分ほど経ったところでなされ,男性乗客が片膝を付いて指輪を差し出しながらしたそうです。
 CAは涙ぐみながら受け入れ,乗客らは拍手で祝福したそうです。
 さらに,CAは,機内アナウンスで,プロポーズを知らなかった,立ち会ったくださった皆様に感謝しますと述べたということでした。
 しかし,航空会社から,乗客の生命の安全を省みなかったとして解雇通知を受けたということでした。
 航空会社側によれば,プライベートなロマンチックな公道が乗客の間で騒動を招いた,乗客の生命の安全に対して極めて無責任だということでした。

 おそらく日本法だと解雇までは認められない事例だと思いますが,一方で何らかの就業規則に違反するとなれば処分を受けることにはなるように思います。
 就業中に職務外のことを行ったという意味では,明らかな職務怠慢ですから,その点について何らかの問題が出ることは理解できなくはありません。
 また,騒動を鎮めるためでしょうが,アナウンス等を使うことも私用が過ぎるという非難を受けることはやむを得ないと思います。
 ただ,問題は,これが解雇に値するかどうかという点でしょうか。
 これについては,賛否両論あるようで,個人的には解雇は厳しすぎるように思いますが,中国法で妥当ならばそれ以上は何ともいうつもりもありません。

 思ったことは,これが許容される前例となるならば,解雇したい社員に対してこのような形での罠をはることも出来なくはないのだろうと思いました。
 一方で,これが前例として広まるならば,多くのCAは就業中の職務外活動について控えるでしょうし,交際相手が就業中に執拗に迫るならば相手を見直す機会が生じるということもあり得るように思えます。

 また,今回の交際相手ですが,やはり問題だったと思います。
 特に,このシーンの動画があるそうですが,初めからそのつもりで周囲も協力してやっていたのでしょうし,おそらく申し込む側としては仕事中だとかではなく,自分の一世一代のプロポーズに執心していたのでしょう。
 やるならば別に仕事中でなくてもよかったと思いますが,それは私の個人的な意見に過ぎず,これをドラマチックだと肯定的に捉える人もいるでしょうから,この点はこれ以上はいわないことにします。



 このところの阪神ですが,非常に勝負弱いです。
 先日も同じ話をしましたが,この数日見ていてさらにそう思いました。
 負ける時は僅差なのに勝てる感じのしない負け方,勝つ時は大差という,強いチームの勝ち方ができていないように思えます。
 強いチームは,僅差をものに出来ると思いますが,今の阪神は大量点がないと勝てないと思いますし,かつ序盤で先制されてしまうとかなりの割合で勝ち見込みが厳しくなってしまいます。
 これらを見ていると,本当に弱いチームだと思います。

 また,昨日もドリスさんが抑えを失敗しましたが,このシーンは今季何度目でしょうか。
 先日,抑え投手を代えた方がいいといいましたが,今季の阪神はドリスさんと心中するという気持ちなのでしょう。
 終盤ともなれば,方程式にこだわらずに調子のいい選手を優先的に使うべきところ,今であれば藤川さんか能見さんを出すべきでしょう。

 ここが勝負所にもかかわらず,気づいたら最下位ということで,本当に勝負弱いと思います。
 もう来季の話をすべきなのかもしれませんが,少なくとも首脳陣はある程度入れ替えが必要なのだろうと思います。
 選手にも原因はあると思いますが,私はやはり首脳陣の問題がそれなりに目に付きます。
 決定力不足については,やはり選手を招き入れるしかないように思われ,ファーストもしくは外野手を念頭にオフはしっかりと人選してもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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 今日の未明,新型iPhoneの発表会でした。
 毎年の恒例行事で,個人的には昔はどんな機種が出るのか関心がありましたが,最近はあまり関心がありません。
 それは,おそらく携帯電話でできることの限界がおおよそ来てしまい,新機種と自分の持っている機種とでそこまで差別化が図られていないからだろうと思います。
 時々店頭に行って今持っている機種と最新機種とを比較してみるものの,ほとんど体感的には変わらず,買い替える必要性を感じません。

 今回発表された機種はいずれも顔認証であり,ホームボタンが廃止されましたが,これについては賛否両論あるようです。
 個人的には,顔認証を使ったことがないため,そのメリットデメリットもよくわからないのですが,今の指紋認証のままでも不便を感じていないので,特に購買意欲をそそられるということもありません。

 今回の発表会で出された新機種は,おおよそこれまでの機種と比較して大型化,スペック向上,容量拡大というところなのだろうと思います。
 そして,目を引くのはその値段で,以前のiPhoneXが10万円を超えた時にはちょっとした騒ぎになったものですが,今回もその流れを踏襲し,最高額は税抜きでも16万円超ということです。
 こうなると,パソコンを買うよりも高いことになり,簡単に手を出せる代物ではなくなったと思います。
 そうすると,そこまで購買意欲がそそられる内容でもないのに高額となると,個人的には敬遠してしまうのですが,一般的にはどうなのでしょうか。
 廉価版のiPhoneXRも決して安いとはいえず,中途半端感が否めませんし,最近のアップルは顧客のニーズについて迷走していると思います。

 そんな中,今日のニュースを見ていたら,アンドロイドのシェアがiPhoneを上回ったというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,10代男性,10代女性,20代女性はiPhone利用率が高かったものの,それ以外のそうでは全てアンドロイドの利用率が高かったということでした。
 アンドロイドの利用率が増加している要因としては,アンドロイド端末と格安SIMを組み合わせた格安スマホが台頭してきているのではないか,キャリアによるiPhoneの一括0円販売がなくなった影響からではないかという見方があるそうです。

 私は,アンドロイド草創期の機種を1台持っていたことがありましたが,正直言って使い物にならず,iPhoneの偉大さを実感したことがありました。
 この時期は,iPhoneは既に3GSが登場し,それなりにさくさく動くのですが,一方でアンドロイドは国産の当時のフラグシップ機種だったものの,かくかくでちょっと動かすだけですぐに熱が出過ぎて持つのも辛くなり,挙げ句動きも止まって充電も出来ないという始末でした。
 最終的にキャリアショップに不良品というほかないと交渉にいって別のものと取り替えてもらったのですが,それもアンドロイドで駄目だったという思い出です。
 日本のアンドロイドシェアが悪かった理由としては,海外で流行ったというiPhoneのいいイメージのほか,過去のアンドロイド機種がいずれも完成度が極めて低く,使用に耐えないためiPhoneを使わざるを得なかったからだと思います。

 しかし,最近のアンドロイド機種は,私もそこまで高くないタブレットを持っているものの,普通に使えますし,昔のような粗悪品というイメージはありません。
 そのうえで,iPhoneが新機種を出してもあまり代わり映えしないので購買意欲をかき立てず,かつ高額化して手が出しづらいとなってくれば,意外に使えるアンドロイドに流れていくのは必然だろうと思います。
 そして,今回のアップルの新機種発表会はこの流れに拍車をかけてしまったのではないかと思っています。

 携帯電話というデバイスでは,ある程度進化をし尽くしてしまった感があり,これ以上の発展というのは現段階ではなかなか難しいのかもしれません。
 常に目新しいものを期待されるアップルは非常に厳しい立場なのだろうと思いますが,むしろ今までそれでやってきたことを大したものと翔さんすべきなのでしょうか。
 ただ,iPhoneがここから凋落していけば,ジョブズさんがいなくなったからという謗りもなされかねず,個人的にはまだまだ新しいものを出してもらいたいと期待しています。


 今日の阪神は,松坂さんにやられてしまいました。
 去年までは松坂さんは中継ぎ投手としての限定的な登板以外では難しいだろうと思っていたものの,完全に私の見込み違いでした。その点申し訳なく思うとともに,うれしくも思います。

 一方,松坂さんにやられたという面もあるものの,阪神も失点が多すぎです。
 才木さんが4回途中5失点ということで先発として試合を作れず,これではどうしようもありません。
 いつも抑えろとはいいませんが,才木さんに期待していただけに残念です。

 今は阪神が勝っていかねばまずい時期にもかかわらず,こういった局面で取りこぼすのは,結局勝負弱いのでしょう。
 CS進出にまだ望みはありますが,勝負弱い阪神がCSに進出したとしてもすぐにやられてしまうのではと強い不安もあります。
 今季を振り返ると勝負弱さが目に付いたシーズンでもありましたが,どうしたら改善するのか,こればかりはわかりません。
 この課題は何年も目にしているのですから,簡単に克服できないのでしょう。
 まだ野球のシーズンは終わっていないので,最後まで楽しませてもらいますが,もう少し何とかならないかなと思いました。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:55
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,東京五輪組織委員会から東京五輪のスポンサー企業にボランティア枠300人のノルマが課せられたというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,ゴールドパートナーの複数の企業に対して,五輪組織委員会からボランティア枠300人のノルマが課せられたということです。
 ある企業によれば,ボランティア活動には積立休暇や有給を利用してもらう予定だということです。
 こちらの企業では,社内で募集をかけたところ約2000人の応募があり,選抜して324人を送り出すことになったそうです。
 ただ,300人の社員をボランティアとして送るだけでも業務バランスを考えたり周囲の協力を得なければならなくなり,これ以上の人数がボランティアに割かれると業務上の支障が出かねないということでした。

 スポンサー企業から派遣されるボランティアについて,そもそもまずこの人達は任意なのかどうかが気になります。
 有給や積立休暇を利用するということですが,もしもそれが本当にそういった休暇を利用するということであれば,社員が身を引き裂いてボランティアに身を投じることになるわけで,本当に任意で参加することになったのか,それともいろいろな力学から参加せざるを得なくなったのか,それが問題のように思います。

 仮に,当該会社において,特別休暇のような有休と類似するような形で社員を派遣してボランティアに従事させる場合,社員は業務内容が異なるという意味では大変であるものの,経済的な負担は企業が負うことになります。
 この場合,スポンサー企業は,金銭支出のほか,こういった人材面での負担も負うということになるのであって,スポンサーとしての任務の一端というように評価できるような気もします。

 とはいえ,300人も人を派遣することになれば,当然社内業務はその分大変になるでしょう。
 ボランティアで参加する人達も大変でしょうが,ボランティアでいなくなった穴を埋める残された社員達も仕事が多くなって大変になるでしょうし,おそらくこの期間はスポンサー企業全般が大変な状態になるのだろうと予想されます。

 記事によれば,国内パートナー企業は45社,各社から300人ずつ集める場合1万3500人も集まるそうです。
 ただ,それでも目標は8万人ですから,あとは学生やら社会人やらを集めないといけないのでしょう。
 ネット上でのアンケートによれば,ボランティアをしたくない人は60%,したい人は23%ということですが,このアンケートの精度がどの程度だかわかりませんので,この数値だけでボランティアに手を挙げる人がどのくらいいるのかと測ることは出来ないと思います。
 ただ,現に仕事を行っている人は基本的に参加は難しいでしょうし,学生をメインに考えているのだろうとは思います。
 そんな中で,ボランティア参加で単位を認めるという話もあるようですが,これはボランティア強制のようにも見えますし,大学で学ぶべきものとは何かということも大いに疑問に思います。
 得難い人生経験という意味では意義のあるものと思いますが,それと単位の問題は別だと思いますし,個人的にはそういうやり方ばかりで単位を得て卒業した学生が学ぶべきものを学んできたのかというのは疑問を感じます。

 オリンピックまでまだ2年あるという考えもあるでしょうが,おそらく組織委員会はもう2年しかないという危機感の下で,ボランティア確保だけでなく全般的に悩みながら進めていることでしょう。
 それについては頭が下がりますが,今後どのような形で準備が進んでいくのかは見守るしかないように思いました。


 今日の阪神は,糸井さんと大山さんが一発を打ち,勝利しました。

 先発岩貞さんは,7回を5安打2失点と試合をよく作ってくれました。
 1回に先制されたものの,その後きちんと締め直してよく頑張ってくれたと思います。
 このところの岩貞さんを見ていると,先発ローテーションの一角として機能してくれており,メッセンジャーさんが登録抹消されるという極めて厳しい状況の中で本当に頼りになる活躍をしてくれてありがたい話です。

 糸井さんの同点ツーランは,流れを持って行かれそうな嫌な展開を吹き払ってくれるものだったと思います。
 こういう仕事をしてくれたからこそ,今日の勝利の流れが出来たと思いますし,今日の勝利は糸井さんのおかげという要素が大いにあると思います。

 また,大山さんがスリーランを打ったことも非常にうれしいことです。
 流れの中で打ったという感じではあったものの,それでもこのところの大山さんの打撃は非常に好調で,9月攻勢のキーマンになりそうな感じです。
 このホームランで一気に突き放したからこそ,中日さんの気持ちを砕けたというようにも思いますし,非常に大きな一撃だったと思います。

 最終回はきちっと締めてもらいたかったところですが,岡本さんが打たれてしまって3失点というのは頂けませんでした。
 点差があったからよかったものの,それがなければ昨日のドリスさんの二の舞になっていたかもしれず,このところの中継ぎ陣は不安が多いです。
 ただ,岡本さんを継いで出てきた藤川さんがきっちりと締めてくれて,やはり藤川さんの中継ぎ陣の中での安定感は素晴らしいと思います。
 帰国してから先発投手として登場した時にはどうなることかと思っていましたが,こうして適材適所で往年の名選手が活躍してくれているところを見ると,本当にうれしく思いますし,まだまだやれるというようにも思います。

 明日は,成長株の才木さんですから,ここでまたいい投球を見せて先発ローテーションを確実に手中に収めてもらいたいと思います。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,建築中の家の基礎に落書きをされて,慰謝料請求をした訴訟に関するものがあったので,取り上げてみました。

 この事件では,自宅新築工事において,施主が建築中の現場を訪れた際,玄関の基礎部分のコンクリートにドラえもんの落書きを見つけたということでした。
 この落書きは下請け業者の作業員が行ったものということで,その後落書きは取り除かれたということでした。
 施主は,神聖な基礎部分への落書きで侮辱され,精神的苦痛を受けたとして慰謝料150万円を求めて訴訟提起をしました。
 建設業者側は,非を認めた上で,落書き部分は完成後に見えなくなる予定だったと強調し,一般的にドラえもんに侮辱的な意図があるとは認識しがたく,作業員にも悪気はなかったのであって,精神的苦痛は小さいと反論していたということでした。
 最終的に,建設業者側が施主に対して和解金30万円を支払って解決したということでした。

 私も仕事柄建築関係の事件を受けることはよくありますが,訴訟まで至るケースは論点でもめるケースのほかに精神的な面で納得いかないということもあります。
 というのは,やはり建物というのは一般的に高額で,この建築ないし売買の契約を結ぶには相当の覚悟が必要であって,そこにいい加減な要素を見つけると自分の覚悟を蔑ろにされたと考えるからです。
 基礎が神聖かどうかは評価の問題はあるとしても,一世一代の買い物のつもりで覚悟を決めて高額な買い物をしたにもかかわらず,携わる業者の対応がいい加減ないし不誠実であったとすれば,もはや契約を全て撤回して別の業者に変更したいと考える気持ちは理解できます。
 今回の件では,ドラえもんの落書き部分は取り除かれたということですが,それで済む問題でもなかったでしょう。
 この問題が生じさせた不信感というのは,見えない部分に関する施工をいい加減にやっている可能性を感じさせるものであり,この物件の建築全てに対する信頼を損ねるものだったと思います。
 そして,引き渡しを受けた後も気持ちよく住むことが難しくなってしまう人もいるかもしれません。

 そして,訴訟に至ったということを考えると,裁判外の交渉では建設業者は施主が納得するような提案を出来なかったのでしょう。
 裁判所という第三者が間に入って初めて間をとる結論に至れることもありますし,具体的な交渉経緯を知らない私にとって誰の努力が不足していたのかはわかりません。
 ですが,建設業者としては,裁判外で話を付けていればこうしたニュースにもならず名声が落ちることもなかったと考えると,今回の一件で支払った慰謝料以上に受けるダメージは大きかったのではないかと思います。

 裁判における建設業者の反論ですが,もし私が同じ立場だったらやはり同様の反論を展開せざるを得なかったのではないかと思います。
 ですから,この反論を見て一般常識的にどうかという見解もあろうかと思いますが,同業者として私はこの反論は仕方がなかったと思いますし,こういった反論をしなくて済むように裁判前に解決を図るべきだったのではと思ったりもしました。

 ちなみに,別に名誉が傷つけられたわけでもないのですが,何となくここで話題に出てきたドラえもんがかわいそうだと思いました。


 今日の阪神ですが,メッセンジャーさんが頭部死球で退場になるなど荒れた展開の中,9回2アウト満塁からドリスさんが抑えを失敗して逆転負けを喫するという極めてシビアな展開でした。

 メッセンジャーさんの頭部死球ですが,松井雅人さんには本当に申し訳なかったと思います。
 そのまま運ばれていましたし,容態が気になるところです。
 松井さんは,捕手というポジションなだけになかなか替えの利く選手でもないですし,中日さんに与えたダメージは想像以上に大きいかもしれないと思うと申し訳なく思います。

 その後,大山さんが今日2本目のホームランで勝ち越しをしまして,このまま勝てるのかと思いきや,上記の通りドリスさんの抑え失敗でした。
 ヒットを打ったアルモンテさんの満塁での打率の高さを褒めるべきか,それともドリスさんの不安定さを責めるべきかというところですが,私は敢えて今季これまでよく不安定な投球をしてきたドリスさんを責めたいと思います。
 ドリスさんは,抑えに成功した試合でも後1本のヒットで同点ということはままありましたし,抑え投手としての安定感に非常に欠けていると思います。
 勝利の方程式として,抑え投手の固定はチームにとっては大事だとは思うのですが,9月のこの局面においてその方程式にこだわるのではなく,調子のいい投手を順に出すことを念頭に置くべきかと思います。
 今の阪神の中継ぎ投手で調子がいいのは藤川さんと能見さんであり,特に能見さんを推したいところです。
 首脳陣としては,こういった本来勝てる試合を落としたという責任を今一度よく見直してもらいたいと強く思います。

 しかし,去年を思い起こしても,9月の大山さんはよく打ちます。
 いきなり打線の軸に据えるのは早いとは思いますが,遅すぎるとはいえ大山さんの復調はチーム上昇の材料になっていくことと思います。
 ここまで来たら調子のいい選手を起用しないわけにはいきませんし,それこそ首脳陣の腕の問われるところでしょう。
 明日以降は,このようなもったいない試合を取りこぼさないよう期待しています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:13
 こんばんは。


 先日の北海道の大地震ですが,復旧作業が継続しており,1日も早く元の生活に戻れるように願ってやみません。

 電気はおおよそ復旧したようですが,今回の地震を見ていて改めて今の生活が電気に依存しているのだと思い知らされます。
 停電になった際に皆が携帯電話の充電を求めるのは,今や携帯電話は様々な機能を負っているため,通信機能が使えなかったとしても懐中電灯等の機能が残っているからでしょう。
 また,通信機能が復旧した場合には即座に使用して知人の安否を確認することも出来ますし,やはり水食料の次に携帯電話というのが今や重要な時代なのだと思います。
 水と食料については,震災から数日中にはある程度は期待できるものの,携帯電話の充電についてまで行き届かない可能性が高いことはよくわかったので,こうなるとモバイルバッテリー等のいざという時の充電媒体が重要だと思いました。
 中には車で充電したという人も多くいたそうですが,東日本大震災を思い返すとガソリンもなかなか入手困難だったため,日常的にもなるべくガソリンは空にはしないということは心がけるべきなように思いました。

 今回の震災を見ていて,東日本大震災と比較して被害がまだそこまで大きくはなかったのは,やはり津波と原子力災害がなかったからでしょう。
 その代わり,今回は甚大な土砂崩れがあり,これが多くの悲劇を生んでしまったようですが,地震そのものよりも二次災害が恐ろしいというのは関東大震災の頃から同じなのだと改めて思います。
 今後住む場所を考える場合には二次災害が生じづらい箇所を選択した方がいいのだとは思いますが,昔から先祖が住んでいたという場合には簡単に居所も変えられないでしょうし,こういったことは他人事だといわれてしまうことでしょう。

 毎日震災のニュースを見ていますが,よく耳に入ってくるのは冷蔵庫が停電により機能しなくなったために食料品を廃棄しなければならないという話です。
 これはかなり深刻な問題で,一方では食糧難,もう一方では廃棄とせざるをえず,こうなると日々の生活の中でいかに食料の冷蔵冷凍保存に依存してきたのかと思い知らされます。
 中でも農業や牧畜等の仕事に携わっている人達は,仕事に直結する損害が発生するわけですし,自分が精魂込めて育ててきたものを廃棄せざるを得ない場合もあるでしょうから,本当に辛いことだと思います。
 ある程度は保険等での対応があるのだとは思いますが,それはあくまで事後的な問題であり,目の前で直面するこういった辛い問題はお金でははかれないことでしょう。

 さて,そんな中で,あずきアイスに関する記事を見ました。
 あずきアイスといえば,おいしいという感想もともあれ,固いというのは共通認識だと思います。
 そんなあずきアイスもこの震災で停電の憂き目にあったわけですが,記事によれば36時間の冷凍庫停電があったにもかかわらず固いままだったということでした。
 保存状況の詳細は私にはわかりませんが,あのあずきアイスの堅さを想像すると何となくそんなこともあるのかもしれないと信じてしまいます。
 記事によれば,あずきアイスは一時的にはサファイアよりも硬いときもあるそうで,こんなものをおやつとして提供することは大丈夫なのだろうかとちょっと心配になります。
 ただ,こういった大災害の中でこういうどうでもいいことが目に入るのは,何となくいい具合に緊張感がほぐれていいことなのかもしれないと思ったりもしました。
 この夏はあずきアイスを二度ほど食べたように思いますが,秋が本格化する前にもう一度食べておこうと思います。


 昨日,阪神は,残り試合数との関係で日程が相当タイトになるという話題を取り上げましたが,今日の記事を見ていたら,CSの順位各停基準日である10月11日まで残り29日であるにもかかわらず,まだ残り試合数が27もあるということで,ほぼ休めない状況であることがわかりました。
 こうしてみると,やはり昨日もいいましたが,天候を考えてもっと柔軟な予定を組めるように考えないといけないと思います。
 今年はたまたま阪神にこの問題が関わってきていますが,ホームが屋外の球場の球団はみな同じリスクを抱えているでしょうし,去年のCSを思い返せば土砂降りの甲子園で泥仕合をしましたから,もっと予定についてきちんと考えてもいいだろうと思う次第です。

 明日はメッセンジャーさんが先発しますが,前回登板の際に逃した日米通算100勝をこの試合で達成してもらいたいところです。
 思えば,メッセンジャーさんが来日した時はここまでの投手になるとは思っておらず,ちょうど来日1年目に見に行った試合ではいつもの1年で帰る外国人助っ人なのかと思っていました。
 しかし,見に行った試合でいい活躍をしていまして,もしかしたらこの投手は素晴らしいのではと思っていたら,あれよあれよとここまで長く阪神に貢献してくれました。
 これだけ貢献してくれた選手に対して,そろそろ打線は報いなければならないですし,CSを本気でめざすならば下位チームに対して取りこぼしは許されないと思います。
 昨日は負け試合を雨で救われたという側面もありましたが,その分を明日に生かして勝利してもらいたいと思います。


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2018.09.09 Sunday
 こんばんは。


 今日の阪神と巨人の試合ですが,1時間28分試合が展開したところで中断して中止となりました。
 今日の試合は,4回裏までで読売が2点リードするという展開でしたが,その段階で相当雨脚が強くなり中止を余儀なくされてしまいました。

 もちろんここから勝つ可能性は十分にあるわけですが,今季の阪神は6回までにリードしていないとかなり勝ちが厳しいというデータもあるため,ここから3イニングで2点は取らないといけなかったと思うと,昨日の阪神打線を考えれば危うい試合だったかもしれません。
 そう考えれば,今日の中止は,阪神にとっては救われたといえるかもしれませんが,問題は今季の残り試合との関係です。

 今季は阪神戦の試合の中止が多い印象でしたが,今日の試合で今季の中止は28試合目になるということでした。 
 これまで中止試合数が多かったため,20試合連続という話も出ていますが,それがまさに現実味を帯びてきてしまったということでしょう。
 現段階では13試合連続の予定が組まれており,これでも十分厳しすぎる日程なのですが,さらに厳しい展開となることになりそうです。

 この件は,いくつかの問題をはらんでいます。

 まず,阪神は,例年9月に弱いという傾向がありますが,その9月以降に試合が集中することになり,予定以上の黒星を喫する可能性があるということです。
 今のところはそこまで黒星が多すぎる9月ということではないのですが,昨日の読売戦での敗北を思い出すと,勝負所で勝てないのではという気もしまして,そういうところは例年の9月の弱さはあり得るのかもしれないとまだ警戒しています。
 ただでさえ,9月に弱い傾向にある阪神が,休みもなく試合をすることによって,疲弊した状態で臨むことでより敗北を積み重ねる可能性は十分にありうると思います。

 次に,阪神は3位読売とのゲーム差は2に止まりますが,残り試合数を大きく上回っており,そのチャンスは阪神の方が大きそうです。
 ですが,CS出場チームは開幕日の2日前である10月11日時点での順位をもって確定するとされております。
 そうすると,空白日に試合を実施するのは体力的に極めて厳しいことはいうまでもないのですが,一方で余裕のある日程で進めようとすると残り試合があり最終的に阪神が3位になったとしても,阪神がCSに進出できないという可能性は十分にあります。

 阪神としては,10月11日までに試合を全て消化する方が悔いを残さないで済むということになるでしょうが,場合によってはダブルヘッダーも必要になってくるかもしれません。
 それは,体力的にも営業的にも阪神にとって厳しいこともあり得るでしょう。

 このような状況になってしまったことは,天候の問題がもっとも大きいですが,一方で今季弱い阪神がその一因であることはいうまでもありません。
 ですから,これで阪神がCSに進出できなかったとしても,今季は通年でずっと弱かったことを思い出せばやむを得ないというか当然というべきかもしれません。
 ただ,それでも目標がないと力を発揮しづらいことも事実ですし,私としては希望がある以上は繋ぐ努力をしてもらいたいと思っています。

 ちなみに,この件をもって阪神もドーム球場をホームにすべきという議論があるかもしれませんが,阪神は甲子園がホームだということも含めての人気球団ですから,このような不都合はあっても甲子園で居続けてもらいたいと思っています。
 むしろ,CSの日程をもっと弾力的に検討できないかということが問題ではないでしょうか。
 今年は大雨や台風,地震など度重なる自然災害がありましたが,それらの自然災害の害を被った球団が不利に扱われるルールというのはやはりルールの設計が良くないように思えます。
 時代が昔よりも異常気象が増えたという意味では変わったともいえますし,気象の変化の統計等を前提に日程を見直してはどうかと思います。
 CS日程を動かせば会場手配の関係で多額の費用がかかると思いますし,ペナントレース終了からCS開始まで時間がかかると間延びしてファンが離れる等の問題もあるのかもしれませんが,試合消化もままならないというのはやはりルール側に問題があるように思えます。

 9月はこれからも天候に問題がある日が続くかもしれず,そうなれば試合もきちんと実施できないかもしれないと危惧されますが,悔いの少ないシーズンの終わり方が出来ればと思っています。


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2018.09.05 Wednesday
 こんばんは。


 今日,かつて阪神にも在籍していた新井さんが今シーズン限りでの引退を発表しました。

 今は41歳ですし,今季は足を痛めてずっと試合にも出ておらず,その後出場した1軍での成績も振るわなかったことから,引き際の時期としては妥当だったようには思います。
 ただ,みんなから愛された選手なだけに,非常に残念な気持ちはあります。

 新井さんは,もともと器用な選手ではありませんでしたが,常に全力で取り組む姿勢があり,それもあってホームランバッターとしての頭角を現していきました。
 金本監督に心酔しており,FA権取得後は金本監督を追う形で阪神にやってきました。
 阪神でも中軸打者をつとめましたが,不振も多く,外国人選手などにその地位を奪われるなどしたところで自由契約を申し入れて広島さんに復帰しました。
 広島さんに復帰して以後は,それまでの阪神での不振は何だったのかというくらいの活躍をして勝負強い打者として登場するようになりました。
 阪神にとって手強い打者として現れ,それを見るたびに阪神は水が合わなかったのかとしみじみと思ったものでした。

 新井さんの思い出といえば,私が球場に見に行った,金本監督の2000本安打記録達成の際に,お立ち台に一緒に上ったシーンでしょうか。
 金本監督は,2000本安打達成まであと1本がなかなか出なくて苦しんでおり,甲子園で達成しようとしていたのができずに横浜スタジアムまで来てしまいました。
 そして,横浜スタジアムで達成したところで,新井さんもその試合でいい場面で打っていたために同時にお立ち台に上がり,一緒に掛け合い漫才を演じたということがありました。
 あの時の新井さんを思い出すと,いつも一生懸命で,コミカルな動きが多く,いじられキャラではありつつも,周りにその一生懸命さが伝播するといういい存在だったと思います。
 いつも塁まで全力疾走で,そういった姿勢をベテラン選手が見せることはいい影響を与えていたことと思います。

 阪神時代は,打点はそれなりに高かったものの,この場面で決めてほしいという決定力についてはややかけていた印象でした。
 ネット上では,チャンスでのゲッツーがよくネタにされており,私自身その手の記事を見ながらうまいことをいいおると思いつつも,もう少し勝負強くてもいいだろうとも思っていました。
 それが,広島さんに戻ってから勝負強い打者として登場しまして,その後の判断打線の低迷ぶりを見ていると,阪神に来るとあらゆる打者が低迷するのではないかと危惧するほどでした。
 今でも,名だたる打者がなかなか活躍できない様子を見ると,あの阪神の雰囲気が打たせないようにしているのではと思ったりします。

 最近はあまり試合に出ていなかったため,シーズン終盤に引退試合で出てきたとしても,それまでと見る頻度があまり変わらないとして,引退の実感はあまりないのではと思います。
 おそらく引退を実感するのは,毎年正月明け恒例の護摩行で新井さんの火傷を見られない時でしょう。
 あれは毎年の季節の恒例行事のようなものであり,あれがないと年が明けたという実感も湧かないので,その時に本当の寂しさを感じそうな気がします。

 弟である良太さんは阪神のコーチをつとめていますが,新井さんも阪神で教えたりするのでしょうか。
 もしかしたら阪神にはあまりいいイメージもないかもしれないので広島さんで何かに就任するのかもしれませんが,これだけの実績のある人であればおそらく野球に関わっていくのだろうと思います。
 ひとまず,これまで楽しませてもらってどうもありがとうございました。
 シーズンの最後まで楽しませてくれることを願っています。


 今日の阪神は,広島さんとの対戦でしたが,阪神が勝ちました。
 昨日は粘って負けましたが,今日はいい試合で勝てました。
 最終的なスコアこそ大量点での勝ちですが,8回に阪神が得点するまでは5対3とまだまだわからない試合であり,それを単に逃げ切ったのではなく自ら中押しだめ押しを入れられるという,強いチームの試合運びを見せてくれました。

 最近の阪神の勝ち試合は,大量点をとって優位なまま終えるというものですが,今日の試合は,初回に4点をとったものの,すぐに2点とられてしまって,それからも点をとってはとられるというなかなか流れを掴みにくい展開だったと思います。
 そのような試合を勝ちきっただけに,今日の勝利は紛れもなく勝負強い勝ち方だったと誇りに思えるものだったと思います。
 その伏線が,昨日の粘っての敗戦だとすれば,このところの阪神は多少変わってきているのではと期待しています。
 特に,相手が強い広島さんだからこそ余計にそう思うのです。

 今日の阪神打線の主役は,勝負所で二度もタイムリーヒットを放った糸原さんだったと思います。
 糸原さんはまだまだ荒削りではあるものの,将来の阪神を担える打者になると確信しています。
 特に,このところ,野手は1年は活躍するものの,その後なかなか厳しい局面に立たされる選手が多い中,糸原さんの活躍は1年だけに止まらなかったですし,大きな怪我をしなければそれなりに活躍し続けてくれる選手になると大いに期待しています。

 また,初回にスリーランホームランを打った大山さんがいい流れを作ってくれたと思います。
 今季の大山さんは打席で苦しんでいますが,そんな大山さんのサードからファーストへの送球を見ると,やはり打撃が安定するならばサードスタメンとして使いたい選手だろうと思います。

 植田さんも,ようやく今日プロ初打点を挙げました。
 ヒットで挙げるのが理想的ですし,遅すぎるというきらいもありますが,それでも呪縛のように出なかった打点がようやく出たのですから,これから打点を積み重ねていける流れができたのではと思ったりします。

 今日は,岩貞さんに勝ちが付きましたし,望月さんなどの中継ぎ投手もなかなかよかったですから,試合展開も含めて阪神としては非常にいい日だったと思います。
 こんな日はなかなか続かないのは知っていますが,それでも終盤に弱い阪神にとって強い広島さんと連日いい試合が出来ているのは例年とは違うかもしれないという期待を持たせてくれるように思います。
 また明日も面白い試合を期待したいです。


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2018.09.04 Tuesday
 こんばんは。


 今日は四国から関西にかけて台風が猛威を振るいました。
 その猛威は想像以上で,高波であったり,大風であったり,いろいろなところでビルの剥落や浸水などがあったということでした。
 中でも関西国際空港は,浸水のために空港というよりは港に近い状態なってしまい,橋もタンカー衝突で使えずに孤立状態ということで,極めて深刻です。
 トラックも横倒しにされたり,とにかく雨よりは風の影響が極めて強いという印象の台風だと思います。

 この台風関連のニュースの中で,兵庫県西宮市の車約100台の火災が目を引きました。
 この火災現場は,どうやら中古車のオークション会場と見られているそうで,台風の影響で海水が浸水し,その後に車両が燃え始めたということでした。
 消火作業をしようにも,周辺道路が海水で冠水しているため,消防車が近づけず,可搬式ポンプを運んで消火作業がなされているそうです。
 火災原因については,電気自動車のショートの可能性があるといわれています。

 この火災のニュースの中でけが人等の情報は入ってきていないですが,この風の中での作業ですから,今後もけが人等が生じないことを願うばかりです。

 中古車オークション会場での火災ということであれば,約款上はオークション主催者は天災を原因とした車の損失について免責されることが多いと思うので,車の所有者の損失となる可能性が高いように思われます。
 そもそも,海水に浸かってしまった車はもはや売り物にならないと思いますし,火災が出なかったとしても大損失が生じていたことでしょう。

 問題は,火災が電気自動車のショートの可能性があることでしょう。
 世界的に電気自動車への切り替えの流れが進んでいますが,電気自動車は,充電スポットが少ないだけでなく,ガソリン車よりも充電に時間がかかること等のデメリットがいわれており,今回の火災はそれらと同じくらい問題になることのように思われます。
 今年は異常気象の年といわれていますが,振り返れば冬は大雪,夏は大雨,そして台風ということで,水にまつわる災害が本当に多いと思います。
 そのような日本において,電気自動車が多く普及するとすれば,それは技術の発展がない限りは火災との戦いになるようにも思えます。
 今回被災した車の中に電気自動車が何台あったかはわかりませんが,あの中に1台でも電気自動車あり,それが大きく燃えたとすれば,他の車に延焼することは当然想定されることであり,1台の電気自動車でも問題は大きくなるでしょう。

 電気自動車については,ガソリン車に比べて環境に優しいとかメリットが多くいわれています。
 しかし,電気自動車がガソリン車に取って代わるだけ流行しない理由は,何も充電の難やパワー不足だけではないと思われますし,そのデメリットを克服してこそ初めて世界に誇れる車として競争に参加できるのだろうと思います。
 今回のような電気系統からの火災を防ぐ技術をより向上してもらい,その度合いについてはより広く報道してもらいたいと思いました。


 こんな台風が来ている中,広島では阪神と広島さんが試合をしました。
 結果は,一進一退の展開の中,最後の最後で12回の土壇場でサヨナラ負けをしました。

 この負けは,最後の最後まで頑張ったところでの結果だけに,ダメージとしては大きいと思います。
 また,やはりドリスさんは抑えとしての信頼を勝ち得たとは言い難く,より安定した投手が抑えをつとめてもらいたいと改めて思いました。

 今の阪神の投手陣を見ると,安定している中継ぎは藤川さんと能見さんですが,藤川さんは今日打たれてしまいましたし,より安定しているのは能見さんだと思うので,個人的には能見さんが抑えをつとめてもらえると非常にしっくり来るのではと思っています。
 ただ,今日は,その2人以外にも,桑原さんや岩崎さん,岡本さんなどもみな踏ん張ってくれまして,このコンディションの悪い中本当にありがたいと心から思いました。

 先発メッセンジャーさんは,7回3失点と,先発としての役割を果たしましたが,エースとしてはもう少し失点が少なくあってほしいところだったと思います。
 ただ,西川さんのホームランについては,西川さんが見事というべきであり,逆にこういういい選手が広島さんにはいるのだなと思いました。
 日米100勝がかかった試合だっただけに勝利を付けてあげたかったのですが,こればかりは仕方がないというしかありません。

 延長戦まで投手が踏ん張ってくれていたにもかかわらず,打撃陣はなかなか点を取れませんでした。
 ヒットは12本と,広島さんを上回っているのですが,勝ちきれないのは非常に悔しいところです。
 チャンスに決めた菊池さんと,そうでなかった阪神の差が勝負の分かれ目であり,結局私が何度も言っている,勝負所で決められる決定力の有無の問題だったように思いました。
 とはいえ,展開を見る限り,あの広島さんと阪神はほぼ互角の試合を出来ており,決定力の差こそあれ,チーム力はそこまでの差はないように感じました。
 それだけに,紙一重を上回れる広島さんの強さを実感したわけですが,これだけ善戦を出来たならば痛い敗戦とはいえ胸は張れるはずだと思います。

 このまま終わったのであれば阪神としても来季に繋ぐことも出来ませんし,残り試合の中で何とか意地を見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:18
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,文科省が,置き勉を認めるように全国に通知を出す方針だというものがあったので,取り上げてみました。

 文科省が求めるのは,宿題で使わない教科書等を教室に置いて帰ることを認めるということです。
 これは,子供達のランドセルなどが重すぎるという指摘を受けたものということです。
 小中学校では,教える量の増加で教科書が分厚くなり,教材も増える一方で,原則としてそれらを自宅に持ち帰るように指導しているところが多いということです。
 そのため,ランドセルなどの荷物の重量が増加して,腰痛になる子供達が出始めるなど対策が求められていたということでした。
 文科省は,全国の教育委員会などに,従来の学校の対応を見直すように通知を発する方針ということで,具体的には家庭学習で使用しない教科書やリコーダー,初動の道具などについては,施錠できる教室の机やロッカーにおいて帰るよう求めるということです。

 私の小学校時代を思い返せば,日々のランドセルの重さこそ忘れてしまったものの,学期の終わりには図工で描いた絵や書道セット,朝顔の鉢植えなどを大量に持っていった記憶があります。
 自宅まで両手いっぱいの荷物を抱えていきましたが,当時はそれを周囲のみんなもやっていましたし,当たり前だと思っていました。
 子供などそれに対して違和感を感じないものだと思いますが,こればかりは周囲の大人が声を上げないと問題化されないことでしょう。

 置き勉が認められると,これまでのように自宅に教科書等を忘れて隣の人に見せてもらうということはなくなるでしょうが,反面学校に教科書を忘れて宿題が出来なかったという人は続発することでしょう。
 ただ,それは置き勉と持ち帰り方式とで両面の問題であり,どちらがより問題かなどと論じることに意味はないように思います。

 置き勉にした時の最大の問題は,学校に置かれた個人のものの管理方法でしょう。
 記事では,施錠の出来る教室の机やロッカーにおいて帰ることを認めるとありますが,これは教室自体の施錠ではなく机やロッカーの施錠のことでしょう。
 小中学校の従来型の机やロッカーは施錠できるようになっていませんが,これらを一挙に交換するということになるのでしょうか。
 近年小中学校にクーラー導入の話が持ち上がっておりますが,そこに机やロッカーの買い換えの問題が生じれば,予算がどれだけあっても足りないように思われます。

 一方,教室の鍵の管理を教員に任せ,一定時刻を過ぎた場合には教室は施錠されて入れないという方法も考えられますが,この場合,遅く残る児童や生徒がいれば教員が引きずられることとなり,教員の無用な仕事が増えるように思います。
 ただでさえ忙しい教員が,最後の児童や生徒がいなくなると同時に施錠するという役割まで負うとすれば,なかなか大変ではないかと思います。

 そう考えると,発想自体はわからなくはないものの,保管の問題について現状の設備でどこまで対応できるのか,誰が責任を持つようになるのか,その辺りのシステムが大変気になります。

 個人的には,教科書の重量化は電子書籍での対応でほぼ解決するように思います。
 教科書が電子書籍化すれば,ほんの重量の問題はあらゆる世代においてほとんど問題にもならず,毎日の持ち帰りがかなり簡易になり,タブレット自体が壊れることや電池がなくなることを留意すれば済む問題になると思います。
 タブレットを導入するとした場合,Wi-Fi環境を学校に整備することが問題になると思われ,かつそのセキュリティ対策にも留意しなければならないでしょう。
 さらに,タブレットの使用法に関する教員の理解の浸透の問題もありますが,時代を考えればどこかで移行せざるを得ないでしょうから,施錠方法に費用を考えるならば電子書籍移行に予算を付ける方がより現実的かつ将来的に正しい思考なのではないかと思います。

 とりあえず,置き勉導入における具体的な方法については,今後の情報を見ていたいと思います。


 3位読売と2ゲーム差の阪神ですが,残り試合数を確認すると,読売が19に対して,阪神は31と,阪神の方が12試合も多いです。
 これは,いうまでもなくドーム球場と屋外球場の差なのですが,この試合数の差を考えると,一見阪神の方が有利なようにも見えます。
 しかし,阪神は,今季甲子園でめっぽう弱く,そのホームゲームが半分くらい残っていますから,正直言ってなかなか厳しいものを感じずにはいられません。
 また,今季厳しい戦いを強いられている広島さんとはまだ8試合も残しており,その点でもなかなか道は険しいです。
 ただ,このゲーム差と残り試合数を考えると,阪神と読売のゲーム差が2〜3の辺りをキープできていれば,シーズン終盤の耐球団のモチベーション次第では行けなくもないかもしれないと思っています。

 とはいえ,今季の弱さを思い返せば,他球団に助けられてCS進出というのは情けないように思われ,結局実力を発揮して進出できるのかどうかを注目したいものです。
 そうでなければ,進出したところですぐにいなくなるでしょうし,特に広島さん相手に勝ち目があるとも思えません。

 今シーズン通して阪神はずっとよくなかったですが,それでもこの地位にいられるのは全体的に悪い球団ばかりだったからだと思います。
 このような展開ではファンが離れていってしまうため,シーズン終盤にさしかかったところでこれまで以上に野球のおもしろさを見せてはくれないかと願うばかりです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:10
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,リカレント教育について,6割の社会人が興味もないと回答したというものがあったので,取り上げてみました。

 リカレント教育とは,社会人が大学などで再び学習するというものであり,安倍政権が取り組み教科をしているものです。
 内閣府の世論調査で,リカレント教育で「学習したことがある」と「学習してみたい」と堪えた人はあわせて36%に止まったということでした。
 一方,「学習したことはなく,今後も学習したいと思わない」が58.1%,「まだ在学中で社会人経験がない」が3.2%だったということでした。
 「学習したことがある」「学習してみたい」などと堪えた人に,学習しやすいと思う場を尋ねたところ,図書館などの社会教育施設が45.4%,インターネットが45.3%,大学などの校舎が27.9%などとなりました。
 生涯学習の政策を担当する文科省は,社会人が学び直す際,大学などに通うのは敷居が高いと受け止められている可能性があり,取り組みやすい環境を整える必要があるとしているそうです。

 この記事を見ていて,現政権がリカレント教育に力を入れていると初めて知りまして,このような人は私だけなのか,それとも世間的に知られていたのか気になります。
 もしもあまり知られていないのだとすれば,このアンケートは広報の効果を測るという趣旨のものだったのではとも思います。
 また,アンケート対象の中に現役大学生等が入っていたようで,その分は無意味なアンケートだったろうとも思います。

 リカレント教育ですが,意義はあると思うものの,いくつかの理由でうまくやらないと流行しないように思います。

 まず,社会人の大半は,時間とお金が不足していると考えていると思いますが,リカレント教育をやるだけの時間的金銭的余裕がある人はどれだけいるのでしょうか。
 たまの休みにお金と時間をかけてリカレント教育を受けるとすれば,それは自身に意欲があるか,必要性に駆られているかという問題になりかねないと思いますし,その意味ではハードルを相当低くしないとそもそも受けたいと思う人が多く出てこないように思います。

 次に,大学の講義では1つのセメスターで1冊の本などを詳細に講義していくスタイルが多いように思いますが,本気で独学でやると割とそこまで時間をかけずとも終えられてしまうということです。
 私は大学時代から司法試験の勉強をしていましたが,その勉強でやった科目の講義に出てみると,まさにその復習という内容に止まるものも多く,かつ進行速度も遅かった記憶です。
 しかも,中高生までで鍛練を積んでいた,人の話を黙って長時間座って聞くというのは,もはや今の仕事に就いてからはなかなか難しいもので,そうなると講義中に集中力が落ちてくることもしばしばありそうです。
 私は独学の効率の良さを大学時代に身にしみて感じたものですが,真面目に大学で勉強した人達の多くはそのように考えているのではないでしょうか。
 そして,独学の効率の良さを知ってしまった人達は,今更講義に参加して学習しようとするよりも,特定の教材を取得して独学する方が遙かに効率がいいと思います。

 そもそも,社会人の多くが実感することとして,社会に出てから勉強することが多く,大学などで学んだことは結局その基礎に止まるということです。
 日々勉強の上で,新しい情報もどんどん更新されていっている最中,社会に出てから基礎を学ぶために敢えて大学等に行こうと思うのは,別分野に行きたいとかそういったことになってくるようにも思えます。

 そう考えると,実際にリカレント教育が普及するためには,これまで自分が挑戦しなかった分野について,意欲があったり,必要性に駆られていたりする人達に対して,効率的な学習方法を提供するという形になることが必要であろうと思います。
 実際,独学で学べてしまう人達にとっては,大半が自身で学習教材を入手することで達成できてしまうわけですから,そういう人達がリカレント教育に踏み出すとすればそれは独学では達成し得ないような充実した設備や人的資源を準備する必要があろうかと思います。
 そうすると,理系ではリカレント教育の準備は何となく考えられそうですが,文系の場合は大半が学習教材で片が付いてしまいそうで,なかなか難しそうな気もします。
 学習教材で片が付くとすれば,敢えてリカレント教育と銘をうって広めずともいいことであろうかと思います。
 ただ,おそらく,リカレント教育の趣旨の一つとしては,少子化で経営難の学校が増加したことも背景にあるように思われ,それは学習教材の充実では解消しきれない問題のようにも思えます。
 リカレント教育と生涯学習は似て非なるものだと思いますし,そのあり方から考えてもらいたいものです。


 阪神は,昨日今日と横浜さんに大勝しました。

 一昨日の雨天中止直前までは,秋山さんが打たれて大量失点をするなど,もう阪神は勝てないのではとすら思っていましたが,昨日今日はこれだけ点をとれば勝てるでしょうという展開でした。

 点をとって文句はないのですが,いかんせん前から何度も言っている,大量点で勝つという展開は,流れをうまく掴んで勝ったというものであり,本当に強いチームというのは接戦で勝てるチームなのではと思うのです。
 毎度毎度大量点が取れるならばいいのですが,貧打の阪神が連日これだけ打てるのは珍しいことなので,接戦で勝てるのでなければ今後も勝ち抜いていくのは難しいのではと思っています。
 流れを掴んだことは素晴らしいことですが,いかに流れを作り出せるかが重要であり,それを作り出せるのは打つべき時に打てる決定力のある打者です。
 今季の阪神には,その決定力のある打者が少ないように思われ,何とかならないものかとこれまで思ってきました。
 今日は,その役割を,先制タイムリーツーベースを放った福留さんが負ったのですが,福留さんも年齢と体調の関係から全試合出られるわけでもないので,もっと勝負強い打者に登場してもらいたいものです。
 この連日の打線の流れを,次以降の試合でも繋げてもらって,少しでも貧打が解消されればと思っています。

 2軍戦に登板した藤浪さんですが,6回5安打2三振2四球1失点と,数字は上出来でした。
 藤浪さんは,変化球が浮いたり,失投が多すぎたので,内容的に納得できる投球ではなかったと述べていました。
 藤浪さんが納得できなかった点は失投が多すぎたことということですが,これはまさに1軍で崩れた時の状況だと思います。
 これをどのように解消するかが問題なのですが,こればかりは藤浪さんもわかれば実践していると思うので,何ともいいようがありません。
 おそらく昔のフォームに戻したり,試行錯誤を繰り返しているのだろうと思うのですが,もはやこればかりはその経過を待つ以外にないでしょう。
 あれだけの素材ですから,ちょっとしたものが噛み合えばこれまで以上に活躍してくれると思いますし,今季中に出来るかどうかは別として,大いに期待しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:26
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