こんばんは。
阪神は、現在来日しているカブスさん・ドジャースさんとエキシビションマッチを連日行いましたが、まさかの無失点での連勝を飾りました。
昨日の試合は打線がいいところでつながっただけでなく、門別さんが期待以上の活躍をしてくれました。
そして、今日は才木さんの奮闘、そして佐藤さんの一発で勝利しました。
実は、今日のドジャースさんとの対戦は、機会に恵まれて現地で見ることができました。
直接見た感想としては、才木さんの奮闘については非常に素晴らしく思いましたが、2巡目の辺りでドジャース打線がまあまあ才木さんの球に合わせてこられるようになったと思われ、バットには当ててきているもののタイミングが合わずにファウルになるという場面がそれなりに見受けられました。
5回までで80球に達していたところで、私であれば100球に達する6回までは投げさせたいと思うものの、3巡目は危うさを感じるようにも思われるので、おそらく6回で交代が妥当だと思っていました。
それだけドジャース打線は脅威であったというべきであり、やはりスター選手たちはその名前以上に優れている選手たちであったという印象を持ちました。
また、阪神打線ですが、名高いスネルさんに対してなかなか攻略できずにいたところ、近本さんの四球から中野さんのヒットといつもの形でチャンスを作っていって佐藤さんのホームランにつなげていったということで、数少ないチャンスを確実に生かせたというのは理想的だったと思います。
佐藤さんの一発ですが、前日対戦したカブスさんの方々は、NPBの球が飛びづらいという話をしていたところで打ったものですから、佐藤さんのパワーはメジャークラスであったと考えてもいいと思いました。それをスネルさんから打ったというのは、佐藤さんにとっても大きな自信につながる一発であったと思います。
その後も森下さんがチャンスを作ったものの、点につながりませんでした。できればあそこでもう一点取っておけばとは思いますが、ドジャースさん相手にそれは贅沢だったのかも知れません。
個人的には、バントで送ったり、上記の森下さんが三塁まで進塁した際にスクイズ行くかと思ったところでヒッティングで行くなど、あまり藤川采配がバントに意識がないのは何かの戦略なのかと気になりました。
バントについては、以前から戦略上正しいのかという議論もあり、藤川さんはそういった点も踏まえて戦略を考えていたのかも知れませんが、私としては相手に対していろいろな選択肢があると惑わすためにはバントの可能性を匂わせることは重要だと思いました。
特に、森下さんが三塁にいる状態での木浪さんの打席では、木浪さんはもっとスクイズを意識させて攻めていけば配球を惑わすこともできたであろうと思うものの、簡単にツーストライクまでいってしまっていて、少し残念に思いました。
また、5回までは才木さんの締まった投球を見ていて、ドジャースさんとの真剣勝負であったと思いましたが、6回で大谷さんに代打が出され、その後もドジャースさんの主力が次々と交代していきました。
エキシビションマッチである以上、どこまで本気でやるのかという問題があるのはよく理解できますが、それでもこの試合を見たくて多くのファンがチケット争奪戦に参加した経緯を考えれば、ドジャースさんにはもう少し本気で挑んでほしかったと思いました。
ドジャースさんはグラスノーさんを起用し続けたということで、完全に本気ではないとまではいいませんが、私としては今日の試合の見所が事実上5回までになってしまったことは残念に思いました。
ドジャースさんは、エキシビションマッチだから本気ではなかったという評価もあり得るかもしれません。
また、NPBの球の飛びづらさが結果に影響したという評価もあるかもしれません。
ですが、阪神戦についていうならば、5回までは真剣勝負だと思いましたし、ボールについても阪神投手陣は多くの三振でアウトを取っており、佐藤さんがホームランにできた以上、上記2点はいずれも大きな理由ではないと思いました。
今日の試合は実質5回までのものだったと思ってはいるものの、それでも5回までできちんと結果を出している以上、阪神としては上出来以上の結果であったというべきでしょう。
昨季ワールドチャンピオンとなったドジャースさんですが、そのドジャースさんに対して有利な戦いを進め、ピンチらしいピンチを招くこともなく、締まった投球と数少ないチャンスをしっかりとものにできる打撃で勝利したとなると、実質的に世界一といいたい結果であったと思っています。
おそらく世の阪神ファンは皆今日の結果を見て同じことを思っているのではないかと思われますが、このことは特に読売がカブスさん・ドジャースさんに敗戦したことでより強く思ったのではないでしょうか。
つまり、読売基準で見た際、両チームとも相応に強いチームであったというべきであり、その強い両チームに無失点で連勝できた阪神の仕上がりはかなりよい状態だということでしょう。
しかし、困ったこととしては、阪神の投手陣がこれだけメジャーリーガーに通用してしまうとなると、今後よりメジャーへの流出が加速してしまうのではないかという懸念が強まりそうなことです。
実際、才木さんなどはきちんとメジャーに対応しようとするならばそれなりに行けそうな気がしましたが、だからといって優秀な選手たちがことごとく流出してしまうのは日本野球界に大きな問題を生じさせることになりかねません。
とはいえ、選手たちとしてはメジャーを夢として考えている人も少なからずいるでしょうし、その道を断つことはよいことではないでしょうから、難しい問題だと思います。
いずれにせよ、今季の阪神が大変楽しみになってきました。
今季はきっと優勝してくれると期待して、あと少しで始まるシーズンを楽しみに待ちたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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