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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,女装して高校に侵入した男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この男は,午前3時半過ぎ,高校の校舎に侵入して,女子生徒の体育館シューズを盗んだとして,窃盗と建造物侵入の疑いがもたれているということです。
 男が侵入したことで防犯センサーが作動し,警察官が学校に駆けつけたということでした。
 その際,男は,長髪のカツラを被り,えんじ色のブルマに別の高校の女子生徒のものと見られる体操着姿で,盗んだ靴を履いていたということでした。
 警察の調べに対して,男は,学校に侵入したことは認めているものの,靴を盗んだという点については,えんじ色のブルマに似合うと思って履いただけで盗むつもりはなかったとして否認しているそうです。
 警察は,男が高校に侵入して靴を盗んだいきさつや,着ていた体操着をどこで入手したのか等について調べているということです。

 ネット上では変態番付という変態的行為を行った犯罪者達がまとめられていますが,この犯人はそれに名を連ねてもいいくらいの人だと思います。
 男は年齢47歳で無職ということで,なぜこのような行為をして,犯行時に着用していたものもどこで入手をしたのか,その内容によっては相当な番付上位に位置してもいい事件かもしれません。
 特に,もしも靴を盗む意思はなく,履くことだけが目的だったのだとすれば,なぜ靴を履きたかったのか,もしかしたらそれを学校内で履くという行為そのものが目的だったのではないかなどといろいろと考えさせられる部分があります。
 番付を見てみると,上位者にはそういった動機面等について一般では追いつかないような思想がある人が多いように思われ,本件ではそのような点の解明が待たれる事案だと思います。

 さて,この行為について,逮捕容疑は建造物侵入と窃盗ですが,このうち建造物侵入は認めているものの,窃盗は認めていません。
 この否認内容については,盗むつもりはなく,ただ履くためだけだったということですが,もしもひとしきり履き終えた後に返すつもりであれば,窃盗罪は成立しません。
 というのは,窃盗罪の成立には不法領得の意思というものが要求され,例えばちょっと借りて使い終わった後に返すつもりだったという場合には窃盗は成立しないのです。
 そうすると,本件でも,学校内で体育館シューズを履くこと自体が目的であって,それを持ち帰るという意思がなかったのであれば,窃盗罪は成立しないこととなります。
 ただ,男は,他校の体操着を着用していたということで,もしもこれが盗難品であったとするならば,過去の体操服は盗む意思はあっても靴は盗む意思はないとは思いづらいと思います。
 男の意図を解明するには,男の余罪の内容を調べるべきであり,そのためには男の自宅の捜索などを行い,過去の犯罪行為における被害品を持ち帰ったことがどれだけあったのかを確認するなどすべきでしょう。

 男の前科は分かりませんが,通常はこの犯行単独だけであれば実刑にはならない事件だと思います。
 ただ,この手の事件の場合,余罪の件数や内容等によっては再犯が懸念されるため,その予防策をどのように講じていくのかが問題になってくると思います。


 今日の阪神ですが,鳥谷さんがタイムリーをうち,秋山さんが7回を7安打無四球で無失点で切り抜け,見事勝利を収めました。

 鳥谷さんですが,このヒットで1992安打を打ちまして,2000本安打まであとわずかと迫りました。
 今日の打線は全体的に湿りがちでしたが,こういう時にきちんと活躍してくれるベテラン選手は非常に頼もしく思えます。
 昨日もいいましたが,シーズン後半に入った今としては,過程よりも結果が求められるべきですから,ヒットが出ないフラストレーションもあるものの,それよりも勝利という結果自体がもっとも重要だと思います。
 鳥谷さんは,去年相当苦しみましたが,あそこからここまで復活してくれたことを思い起こせば,デビュー当時から見てきた身としては本当にうれしく思うばかりです。

 秋山さんは,今日の勝利で12勝目をあげ,チーム内ではトップとなりました。
 秋山さんの最大の武器は制球力ですが,それがいいことは前から分かっていてもなかなかこれまで開花せず,やきもきしていたところでした。
 それが,今季はここまで勝ってくれて,今振り返れば秋山さんが今季活躍してくれなかったら阪神はBクラスにいたと思うと,ぞっとするところもあります。
 先発のコマ不足の現状を考えると,秋山さんにはシーズン終盤までより働いてもらわねばならないと思います。

 今日は広島さんが敗戦したので,ゲーム差が5.5まで縮まりました。
 広島さんは,8月負け越しということで,シーズン後半に入ってから調子を落としつつあります。
 阪神はまだ25試合残っているということなので,追い上げのチャンスはまだあると思います。
 次のカードをしっかりと勝って広島さんを追い詰めれば,次の直接対決の結果如何では王手までいけるようにも思います。
 また,ここから阪神が調子を上げていけるのであれば,調子を落としつつある広島さんとCSで戦った時に善戦以上の戦いができるとも思えるので,そのためにもここから先の戦い方でいかに阪神が調子を上げていけるのかが重要になると思います。


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2017.08.30 Wednesday
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 先日連載が再開して私の生き甲斐の一つになっていたHUNTER×HUNTERですが,来週の回をもってまた休載される予定であるという記事を見ました。
 どうやら,来週のジャンプの巻末コメントで,冨樫先生が,日清食品さんから復活賞としてどん兵衛をいただいたので,年内にもう1回復活すると述べているそうで,休載期間はこれまでのものよりはだいぶ短い予想です。

 しかし,他の漫画家の場合,休載をするとなれば通常は1回飛ばしてその次には連載があるというように思うものですが,HUNTER×HUNTERについてはもはや休載するのは回単位ではなく期間単位で考えてしまう分,我々はよく訓練されているということなのでしょう。

 ネタバレになるため詳細は述べませんが,現在の展開は伏線を蒔いてこれからの展開のための助走期間のような展開が多く,正直言って今の展開はとても盛り上がっているとはいいがたいものがあります。
 そのため,前回の休載の時もそうでしたが,今回の休載でも,ここで止まってしまうと再開した時に多くの読者が前の展開を忘れてしまうのではないかという危惧もあります。
 無論HUNTER×HUNTERを楽しみにしている読者にしてみれば,連載再開の一報より以前に復習を行うことが予想されるので,その危惧は大半が当たらないものだとは思いますが,それでも一般の読者にしてみるとこの漫画が面白いものかどうかが把握しづらいという難点もあるのではないかと思います。
 特に,ジャンプは少年誌ですが,今の展開は10代前後の少年にはやや難解であり,さらに休載期間の間が空いてしまうと,HUNTER×HUNTERを楽しみにしている読者以外は読み飛ばしてしまう対象になりかねないと思えます。
 盛り上がっているところで休載されるのは生殺しではあるものの,こういう展開での休載もなかなか厳しいもので,とりあえずいいたいことは早く連載再開をしてもらいたいということに尽きるということでしょうか。
 このままでは,せっかく広げた暗黒大陸という風呂敷が描かれるのが数年先になりかねず,それまでに主な登場人物の多くが亡くなってしまうという困った展開も予想されるので,とにかくもう少しテンポよくお願いしたいものです。

 今回の休載は,これまでのペースと同じく10週連載して再度の休載ですから,基本的に冨樫先生のスタイルに変更はないということなのでしょう。
 ただ,一度休載すると大方1年前後の休載期間をとることが多いと思うのですが,今回もしも年内連載再開となると,記録的に早い連載再開スピードと言えると思います。
 これが巻末コメントにあるように,企業からの復活賞が理由であるならば,できれば各企業はたくさん賞を与えてもらいたいと思いますし,個人的にもどん兵衛を贈りたいくらいな気持ちになります。
 いずれにせよ,連載再開は12月くらいと考えるとして,来週のHUNTER×HUNTERを楽しんだら,いったんこれまでの展開を時間をかけて分析しようと思いました。


 今日の阪神ですが,延長10回に糸井さんのサヨナラホームランで勝利しました。
 久々に体感したサヨナラホームランですが,ツーアウトまでいってしまっていたので,この回も淡泊に終わりかと思っていただけに,ものすごくうれしかったですし,とても気持ちがいいものだと思いました。
 糸井さんのサヨナラホームランはプロ初ということですが,これは大変意外ではあるものの,それでも一般的に考えればなかなか機会もないだろうと思えば頷けるところもあります。
 こうしてみると,糸井さんを昨季のFAで獲得したことは,今の段階では阪神にとって大きなプラスだったとしみじみ思います。
 一時期はものすごく調子を落としていて,本人も辛そうなくらい低迷していましたが,最近は福留さんと同様,普通に調子を取り戻してきております。
 阪神は例年9月に低迷期に入りますが,ここにきて糸井さんを含めて,北條さんなどが調子を上げている様を見ると,今季の9月は乗り切れるのではないかと期待もしております。

 今日は,あまり打線が機能できない日ではありましたが,それでもヒット4本で4得点での勝利ということで,非常に得点効率よく勝てた点については自負してよいことと思います。
 大山さんの二打席連続タイムリーなど,打つべき時に打てているという印象もあり,ヒット数が少なくても結果が伴うならばいうことはありません。
 広島さんが今日は敗戦したため,ゲーム差が6.5と若干詰まってきました。
 それでもまだ差が大きいというしかないのですが,最近の広島さんは一時期より勝てていないので,もしも阪神が9月に低迷しなければまだいけるかもしれないという気持ちもあります。

 先日ここでメンドーサさんを獲得しないという記事を前提に書きましたが,どうやらメンドーサさんを獲得するようです。
 メッセンジャーさんの穴を埋める存在として期待されるところですが,今の阪神の状況を考えればまずは先発として5回まで仕事をしてくれれば御の字というべきでしょう。
 私の個人的な印象としては,ムラは大きいものの,当たった時はいい仕事をする投手という感じなので,ひとまずメッセンジャーさんのいない9月にその当たった時がきてくれれば阪神としてはこの時期に獲得した大きな意味があると思います。



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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:07
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 今日は,埼玉少女監禁事件の判決公判の日でした。
 しかし,被告人が奇声を上げたり意味不明な発言をするなどして,最終的に判決言い渡しが延期されてしまいました。

 今日は北朝鮮のニュースがもっとも大きく取り上げられていましたが,このニュースもそれなりのインパクトをもって伝えられていたものだと思います。
 このような被告人の行動について,弁護人の話では,今朝からこの調子だという発言もあったため,世間の中では自身の責任能力に問題があることを演出するためにこのような行動に出たのではというようにいわれているようです。
 特に,本件の争点の中には被告人の責任能力の有無があるということなので,より本件ではそのようにいわれているように思います。

 これを見ていて,そもそも刑事責任能力と今回の言動についてはあまり関係ないと思いました。
 というのは,刑事責任能力の有無が問題となるのは,あくまで監禁という行為時に責任能力があったかどうかの問題だからです。
 もちろん,現時点で奇行があれば,当時も精神的に問題があったのではというように思えなくもありません。
 しかし,本日は判決期日ですが,刑事裁判は前回期日で結審しており,裁判所は結審時までの事情を基に判決を下すのですから,今日の奇行は原則として判決の内容に影響しないということになると思います。

 では,今日の奇行がどのようにこの裁判に影響するのだろうかと言えば,訴訟能力の問題だと思います。
 刑事裁判においては,その刑事裁判の意味を理解して訴訟活動をできるだけの精神的な能力が要求されるので,それを欠くかどうかが問題となると思います。
 具体的には,実行行為時に責任能力がない場合は無罪となりますが,実行行為時に責任能力はあったものの,公判時には心神喪失状態に陥ったという場合には,裁判所は検察と弁護人,医師の意見を聞いた上で公判手続を停止するということになります。
 その上で,もしも被告人の訴訟能力に回復の見込みがない場合には,裁判所は検察官に公訴の取消を促すなどして,公訴棄却という判決を下すということもありうると思います。
 このように,今回の被告人の奇行によって問題となることは,責任能力の問題というよりもむしろこの訴訟能力の有無なのではないかと思います。

 そうなると,この事態によってこの裁判手続を続行していいのかどうかという瀬戸際の問題になってしまったと思われ,今後判決言い渡しまでに至る道筋の中で検討されるべきは被告人が本当に精神的に問題があるのか,仮に問題があったとすればそれは回復の見込みがあるものなのかということだと思います。
 こればかりは医師の意見によるとしかいいようのないことと思われるので,実際どうなのかは動向を待つよりほかはないでしょう。
 実際問題,今朝からこのような奇行に出たということで,これがわざとやっているのか,それとも判決言い渡しという過度の緊張感の中でこのような症状になってしまったのか,それは全くよく分かりません。
 ですが,このような大きな事件について,これまで多くのコストをかけて争われてきたのですから,個人的には判決は大変気になるところでもあります。



 今日の阪神ですが,小野さんがついにプロ初勝利をあげました。
 小野さんは,これまで好投する試合は援護を受けられず,打線が仕事をした際には失点をしてしまうという何ともかみ合わせが悪い試合ばかりだったと思います。
 好投する際の試合を見る限り,これまで勝てていないことが不思議なくらいの投手だったと思うのですが,今日はようやく勝ちが付きまして,私はうれしいという気持ちよりも安堵という方が大きいように思います。
 小野さんは,好投しているときには援護に恵まれなかったものの,今日は自身でもヒットを打ちまして,自ら勝とうという姿勢も見せてくれていたものですから,それだけに本当に勝ってもらいたいと思っていました。
 これまで勝てなかったことは本人にとって本当に辛かったと思うものの,これで一つ大きな自信ができたのではないかと思います。
 シーズン後半を迎えるに当たって先発のコマ不足は深刻なのですが,これをはずみに小野さんがさらなる活躍をすることを願ってやみません。

 また,今日は9回に登板したドリスさんが161キロを記録しまして,驚かされました。
 この161キロのストレートに146キロのスプリットもあって,制球が大きく乱れないならばこの投手をどうやって打てばいいのかと相手だったら非常に困ると思います。
 昨季はドリスさんを手放すかどうかなどという話がありましたが,今季のオフは流出しないように死守しないといけません。

 金本監督は,広島さんとの直接対決までの6戦を5勝1敗でいきたいといっていましたが,まずは上々の滑り出しだと思います。
 個人的には,小野さんはやってくれるとは信じていたものの,一方で勝ち運に恵まれていなかったことから不安も持ってました。
 しかし,小野さんが勝ってくれたのであれば,明日の岩田さんもきっと勝ってくれるだろうと思わずにはいられません。
 今日も広島さんが勝利したために差を縮めることはできませんでしたが,阪神にしてみれば目の前の試合に勝つ以外にできることもありませんから,もはやその勝利にこだわっていってもらいたいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:05
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 今日は藤浪さんが先発登板しました。
 前回登板の際にはうまく復活できず,2軍落ちしましたが,先発のコマ不足の影響もあってか,早々と1軍に戻ってきまして,今日先発登板となりました。
 正直言って,私はもっと2軍で調整をさせるべきと思っていましたし,2日前の登板も1イニング18球ということで,それで一体調整具合を本当に見極められるのか,ここで藤浪さんをつぶしてしまいかねないのではないかと非常に不安に思っていました。

 そして,今日の当番を迎えたわけですが,結果を見ると7回途中の6回1/3で3安打3失点,106球で4四死球,9奪三振とまずまずの出来だったと思います。
 速球のマックスは159キロと,依然身体能力の高さを見せてくれまして,やはり素材自体は本物だというべきだと思います。
 そして,これまでの不調の原因は,どちらかというと体調を崩していたとは考えがたいとも思えました。

 今日の投球は6回まではかなり上出来なものだったと思いますが,7回に村田さんに死球を出してしまってから崩れて行ってしまい,そこで桑原さんと交代する形で降板しました。
 藤浪さんの様子を見ている限り,やはり身体能力そのものに問題はないと思うものの,死球から崩れる様はよくいわれるイップスの可能性を示唆するものだと思います。
 イップスの症状によくあることの一つとしては,普段通りのプレーをしているうちは支障がないものの,ピンチを背負ったりすると調子を崩したりするというものもあるようで,今回の藤浪さんの降板に至る経緯はまさにそれに近いのではないかと思いました。
 もしもそうであれば,藤浪さんについて調整というよりはイップスの治療を考えないといけないでしょうし,先発のコマ不足を打開するという意味で1軍で登板させ続けるのであれば交代のタイミングを考えるのは非常に重要になってくると思います。

 今日の交代のタイミングはよかったと思いますが,桑原さんにも疲れがたまってしまっているようで,思うような結果は得られませんでした。
 ですが,今日のように炎上しそうな場面を見極めて交代のタイミングを見計らう分には藤浪さんは成績を残せるだけの実力のある投手だと思うので,徐々に長いイニングを任せるような形で藤浪さんに実績を作っていってあげるべきだろうと思いました。

 そうすると,藤浪さんの登板において重要になってくるのは交代のタイミング,そしてピンチを火消しできる中継ぎ投手ということになろうかと思います。
 この点,今季では桑原さんがうってつけだったわけですが,今日は打たれてしまいました。
 桑原さんの今日の投球を見ていると,球が全体的に高めに浮いているようで,直球も150キロ出ていませんでした。
 また,スライダーも真ん中に入っていってしまっており,相当疲れがたまっているように見受けられました。
 今季の勝利の多くは桑原さんに依存するものだったように思えるのですが,ここにきて桑原さんの疲れは非常に痛いと言えます。
 ただ,これまで相当ピンチの場面ばかりで投げさせてきたことを考えると,一度2軍で休ませてクライマックスまでに調子をあわせてきてもらうことができればいいと思えます。
 とはいえ,それをできるだけの贅沢を言いづらい状況にもあるのですが。

 さらに,岩崎さんも厳しいように思えまして,藤浪さん先発において求められる中継ぎ運用がなかなか難しい状況にあることも事実です。
 今季はメッセンジャーさんの離脱などなかなか選手起用に厳しい状況も多くあるのですが,それでも他球団も万全なところはないでしょうし,やりくりしていくしかないのでしょう。

 このように,藤浪さんはまずまず,中継ぎ陣が崩れたという試合ではありましたが,今日の敗戦の原因は失点が多かったことのほか打線がまるで機能できなかったこともあげられると思います。
 6失点は大きいことはいうまでもないのですが,それでも2安打ではもっと失点が少なかったとしても勝ちようがありません。
 畠さんは前回の横浜戦での好投を考えればよい投手なのは間違いないのでしょうが,それにしても阪神打線は無抵抗だったというべきでしょう。
 いくらいい投手相手だったとしても,藤浪さんの降板に関してもう少し打線が援護できていれば精神的にも落ち着けたかもしれないと考えれば,打線のふがいなさは大いに問題にすべきことであろうと思います。

 読売のホームでの試合で,かつ例年阪神が落ちてくる時期であることを考えれば,3タテされなかっただけでも上出来というべきかもしれません。
 ですが,今日の敗戦で着々と広島さんは首位に近づいており,阪神としてはもう少し意地を見せてもらわねばならない試合だったと思います。
 今週のカードはホーム甲子園でヤクルトさんと中日さんという下位球団を迎え撃つわけですが,ここは最低でも4勝2敗で乗り切ってもらわないと次の話をしようもないと思います。
 今日のような情けない打線は,次のカードでは見せないようにしてもらいたいと思うばかりです。

 なお,右足腓骨骨折のメッセンジャーさんですが,アメリカに一時帰国していたところ,本日再来日しました。
 患部の手術を追えたそうで,29日から鳴尾浜でリハビリを再開するということです。
 クライマックスでの復帰を目指しているということですが,私は今季はもはや絶望だと思っていただけに非常にうれしいニュースだと思っています。
 いきなり本番というのはかなり厳しい条件だとは思うものの,現在のコマ不足の先発投手陣にメッセンジャーさんが入ってくれれば間違いなく戦力に厚みが出ると思います。
 期待しすぎて患部に問題が残っても困るのですが,期待して待っていたいと思います。

 日ハムさんを離れることになったメンドーサさんを阪神が獲得するかという話が出ていましたが,最終的には獲得を見送ったようです。
 メッセンジャーさんが離脱した今としてはメンドーサさんは大変魅力的ではありましたが,上記の通りメッセンジャーさんの復帰見込みが1月後であるならば,外国人枠との関係上でメンドーサさんの出番がほとんどなくなる可能性もあるため,この判断は仕方がないのかもしれません。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:39
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,サイドカー付バイクが横転して死亡者が出たという痛ましい事故があったので,取り上げてみました。

 この事故は,サイドカー付バイクに家族3人が乗車していたところ,バイクが路外に飛び出して2〜3メートル下に転落したということでした。
 この事故で,運転手の妻と娘が傷害を負い,妻は亡くなってしまったということでした。
 運転手自身も肋骨を折るなどの重傷を負ったとのことでした。
 警察によると,このバイクは道路交通法上普通乗用車に分類され,ヘルメットの着用義務はなく,当時乗車していた家族3人ともヘルメットを付けていなかったということでした。

 まずは,亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに,怪我を負われた方の早期回復を願うばかりです。

 この事故で特に注目されるのは,ヘルメットを着用していなかった点でしょう。
 ヘルメットを着用しなくてよいものがあるのかといえば,実は特殊三輪自動車に該当する場合にはあり得ます。
 オートバイは後輪の一輪が駆動機で回転するようになっていますが,サイドカー付のバイクの中にはサイドカーのタイヤがバイクの駆動機によって回転しないものと駆動機によって回転するものとがあります。
 このうち,駆動機で回転しないもののうち50CCを越えるものについては自動二輪という分類になるのですが,サイドカーが駆動機で回転する,すなわち後輪二輪が駆動機で回転するもの(いわゆるトライク)は道路交通法上普通乗用車として取り扱われます。
 そして,この駆動機で後輪二輪が回転するタイプのサイドカー付バイクについては,道路交通法上普通乗用車としての扱いになることから,運転免許は普通乗用車のものが要求され,ヘルメットの着用義務もありません。
 記事に細かくバイクの種類等について記載はないのですが,おそらく上記のカテゴリーに該当するバイクだったのではないかと思います。

 このような車両は,元々アメリカで流行したものだったようで,それが日本に入ってきた際には日本の法律の予定していない車両だったようです。
 日本にこれが入ってきた後,当時の運輸省において,50CC以上のトライクは道路運送車両法条速射付自動二輪車(サイドカー),道路交通法上では普通乗用車とみなすという見解が出され,現在の法律の取り扱いに至ります。

 そのような経緯をたどったため,バイクにもかかわらずヘルメット装着義務がないという不思議な車両が生まれたわけですが,実際バイクに比べて三輪の方が安定感があるとはいえ,いわゆる普通乗用車と比較すれば乗っている人の安全度合いが全く違うことは明らかだと思います。
 このような痛ましい事故があったとなれば,これを契機に法律の取り扱いが変更されたり,法律自体が改正されたりする可能性は十分にあると思いますが,それはこのようなバイクの愛好家にとっては非常に悲しいことなのかもしれません。
 ですが,このような事例が生じた以上,生命身体を守るという趣旨から見れば,そのような動きになったとしても致し方ないのかもしれないと思います。


 今日の阪神ですが,ヤクルトさんに快勝し,カード勝ち越しを決めました。
 今日は,先発秋山さんが8回3失点と先発として立派な投球をしまして,打つ方では鳥谷さんと中谷さんのホームランを始めにいい感じで点を取れました。

 今日の秋山さんの投球を見ていて,先発投手が安定した投球をしてくれることのありがたさを改めて実感しました。
 しかも,8回まで投げてくれまして,このところ中継ぎ投手の出番が多かったことが気になっていたので,それを休ませられたことが相当大きな功績だと思いました。
 失礼ながら,シーズンが始まる前は,秋山さんがここまで活躍すると思っていなかったのですが,もしも秋山さんが出てきてくれなかったらと思うと,今の先発投手陣を振り返ればぞっとする気持ちです。
 それだけ秋山さんの今日の活躍は大きいものだったと思います。

 鳥谷さんのホームランも大変喜ばしいものではありますが,2000本安打まで残り11となり,いよいよ大記録も間近に迫ってきたというわくわく感もあります。
 鳥谷さんは,阪神入団当時からずっと見てきた選手で,この数年はずっと苦しんできたこともよく知っていますから,ここまでたどり着けたことが本当にうれしく思います。
 長い期間にわたって安定して試合に出続け,それなりの結果を残すというのは並大抵の功績ではなく,これだけの選手は今後なかなか出てこないだろうと思うものです。
 去年の不調ぶりを思い返せば,今年は得点圏打率は物足りないものの,ヒットやホームラン,四球による出塁率については特筆すべきものがあり,この年齢でこれだけできる選手というのは素晴らしいの一言に尽きます。

 中谷さんですが,3試合連続ホームランで,16本目まで来ました。
 20本まであと4本と迫り,ついに阪神に和製大砲が登場したのかと強く期待しています。
 去年伸びてきた高山さん,北條さん,原口さんはいずれも今季苦しんでいるため,過剰な期待をかけてはいけないとは思うものの,中谷さんは各球団ともに対策を講じている中で結果を出しているものですから,やはり期待はしてしまうものです。

 今日は,広島さんが3試合連続となるサヨナラ負けを喫し,阪神との差が6.5まで縮まりました。
 そして,阪神の自力優勝が復活したため,広島さんのマジックも消滅しました。
 1勝1敗で消滅したマジックだけに,また明日には復活する可能性も大いにあるわけですが,それでも阪神が勝ち続ければ逆転優勝の見込みもあるということを感じさせてくれるものではあると思います。
 このところの広島さんの中継ぎ投手陣の不調はかなり厳しいものがあり,前半に点をとっても諦めないで戦い続けて勝ってきた横浜さんの戦い方は非常に参考になります。
 横浜さんには3.5差に迫られている阪神だけに,単に広島さんの敗戦を喜んでばかりはいられないのですが,それでも横浜さんの戦い方は参考になりますし,大差でも諦めない姿勢には勇気をもらえます。
 広島さんは,残念ながら鈴木さんを怪我で欠いてしまいましたし,中継ぎ陣の問題も考えると,あと一月残っていますから,逆転の目はまだあると思っています。
 阪神もこれから苦手の9月に突入するわけで,メッセンジャーさんもいませんから,不安要素を多く抱えているといわざるを得ないのですが,それでも諦めないで戦ってもらいたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,アメリカのミズーリ州で,執行予定の死刑が執行4時間前に執行停止命令が下されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,1998年,女性記者の家に何者かが侵入してノートパソコンを盗み,さらに女性記者を刑43回刺して殺害したというものでした。
 男性が容疑者として逮捕され,2001年に死刑判決が下されていたそうです。
 容疑者は一貫して無罪を主張していたそうですが,聞き入れられなかったということでした。
 そして,8月22日の午後6時に注射による薬殺が執行されるところでしたが,その4時間前である午後2時に死刑執行に対する停止命令が知事より下されたということでした。
 その理由としては,容疑者の弁護士から,犯行に使用された凶器から別人の指紋が発見されたという申し出を受けたからということでした。
 知事は,死刑は最終的,永続的な処罰であり,死刑を執行するには州の住民が有罪判決に自信があってこそであると死刑執行停止の理由を説明したそうです。
 また,知事は,この事件の再調査のために元判事ら5人で構成された調査委員会を構成させたということでした。

 この事件を見ていて,日本でも再審は極めて狭き門といわれていますが,アメリカでもおそらく同様であろうに,よく死刑執行寸前で執行停止が勝ち取れたと思いました。
 この事件では,人権団体により容疑者の死刑執行停止を要求するデモなどが行われていたということで,それが知事の州の住民という言葉につながったのだろうと思いますが,それだけにプロボノ活動はある程度重要なのだろうと思いました。
 確かに,検討すべき証拠があるとした場合,死刑が執行されてしまえば,後日検討結果無罪となったとしても回復は不可能な損害が生じますから,緊急的な判断だったとは思いますが英断だったともいえると思います。
 特に,日本ではあり得ないようなまさに土壇場の判断ということですから,ある意味アメリカらしい劇的な展開だとも思いました。

 ただ,私が大変気になることは,事件があったのは1998年と約19年経っているわけですが,弁護士から申し出られた新証拠というのが凶器から別人の指紋が見つかったという点だったわけで,その点について違和感を覚えました。
 というのは,おそらく万国共通の捜査方法として,凶器の指紋というのは重要視されると思われ,事件発生から捜査の初期段階に行われる者だろうと思います。
 それが,事件から19年も経過して今更この点が話題となり,容疑者と別の指紋が出たから再度検討というのはどういうことなのだろうとは思います。
 例えば,DNA鑑定のない時代の事件について,DNA鑑定という技術が出てきてから後日判断に誤りがあったというのは非常によく分かるのですが,指紋というのは1998年当時も採取して照合するということはあったのだろうと思います。
 最新技術によって,より鮮明に,犯人の同一性を探る精度が高まったということはありうると思いますが,それにしてもDNA型等ではなく指紋が問題となるというのはどういうことなのだろうかと思います。
 指紋であれば,これまでの裁判手続の中で審理が尽くされてきたと思われるので,それを今更取り上げるというのは何か特殊な事情でもあったのでしょうか。
 私の今後の仕事の上でも是非ともその詳細について知りたいところではあります。

 本件については,知事が集めた調査委員会において再調査がなされるようですが,その調査委員会と裁判所との関係はどのようなものになるのでしょうか。
 アメリカ法についてよく分かっていないのですが,アメリカも三権分立ですから,調査委員会の調査結果は行政庁の調査結果であって,司法を担当する裁判所はこの調査結果を有力証拠として採用することはあっても,その調査結果に判決を拘束されないということになるのでしょうか。
 いずれにせよ,再調査がされるのであれば,真相が解明されることを願うばかりです。


 今日の阪神はヤクルトさんに勝利しました。

 今日は,先発の岩田さんが初回から先制点を許してしまい,ビハインドから始まったゲームでしたが,打線がよく働いてくれました。
 糸井さん,福留さんらベテランのほか,中谷さんのホームランなどで点をとり,最終的にはマテオさん,桑原さん,ドリスさんという阪神の勝ちパターンで逃げ切りました。
 昨日は打つべき時に打ちきれなかった打撃陣でしたが,決して全く打てないわけではなかったものですから,決して調子が悪かったわけではないと思っていました。
 今日は打撃陣がよく活躍してくれて,ヤクルトさんに1点差に迫られた後も中谷さんのホームランで突き放してくれまして,非常に頼もしく思えました。
 今季伸びた若手は何人かいますが,中谷さんは本当に頼りになる選手になったと思います。

 一方,先発岩田さんは,先制点をとられただけでなく,5回も失点してしまって,最終的に5回途中4失点と先発としての仕事を果たせたとは言いづらい成績でした。
 岩田さんは,これまでよく活躍できていても,途中の回で突然崩れてしまうという展開がまま見受けられましたが,今日は全体的にあまりよろしくなかったため,ちょっと困りものだと思いました。
 ただ,メッセンジャーさんがいない今となっては贅沢をいう訳にもいかず,今日のように交代のタイミングを見計らって起用するというように考えるべきだろうと思います。
 最近は首脳陣もよくやっているように思われ,今季の岩田さんは必ずしも常によい投球をしていたわけではないにもかかわらず今季未だ負けなしというところを見る限り,今の起用方法はそこまで悪くはないように思いました。
 とはいえ,岩田さんには,できれば6回までは試合を作ってもらいたいものです。

 阪神は,今日勝てたことで,死のロードの勝ち越しに成功しました。
 このところ,死のロードといっても一時期ほど負けが込むということもなく,反省を踏まえて成長したというべきなのでしょう。
 また,今日は広島さんが負けたので,わずかながらゲーム差が縮まって7.5差となったので,この調子で勝っていけることが本当に望ましいと思います。
 広島さんは,相変わらず強いですが,このところ前ほどは勝てていない印象ですから,阪神にとっても9月は苦手であるものの,ここからが本当の勝負だと思いたいものです。
 ここからの追い上げに強く期待しております。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14
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 先日久々の1軍登板にもかかわらず思うように活躍できなかった藤浪さんですが,その後2軍落ちして,本日ソフトバンクさんとの2軍戦に登板しました。
 結果は,2回3安打4失点と散々な出来でした。
 このうち,ホームランは2本,四球も2と,制球力不足を露呈してしまいました。

 藤浪さんは,今のところ27日に再度1軍登板する話が出ていますが,このような投球をしていて果たして活躍ができるのか,非常に疑問といわざるを得ません。
 今日は死球こそなかったものの,これだけ150キロ後半の球が打たれてしまっているということは甘いコースに入ってしまったということですし,先頭打者から死球を出しているという現状を考えると,もはや制球が思うようにいっていないのでしょう。
 2回は下位打線とはいえ2奪三振で三者凡退と,藤浪さんの能力自体に衰えがあったとは思えないので,やはり問題は制球なのだろうと思います。
 そして,この制球の問題は直ちによくなるものではなく,もはや今季は1軍復帰は見送って徹底的に調子を戻せるように対策を講じなければならないと思います。
 チーム事情を考えて早期復帰が企図されているようですが,中途半端な起用はむしろ藤浪さんの将来性をつぶしかねないので,ここはきちんとよくなるまで2軍で調整し続けるべきでしょう。

 藤浪さんについては,オフに海外に行かせるプランがあるという記事を見ましたが,個人的には大いに賛成です。
 まず,日本では否が応でも藤浪さんは注目されるため,もしも懸念されているイップスであった場合,改善させる環境としてはよろしくないと思えます。
 次に,藤浪さんの体格は,高身長で手足が長く,日本人離れしていると思います。
 そのような体格の藤浪さんについて,日本人コーチが適切な指導を行えるのかと考えると,アメリカ等で似たような体型をした選手達を指導している方々から教えを受けた方が改善する可能性が高いとも思えました。

 このような話はオフのことなので,まだシーズン中である以上は目の前のことに集中すべきであろうとは思います。
 しかし,藤浪さんに限って言えば,復帰を急ぐことで短期的な結果は出たとしても,そこで潰れてしまうかもしれないのであれば,一シーズンを棒に振ってでも調整に専念してもらいたいと強く思うところです。
 特に,本人は前回登板から一生懸命調整していたにも関わらず結果が出なかったのですから,短期的な目標の下で調整をしたとしても結果が出るとも思いがたいのです。

 今季は球界の宝である大谷さんと並んで藤浪さんもよろしくない年ではありますが,両者とも来季こそは最高の状態のプレーが見られるように願ってやみません。


 今日の阪神ですが,投手陣が最後の最後まで踏ん張ったものの,なかなか打撃陣が点を入れてくれず,最終的に桑原さんが打たれて負けてしまいました。
 これまで何度も救ってくれた桑原さんを責めるつもりはありません。
 それまでの回も,高橋さんなど,ピンチを背負いつつも何とか切り抜けてきてくれて,そこで流れがもってこれたかと思っていたのですが,うまくいきませんでした。
 結局投手陣がいくら踏ん張っても,打てなければ勝てないということなのでしょう。
 もちろん,中谷さんや大山さんのホームランなどがあればこそ接戦まで持ち込めたので,打撃陣が全く仕事をしていないとはいいません。
 ただ,それでもこういう展開で負けてしまうと,最後の一本が出ない歯がゆさは感じてしまいます。

 先発の小野さんですが,足を痛めて途中降板ということでした。
 ただでさえ先発のコマ不足のところで小野さんもいなくなってしまうとすれば非常に大きな問題でしょう。
 小野さんは,今日こそ勝ち星を掴むべき日ではありましたが,残念ながら悪い日の小野さんが出てしまって,点をとられすぎてしまったと思います。
 ですから,これまでの傾向を見ている限り,悪い小野さんであれば,あそこでスイッチしていなかったならばもっと失点していたことも懸念されていたと思われ,この怪我が勝敗を分けたとは思っていません。
 それでも,先発投手としてイニングを食ってくれる存在は貴重であり,小野さんを失うこととなれば非常に大きな問題だろうとは思います。
 これを契機に藤浪さん1軍登板の話が出かねないとは思うものの,そこは何とか我慢してもらいたいものです。

 今日は広島さんが負けましたが,こういう日だからこそゲーム差を詰めるために勝ちたかったです。
 非常に惜しい試合だっただけに,今日の敗戦は悔やまれるところではありますが,そこはヤクルトさんの強さを素直に認めるべきとも思っています。
 明日は岩田さんが登板しますが,シーズン中盤まであまり出てこれなかった分,活躍を期待しています。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:03
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,インドで,トイレを自宅に設置しないことが虐待だという理由で裁判所が離婚が認めたというものがあったので,取り上げてみました。

 判決によると,妻は,結婚してから5年にわたって屋外で排泄を余儀なくされ,これが残酷で耐え難いものと考えたようです。
 屋外での排泄に当たって,女性は暗くなるまで待たねばならず,身体的苦痛に耐えてきたと理由で述べていたということです。
 インドでは重大な健康問題である屋外での排泄について,恥ずかしい行為であるだけでなく,女性に排泄のために安全な環境を認めない拷問であると判断したということでした。
 インドで離婚が認められるのは,結婚生活における残虐行為,暴力あるいは金銭の不当な要求などの証拠が裁判所で示された場合のみということなだけに,この判決はトイレを自宅に設置しないことがそのような場合に当たると判断されたということで大変珍しいようです。
 ユニセフによれば,インドの人口の半分近くに当たる約6億人が屋外で排泄しているそうです。
 インドでは,携帯電話の普及率が9割に対して,トイレの普及率は全世帯の7割程度だということでした。

 日本ではこのようなことはないことなので,この判決が日本ではどうかと考えるのは意味のないことだと思います。
 インドの中では,これを虐待と捉える向きについて,おそらく議論のあるところだろうと想像します。
 というのは,インドではトイレの普及率が7割,人口の半分近くが屋外で排泄しているというのであれば,それをもって虐待と解釈するという国民がどのくらいいるのだろうかと思ったのです。
 例えば,昔は日本中で喫煙が許容されていましたが,今は喫煙がかなり禁止されている領域が増えてきて,世の中の許容範囲が変わってきていますが,インドのトイレというのは日本の喫煙と同じような議論に乗せたときにどの程度国民の中で許容されるものなのだろうかと思います。
 身体的な問題や恥ずかしい行為という問題,衛生上の問題等を考えれば,屋外排泄が好ましくないことはいうまでもなく,我々の常識に照らせばこの判決は当然だろうと思うのでしょう。
 ですが,インドでは実際この問題がどのように捉えられているのか,どのくらい国民から支持を受けるのか,その点は文化や環境によって考え方が異なる問題だと思いますし,その点とこの判決の関係が気になるところです。

 ちなみに,携帯電話の普及率とトイレの普及率のギャップについて,いろいろと議論があるようで,私も違和感は感じました。
 ただ,金額面や運用面,スペース面,設備面等を考えた導入コストはトイレと携帯電話とで違います。
 携帯電話よりトイレが先だろうというのは我々の常識ではそうであろうところですが,コストや導入の難易度,そもそものそれまでのやり方や慣習によって,優先順位が我々とは違う考え方なのかもしれないとも思いました。

 インドの首相は,2019年までに全世帯にトイレを設置することを公約に掲げているということですが,それに関する理解がどの程度浸透していっているのか,その点がまず問題だと思いました。
 これまでの文化や慣習とトイレの必要性を比較して,トイレの必要性が上回るという理解を浸透させねば,いくら費用等をかけてもトイレの普及につながらないように思われ,この問題は容易に解決できないと思いました。


 阪神は,中日さんとのカードを3連勝で終えられました。
 広島さんを追う身としては,これからは極力負けられないところでしたが,それでも3連勝は上出来過ぎという印象です。
 特に,3戦目は,きわどい試合を延長で決めまして,福留さんといい鳥谷さんといい,このところベテランの力が際だっているように思います。
 シーズン後半に入るところで,各選手の疲れがピークに達する時期ですから,こういうところでは若手よりはプロ野球をよく知っているベテランが活躍しているということでしょうか。
 いずれにせよ,大変頼もしい限りです。

 この土日は所用で名古屋に行っていたものの,残念ながら阪神と縁がなく,ファンとしては情けない限りでした。
 しかし,新幹線内でもちらほら阪神ユニフォームを荷物でもった人も目にしましたし,阪神がシーズン後半も優勝戦線に残っているというのはこのようにファンを応援のために日本各地に動かす力があるのだろうと思いました。

 現在広島さんは69勝40敗,阪神は60勝48敗ということで,ゲーム差は8.5もあります。
 マジック24は点灯した状態で,シーズン中盤であれば8.5差ならば希望を持ちたいところですが,後一月足らずの残りシーズンで果たしてどこまでできるのか,結構厳しい状況といわざるを得ません。
 しかも,阪神は,エースメッセンジャーさんを欠いていますし,阪神自身の抱える不安要素も大きいといえます。
 広島さんの打力は相当脅威ですが,一方で中継ぎ抑え投手についてはやや不安もあるという印象で,直接対決では決して一方的に実力差で押し切られるということでもないと思います。
 残りの広島さんとの直接対決は5試合ですから,これを全勝してもまだ逆転はできません。
 阪神の逆転優勝は,もはや広島さんとの直接対決をほぼ全勝し,残り試合もそれなりに勝ち続けなければ厳しいと思います。
 ただ,希望がないわけではないですから,小さな望みを頼りに楽しんでみていきたいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04
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 今日のニュースを見ていたら,高校から野球のボール等が盗難されたというものがあったので,取り上げてみました。

 盗難にあったのは,栃木,群馬,茨城,埼玉,福島の各県にある県立高校の硬式野球部のボールやバット,グラブなどの野球用具ということでした。
 これまで被害にあった学校は合計18校ということで,被害にあった野球のボールは合計で9100個にも及ぶそうです。
 一部の学校では,物置などの鍵が壊されており,各県警は窃盗事件と見て捜査しているということです。

 この記事を見ている限り,各盗難の被害現場はそれぞれかなり離れているのですが,野球部保管の野球用品を狙った犯行であること,いずれも県立高校が狙われていることなどを考えると同一犯の可能性があるのかもしれません。

 以前,国立大学専門の泥棒というものがいたように記憶しておりますが,それは国立大学のものの保管に関するセキュリティが私立学校に比べて甘かったこと,セキュリティ手段が各国立大学ともにあまり変わらなかったこと等が理由に挙がっていたような気がしました。
 今回は県立高校ばかりが狙われていますが,これはもしかしたら私立学校の方はセキュリティが厳重なのかもしれません。
 それは私立学校の方がお金をかけているのだろうと思うのですが,それは保管場所に行き着くまでのこととして,そもそも学校の敷地内に容易に入れるものなのだろうかとも思います。
 おそらく野球部員が犯人を現認できなかったということであれば深夜の犯行なのだろうとは思うのですが,それにしても深夜であれば容易に侵入できるということなのでしょうか。
 この事件は7月中旬から今月16日までに発生しているということで,被害期間は約1ヶ月にわたっております。
 複数の件をまたいで行われている以上,そのような情報は当然近隣の県にも伝達されていると思うのですが,それで警備等が変更されたのかどうか,情報の共有の仕方については問題があるのかもしれません。
 この件を契機に,盗難被害に遭いやすい状況やそれを防ぐための方法等について情報が共有されてもらいたいものです。

 もしも同一犯だとすれば,これだけ多くの野球のボールをどのように処分するのか問題になるでしょう。
 自己使用にしては多すぎるので,おそらくは買い取る者が存在しているということなのでしょうが,そうするとまずはそのような市場について警察が捜査をすることになるのでしょう。
 また,これだけ個数が多いとなると,保管場所や移動手段もある程度限られると思われ,その点から捜査が進められるのではないかと思います。
 被害品が一つの場所に集められるということはないのだろうとは思うのですが,多くのものを動かせばその分の痕跡が生じると思われるので,何とかそこから検挙につながってもらいたいものです。


 昨日まずい投球をした藤浪さんですが,今日にはもう2軍落ちしてしまいました。
 確かに昨日の状況を見ればもう一度調整させねばという気になるのも分かるのですが,そのような状態であればこそなぜ1軍に上げたのかという疑問もあります。
 確か掛布2軍監督は問題ないといっていたものの,2軍投手コーチはどのように見ていたのでしょうか。
 また,藤浪さんを昨日1軍に上げましたが,これはボブルヘッド人形を作ってしまった都合上,調子に関係なく1軍に上げたのではという疑問すら生じます。
 もしもそのような都合で上げたのであれば,球団の体制の問題だと思うので,このボブルヘッド人形がいつころ発注されたのか詳しく知りたいところです。

 藤浪さんの症状についてはイップスの可能性が指摘されていますが,これは以前からそのようにもいわれていたと思います。
 本当にイップスなのであれば,調整の仕方が他の選手と一緒というわけにもいかないように思うのですが,実際はどうなのでしょうか。
 昨日の登板を見ている限り,球速は相変わらず出ていたので,体調には問題はないと思います。
 一方,四死球や投球モーション中の落球など迷いも見受けられたとなると,やはり精神的な問題もそれなりにあるのかもしれません。
 もしも精神的な問題であれば,自身をいかに取り戻すかということかもしれませんし,そうなると今季はもう登板を見送ってでも再起にかけるという方がいいように思います。
 阪神の先発投手陣は崩壊状態ですが,それでも藤浪さん復活のためには今季の登板を見送るだけの価値があると思っています。

 今日ですが,最終的には福留さんのサヨナラ犠牲フライで勝利しました。
 昨季はいろいろな若手が台頭してきたものの,今季はそれらの若手がいまいち活躍できない中でベテランがいい活躍を見せてくれています。
 こんな風に,誰かが落ちてきても別の誰かが挽回できるという状態は決して悪くないものだと思っています。

 このところ連敗が続いていて,なかなか勝てない停滞ムードもありましたが,それでも一方的にやられていたという試合はなかったと思います。
 昨日も,それなりに点はとられはしたものの,結局終盤にそれなりに取り返すなど,意地なく負けた試合はなかったと思っており,結果が伴わなくても私は自負する面もあったと思っています。
 今日の勝ちは,これまでの意地が結果に結びついた成果だと思うので,私はこれからも阪神打線はそのような意地を見せてくれれば,少なくともつまらない試合ばかりで終わることはないだろうと思っています。

 このところ,先発投手陣の崩壊に続き,自慢の中継ぎ陣も打たれ始め,投手陣の調子が落ち込んでおります。
 そんな中で,守備の要であった大和さんも登録抹消ということで,阪神は相当苦しい台所事情の中で後半を迎えることになってしまうことになりそうです。
 それでも今日の最終回のように,俊介さんがヒットで出て,梅野さんがバントで繋いで,西岡さんがきちんとボールを見て四球で出て,北條さんが粘って打てたからこそ福留さんの勝利につながったという展開を演出でき,打線が意地を見せてくれたことはこのところの阪神を象徴する出来事だったと思います。
 これまで投手陣におぶさってきた展開も多かったですから,ここからは打線が引っ張っていってもらいたいものです。
 そして,また打線が停滞したら,今度は投手陣が助けてくれるという,そんなお互い助け合って,無抵抗では負けないという試合を見せてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28
2017.08.16 Wednesday
 こんばんは。


 現在首位広島さんと直接対決を迎えている阪神ですが,2戦目の今日は藤浪さんが登板しました。

 藤浪さんは,今季は制球がなかなか定まらず,2軍落ちして調整を続けていました。
 しかし,メッセンジャーさんの骨折離脱など阪神先発陣が崩れてきてしまったこと,2軍戦登板においてそこそこの成績であったことから,本来はもう少し調整させるべきというところではありましたが,今日1軍に復帰登板しました。

 今日の試合では,先着順プレゼントとして藤浪さんのボブルヘッド人形が配られる予定でした。
 しかし,ボブルヘッド人形は輸送中のトラブルにおいて約6000個が破損してしまい,この分については後日郵送するということになってしまいました。
 このニュースから始まり,今日の藤浪さんの登板は暗雲立ちこめているのではと疑ってしまっていました。

 そうして今日の藤浪さんの登板ですが,結果からいえば4回2/3で7安打3失点と先発としての仕事を果たすことができませんでした。
 4奪三振,最速159キロはさすがの素材というべきなのでしょうが,2死球を含む7四死球ということで,このイニング数にしては非常に多いといわざるを得ません。
 しかも,2死球は,いずれも問題だといわれていた右打者のインハイに抜ける球であり,結局最大の問題といわれていたインハイに抜ける球がまったく改善されていませんでした。

 結果としては4回2/3で3失点ですから,やはりよくはなかったと思うのですが,私としては四球を多少出したり打たれたりしたとして球数が増えたとしても,結果的に失点が少ないならば別に許容すべきというように思っています。
 そのような投球を続けていくとすれば,年をとってからが大変だと思いますし,ずっと続けられるスタイルではないのかもしれないとは思うものの,それでもこれまでそのようにして勝ててきたのであれば,別に今すぐにそれを変える必要はないと思うのです。
 問題は,失点を少なく抑えられるのか,そして右打者のインハイに抜ける球をなくせるのかという点に尽きるのだと思っています。
 しかし,今日見ていた限りでは,その抜ける球の改善ができず,それを意識してずいぶん崩れてしまったように思えます。

 今日の投球で,相当抜ける球を意識していると思ったのは,4回の投球で,投球モーション中に球をポロッと落として締まった場面を見たときです。
 おそらく,藤浪さんは,力強く握ってしまうとすっぽ抜けてしまうのではないかと考えて,力を抜くことに意識した結果,投球モーション中で手から球が抜け落ちてしまったのだろうと思います。
 これを見たとき,藤浪さんはもはやどのような具合で弾を握っていいのか迷走しており,精神的に参っているのではと推測してしまいました。
 もしもそうであるならば,このまま先発を継続させることは非常に危ういと思いますし,もっとも達成すべき最少失点という目標をかなえることも難しくなってしまうのではと思っています。

 今日の死球のうち,特に投手である大瀬良さんに当ててしまったことは非常によろしくないと思います。
 大瀬良さんの紳士的な対応で事なきを得ましたが,それでも普通に考えれば投手相手に死球というのは許容されづらいことは同じ投手である藤浪さんにとってはよく分かることでしょう。
 その後は菊池さんにも当ててしまいましたし,今日の投球は本人としては納得いかないだけでなく自信を失ってしまうきっかけにすらなるのではと心配しています。

 試合自体は,打線がそれなりに盛り返そうとはしていたものの,その後失点が続いてしまって,最終的に敗戦を喫しました。
 今日は,珍しく桑原さんが打たれましたが,いつもピンチの場面に登板させられていたため,今日のように打たれたとしても私はまったく責める気にはなれません。
 打線も,チャンスを十分に生かせたとは言い難くはありますが,それでも結構点差の付いていたところから3点までとれたところを見る限り,それなりに頑張ったと思いますし,こちらも特に責めるまでではないと思います。

 とはいえ,敗戦という結果自体は受け止めなければならず,この結果のため10.5ゲーム差まで開いてしまって,もはや優勝はほとんど不可能になってしまったと思います。
 最低限のノルマとして勝ち越しが要求されていたと思っていましたが,まさか負け越しが確定し,場合によっては3タテですから,さすがに相当厳しい状況といわざるを得ません。

 広島さんを見ていても,中継ぎ抑えがいまいちピリッとしないので,調子を上げていければクライマックスでは十分戦えるのではとは思えます。
 ただ,その前提として,阪神としても勝てるという意識を存分にもてるようにする必要がありますし,その意味でも今日はもう少し打って,できれば勝ってもらいたかったという気持ちが非常に強くあります。

 先発投手が不足している阪神としては,できれば藤浪さんに存分に活躍して復活してもらいたかったのですが,残念ながら思うとおりにはいきませんでした。
 藤浪さんにとっての不運としては,復帰登板がセリーグ最強打線だったというところもあり,これがもう少し打線が薄いところと当たれていて徐々に自信をつけられたならばというように思わなくもありません。
 ですが,クライマックスまで進出すれば否が応でも広島さんと当たるのですから,シーズン後半にさしかかっている以上,それが早いか遅いかだけの違いといえばそうなのだろうとも思います。

 何度も言うように,今藤浪さんに必要なことは,最少失点の結果,インハイに抜ける球のできる限りの回避という2点だと思われ,制球難やそれに敷衍する球数増加などはもはや気にしないことだと思います。
 抜ける球が多く出ると,精神的な影響から最少失点をかなえづらくなると思うので,とりあえず上記2点を何とか実現してもらいたいものです。
 そのためには何が必要なのかは難しいところですが,それでも藤浪さんには2軍で悠長に調整してもらう時間もないので,次回登板で見いだしてもらいたいものです。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:37
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,偽1000円札を使ったとして中学3年生が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 逮捕容疑は,コンビニエンスストアで菓子類3点代金559円を支払う際に偽1000円札を使ったというものです。
 警察によると,この店では2日前にも偽1000円札が1枚使われ,その偽札を使用したと見られる少年が再度来店したために警察に通報し,駆けつけた警察官が任意同行したということでした。
 少年は容疑を認めているそうで,警察は偽造を自分で行ったのかなどの入手経緯,動機等について調べているそうです。
 この周辺では,近い時点でコンビニや祭り会場の露天などで偽1000円札や偽5000円札による数件の被害が発生しているということです。

 いうまでもなく通貨偽造は重い犯罪であり,私が経験した事件の中でも他の犯罪に比べても相当重い部類のものでした。
 今後の同種事犯の発生を防ぐためには,主に偽札をどのようにして入手したのか,自分で作ったのか,それとも人からもらったのか等,今後の捜査が進められるのだろうと思います。
 このような捜査の場合,最近では携帯電話の通信履歴,自宅のパソコンのデータや履歴等の捜査が重要となると思われ,おそらく早い段階で自宅に捜索差し押さえが入ることになるでしょう。
 お盆の時期で,場合によっては親族等も出入りする中,警察がやってきて自宅の捜索差し押さえがなされる様は,考えると極めて大きな混乱を想像できるものですが,証拠隠滅等の危険を考えれば早期になされなければならないですし,やむを得ないのでしょう。
 特に,複数箇所で偽札使用がみつかっているということですから,もしも犯人が複数であれば被害が拡大することも懸念されるので,迅速な捜査による被害の予防が望まれるところです。

 この事件を見ていて,早々に偽札が使用されたことが発覚しているところを見ると,どうも偽札の完成度が甘かったのではないかと想像できます。
 完成度の高い偽札も存在しているとは聞きますが,私がこれまで携わってきた偽札事件はいずれも完成度が甘いものばかりだったので,おそらく日本銀行券はなかなか偽造することが難しいのでしょう。
 すかしやホログラムなどはただのプリンターで何とかなるものではないですし,それを偽造する機材を自宅に設けるのであれば相当多くの枚数を刷る前提でないと費用対効果が合わないのだろうと思います。

 これまで私が見てきた偽札事件の大半は,もっとも金額の大きい札,日本でいえば1万円札を偽造するパターンだったと思います。
 その理由というのは,犯罪というリスク,偽札を製造するというコストを考えたとき,リスクとコストに釣り合う価値のものを作って使わねば見合わないという価値判断があったからと思います。
 それに比較して,本件では1000円札と5000円札が使用されていて,その点は他の事件よりも特殊な気がします。
 もしかしたら,良心の呵責の関係で低額紙幣の使用に止めたのかもしれませんし,中学生故に1万円札をみだりに使用すると目立つと考えたのかもしれません。
 ただ,1万円札の使用に関する記事がないだけで,実は使用されていたかもしれず,あまり決めつけでいえないのですが,それでも低額紙幣を作ったという動機には興味があります。


 今日の阪神ですが,首位広島さんとの直接対決にもかかわらず,惨敗を喫しました。

 敗戦理由の一つ目としては,先発小野さんの不出来でしょう。
 小野さんは,ルーキーながらよくやっているとは思うのですが,活躍ぶりが不安定だという点が気になります。
 出来のいい試合と悪い試合が両極端で,今日は悪い方が出てしまいました。
 出来のいい試合の方は,打線の援護がなく不運にして敗戦してしまうこともありましたが,それでも今日のように3回途中5失点では先発としては不合格であり,出来のいい試合があってもあまり擁護しづらいというようにも思えます。
 あるサイトにあった球種配分を見ると,配球の大半を占めるストレートは被打率がそれなりに高く,フォークとスライダーは被打率が低いように思われます。
 このようなデータは小野さん自身も理解していると思うのですが,それでも半分以上ストレートというのはおそらくフォークやスライダーを多投できない理由が何かあるのでしょう。
 ストレートを軸に試合を組み立てる以上,ストレートの被打率の高い原因を特定しないと,今後も同じような展開で打たれてしまうように懸念されます。

 二つ目としては,非常にまずい守備でしょう。
 大量失点がありましたが,高山さんの後逸,西岡さんの送球,梅野さんの悪送球と複合的にまずい守備が重なりました。
 中継ぎ登板したメンデスさんもいい被害者だと思いましたが,そのメンデスさんもボークということで,大量失点に当たっての悪い流れがあったとはいえこれはプロの領域に達しているのだろうかと思わずにはいられませんでした。
 阪神の守備のまずさは既に何度も議論に上った話題であり,今更それを唱えたところでまともになるわけではないのだろうと思うのですが,それにしてもせめて西岡さんを外野におくのはやめてもらえないでしょうか。
 決定力ある打線を実現するために,ある程度守備を軽視したということかもしれませんが,これまでの散々な守備を考えればもう少し守備を考えてもいいのではいいたくなります。

 この3連戦は3連勝してようやく優勝の可能性が生じるというところでしたが,さっそく初戦で1敗してしまったため,かなり厳しい状況になりました。
 このせいで広島さんにはマジック27が再点灯してしまい,その一事をもっても今日の敗戦の意味の大きさを思わされるものです。

 小野さんは一時的にでも2軍で調整させたいところですが,今の投手陣を見ている限りではそんな贅沢をすることもできないでしょう。
 むしろ,今日の投手陣を見ていると,メンデスさんを先発として試すのもいいのではと思っています。
 メッセンジャーさんが離脱してしまった以上,その代わりとしてメンデスさんが多少なりとも穴を埋めてくれればと思いますし,その実力もあると思うのです。
 メンデスさんの2軍での出来はよかったですが,外国人枠の関係で1軍で活躍できていませんでしたから,これを機会に実力を見定めるというのはいいことだと思います。

 そして,明日登板する藤浪さんがどのくらい通用するのか,大変興味があります。
 メッセンジャーさんが離脱してしまった代わりというのも難ですが,次世代エースとしての実力を見せてもらいたいものです。
 エースというのは,このような場面で登場してチームの支柱として機能する選手だと思いますし,藤浪さんはそれができる選手だと思っています。
 制球難はいまいち矯正されていないとは思うのですが,右打者のインハイに抜ける球は矯正されつつあると思うので,もう打者に当てなければ思う存分投げたらいいと思うようにしたいと思います。

 広島さんとの差を考えれば,もう明日明後日は勝つしかないですから,どんな展開だったとしても結果に期待しています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:24
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 今日のニュースを見ていたら,刑務所内のソフトボール大会で受刑者同士が喧嘩したというものがあったので,取り上げてみました。

 怪我をしたのは2人部屋で一緒に生活している2人の受刑者ということです。
 喧嘩の原因となったのは,刑務所内で開かれるソフトボール大会の打順の決め方の問題でした。
 この件を巡って2人で口論となり,喧嘩が始まってしまいました。
 一方の男は,相手に対して複数回頭突きをしたり,のどや鼻にかみつくなどして,全治約1ヶ月の重傷を負わせたということでした。
 他方の男は,相手の顔を殴り,後ろに抱えて投げたということでした。
 重傷を負わせた男の方は傷害罪,殴ったりした方の男は暴行罪で書類送検されたということでした。

 ソフトボール大会の打順の決め方を巡って口論になったということですが,最近甲子園が始まったことに影響されたのだろうかと思いきや,事件があったのは今年5月のことということで,どうやら甲子園とは関係がないようです。

 打順の決め方といっても,どのような問題点で口論になったのかはいまいち分かりかねますが,いずれにせよどうしようもない事件だということは間違いないと思います。
 受刑者のレクリエーション企画で喧嘩を勃発させて犯罪を犯したというのですから,もはや何ともいいようがないと思います。
 このような些細なことで犯行を犯したとなると,果たして刑務所で反省が促されてきたのか,いささか以上に疑問です。
 受刑中の犯行となれば,おそらく彼らの暴行罪と傷害罪には執行猶予が付かず,刑務所にいる期間がその分長くなるということですから,より長く反省してもらうしかないように思います。

 しかし,傷害の方の全治約1ヶ月というのはかなり重たい怪我だといえると思います。
 この手の事件ですが,おおよそ普通の怪我では診断書上で全治2週間程度というものが多いですから,約1ヶ月というのは相当重い部類と考えるべきだと思います。
 行為を見れば,複数回の頭突きのほか,鼻やのどにかみついたということですから,刑務所内で凶器がないという環境の中ではできうる限りの相当強い攻撃手段を用いたというべきでしょう。
 その意味でも,刑務所内で反省をきちんとしてきたというにはなかなか難しいと思われ,その分量刑は思いのではないかと想像されます。

 一方で,もう片方の男も,後ろに抱えて投げたということですが,ジャーマンスープレックスのような形でしょうか。
 これはこれでなかなか激しい攻撃方法だと思いますし,同情しづらいものを感じます。

 これを契機にソフトボール大会の開催自体を見直すということになれば,楽しみにしていた人達も気の毒ですし,その意味でも愚かな行為だと思いました。


 今日の阪神ですが,絶体絶命のところから見事勝ちを拾ったという劇的な展開で勝ちました。

 途中までノーヒットノーランの展開でしたから,今日は勝ち試合だろうと思っていたのですが,まさか7回で逆転されるとは思わず,この展開だと今日も負けてしまうのかと覚悟していました。
 しかし,調子を上げている伊藤隼太さんの代打出塁に始まり,福留さんのタイムリースリーベース,そしてロジャースさんの犠牲フライで,9回に2点とって,最後は逃げ切れました。

 伊藤隼太さんについては,先日から打撃がどんどん期待できるようになり,昨日もいい打撃を見られましたが,今日も最終回で起用されたところでここぞという展開でヒットを打てる勝負強さを見せてくれました。
 本来はスタメンで起用したいところですが,守備の問題があるため,そこに踏み切るには勇気が要るとは思います。
 ですが,これだけの活躍を見せられると,伊藤隼太さんの起用方法についてはこれまでと違うような考え方をする必要があるのではと思ってしまいます。

 福留さんも今日は打撃がよかったですが,最終回はあそこで長打を打てるのかと思うと,やはり経験豊富なベテランという味があるなというように思います。
 一時期は打撃が絶不調で,起用自体見直すべきという意見もありましたが,阪神打線は基本的に若い選手が多いため,実績ある福留さんが中核にいないと収まりが悪いという面からも復活が期待されていました。
 そして,こういう場面での活躍を見てしまうと,やはり福留さんは多少調子を落としていても中軸にいて脅威を与えるべき存在だと思いました。
 ただ,今日の最終打席は相当頑張って3塁まで走っていた様を見ると,明日は休養させた方がいいのかもしれないなどと思ったりもしました。

 そして,ロジャースさんは,初回の先制点に引き続いて最終回の犠牲フライと,本当に打つべき時に打てる決定力のある打者だと思います。
 これから各球団から対策を講じられて徐々に数字は下がってくるのだろうとは思うのですが,それでも失投を見逃さないタイプの打者だと思うので,今の調子を見ている限りではそこまで大きく崩れないとは思います。
 このような決定力のある打者は,ここ数年の阪神の悲願でしたから,仮にこれが一時期の問題だったとしても非常に喜ばしいことに違いはありません。

 他にも,中谷さんは4打数2安打1四球と打撃が好調ですし,守備もいいですから,今季もっとも伸びてきた若手だろうというように思っています。
 糸原さんもいい勝負だとは思うのですが,今は怪我で離脱してしまっているので,それを考えれば中谷さんがもっとも伸びた若手というべきでしょう。

 投げる方は,青柳さんは,途中までノーヒットノーランで,最後の方はピンチを招いたものの,全体的にはよかったと思います。
 中継ぎが打たれた点については,どちらかというと首脳陣の継投ミスという気がするので,今日は中継ぎ陣を責める気にはなりません。
 1点差で迎えた最終回のドリスさんですが,正直言ってこのところの調子を見ている限り不安を覚えていたのは事実です。
 今日はうまく抑えてくれましたが,首脳陣としてはいったんドリスさんを休養させるなど考えてもいいように思っています。

 このカードは何とか勝ち越しをして2位固めをしてもらいたいところですから,今日は終盤に逆転して勝ちを拾えたことは非常に大きな収穫だったと思っています。
 そして,明日はエースメッセンジャーさんですから,何としても勝たねばならないと思います。
 次のカードは横浜さんで,これも勝ち越しを狙う以上,明日勝って弾みを付けて次のカードに臨みたいところです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:49
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,イタリアで,消防団が連続放火をしていた疑いがあるというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によると,ボランティアの消防団が金銭目当てで放火を繰り返していた疑いがあるとして,消防団員15人を詐欺などの疑いで捜査しているということです。
 調べによると,団員は,自分たちで火災を起こさせて誰かが通報するのをまったり,実際には起きていない火災について友人や家族に通報させていたりしていた疑いがあるということです。
 警察は,この消防団のシフトの時に限って通報の件数が多かったことから疑いをもったそうで,団員が報酬を得る目的で故意に放火をして自分たちで出動していたと見ているそうです。

 まだ疑いの領域を出ていないということで,確たる証拠のない案件なのだと思いますが,状況から見て極めて疑わしいということで捜査が進められているということなのでしょう。
 確かに,火消しが放火するというのは,マッチポンプという言葉があるように,万国共通で昔からよく見られていたものでした。
 この案件では,この消防団のシフトの時に限って件数が多かったということで,消防団員の友人や家族の通報が多かったということですから,おそらく警察は友人や家族の携帯電話の情報も調べているでしょうし,これらの人達に対する事情聴取も行っていると思います。
 また,通報直前の友人や家族との通話履歴やメール等の通信内容等も捜査済だと思います。
 そのようなことを行っている中で,ある程度確証があるからこそこのようなニュースをマスコミに流したのでしょう。

 最近は携帯電話を使って通信する機会が非常に多いため,消防団員も15人もいれば携帯電話等にそれなりに痕跡が残っていることは十分考えられます。
 携帯電話の存在は,犯行の共謀等を立証する証拠としては大変有用であり,私が手がけている民事事件でも携帯電話から証拠を得るという機会が非常に多いです。
 おそらく警察は,そういったところなどを考えて捜査を進めていると思いますし,今後の進展を期待したいものです。

 ちなみに,こういうことがあるからといって,消防団の報酬について件数ベースではないようにすることは非常に難しいと思います。
 というのは,件数ベース以外の基準で報酬を決めることはいずれも恣意的な基準になってしまいがちになると思いますし,数値というのはもっともわかりやすく公平な基準だと思うからです。
 そうなると,このような詐欺案件については厳罰とすることで自制を促す対処というのが妥当なのかもしれませんが,もっと抜本的な対策も検討されるべきとは思います。


 今日の阪神は,岩貞さんが先発としての仕事をできなかったため敗戦してしまいました。
 今日の岩貞さんは,四球を連発してしまい,4回6失点を喫してしまいましたが,このような成績ではそもそもまともに試合をすることもできません。
 特に,3回には押し出しを含む1イニング5四球ということで,これでは他の選手がどんなに努力しようとも自滅で終わったといわざるを得ません。
 岩貞さんは,強制帰阪されて二軍落ちになったということですが,全く致し方ないことといえると思います。
 素材はいいはずなのに,今季は調子が不安定であり,いいときと悪いときがはっきりしすぎていますから,これでは先発ローテーションを任せることにはいささか以上に不安を感じずにはいられません。
 岩貞さんのなすべき調整は,実力を高めるためのものというよりは安定感を出せるようにするためのものと思いますので,シーズン終盤にまた登場できるように反省を生かしてよく調整してきてもらいたいものです。

 打線の方は,マイコラスさんに対応できず,上本さんや原口さん,北條さん,高山さんなどいいようにやられてしまったと思います。
 今日よかったところは,梅野さんの長打,中谷さんと大和さんがマルチヒットを打てたことと,伊藤隼太さんが調子を上げてきたということでしょうか。
 伊藤隼太さんは悪くはないと思うのですが,あの守備を思うとスタメンで起用するには不安もありますし,なかなか悩みが尽きません。
 高山さんの調子を見ている限り,現状の外野は,レフト中谷さん,センター俊介さん,ライト福留さんか伊藤隼太さんがいいところなのだろうと思いますが,とりあえずライトは様子見としてもレフトとセンターは固定してやってもらいたいものです。

 昨日述べたように,このカードで読売に勝ち越しを決められれば2位キープは相当可能性が高くなると思っているのですが,そのカードの頭をとられてしまって嫌な感じで始まってしまいました。
 それでも,ここから2連勝すればいいことだと思うので,明日の先発青柳さんが今日の岩貞さんのように崩れずに,打線が読売先発畠さんを適度に崩せるように願うばかりです。

 ちなみに,岩貞さんが2軍落ちしてしまい,先日小野さんが2軍に行ってしまったため,先発のやりくりをどうするのかという問題があります。
 噂では,10日の2軍戦に藤浪さんが先発し,その結果次第では17日の広島戦に藤浪さんが登板する予定というようにも聞いています。
 確かに,先日の能見さんの状況や,上記のとおり岩貞さん,小野さんが2軍に行ったことも考えると,先発のコマを補充するために藤浪さんに声がかかることは当然ありうると思います。
 4日の2軍戦の結果は,5回5安打2失点,1四球ということで,最速157キロ7奪三振という成績を見ると,復調しつつあるように見えます。
 ただ,まだ制球に自信ありというにはやや問題があると思われ,これを荒れ球ととるかノーコンととるかは人によるように思います。
 問題は制球難というよりも,右打者のインハイに抜ける球が出るかどうかであり,それを矯正できていればまだしもどうなのでしょうか。
 4日の練習試合では,それに近い抜け球があったと聞いていますが,果たしてそれが顔を出さずに済むのか,それが非常に気がかりです。
 ただ,いつまで待つかといっても,結局藤浪さんを立ち直らせる最大の効果は勝利にほかならないでしょうから,ある程度の調整の下で実戦投入するというのが現実的なのかもしれません。
 元々素質は素晴らしく,球界の宝となるべき存在なのですから,ここで潰れることなく,堂々と復活を遂げてもらいたいものです。


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2017.08.07 Monday
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,死亡消費税なる案に関するものがあったので,取り上げてみました。

 記事によると,死亡消費税というものは,60歳で定年し,85歳で亡くなった場合には25年分の消費税を支払って亡くなるが,60歳から85歳の間に亡くなった場合は消費税の支払いが25年分に満たないので,その分を消費税として徴収するという考え方のようです。
 あくまで死亡消費税というのは案に対する仮称のようで,かつそのような提案が出たというだけで,現時点では実現するかどうかという段階ではないものです。

 この死亡消費税ですが,記事によれば巨額の高齢者医療費を賄う財源として提案されたものということです。
 そうだとすると,この考えには大変違和感を感じます。

 まず,60歳から85歳までに亡くなられた方は,翻って考えれば,85歳以上まで長生きされた方に比べて医療費が少ないのではないかと思います。
 もちろん人にもよるのでしょうが,それでも端的に生存年数が少ない分医療費の支払額も少ない可能性が高いと思われます。
 そのように,ある意味少額の医療費で国に貢献した人達から,他の人の医療費が高額になるから徴収するというのは,非常に不平等な制度のように思えます。

 次に,この考えは,60歳から85歳までの消費を前提として,それまでに支払うべき消費税を補填するという考えの元で税を徴収するというようです。
 しかし,85歳まで生存した方の消費生活の原資の大半は,おそらく年金でしょう。
 そうすると,85歳以上まで生存した人は,年金を受給して消費税を支払っていたと考えることとなりますが,85歳までに亡くなった人は年金は受給できないのに消費税は支払うということになるのでしょうか。
 もしも,死亡消費税を負担する反面,85歳まで得られたであろう年金をもらえるということであればバランスのとれた制度とも思えますが,そうすると国家の支出が増大するため,新しい税を設けようと思った趣旨に反するでしょう。

 第3に,巨額の高齢者医療費は,医学の発展を前提としたものと思いますが,高齢者の中には自分の人生観の問題で延命治療を避けたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
 そのような場合,ご本人の真意として延命治療を避けるということであれば,ご本人の本意に沿った人生の全うの仕方をできるばかりか,国家としても医療費の負担を避けられるというメリットもあると思います。
 ですが,早期になくなった場合に死亡消費税を負担させるという考え方をとるならば,本人が延命治療を希望しない場合でも,家族が延命治療を強く希望するということも生じると思います。
 そのような場合,本人が苦痛を感じるばかりか,国家の負担も増大することになり,誰もが不幸になるのではないかと思います。

 そもそも85歳未満で亡くなれば85歳まで消費しないのですから,「消費税」を徴収するという考え方にも違和感があります。
 この提案は,あくまで巨額高齢者医療費をどうするかという問題に対する一案に過ぎないですし,現時点で神経を尖らせることは活発な議論に水を差すことにもなりかねないと思えます。
 ですが,さすがにこの提案については違和感を覚えたので,少々思ったことを書いてしまいました。
 社会保険制度に関する問題は,年金など非常に難しいことが多いですが,破綻する前に何らかの政治的決断を下してもらいたいものです。


 阪神は,このところ勝ててはいますが,これから読売と横浜さんと6連戦を迎えます。
 読売は4位,横浜さんは3位ということで,これらのカードで負け越しが続けば一気に順位逆転も危うい状況になってしまいます。
 逆に,ここで勝ち越せれば,9月によほどの大連敗をしない限りは2位濃厚になると思いますので,阪神にとっては今シーズンの順位を占う上での正念場だと思います。
 また,少なくとも,勝ち星を積み重ねていかないと,広島さんを追っていくこともできないので,その意味でもこの6連戦で勝ち越しを決める必要があろうかと思います。

 阪神首脳陣は,ロジャースさんが活躍している点を見て,懸案の4番が埋まったと述べていました。
 確かに,これまで打率3割4分,3ホームラン,11打点と,非常に素晴らしい活躍をしております。
 また,外国人選手が弱いアウトコースの変化球もよく見えているようで,選球眼もよいと思われます。
 このような様子を見ていると,なかなか活躍が見込めるようにも思えます。
 首脳陣は,日本野球に慣れればもっと打つとも述べていましたが,相手チームも打席数が増えればその分研究してくるわけで,果たしてそこでとられた対策にどこまで対応できるのかが問題でしょう。
 ただ,私が見ている限り,技術面はどうあれ,とりあえず明るい人で,活躍も相俟ってチームの雰囲気もいい感じになっているところが目に付きます。
 人柄だけで成績が伴わねばやはり契約更新はできないところではありますが,それでも人柄のいい選手がいれば停滞した雰囲気も打破しやすいと思われ,阪神によく見られるチーム全体が落ち込むという現象を回避するきっかけになるのかもしれません。
 ロジャースさんは阪神をよく知らないでしょうが,よく知らないからこそ悪い雰囲気にも飲まれないともいえると思いますし,阪神の調子を上向きにしてくれる力を与えてくれることを強く期待したいところです。


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 今日のニュースを見ていたら,ビジネスホテルでガス自殺を図った男の記事があったので,取り上げてみました。

 男は,ビジネスホテルにおいて,有毒ガスで自殺を図ろうと考え,風呂場で,トイレ用洗剤などを混ぜて有毒ガスを発生させました。
 しかし,男は,苦しくなり,ホテルのフロントに助けを求めたということでした。
 結果,ホテルには当時72人が宿泊していたところ,男を含めた宿泊客5人が病院に搬送されることとなり,いずれも軽症だったということでした。

 この記事を見ていて,率直に他人に迷惑をかけないでほしいということを思いました。
 自殺を自由だというつもりはありませんが,それにしても他人に迷惑をかけてまで自殺を敢行するのは,駅での飛び込みしかり,本当にやめてもらいたいものです。
 ホテルでの自殺の理由としてよく聞くケースは,一人暮らしの人が自殺してしまうと発見まで遅れるものの,ホテルのような常に人が見回る環境では発見が少なくとも翌日になるからというものです。
 この男の目的は不明ですが,いずれにせよホテル側にもいろいろな意味で迷惑ですし,そういった動機だったとしても本当にやめてほしいと思います。

 男は,今後民事上,刑事上の責任をとらなければならないことでしょう。

 民事責任としては,ホテルと他の宿泊客に対する損害賠償責任です。
 宿泊客に対しては,治療費や休業損害,慰謝料等が考えられますが,ホテルに対しては営業損害や部屋のクリーニング代などが考えられます。
 自動車事故と異なり,自殺を敢行した者がこの手のことで支払ってくれる保険に加入しているとは思えないので,おそらく数百万単位のお金を自腹で負担しなければならないのではないかと思います。

 刑事責任としては,他の宿泊客に対する傷害罪,ホテルに対する威力業務妨害罪等が考えられます。

 男が自殺を止まったこと自体はよかったとは思いますが,これからの人生で果たすべき責任が多く残っていて,相当苦労することになるでしょう。
 こういったことで他人に迷惑をかけないよう,個人情報を伏せた形で,こういった事例の顛末まで広く世の中に情報共有すべきと思いました。


 今日の阪神ですが,劣勢の展開から伊藤隼太さんが3ランホームランを打って逆転勝利しました。

 伊藤隼太さんといえば,打力はそれなりに評価されるべきものの,守備がよろしくなく,なかなか活躍の場がない状態でした。
 しかし,打力は買われていて,1軍に帯同されて出場機会を窺っていたところ,今日はいい場面で代打起用されてホームランを打ってくれました。
 阪神は,打つべき時に打つという決定力のある打者が少ない状態で,得点圏に走者を進めてもなかなか点に結びつかずにもどかしい思いをしていたところでしたが,今日のようなホームランは本当にこれまで求めていたものだと実感させられます。
 伊藤隼太さんは,特にヤクルトさんとは相性がいいようで,よく打てており,今日などはむしろ狙って活躍する場面だったのではとすら思えてきます。

 守備面でいうと,大和さんは安定した素晴らしい守備を見せてくれまして,やはり今の阪神にはなくてはならない人だと改めて思いました。
 彼のFA流出問題は,選手補強等の全てを差し置いてでも,今季オフにおいて最重要課題と考えるべきだろうと思います。
 一方,福留さんと大山さんの守備など,よろしくない点もありました。
 守備の問題は,今季の阪神の抱える大きな課題の一つであり,今日はそれが立て続けに顔を出してしまって,反省すべきというように思いました。

 今日は,能見さんがエラーで不運なところから失点してしまったりしたものの,その後の藤川さん,岩崎さん,マテオさんといい仕事をしてくれました。
 ただ,ドリスさんは,先日の失点に引き続いて最近あまりよくありません。
 おそらく疲れが見えてきているのではというように思うのですが,これから8月9月の正念場を迎えるに当たってこの状態はなかなか大きく不安に感じるところです。
 まだ8月前半のうちに1度2軍に落として休ませて,9月にまた復帰させてはいかがかというようにも思いました。
 2軍で久保コーチに調整を任せ,その間安藤さんやメンデスさんを起用する等するのもなかなか悪くはないというようにも思えます。
 特に,安藤さんは,今季まだ1軍で見られていないので,できれば1度どの程度今年は調子がいいのかを見極めることも決して悪くはないと思います。
 そして,とりあえずマテオさんを抑えに起用するというのも,そこまで悪い選択でもないと思うのです。
 いずれにせよ,今の状態のドリスさんをこのまま起用し続けることは,今後を考えたときに危険な気がしています。

 阪神はヤクルトさんとのカードを見事に3タテしまして,このところ悪いチーム状態ではないと思います。
 広島さんも安定して勝っているので,このところ阪神は勝っているのにゲーム差は依然9のままとなかなか厳しい状態であるといわざるを得ません。
 ですが,今の阪神にとっては勝つしかありませんから,これからシーズン後半を迎えるに当たってできる限り勝ち星を積み重ねていってもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:50
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 今日まで首位広島さんと直接対決をしている阪神ですが,1勝1敗で迎えた3戦目は引き分けでした。
 初回にロジャースさんの先生タイムリーで始まり4得点をとり,中盤まで2失点でしたから,今日は勝てるものと確信していました。
 しかし,9回裏で抑えのドリスさんがまさかの3失点で同点に追いつかれ,最終的には延長12回までで両チーム得点なしで試合終了となりました。

 ドリスさんは基本的によい投手で,ヒットは打たれても失点の少ない印象があったのですが,3失点した試合は今季で今日を含めて4試合ありました。
 他の試合はいずれも1失点以下ということで,数字を見ると極めて優秀ですから,今日のこの失点のみでドリスさんの評価を改めるわけには行かないとは思いますが,本当に時々大きく崩れる投手であるというべきなのでしょう。
 4試合以外は3失点がないのであれば安定感があるというべきだとは思うのですが,今日は得点差があったからよかったとしても,他の試合では負けていたと思えば,あまり軽く見ることはできないと思います。
 考えた方としては,結局抑え投手だったとしても途中交代を意識すべきということになるのでしょうか。
 そして,その基準としては,大抵の試合が1失点以下ということですから,2失点以上しそうな気配の場合には交代というのが無難なタイミングなのかもしれません。
 とはいえ,2失点以上しそうな場合となれば,そんな場面で投入された投手の誰が抑えられるのかという問題もあるでしょう。
 こういう場面で投げさせたいのは桑原さんですが,ドリスさんが出るパターンでは大体先の回で投げていることが多いため,なかなか難しいでしょう。
 今日の投げっぷりを見ている限りでは,回跨ぎも十分耐えられた岩崎さんが適任のように思えるのですが,まだ様子を見て行くしかないでしょう。

 その岩崎さんは,非常によい活躍をしてくれました。
 岩崎さんがいなければ負けていたというようにも思えるので,今季は中継ぎとして貴重な存在であると思います。
 岩崎さんは3連投ですから,明日は休ませてあげないと,これから厳しい8月9月を乗り切れないと思います。

 論じるのが遅くなりましたが,岩田さんは今日はよくやったと思います。
 今季は先発ローテーションから外されて始まりましたが,最近の岩田さんはかつてよかったときの投球に徐々に近づきつつあるように思いました。
 中盤で突如崩れるところがありますから,中盤以降の起用は慎重に行うべきでしょうが,それでも先発としての仕事は十分に果たせていますし,今後も活躍が期待されるところです。

 今日の試合は,ドリスさんの交代のタイミング次第では勝てた試合だったと思うので,首脳陣の采配で引き分けになった試合だったと思います。
 勝ち試合だっただけに,阪神にとっては実質負けに等しいダメージがあると思います。
 首位広島さんを叩くチャンスだったわけで,ゲーム差も広がっていましたから,できれば3タテ,最低限勝ち越しがノルマだったのですが,終わってみれば1勝1敗1分で,実質的に阪神の優勝はほぼ厳しくなったというべきだと思います。

 今日の引き分けによって,阪神の自力優勝が消滅してしまい,引き分け終了というダメージに加えてなかなか厳しい上々だろうと思っています。
 客観的に見れば,このカードの試合は首位と2位の戦いとしては実力伯仲で,非常に面白いものだったと思います。
 ですが,全体的な位置づけでみれば,ここでいい試合をしていては阪神の立場としてはよろしくないわけで,かなり複雑な思いを抱いています。

 いっそ割り切って,クライマックスシリーズで広島さんと対決しているシミュレーションとして今回の試合を見てみれば,相手のホームゲームということも相俟ってリアリティがありますし,五分の試合展開も勇気づけられるものともいえると思います。
 ですが,やはりまだ優勝を諦めたくないという気持ちもあり,その意味ではもう少し頑張ってくれという思いもあります。

 最近の阪神は,一時期の打てない抑えられないというものを脱却し,打てるが抑えられない,抑えられているが打てないという投打のかみ合わせが悪い試合が多いという印象です。
 選手達は全力でやっていて,そんな中でかみ合わせが悪かったとしても仕方がないとは思うのですが,かみ合わせが悪い様を見ているのは何とももどかしい気持ちになるものです。
 ただ,今日までの試合を見ていて,これまで広島さんとの実力差がそれなりにあると思っていたのが,実際そこまでではないということがよく分かりました。
 ですから,投打のかみ合わせがある程度よくなれば,おそらく広島さんとも十分に渡り合えると思うので,その点をうまく調整してもらえるよう首脳陣には強くお願いしたいものです。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,ピーナツバターを使って脱獄がされたというものがあったので,取り上げてみました。

 この刑務所から受刑者12人が脱獄したということで,うち1人が以前逃走中ということでした。
 受刑者らは,居室のドアの上に表示された番号をピーナツバターで不明瞭にしました。
 その上で,中央管理室にいた看守に対して,入室するので鍵を開けてほしいと声をかけ,看守が言われた通りの番号のドアを遠隔操作で解錠したということでした。
 ところが,この解錠したドアこそが外部へと通じるドアの番号だったということで,解錠されたドアから受刑者らが脱出したということでした。
 この看守は新人だったということでした。

 この事件を見ていて,漫画などでありがちなやり口のように思いましたが,それが通用するとは意外だという思いです。
 単純といえば単純なのですが,それでも気をつけないと騙されてしまう手口というべきなのでしょう。
 個人的には,遠隔操作でドアを解錠したということであれば,いくら部屋番号について騙されたとしても,遠隔操作のための手元のスイッチは外部のドアであると分かりそうなもので,手元のスイッチをよく見ていれば騙されないのではと思いました。
 ただ,実際のスイッチを見ているわけではないので,具体的にどのように騙されたのかは詳細な記事を見てみないことには分かりません。

 この事件を契機にピーナツバターをご飯の際に支給しないという措置がとられるのだとすれば,別のものが使われるだけだと思うので,ピーナツバターが問題だというのは間違いなように思います。
 おそらくこういうことを考える人は,ピーナツバターがなければ別のものを使うだけでしょうし,これを契機にピーナツバターを禁止にはしないでもらいたいものです。
 むしろ,自室にいろいろなものを持ち込める体制こそが問題であり,そのような点について今後厳重に管理する必要があろうかとは思いました。

 この事件を見ていて,個人的に思ったこととしては,暇な人というのは余計なことを思いつくということです。
 私がこれまで担当してきた事件でも,いろいろな手の込んだ策などを見ていた際,日々まじめに忙しくしている人達はおそらくこんなことを考えないだろうなと思うときがしばしばあります。
 そういうものは,どちらかというと暇な人が思いつくことが多いと思われ,今回も受刑者達は毎日の刑務作業の最中にいろいろと思いついたのだろうという気がします。
 忙しすぎることはいいことだとは思いませんが,暇というのは余計なものを生み出す契機になると改めて思いました。


 今日の阪神ですが,終盤にロジャースさんがタイムリーを打って逆転勝利しました。
 正直言って,均衡が崩される松山さんのホームランを食らったときは負ける覚悟をしていました。
 しかし,阪神打線が粘って抑えの今村さんから点をもぎ取りました。

 今村さんは,普段はいい投手なのですが,今日は制球が乱れ,らしくない3四球ということで,阪神はそれに助けられたというべきでしょう。
 ただ,そうだったとしても,チャンスの糸口を作った高山さん,四球をきっちりを選んだ各打者がいて,そしてロジャースさんに繋げたわけですから,彼らを軽く見ることはできません。
 一打を打ちたい場面で敢えてボールを見て四球を得るというのは,存外難しいと思いますし,打撃が上向いている福留さんなどはよくあの場面で待てたとベテランらしい判断力を評価したいと思います。

 そして,想像以上の今のところ活躍しているロジャースさんについても触れなければなりません。
 ロジャースさんは,日本に来てからそれなりに打てており,四球も選べているところを見ると,今のところは非常によく活躍できているというべきでしょう。
 今日もチャンスのあの場面でうまく打てたと思いますし,何しろ打つべきチャンスで打てているというのが今の阪神打線において非常に大きな意味のあることだと思います。
 相手チームもまだ研究ができていないということもあって,ロジャースさんの対策が十分に講じられていないということもあろうかとは思います。
 ですが,それでも日本に来て間もない現時点において,これだけ打てていて,今は文句なく4番打者として活躍できているのですから,私は今のところロジャースさんに不満はありません。
 来日前は,一発があるというよりはアベレージヒッターであると聞いており,実績から見ればキャンベルさんの方が上だろうと思っていました。
 キャンベルさんも実際2軍ではそれなりに打てているとは聞いているのですが,1軍では思ったほどの活躍ができていないため,キャンベルさんに劣る実績であれば獲得の必要はないのではとも思っていました。
 しかし,やはりこればかりは水があうかどうかという問題もあり,外国人選手は来日してみないと通用するかどうかは分からないものです。
 対策が講じられ始めてからもどの程度活躍できるかどうかで来年も残るかどうかが決まると思いますが,迫力不足の阪神打線を考えれば是非とも今以上活躍をして残留を決めてもらいたいものです。

 今日残念な点があったとすると,小野さんがそれなりに好投したにもかかわらず,また勝ちを付けられなかったことでしょうか。
 小野さんは,自ら打ち込まれてしまうこともままありますが,好投したときには援護が受けられずに,未だ勝ち星が付けられていないという不幸な感じです。
 シーズン途中からローテーションの一角を任される逸材ですから,早い段階で小野さんに勝ち星を付けてあげたいのですが,小野さん登板の試合はなかなか投打がうまくかみ合いません。
 次回登板こそ勝ち星が付けられるよう,願ってやみません。

 阪神は,今日負ければ自力優勝が消滅するところでした。
 そんなピンチを最後の最後で逆転勝利を飾れたので,今日の試合はなかなか見所があったというべきでしょう。
 ただ,広島さんとの差は未だ10ゲームもあり,やはり優勝への道のりは大変険しいといわざるを得ません。
 せめて明日も勝利して少しでも差を縮めてもらいたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,警察庁を装ったサイトが登場したというものがあったので,取り上げてみました。

 警察庁を騙ったサイトは,ユーザーが違法行為をしたとして罰金を要求していたということでした。
 その際,ユーザーが,児童ポルノや動物虐待の内容を含むコンテンツを閲覧したと述べてくるそうで,詐欺サイトが表示されると同時に警告音が出る場合もあるそうです。
 詐欺サイトは,WEBブラウザの全画面表示機能を悪用し,URL表示,右上の閉じるボタン,縮小ボタン等を全て偽装しているということで,閉じるボタンを押してもページが閉じず,使用しているパソコンをユーザーがロックされたと思い込ませようとしているということです。
 ただし,このサイトですが,罰金の要求の仕方がiTuneカードで支払うよう要求してきていたということでした。

 いろいろな偽サイトを仕事上でも見てきたことがありましたが,警察を騙るのはなかなか大胆だと思います。
 仕事上こういったサイトの手先の詐欺師と電話で会話することもありましたが,その際には相手に弁護士を騙られ,苦笑させられたこともありました。
 面と向かわない環境であれば何を騙るのも自由ですし,それで大半の人が騙されなかったとしても少しでも騙されれば儲けものという発想で運営しているのでしょう。

 ただ,このサイトに限っていえば,罰金をiTuneカードで支払えといってくる点を見る限り,これでちょっと騙されかけた人も正気に戻りそうな気がしました。
 さすがに国家機関が,罰金をiTuneカードで納めるようにと支持することはないと気づきそうなもので,このサイトを作ったのは日本人なのかどうか疑わしく思いました。

 ちなみに,最近のこの手の特殊詐欺では,振り込み払いが金融機関の活躍によってやりづらくなったため,巧みに人を介して現金直接払い方式をとってみたりしている手法を見ますが,特によく見るのは電子マネーを利用した方法です。
 電子マネーを利用した方法の場合,騙されたと気づくのが早期であれば取り返せる例も少なくないので,もしも特殊詐欺に遭って電子マネーで支払ってしまったという場合は直ちに弁護士等に相談して対処されることを強くお勧めします。


 今日の阪神は首位広島さんとの直接対決でしたが,惜敗してしまいました。
 序盤に失点をした際にはなかなか厳しい展開だと思っていたものの,後半は追い上げていって1点差まで追い詰めたのですから,惜しい試合だったという印象が強いです。
 打撃が頑張っていただけに,岩貞さんの初回の3失点が非常に大きかったというほかありません。
 今季の岩貞さんは,いいときと悪いときが両極端で,今日は4回4失点と先発の仕事ができたとは言い難く,もう少し安定感を求めたいところです。

 今日の打撃面ですが,上本さんのランニングホームランが見られまして,久々にこういうのを見られるとはという気持ちになりました。
 記事によれば,ランニングホームランは,1998年の坪井さん以来ということでしたが,坪井さんのランニングホームランは今でもよく思い出せます。
 確かにあれからずっと阪神を見ていましたが,ランニングホームランを見た記憶はないので,いわれてみればあれ以来かとしみじみ思ってしまいました。
 19年も前といわれるとそうだというようにも思うのですが,坪井さんが新人王を獲得したあの年のことを今も昨日のことのように振り返れます。
 今日のランニングホームランは,そんな過去を思い出せたいい時間をくれたきっかけでした。

 幕切れは守備妨害と何ともしょっぱい感じではありましたが,それでも9回までまあまあ粘っていけたので,後味はよくないもののチーム状態は悪くはないと思っています。
 ただ,これでゲーム差が広がってしまったと思うと,ここから先の時期を思えばいい試合をしたというよりはそろそろ結果を求めるべき時期に来たのではというようにも思っています。

 今日の敗戦で,他2試合を勝ったとしても,ゲーム差はほとんど縮まらないことから,個人的にはほぼ広島さんの優勝は決まってしまったという印象があります。
 明日阪神と横浜さんが負ければ広島さんにマジックが点灯するそうで,これだけ圧倒的な差が付いていればそれも無理はないかという思いです。
 これまで広島さんが勝ちすぎであったことだけでなく,阪神が6月以降失速しすぎたがために,追いつけそうな状況も叶わなくなってしまったという点では,阪神の失速の責任は大きいと思います。
 しかし,阪神は,例年から見てこれからより大きな失速の時期を迎えるわけで,果たして今年はどの程度で乗り切れるのか,それともここから大躍進を遂げるのか,注意深く見ていく必要があろうかと思いました。


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