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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,道路の陥没したところの穴から地下トンネルが見つかったというものがあったので,取り上げてみました。

 FBIによると,フロリダ州の道路に陥没穴のようなものがあるという通報があり,現場を確認したところ,トンネルを発見したということでした。
 トンネルは全長約45メートル,内部に電源ケーブルと小型発電機が置かれていたということでした。
 直径は60〜90センチほどで非常に小さい穴だということです。
 トンネルは,ショッピングセンター内にある銀行の支店から,道路を挟んで南側にある緑地に掘られていたということで,まだ銀行には達していなかったそうです。
 ただ,トンネルは銀行のATMに向かっていたそうで,複数の人物がつるはしを使って掘っていたと見られるということです。
 また,土砂の運び出しに使われた道具や,泥の付いた長靴,小さなはしごや踏み台なども見つかったということでした。
 このトンネルの狙いは,銀行から金を盗み出す目的だったのではとみて調べているそうですが,現時点で逮捕者は出ていないということです。
 このトンネルがいつ放棄されたのかはわかっていないということですが,当局はここ数日の雨でトンネルが崩壊したのではないかとみているということです。

 このニュースを見ていて,ルパン3世などではおなじみのやり方のように思えますが,それを現実に実行しようとする人がいるのかと思いました。
 穴を掘るというのは想像以上に重労働ですし,掘った土を搬出する作業もまた大変ですから,想像よりも非常にやりづらい作業だと思います。
 また,仮にトンネルが銀行のATMにたどり着いたとしても,今度はそのATMから金を取り出す作業をしなければならないわけで,それについてはどのようにするつもりだったのかはよくわかりません。

 記事を見る限り,このトンネルは最近掘られたものではなく,掘られてからある程度時間が経過したもののように思われますが,土を掘って搬出する作業が大変で途中で放棄してしまったのでしょうか。
 穴の長さこそ結構ありますが,サイズが直径60〜90センチですから,一人潜るのもやっとですし,ましてそこに複数人が通って銀行まで行って,ものを盗んで搬出するというのはかなり厳しいと思われます。
 さらに,この程度の穴のサイズであれば,迅速に逃げることも極めて困難と思われ,より大きなサイズにしなければならないところ,それをしなかったように思われます。
 何となく,この穴掘り計画を思いついた時は,結構集団で盛り上がったように思うのですが,実際に作業を数日間行ったところで,やはり現実的ではないと思い直してやめたようにも見えます。

 犯行を途中で止めたことはある意味評価できると思うのですが,一方で道路陥没を招いた問題は軽視できませんし,やはりある程度の処罰は受けてもらうべきだと思います。
 この作業を止めた時期が古ければ,犯人をたどることも難しいとは思うのですが,それが遺留品等からどれだけ解析できるのかは今後の捜査次第というところなのでしょう。


 先日大腸がんが発見された阪神の原口さんですが,手術が無事終わったそうで,順調に回復しているということでした。

 まずは手術が無事終わって本当によかったと思いますが,何よりやはり人間ドックで発見が出来たことが大きかったでしょう。
 大腸がんは,自覚症状からわかるようになった時にはかなり進行しているというようによくいわれますが,人間ドックで発覚したということは自覚症状はなかったと思われ,進行度合いはあまり進んでいなかったのではと想像されます。
 前も書きましたが,健康診断ではなく人間ドックまでやっておくべきだと改めて思いましたし,今年も行ってこようと思いました。

 今後の復帰ですが,消化器系の問題である以上,体調を復帰させるのは時間がかかるように思われます。
 そう考えると,今季中に復活すれば御の字ということで,まずは順調な術後経過と経過観察,そして出来る範囲での無理のないトレーニングが望まれるところでしょうか。
 またあの打撃を見せてもらえる日はまだ先だろうとは思いますが,それでも手術も無事終わったのであれば少なくとも来季には見られるものと大いに期待したいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:55
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 今日のニュースを見ていたら,アメリカで警察が犯罪の禁止を発表したというものがあったので,取り上げてみました。

 アメリカ中西部の一部の地域では,今週,気温と体感温度予報が氷点下40度になるともいわれていますが,警察はこれを受けて犯罪を禁止し無効にすると発表しているということです。
 ある警察は,ネットで,猛烈な寒さと風のため,我が警察はあらゆる軽犯罪及び重犯罪活動を無効とする,犯罪者諸君においては今は犯罪を犯すには寒すぎるので,家で読書などをするなどして,外出して犯罪を犯すのは止めてほしい旨述べたということでした。
 別の警察でも,犯罪禁止に違反したら最悪禁固刑を科すなどと述べているということです。
 他の警察では,寒波の下では負傷したり死亡したりする危険も大きくなり,凍傷になるまで30分もかからないなどと警告しているところもあったということでした。
 ただ,シカゴの報道によれば,市の何カ所かで,銃で脅して防寒着を盗む事件も起きているということでした。

 最近日本でも寒波の話題を良く耳にしますが,アメリカの寒波は日本のそれとはまたレベルが違うもののように思います。
 警察の立場になれば,犯罪禁止というのも非常に頷けるところです。

 ただ,おもしろみのない突っ込みではありますが,犯罪が禁止なのはいつものことで,その根拠は寒波ではなく法律だということは前提として触れておくべきでしょう。
 その上で,寒波を原因とする犯罪禁止を発表したということですが,これでは温かくなれば犯罪解禁の日もあるかのように見えてしまいました。
 そういうことはないことはわかっているのですが,この時期だけ殊更犯罪を禁止だと謳うのは若干違和感を感じました。

 また,この情報を目にした犯罪者の立場としては,この時期であれば警察の動きが鈍いため,犯罪をしたとしても逃げ切れると考える可能性があると思います。
 ある警察では,犯罪禁止に違反したら最悪禁固刑だと述べているようですが,刑を決めるのは警察ではなく裁判所ですから,それはそれで間違っているのではというようにも思われ,警告になっているのだろうかとも思えます。

 さらに,これらの一連の警察のコメントは,一般的な市民にしてみれば,いざ犯罪に巻き込まれたとしても警察の対処が遅れてしまう可能性があり,それは許容してもらいたいというようにも見えてしまいます。
 その意味では,警察機能の低下の可能性を感じるとも思われ,漠然とした不安感が漂うように思いました。

 アメリカ社会の中ではこういった警察のコメントは受け入れられるのかも知れませんが,個人的には何だか警察がこういうことをいうのは嫌だなと思いました。


 阪神の新外国人のマルテさんについて,室内練習場での打撃練習において,左の打撃投手に対して鋭い打球を連発したという記事を見ました。
 記事の叙述によれば,力強く,スピードのあるスイングで,大きなフォロースルーだったということでした。
 打撃投手の話によれば,外のボールに対してもしっかり打てているということで,ミート力が高かったということでした。

 正直言って,この時期の外国人野手を殊更大きく取り上げる記事の類はあまり信用できません。
 遡れば,メンチさんが思い出されますが,去年のロサリオさんも紅白戦の始まりの頃は大絶賛でしたし,よくよく考えれば,この時期で悪い話を出す理由もないわけです。
 そう考えると,この記事を見てマルテさんの評価が何か変わるかといえば,特に何もないというのが率直な感想ではあるのですが,それでも悪い話が出てくるよりはよっぽどいいことと思うことにしています。
 マルテさんが当たるかどうかが阪神打線がうまく昨日するかに直結する問題だと思いますので,何とか活躍してほしいと心から願うばかりです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14
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 今日のニュースを見ていたら,洋菓子店に今月2回車が突入してしまったというものがあったので,取り上げてみました。

 1度目は,今月5日で,69歳女性の運転する車が洋菓子店入り口や駐車中の車に衝突しました。
 女性はアクセルを踏みすぎたと話しているそうで,洋菓子店はこれを受けてガラスやドアを取り替えました。
 そして24日に営業を再開したところ,その4日後である28日に69歳男性の運転する乗用車が洋菓子店のガラスドアを破って突っ込んできました。
 車はショーケースに達しまして,女性従業員が軽傷を負いました。
 男性は,ブレーキを踏もうと思ったが,アクセルを踏んでしまったなどと話しているそうです。
 現場は,マンションの1階に洋菓子店などが出店しており,店の前に駐車場がある構造なのですが,駐車場にはタイヤ止めが設置されておりました。

 事故現場の写真を見る限り,いわゆる事故が多発しそうな地点には見受けられず,ごく普通の場所でしたので,なぜこの時期に同様の事故が重なったのか,運の問題が大きいのか何ともいいがたいものがあります。
 ただ,事故を起こしたのが,いずれも運転ミスとなると,やはり駐車場の構造の問題ではなく,運の問題なのかも知れません。

 事故を起こしたのがいずれも69歳ということですが,これを高齢ドライバーというべきかは難しいところです。
 69歳は比較的高齢ではありますが,まだ自分の意思で動ける年齢でもあり,この年齢から車を奪ってしまうのはさすがに高齢化社会においては厳しいものがあるのではないかと思います。
 ただ,判断能力等が落ちている年齢であることは否定できないでしょうし,その衰えを自覚しないままで運転してしまうとこういうことにはなりかねないのかも知れません。

 もしもこの一連の事故について,高齢ドライバーの問題と位置づけるとすると,個人的には年金支給開始年齢の上昇は思いとどまるべきではと思ったりします。
 先日の記事では,年金支給開始年齢を75歳からとする議論もあると紹介されていましたが,それはすなわち定年を上昇させるという議論ともリンクすると思います。
 しかし,もしも69歳を運転することが適切ではない年齢だと評価するのであれば,もはやその年齢の人を働かせて年金を浮かそうとする策は実体を見ていないというべきだと思います。

 その意味でも,私は敢えて69歳から運転免許を奪うことは適切ではないようにも思いますが,かといって判断能力等の衰えについてどのように線引きすべきかという点については回答を持ち合わせていません。
 高齢者でも驚くほど元気な方もいらっしゃいますが,一方でそこまでの年齢でなくても元気のない方もいらっしゃいますから,元気な高齢者だけを見て70歳でも働けるというのはあまりにも状況を見ていないようにも思えます。
 このような能力的な問題は統計では結論は出しづらいかも知れませんが,一方でここの能力次第というのは不平等に陥れる要因かも知れず,非常に難しい問題だと思います。

 話は戻しますが,被害者は幸いにして軽傷ということですから,一日も早い回復が望まれますし,店舗も早期に再開できることを心から願っています。


 阪神の新外国人野手であるマルテさんですが,ドリスさん曰くマルテさんはヤクルトの山田さんがパワーアップした感じであると評価しました。

 山田さんといえば,3度トリプルスリーを達成した日本でも屈指のスラッガーですが,その山田さんとマルテさんを比較するのは,マルテさんをまだよく知らないものの,やはり若干山田さんに申し訳ない気持ちがあります。
 ドリスさんが考えている山田さん像と私の考えている山田さん像が不一致であるならば納得できる面もあるのですが,さすがに言い過ぎかなとも思っています。

 ただ,マルテさんには,山田さんほどではないとしても,せめて2割8分,25本は打ってほしいという希望はあります。
 もしもマルテさんが外れだった場合,原口さんが治療に回ってしまっている以上,次は陽川さんか,外野から中谷さんが回されるか,サードから大山さんが回されるかという感じでしょうか。
 中谷さんと大山さんは守備位置の変更を伴う以上は陽川さんが緊急時にファーストに成り代わると思われますが,陽川さんには期待はしているものの,助っ人外国人に期待する数値まで期待していいかはわからないので,チーム構想が大きく変わってしまうだろうと思われます。
 また,マルテさんが当たれば,相手は3番か5番打者と勝負せざるを得なくなるため,昨季より大いにチャンスが広がると思いますから,その意味でもマルテさんが当たれば打線に大きな好循環がもたらされると思います。
 そのためには,少なくとも上記の数字はクリアしてもらいたいと強く思っており,阪神の外国人の大砲がそろそろ当たってくれはしないかと毎年この時期の恒例行事のように願ってやみません。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06
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 今日のニュースを見ていたら,前方の車を煽って逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 逮捕容疑は,前方を走行していた車に,過剰に接近したり,クラクションを鳴らしたりしたというものです。
 被害者の同乗者は,あおり運転を受けている最中,警察に電話をしまして,警察が出動し,あおり運転をしている男を発見したということでした。警察が確認しているだけでも3分間,2〜3分にわたってあおり運転が続いていたということでした。
 被害者は近くの警察署の駐車場に避難し,男も被害者を追いかけて警察署内に入ったところで現行犯逮捕されたということでした。
 逮捕容疑は,被害者らに心理的な暴行を加えたという暴行罪ということです。
 警察によると,男はむしゃくしゃしていたと容疑を認めているそうです。

 昨今あおり運転は社会問題化していますが,あおり運転自体はずっと昔からたくさんあり,それが最近になって注目されてきただけのものです。
 その要因は,注目されるべき事件が起こったこともありますが,ドライブレコーダーが普及したことも影響していると思われます。
 あおり運転をする人にとっては,それまで当たり前のものとしてやってきた行動が違法化してしまったという認識なのかも知れず,なかなかこれを改めるというのは難しいのかも知れません。

 また,今回の事件は,あおり運転を改めることの難しさの一端を示していると思います。
 というのは,正常な判断力であれば,警察署の駐車場まで煽って追いかけていくというのがどれだけ間抜けな行為なのかわかるものですが,それもわからなくなるくらい感情的になっていたと思われるからです。
 あおり運転は,染みついた体質だけでなく,それにあわせて感情的な状態というものが重なってなされるものということがよくわかるもので,感情的な状態に対する歯止めというのはなかなか難しいものがあるだろうと思います。

 犯人側も,これだけ世間であおり運転が騒がれている以上は,ドライブレコーダーがこれだけ普及した今の時勢において,あまり大きくやってしまえば自分も明日は我が身と冷静になればわかりそうなものですが,それがわからないくらい感情的になってしまうわけでしょう。
 こればかりは,本件のような事例が広く知らしめられ,感情的になる前に歯止めが利く環境を作るべきかも知れません。
 そして,事例の蓄積のためにも,警察には多くの案件を検挙してもらわねばならず,なかなか大変だろうなとも思いました。


 先日大腸がんを公表した阪神原口さんについて,岩貞さんや秋山さんが,またバッテリーを再結成したいとコメントを出しました。
 特に,秋山さんは,同じ高卒同期で下位指名ですから,お互いここまでやってきて思うところも色々とあるのだろうと想像します。
 原口さんには無理をしてほしくはないですが,来季にはまたバッテリーで活躍するところが見られたらとは願わずにはいられません。

 また,新加入のガルシアさんやナバーロさん,ジョンソンさんが今日来日したということです。
 ガルシアさんは早く甲子園で投げたいと語ったそうですが,個人的にはドーム以外の球場でどれだけ出来るのかが楽しみです。
 昨季の阪神はホーム甲子園で弱かったですから,もしもガルシアさんが甲子園でそれなりに活躍できるならば,随分勝敗の流れを変えられるのではないかと思います。
 不安定な先発ローテーションに,今季はガルシアさんと西さんを加えて厚みを増やしましたから,ここから甲子園でどれだけ勝てるのかと期待しています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:36
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 今日のニュースを見ていたら,静岡県庁におけるパワハラ防止策に関するものがあったので,取り上げてみました。

 静岡県では,所属長からパワハラを受けていた職員が自殺したという問題がありましたが,これを受けて知事が痛恨の極みであると会見で述べました。
 その上で,再発防止策として,県庁内では部下にもですます調で話すように職員に呼びかけていく方針を示したということでした。
 自殺の事件では,当時の所属長が自殺した職員に対して「馬鹿だ」「日本語も書けない」という趣旨の発言をしていたということでした。
 知事は,上司にそれは言い過ぎだという勇気を持ってほしいとした上で,もしも理不尽ならば知事室を駆け込み寺として活用してくれればと語ったということでした。

 このニュースを見て,まず知事がパワハラ問題に対して意欲的に取り組もうという姿勢を見せたことは非常に評価できるように思います。
 別の記事を見ると,静岡県庁では過去8年で自殺者が41人ということで,この中にパワハラが原因のものがどれだけあったのかと考えると,もしも多くがパワハラを原因とするならば根本的な体質の改善が必要でしょう。
 それだけに,トップが主導的に動いて事態の改善を図ろうとすることは非常に重要だと思います。

 問題はその手段ですが,記事に上げられていたのは,ですます調の普及,部下の勇気,知事室の駆け込み寺化ですが,いずれも実効性の程はどうかと思いました。

 まず,部下の勇気ですが,これに頼るのであればそれは責任放棄だと思います。
 それのみに頼っているわけではありませんので,知事が責任を放棄したとは思っていないものの,これを柱に据えるわけにはいかないでしょう。
 また,部下が言い返せるような環境であれば,そもそもパワハラ問題は起きようがないと思います。

 知事室の駆け込み寺化ですが,実際どれだけの人がその勇気を持てるのかというように思います。
 自殺する人は,基本的に真面目で,かつ外部への表現があまり得意ではない人達だと思います。
 そういった人達が,上司にすら対抗できない状態で,まして一足飛びで知事室に行くことがどれだけできるのかと考えると,案としては直ちに悪いとまではいわないものの,実効性の乏しいものと思われます。

 ですます調の普及ですが,一定の意味はあるかも知れません。
 というのは,普段言葉遣いの悪い人が,強引にですます調に改めようとすれば,一旦言葉を詰まらせて言葉を選んだ上で発言することになるため,語気の鋭さが若干希釈されるように思われるからです。
 ですが,そもそもこれは義務ではないでしょうから,表面上はですます調を用いても,内々ではどのような口調で話をしているのかまでは追っていけないでしょう。
 また,ですます調でも無礼な発言はいくらでも出来ると思いますので,イメージ的にはフリーザが生まれるだけのような感じもしました。
 乱暴な言葉で責められるよりも,丁寧な言葉で論理的に責められる方が傷つくこともあるかも知れませんし,若干の希釈という意味はあるかと思いますが,それ以上の効果があるのかはよくわかりません。

 結局8年のうちでこれだけの自殺者が出ていて,そのうちのある程度がパワハラが原因だとするならば,改善すべきは根本的な体質と思われ,それができなければ小手先の技術を用いても変わらないように思います。
 知事が上げた話は有用な面があるとも思いますが,貴重な人材が自殺したということを重く考えるならば,今後もパワハラ防止策を徹底してもらいたいと思うものです。


 阪神の原口さんですが,今日,本人がツイッターで大腸がんの診断を受けたと発表しました。
 年末に行った人間ドックで見つかったそうで,近日中に手術を受け,今季中のプレー復帰をめざすということです。

 このニュースを見て,非常に驚きました。
 若くてもがんが見つかることはままありますが,それでも大腸がんは見つかりにくいといわれていますから,よくこの時期に見つかったものだとむしろ思うべきでしょうか。
 ステージがわからないのでその深刻度も不明ですが,若いと進行も速いと聞きますし,これが早期に見つかったものであるならばと願うばかりです。
 早期復帰を希望したいですが,無理がたたって体をこわしても良くないですから,まずはじっくり治療してもらいたいものです。

 私の知人ががんで大変なことになってしまい,その方から健康診断レベルではなく人間ドックに行くように勧められ,個人的にはこの数年は年に一回人間ドックに行っています。
 私は幸いにして今のところは何も見つかっていませんが,原口さんのこのニュースを見ると,人間ドックだからこそ見つかったと思いますし,これからも軽視せずに行かなければならないとつくづく思いました。

 原口さんは,昨季は主に代打として非常に良く活躍してくれましたが,今季は捕手をメインにスタメンをめざしていたと思われ,その矢先にがんが見つかったというのは本人にとって大変悔しいと思います。
 私としても,梅野さんと争ってほしかったですし,あの打力であれば少なくとも代打として貴重な戦力だと思っていたので,打力の薄い阪神にとっては非常に厳しい展開だといわざるを得ないと思います。
 横田さんが脳腫瘍でいなくなった時も非常にショックでしたが,阪神の将来を期待された選手が次々と病気になるのは非常に辛いものがあります。
 これから原口さんの抜けた穴をどうやって埋めていくのか,新戦力のマルテさんなどにも大いに期待しています。

 ちなみに,マルテさんはショートも出来るという記事を見ましたが,そんなことは考えずに,まずは打撃に専念してもらいたいと思います。
 打撃が素晴らしくて,特に誰も異論を挟む必要がないならば,その次の問題としてショートに入る変則的な編成も考えてもいいというくらいだと思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:27
 こんばんは。


 今朝,眞子様との婚約が延期になっている小室圭さんがコメントを発表したので,その感想について少々書いてみたいと思います。

 その内容は大方皆様もご存じだと思うので,そこに触れることは割愛します。

 小室さんのコメントの内容ですが,大方これまでの報道で小室さんが主張されていた内容が記載されていたと思われ,小室さんとしては,問題は解決したと認識していたというものでした。
 この後,小室さんのお母様の元婚約者の方から,未だ未解決であると認識しているという見解を出されたという報道も確認しました。

 これを見ていて,小室さんのこのコメントはあまり意味がなかったのではないか,むしろ問題を悪い方向に進展させてしまったのではないかという危惧を持ちました。

 小室さんのコメント中の,元婚約者の方から受け取ったお金の性質について,これを貸金と考えるか贈与と考えるかは問題のあるところであり,これを贈与と解釈した小室さんの見解が法的に間違っているかといえば,証拠関係を見てみないとわからない問題だと思います。
 それゆえに,小室さんの主張は法的に正しいかも知れないですし,誤っているかも知れません。

 ただ,現在婚約が延期になっている理由とコメントが噛み合わないことではないかと思います。
 というのは,婚約が延期になった理由は,眞子様と小室さんの婚約について国民が祝福をしてくれる状態になっていないことであり,これは小室さんの金銭問題の解決がなされることがこの状態に至る方法であると思います。
 ところが,国民の皇室に対する目線を考えると,この解決というのは,法律論で小室さんが勝ることではなく,いわゆる条理や常識といった観念の下で解決されることだと思います。
 仮に,小室さんの見解が法的に正しかったとしても,条理や常識から見て小室さんが非難を受ける状況にあれば,それはこの問題の解決とは見なされない可能性があると思うのです。

 小室さんのコメントを見てみると,法的には正しいのかも知れませんが,いわゆる条理や常識といった観点から支持を受けられるものと解釈できるかは別問題だと思います。
 本来法治国家である日本において,条理や常識を前面に出すことはよろしいことではないとは思います。ですが,それだけ皇室というものが特別なものだと思いますし,国民からの祝福というのは必ずしも全てを法律論では語れないものであるようにも思うのです。

 また,小室さんのコメントを見るに,小室さんにおける問題を解決したという認識が述べられておりますが,これはあくまで一方当事者の主張に止まり,他方当事者においてその認識が共有できていなければ解決したとは評価しづらいのではないかと思います。
 実際,小室さんのコメントが出た後,そこまで間を置くことなく,元婚約者の方からのコメントも出ていましたし,この2つのコメントが出そろうと世間は解決していないのだろうと思うことでしょう。
 個人的には,小室さんにおいて,せめて今日のコメントを出す前に,元婚約者の方に対してそれなりに解決を図った形を世間に見せられるように根回しをしておくべきだったと思いますが,そういったことも出来ていないままコメントだけ出せば,世間は無責任なコメントを出したと評価する可能性すらあると思います。

 では,この問題を法的に解決する方法として,例えば小室さんから元婚約者の方に対して債務不存在確認請求訴訟を提起するやり方はどうでしょうか。
 法治国家として法的にはそれがもっとも正しいやり方なのでしょうが,私は2つの意味からよろしくないと思います。

 ひとつ目は,皇室として裁判で係争する人を好ましくないと考えるならば,より婚約が延期されてしまう,少なくとも裁判が終わるまでは婚約は行われないということになる可能性があるということです。
 特に,小室さん側から訴えるというのは,皇室の持つイメージとかけ離れた行為とも捉えられる可能性があり,そのような行いは法的に正しく,最終的に勝訴したとしても,こと皇室の関係する事案においては積極的に評価されづらいと思います。

 ふたつ目は,もしも小室さんが敗訴してしまった場合,小室さんは世間的に嘘をついた人というレッテルを貼られることになると思われ,その場合は民事責任の問題であったとしても婚約を実現することは極めて困難なのではないかと思われることです。
 敗訴のリスクがどの程度なのかは証拠関係がわからないので何ともいえませんが,裁判である以上絶対に勝つということはわかりませんので,そのリスクは考慮しなければならないでしょう。

 そう考えると,小室さんが裁判を選択するというのは悪手と思われ,やはり話し合いによる解決を早期に図ることが最善手ということになるのでしょう。
 その場合,元婚約者の方に対していくらか支払う金銭解決以外に方法はないと思われ,それが小室さんに許容できないということも想像できますが,一方でそれをしないでどのように解決するのかということも難しい問題です。

 ちなみに,小室さんはアメリカでの弁護士資格の取得をめざしていると耳にしていますが,個人的には弁護士は皇室とは馴染まないのではないかと思っています。
 というのは,皇室は万人に愛されるべき存在であり,敵がいることは望ましくない性質を持っていると思いますが,弁護士というのは一方当事者から依頼を受けて他方当事者と対立することもままあるので,職業上敵を作る可能性があるからです。
 弁護士の仕事の中には,必ずしも敵を作る性質のものではないものもありますが,それをうまく選択できるのかは今後の問題だと思います。
 ただ,弁護士という職業の性質を考えると,個人的には皇室とは馴染まないように思いました。この点はあくまで個人的な意見に過ぎないのですが。


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 今朝,眞子様との婚約が延期になっている小室圭さんがコメントを発表したので,その感想について少々書いてみたいと思います。

 その内容は大方皆様もご存じだと思うので,そこに触れることは割愛します。

 小室さんのコメントの内容ですが,大方これまでの報道で小室さんが主張されていた内容が記載されていたと思います。
 結局,小室さんとしては,問題は解決していたと認識していたというものでした。
 この後,小室さんのお母様の元婚約者の方から,未だ未解決であると認識しているという見解を出されたという報道も確認しました。

 これを見ていて,小室さんのこのコメントはあまり意味がなかったのではないか,むしろ問題を悪い方向に進展させてしまったのではないかという危惧を持ちました。

 小室さんのコメント中の,元婚約者の方から受け取ったお金の性質について,これを貸金と考えるか贈与と考えるかは問題のあるところであり,これを贈与と解釈した小室さんの見解が法的に間違っているかといえば,証拠関係を見てみないとわからない問題だと思います。
 それゆえに,小室さんの主張は法的に正しいかも知れないですし,誤っているかも知れません。

 ただ,現在婚約が延期になっている理由とコメントが噛み合わないことではないかと思います。
 というのは,婚約が延期になった理由は,眞子様と小室さんの婚約について国民が祝福をしてくれる状態になっていないことであり,これは小室さんの金銭問題の解決がなされることがこの状態に至る方法であると思います。
 ところが,国民の皇室に対する目線を考えると,この解決というのは,法律論で小室さんが勝ることではなく,いわゆる条理や常識といった観念の下で解決されることだと思います。
 仮に,小室さんの見解が法的に正しかったとしても,条理や常識から見て小室さんが非難を受ける状況にあれば,それはこの問題の解決とは見なされない可能性があると思うのです。

 小室さんのコメントを見てみると,法的には正しいのかも知れませんが,いわゆる条理や常識といった観点から支持を受けられるものと解釈できるかは別問題だと思います。
 本来法治国家である日本において,条理や常識を前面に出すことはよろしいことではないとは思います。ですが,それだけ皇室というものが特別なものだと思いますし,国民からの祝福というのは法律論では語れないものであるようにも思うのです。

 また,小室さんのコメントを見るに,小室さんにおける問題を解決したという認識が述べられておりますが,これはあくまで一方当事者の主張に止まり,他方当事者においてその認識が共有できていなければ解決したとは評価しづらいのではないかと思います。
 実際,小室さんのコメントが出た後,そこまで間を置くことなく,元婚約者の方からのコメントも出ていましたし,この2つのコメントが出そろうと世間は解決していないのだろうと思うことでしょう。
 個人的には,小室さんにおいて,せめて今日のコメントを出す前に,元婚約者の方に対してそれなりに解決を図った形を世間に見せられるように根回しをしておくべきだったと思いますが,そういったことも出来ていないままコメントだけ出せば,世間は無責任なコメントを出したと評価する可能性すらあると思います。

 では,この問題を法的に解決する方法として,例えば小室さんから元婚約者の方に対して債務不存在確認請求訴訟を提起するやり方はどうでしょうか。
 法治国家として法的にはそれがもっとも正しいやり方なのでしょうが,私は2つの意味からよろしくないと思います。

 ひとつ目は,皇室として裁判で係争する人を好ましくないと考えるならば,より婚約が延期されてしまう,少なくとも裁判が終わるまでは婚約は行われないということになる可能性があるということです。
 特に,小室さん側から訴えるというのは,皇室の持つイメージとかけ離れた行為とも捉えられる可能性があり,そのような行いは法的に正しかったとしても,こと皇室の関係する事案においては積極的に評価されづらいと思います。

 ふたつ目は,もしも小室さんが敗訴してしまった場合,小室さんは世間的に嘘をついた人というレッテルを貼られることになると思われ,その場合は民事責任の問題であったとしても婚約を実現することは極めて困難なのではないかと思われることです。
 敗訴のリスクがどの程度なのかは証拠関係がわからないので何ともいえませんが,裁判である以上絶対に勝つということはわかりませんので,そのリスクは考慮しなければならないでしょう。

 そう考えると,小室さんが裁判を選択するというのは握手と思われ,やはり話し合いによる解決を早期に図ることが最善手ということになるのでしょう。
 その場合,元婚約者の方に対していくらか支払う金銭解決以外に方法はないと思われ,それが小室さんに許容できないということも想像できますが,一方でそれをしないでどのように解決するのかということも難しい問題です。

 ちなみに,小室さんはアメリカでの弁護士資格の取得をめざしていると耳にしていますが,個人的には弁護士は皇室とは馴染まないのではないかと思っています。
 というのは,皇室は万人に愛されるべき存在であり,敵がいることは望ましくない性質を持っていると思いますが,弁護士というのは一方当事者から依頼を受けて他方当事者と対立することもままあるので,職業上敵を作る可能性があるからです。
 弁護士の仕事の中には,必ずしも敵を作る性質のものではないものもありますが,それをうまく選択できるのかは今後の問題だと思います。
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 昨日センター試験の話題を取り上げましたが,今日の記事を見ていたところ,不正行為で受験した全科目が無効になった受験生に関するものがあったので,取り上げてみました。

 問題の4件は,スマートフォンで用語を検索した,スマートフォンを電卓として使った等がありましたが,特に話題に挙がっていたのは国語の試験で定規を使用したというものでした。
 色々な意見の中には,障害で文章を読む時に定規を使用しないといけない人もいるので気の毒だ,定規を使う必要があるならば事前に試験官等に確認すれば良かった,定規を使用して全科目無効は酷すぎるのではないか等がよく見られました。

 そもそも定規が禁止された理由としては,おそらく数学等の図形を使う問題が念頭に置かれたからだと思います。
 図形問題において,割とその図形の形まで縮尺が正確だったりするため,例えば角度や長さを求める問題の場合,一辺の長さが出ていて他辺の長さを出す場合には一辺の長さを定規で測ってから比率で出すということは不可能ではありません。
 また,問題中の図形の角度は正確であることが多いため,分度器があれば計算なしでも正答を導くことが出来ることもあると思います。
 そういった事態を懸念し,数学等だけ禁ずるのではなく全科目において禁止としたという経緯があるのだろうと想像します。

 ここで,国語において定規を使用することが正答に導けるのかといえば,数学と異なり,比率で正答を出すことも出来ないので,基本的には無意味であり,これをもって不正というのは酷だという主張もわからなくはありません。
 ですが,正答を導くことに意味がないならば何でも持ち込んでいいのかという議論にもつながる可能性はあり,例えば正答を導くことが出来る道具以外は何を持ち込んでもいいとしてしまえばそこからカンニングを認める糸口になることもあるでしょう。
 そう考えると,こういった厳格な試験の場において,原則として何を持ち込んでもいいということではなく,原則として許可されたもの以外持ち込めないという方式にすることには意味があると思います。
 それだけに,正答が導き得ない定規をもって試験に臨んだとして不正行為とされたとしても致し方ないのかなと思っています。
 その上で,どうしても定規を使いたかったのであれば,事前に大学入試センターに確認をすべきだったと思います。

 問題は,おそらくこの受験生はこれまでもずっと模擬試験等でも定規を使っていたと思うのですが,誰も注意しなかったのでしょうか。
 温情のような形で周囲が黙認していたのだとすれば,ある意味それは大変残酷な形で結果が表現されてしまったように思います。
 日頃の出来事においては些細なこととして許容する考えは理解できなくもないのですが,それを行っては許されない場があるということを事前に指導してあげてほしかったとも思います。
 もちろん,大学入試を受けるくらいの年齢の人に今更その話までしないといけないのかということもあると思うのですが,一方で周囲が勘違いさせてしまったとすればそれは気の毒だと思いました。

 センター試験のこの出来事は非常に残念だったと思うのですが,一方で大学入試の開幕戦で気づけたミスであれば,引き続いての私立大学の入試でよもや同じミスを繰り返すこともないと思いますし,一番初めで問題点に気づけて良かったと思い直すことが肝要だと思いました。
 この受験生を含めて,引き続き頑張ってほしいと思います。


 阪神の藤浪さんですが,FAでやってきた西さんに対して,コントロールの伝授をお願いするという記事を見ました。

 藤浪さんといえば,球威は素晴らしいものの,制球力の問題で自滅してしまうパターンが多いですが,一方西さんは制球力のいい打たせてとるタイプの投手です。
 二人のタイプは違うので,藤浪さんが直ちに西さんのやり方を取り入れられるかは難しいように思います。
 しかし,異なるやり方であればこそ,考え方が違うだけに,新しい考え方を取り入れられれば変われる可能性もあると思います。
 藤浪さんに制球力が付けばまさに手がつけられない投手になると思うので,どんなものでも取り入れられるならば取り入れてほしいと思います。

 ちなみに,西さんは,制球力だけでなくフィールディングもうまい選手です。
 藤浪さんとしては,そういったところも西さんから学ぶべきかと思いますし,とかく吸収できるものは多いのではないかと思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:13
 こんばんは。


 昨日からセンター試験が始まり,今日で終了しました。

 まずは受験生の皆様におかれましてはお疲れ様でした。
 ここから大学受験が本格的に始まるわけで,昔私も同じ道をたどり,2月末まで気の抜けない日々を送っていたと思い出しました。
 思えば,あの時から試験勉強に本格的に取り組んで,その後司法試験まで至ったもので,その始まりの時期だったと思うと,非常に懐かしく感じます。
 そう考えると,振り返れば,私にとってのセンター試験は最終的に司法試験までつながっていく試験の連鎖のスタート地点であり,センター試験があったから今があったのかとも思いました。

 そんなセンター試験について,数学1Aでは確率漸化式が出題されたという記事を見ました。
 このタイトルを見た時,随分懐かしい思いがしたもので,そういえば漸化式を初めて見た時は面倒くさいものが出てきたものだと思ったものだと思い出しました。
 この確率漸化式,たぶん受験生の多くは面食らったと思いますし,場合によってはかなり数学1Aの平均点は落ちるのではないかと思います。
 国立大学の2次試験の数学に向けて勉強をしてきた人達は割と何とかなったと思うのですが,そうではない受験生にとってはどう対処していいかもわからなかったと思いますし,試験中の動揺は察するにあまりあるものがあります。

 ただ,私もこれまで難しいといわれる試験を受けてきた者として一ついうことがあるとすると,みんな出来ない問題は出来る必要がないということです。
 そこでいう「みんな」というのは,自分の受ける大学の受験生であり,あらゆる受験生全てではありません。
 試験問題のうち,合否に大きく関わるのは,自分の受ける大学に受かるであろう人達であれば誰もが解けるであろう問題について間違うことです。
 ここで間違えば,合格者との差が生まれ,合格ラインから遠のくことになります。
 しかし,受験生の誰も解けないような問題については,誰もできないのですから,そこで差が生まれないので,これを落としても不合格にはなりません。
 つまり,難問に当たった時,自分の受ける大学の受験生の多くが解ける問題であるかどうかが見極められるかが問題であり,もしも多くの受験生が解けない問題であれば特に気にしないのが正しいと思います。

 そうすると,問題は,多くの受験生が解ける問題と見極められるかどうかですが,こればかりはそれまでよく勉強をしてきたかどうかの問題でしょう。
 よく勉強してきていて,合格レベルに達した受験生であれば,おそらくその見極めは出来ると思うのですが,それすら出来ないのであればそれはそのレベルの大学を受けるのに不適当ということなのだと思います。

 そう考えると,今回の確率漸化式ですが,私のかつての受験生の記憶からすれば,国立大学の2次試験レベルではそれなりに見る問題と思うので,数学を出題する国立大学の受験生はできなければ不合格になる問題だと思うのですが,そうではない受験生にとってはできなくてもあまり差は付かないような問題のように思いました。
 ただ,私の記憶も昔のものなので,今通用するのかはわかりませんが,ネット上では難しすぎるという話をよく見る以上はあまり差の付かない問題ではないかと想像しました。

 ですから,一定の大学を受ける受験生以外はあまり確率漸化式のことは気にせずに,これから始まる各大学の受験について集中してもらいたいものです。


 そんなセンター試験を尻目に,先日のスポーツ新聞の見出しでは,阪神のセンターポジションを争うべく,虎のセンター試験なる文字が飾ってありました。

 阪神の外野は,福留さんと糸井さんは確定でしょうが,残り1枠であるセンターが決まっていません。
 また,福留さんも休み休み出場すると思われ,その意味では2枠を巡って争われることになるのでしょう。

 争うのは,高山さん,江越さん,島田さん,中谷さん,板山さん,近本さんらということですが,いずれもキャンプを見てみないことには決め手を欠くというべきでしょうか。
 能力を考えると,もっとも出てきてほしいのは江越さんなのですが,少しでも打率が上がれば彼以上の逸材はいないでしょうし,逆に打率が上がらねば起用がはばかられます。
 実績は高山さんと中谷さんで,特に中谷さんはそれなりに打撃もいいですから,彼が最右翼かも知れません。
 一方,守備を考えると島田さんは素晴らしいですし,近本さんはプロでどれだけ通用するかはわからないものの大いに期待できます。

 結局上記の通りキャンプでの出来を見ないとわかりませんが,それでもこのピースが埋まればかなり阪神打線に厚みが出来ますので,大いに期待しています。

 今のところ,野手の中で未知数なのは,この外野,そして新外国人マルテさんが就く予定のファーストであり,この2つがどうなるのか,今のところ非常に気がかりです。
 投手陣はそれなりに補強できていますから,とにかく野手,特に打力の強化について非常に関心があります。


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 今日のニュースを見ていたら,JAXAが人工的に流れ星を発生させるサービスの開始をめざしているというものがあったので,取り上げてみました。

 JAXAが小型ロケットイプシロン4号機を打ち上げるのですが,それに人工的に流れ星を発生させるサービスをめざす宇宙ベンチャーALEの衛星などを搭載しているということです。
 このサービスは2020年春の開始をめざしているということで,広島県を中心に直径200キロの範囲で楽しめる予定ということです。
 人口流れ星の特徴は,発生場所や色を制御して思い通りの光を夜空に描けるということで,流れ星衛星は横60センチ,高さ80センチ,重さ68キロということです。

 この記事を見ていて,人工的に流れ星を作る必要とはと一瞬頭をよぎりました。
 しかし,よくよく考えれば,花火も空に打ち上げて皆で楽しむものであり,カテゴリーとしては人工流れ星とどこまで違うのかと問われると何ともいいがたいものとも思え,別にその必要性を論じることもなく,好き好きに考えればいいことと思いました。

 ただ,その値段はどのくらいになるものなのか,宇宙規模の問題ともなると花火よりもさらに高額だというイメージもあり,どのくらい利用できるものなのかということはよくわかりません。
 まさか気軽に利用できるような価格設定であれば,数少ない人工流れ星に対して予約が殺到してしまうでしょうし,お手頃価格というわけには行かないのだろうとも思います。

 もしもこれが普通にできるようになると,一気に流れ星の価値が下落しそうに思いました。
 養殖の魚と天然物の魚の違いのようなものかも知れませんが,流れ星の価値の一つにはレア度があると思われ,それが下がってしまうと興味が薄れてしまいそうです。
 ビックリマンも,ヘッドと悪魔が同じくらいの割合で出るようになってから急激に寂れたという歴史もありますし,レア度というのは価値を論じる上では外せない要素だろうと思いました。


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 今日のニュースを見ていたら,イギリスの庭園に展示されていた巨大なカバの像が盗まれたというものがあったので,取り上げてみました。

 この像はブロンズ製のもので,重さ約680キロ,全長約2メートルというものだということです。
 過去には5人がかりで持ち上げられたものだということで,犯人は大型車両や持ち上げ用の機械を使った可能性があると警察は考えているそうです。
 巨大な作品なので,スクラップとして転売したり,コレクターに売り渡したりすることも簡単にできないはずであると考えられているそうで,輸送の途中で目撃した人がいるかも知れないとして捜査しているそうです。

 このニュースを見ていて,非常に不可解なのが盗んだ目的です。

 記事にもあるように,コレクターに売り渡すにも目立ちますし,スクラップに転売することもなかなか難しいでしょうから,鋳つぶしてばらばらにしてから転売するということがもっとも考えられるのかとも思います。
 しかし,これだけ大きくて重いものですから,記事にもあるように盗むには相当な苦労を要すると思われ,もしも鋳つぶしてばらばらにするならばもっと別のものを盗めばいいのに,なぜこんなに窃盗のハードルの高いものに目を付けたのかが不可解です。

 鋳つぶす目的にしては不可解な点が多すぎるので,やはり現物がほしかったのかとも思うのですが,苦労してまで手に入れる価値があると当の本人は考えたのでしょうか。
 いずれにせよ,窃盗が実行された以上は盗んででもほしいと思ったことは間違いないのでしょうから,その動機の解明が犯人への手がかりにかなり近づく要因になりそうに思いました。


 先日,石原さん,會澤さん,堂林さんが護摩行を実施したという記事を見ましたが,そこに新井さんの姿はありませんでした。
 護摩行の記事を見ると,正月が終わって本格的に仕事に勤しまねばという心構えが出来ますが,一方でそこに新井さんがいないというのは非常に寂しい気持ちになりますし,本当に引退したのだなとしみじみ思いました。
 それでも後輩がこうして護摩行を引き継いでくれると,季節の風物詩は残りますから,個人的にはありがたいこととは思いますが,やはり新井さんがいないのは寂しいものです。


 阪神の藤浪さんが,今年初めてのブルペン入りをしたという記事を見ました。
 そこでの投法はワインドアップで,プロ1年目の途中までの投法だということです。
 これが効果的なのかどうかはわかりませんが,藤浪さんとしても色々と模索しているところなのでしょう。
 これが制球安定につながるのかはわかりませんが,高身長の藤浪さんのワインドアップは何となく打ちづらそうだというようにも思いますし,ひとまずこれも試してみていいのではないかと思います。
 ちなみに,当初やっていたワインドアップをやめた理由は何だったのでしょうか。その原因次第では,ワインドアップを続けるべきかも変わってくるように思いました。


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 今日のニュースを見ていたら,東京五輪を契機に首都高の料金を変更するという案が出ているという記事を見たので,取り上げてみました。

 東京都や国,大会組織委員会は,東京五輪・パラリンピック中の渋滞緩和のため,首都高の通行料金を時間帯によって上下させて交通量を調整するロードプライシングを号乳する方針を固めたということでした。
 沿線自治体との調整を経て,この夏には具体的な料金案を決める見通しということです。
 大会関係者の輸送の多い時間帯は現行料金の2倍程度とし,輸送が少ない時間帯はその分値下げする案が出ているそうです。
 大会期間中の渋滞緩和策の切り札としてだけでなく,大会のレガシーとして大会後も首都圏道路網の混雑解消に活用したいということです。

 これを見ていて,どんな人がこんな策を考えるのだろうかと疑問に思いました。
 車の交通量を少なくするようにすれば渋滞緩和になるという考えがあるのでしょうが,大会期間中は否が応でも渋滞に巻き込まれることは想像できますから,にもかかわらず車で都内に来る人などというのは本当に車で輸送することが必要な人ばかりでしょう。
 そうなると,そのような策を設けずともある程度交通量は少なくなると思われますが,その上でこのような策を設ければどうなるでしょうか。
 都内を走行する車の量がある一定程度から減少せずに,首都高の料金だけが上昇すれば,結果として下道が混むだけであり,混雑の対象が別のところに行くだけになりはしないでしょうか。
 この場合,下道は一般の観光客等に大いに影響すると思われますが,高速道路はそうではないため,混雑させるべきは下道よりも高速道路の側ではないかと思うのですが,この策を考えた人達はそうではないように考えているのでしょうか。
 そうすると,この策は結局料金の値上げをしたい人達がこぞって集まったように見えてしまいます。

 これを特に強く感じるのは,この料金体系を大会後も継続したいと考えているからです。
 大会後こそ,料金が高くなれば下道に流れるだけですから,下道が大変な混雑をすることになると思うのですが,それに対する打開策は料金値上げとワンセットできちんと講じるのでしょうか。
 それをせずにレガシーだとかいう話を聞くと,社会保険の負担などと同様,後世に負の遺産を引き継ぐだけなのではないかと思わずにはいられません。

 とかく,この件は打開策としては有用と考えがたく,料金値上げをしたいからなのではないかと思ってしまいます。
 もう少し合理的な説明を加えてもらえたり,時間帯というのがどのくらい合理的に絞られているのかを確認できたりしないと,私はこの話について不信感ばかりを持ってしまいます。
 現段階では,この策を提唱した人,賛同した人達を良く覚えておこうと,そのくらいに考えています。


 阪神が,甲子園球場のマウンドについて,硬質のアメリカメジャーリーグ仕様に改修することを検討しているという記事を見ました。
 春季キャンプからテストして,正式決定するそうです。

 個人的には,阪神の選手にあうものなのかどうかが大変気になります。
 阪神のホーム球場なのですから,阪神に有利なようにある程度までは改変してもいいと思うのですが,それが阪神選手の足を引っ張るようであれば止めてほしいと思いますし,その辺りは今はよくわかりません。
 一般的には高身長の選手は硬いマウンドの方が有利と聞いたことがありますが,もしもそうであれば阪神の投手は高身長の方が多いですし,特に不調であえいでいた藤浪さんがこれを契機に復活したらどれだけ素晴らしいことだろうかとは思います。

 ただ,あくまで個人的な意見ですが,打力の弱い阪神にとっては,マウンドの改修よりもラッキーゾーンを創設してくれた方がどれだけいいことかと思ったりもします。
 浜風もある甲子園球場をホームとする阪神は,他球団に比べてホームランと縁遠いですから,そこを補佐するような改修の方がホーム球場のアドバンテージとしてはふさわしいのではと思ったりもしました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:39
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 今日のニュースを見ていたら,忘れた記憶を回復させる薬の実験が成功したというものがあったので,とりあげて

 この実験をしていたのは,東京大学や北海道大学などの研究チームだそうです。
 記憶を回復させる効果がある薬の発見は世界初だそうで,アルツハイマー症などの認知症の治療に役立つ可能性があるということです。
 研究チームは,20代を中心とした男女計38人に100万程度の写真を見せて1週間後に覚えているかを調べる実験において,「メリスロン」を飲んだ場合と飲まなかった場合で正解率を比較したということでした。
 その結果,薬を飲むと,忘れていた写真を思い出すケースが増え,正解率は最大で2倍近く上昇することが判明したということでした。
 忘れた写真が多かった人ほど効果があり,見たかどうか判別が難しい写真でより正解率が高まる傾向にあったということでした。
 この薬は,脳内の情報伝達に関わるヒスタミンという物質の放出を促進するそうで,この効果で記憶を担う神経細胞が活性化して忘れた記憶の回復につながったとみられるということでした。
 記憶が回復する仕組みを詳しく解明して認知症の研究成果と組み合わせてアルツハイマー症などの新たな治療法につながる可能性があるそうです。

 この記事を見ていて,もしも薬の開発に成功すれば様々な場面で使用されることが想定されると思いました。
 些末な例でいえば,例えばテスト前に飲めば知識で解く問題の正解率が非常に高まるでしょうし,捜査などで証人に飲ませることでより鮮明に事件の証言を得たりすることも考えられるでしょう。
 一方,悪用もいろいろと考えられるもので,やはりどんなものでも使い方次第なのだと思います。

 この薬をアルツハイマー症や認知症等の治療に用いる場合,私が気になるのは回復させる記憶を選別できるのかということです。
 例えば,人には忘れたい記憶も様々あるでしょうし,それが鮮明であるほど精神的なショックが大きいものもあると思いますが,そういったものも復活させてしまうのであれば薬の使用は躊躇われるものです。
 まだ実験成果が確認されたばかりですから,回復させる記憶を選別するという技術まではないでしょうが,将来的にその点をできるのかがこの薬の有用性に大きく関わってきそうに思います。

 また,この薬の効果の実験は,その性質上,動物実験は不可能であり,人体実験しかできないものですから,どこまで突き詰めて研究ができるのかという問題もあるでしょう。
 この薬の開発のどこかで人権等の壁に当たると思われますが,そうすると他国で研究が先行してしまうのだろうとも思われ,その研究の行き先についても気になるところです。

 ただ,前も別の研究で述べたことがありますが,技術自体に善悪はないので,研究開発が進んでいくこと自体は期待したいと思います。


 阪神の矢野監督は,今年のキャンプについて,自主性を重視し,全体練習は通常通り行うものの,その前後の特打特守など選手ここのリクエストに応じたメニューも取り入れるということで,やることをやればさっと帰っても良いという方針だということです。

 それぞれの選手ごとに鍛えたいポイントは違うでしょうし,自主性を重んじることはいいことだと思います。
 むしろ,プロ選手なのですから,自分なりの課題と克服方法を見いだしてトレーニングをするのは当たり前であり,本来であればそこまで取り上げられるべきことでもないのかも知れません。

 ただ,私が思うことは,阪神は昨季最下位のチームであり,その要因の一つは選手のプロ意識の欠如にあったのではということです。
 プロ意識が欠けていれば,自主性といっても緩やかな方向に行ってしまうだけですし,そういった危険はあるのかということが不安に思っています。
 厳しければいいとは一概にはいいませんが,それでも自主性を重んじて任せられる選手達が揃っているのかというのは,選手達には申し訳ないものの若干不安を感じているのです。

 そう考えると,実際にキャンプに突入した後,誰が早退したのかというのはやはり注目してしまいます。
 早退した人については,当然オープン戦やシーズンでそれなりの活躍をしてもらわなければいけませんし,活躍できなければ自主性のない人と評価されることになるでしょう。

 また,早退しなかったとしても,活躍をうまくできなかった選手に対しては,やはり自主性に任せることが危険だという評価になってしまうように思います。
 それをあぶり出すために敢えてこのキャンプは自主性だというのであれば納得はしますが,できればあぶり出しは違う機会でやった方がいいような気もしました。


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 今日のニュースを見ていたら,paypayがクレジットカード決済について上限額を設けるというものがあったので,取り上げてみました。

 これは,先日のクレジットカードの不正利用を踏まえた対策で,クレジットカードでの決済金額の上限を過去24時間以内について2万円とするということです。
 また,yahoo!japanカードからのチャージ金額の上限も過去24時間以内について2万円とするそうです。
 クレジットカードでの決済金額の上限は過去30日間で5万円とするということです。
 ただし,paypay残高やyahoo!マネーでの支払についてはこれらの制限は適用されないそうです。

 この対応は,先日のpaypayが流出したクレジットカードデータのクラッキングアプリとして利用されてしまった経緯を踏まえてのことであることは間違いないと思います。
 これで最悪の事態が発生したとしても,その損害額はある程度の額まで押さえ込めるという見通しを立てられるのではないかと思われます。

 ですが,同時にこの措置はpaypayをつぶしてしまうのではないかと思われます。
 というのは,この措置によって,paypay利用によるクレジットカード決済では高額の買い物が出来なくなってしまうので,敢えてpaypayの利用をしようという意欲が湧かないように思われるからです。
 paypayは,登場時にキャンペーンを打ち,今年の1月10日頃からそのキャンペーンの際の20%分のポイントが還元されて付与されることとなっております。
 おそらくpaypayは,1度目のキャンペーン時に盛り上げ,一旦収まった盛り上がりを,2度目の還元ポイント付与時以降の買い物で再度盛り上げようという考えがあったのではないかと想像されます。
 ですが,その時期を目前にして高額な買い物をするのに妨げが生じたわけで,これでは還元されたポイントを使い切ったらその時点でpaypayの利用を止めてしまうユーザーが多く出現するのではないかと予想されます。

 しかも,この上限設定がいつまで続くのかも不透明であり,上限設定が解けた頃にはpaypayは忘れられた存在になってしまうのではないかとも危惧されます。

 キャンペーンが耳目を引いたpaypayですが,セキュリティが甘いまま見切り発車で市場に投入したのが問題だったというほかないでしょう。
 これが成功できれば,キャッシュレス決済が大きく普及する可能性もあると思いましたが,逆にpaypayが転んでしまえば,やはりキャッシュレス決済は危険だというイメージが付いて,普及の妨げになるのではないかと思われます。
 その意味では,paypayがこの時点でこういった展開を迎えたことは,日本のキャッシュレス決済時代を遅らせる要因になり得ると思われ,残念に思います。

 また,paypayと同時期にキャッシュレス決済手段がかなり多く登場しましたが,それらもキャッシュレス決済の悪いイメージの下で,成熟できないままお互いをつぶし合う可能性もあり,どこまで伸びていけるのかもわかりません。

 ただ,キャッシュレス決済の市場は日本では開拓できたとは言い難く,きちんとしたものが登場すれば一気に市場を席巻できる可能性もある,魅力的な分野であろうとも思います。
 日本人は警戒心が強いですから,それを解けるくらいのセキュリティと利便性,そしてお得感があるキャッシュレス決済が出現すれば形勢は大きく変わるようにも思いますので,そういったものの出現が待たれるところでしょうか。


 今日の阪神のニュースを見ていたら,各選手の虎風荘入寮に関するものがありました。
 この手のニュースを見ると,今年もぼちぼち始まったというように思いますが,まだ毎年恒例の新井さんの護摩行がないので,始まった感じがしません。
 そういえば新井さんは引退してしまったと思い出すと若干寂しくも思いますが,誰か広島さんの選手で護摩行を引き継いでやってくれる人はいるのでしょうか。
 季節の風物詩として是非とも誰か護摩行に行ってくれないかと,他人事のように思いました。


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2019.01.07 Monday
 こんばんは。


 これが今年初めての書き込みです。
 今年もよろしくお願いします。

 さて,新年初めて取り上げる話題は,読売の人的補償の話です。

 読売は,昨年,FA権を行使した広島さんの丸さんを獲得しましたが,広島さんはその補償について結局昨年中に結論を出しませんでした。
 そして,今日突然人的補償として長野さんが選ばれたという一報が入ってきました。

 長野さんといえば,日ハムさんから指名を受けながらも,読売に入団するために敢えて入団を拒否し,最終的に読売に入団したという選手でした。
 このところ守備の劣化が目立ち,ちょっと前までは打率も低下していて期待通りの活躍を出来ていない時が多くありましたが,昨年は打率もそれなりに向上して,出塁率もなかなか高い打者でした。
 また,明るいキャラクターでムードメーカー的な役割を果たしており,外国人選手などとも仲良くする様子は良く覚えています。

 この選手が日ハムさんに入団していたら,これだけの打撃の能力を持っている以上は2000本安打もできていたのではと思うところですが,大卒で,かつ社会人経験もあるということで,プロ入りの年齢もそれなりに遅かったことを考えると,2000本安打は難しいのかと思われ,非常に惜しいという気もします。
 ですが,本人が望んでプロ入りを遅らせて読売で活躍し,その打力とキャラクターで看板選手にも上り詰めたのですから,他人がとやかくいうよりも本人としては充実して読売の選手として活動していたのだろうと思っています。

 そういう看板選手が今回人的補償として読売を去ることになったわけですが,先日の内海さんの件といい,こういう功労者を容易に放出できてしまう読売という球団は大丈夫なのだろうかと思ってしまいます。
 確かに,長野さんは,戦力としては一時期に比べれば落ちたとは思いますが,それでも昨季の打率は2割9分,出塁率は3割5分9厘ということで,阪神であれば中軸を担えるクラスの打者であることはいうまでもありません。そうすると,いくら人材豊富な読売としても戦力ダウンはあることでしょう。
 また,内海さんの時と同様,このような看板選手の放出を許すことは,現在在籍している選手達にとっても,どんなに活躍しても働きが多少悪くなれば明日は我が身と戦々恐々という雰囲気を作ることになるでしょうし,チームへの魅力も低下してしまうように思われます。
 読売が内海さんや長野さんのような選手をプロテクトから外す意味というのを,戦力面でしか捉えていないとすれば,長期的なチーム運営はうまくいかないだろうと思いますし,今回立て続けにそういう様を見ると読売はよろしくない方向に舵を切ったのかと思いました。

 長野さんにとっての救いがあるとすれば,長野さんの代わりに読売に加入するのが今セリーグナンバーワン外野手の丸さんだということでしょうか。
 一方の内海さんの場合は炭谷さんですから,炭谷さんは悪い選手でないとしても丸さんと比べると釣り合いの問題は気になります。
 その意味では,プロテクトリストから漏れていたこと自体屈辱だったとは思いますが,まだ内海さんに比べればショックも小さいかとは思います。

 長野さんは新天地でも頑張るといっていますから,阪神戦で過剰に頑張られると困るものの,今後の活躍には期待したいです。
 そして,こんな読売に対して,今年の阪神がどう戦えるのかも見物です。


 今季の阪神ですが,記事を見ていたところ,2軍の内野守備走塁コーチが不在であるため,スカウトがノッカーとして活躍するというものを見つけました。
 どうやらノッカーを務めるのは,田中さん,吉野さん,筒井さん,渡辺さんのようです。
 記事では,スカウトとノッカーの交流が深まることで,選手のフォームをただしたりする効果があるなどというメリットもあると書いてありました。

 ただ,だったら内野守備走塁コーチを増やせばいいのにと思ったのは,おそらく私だけではないでしょう。
 2軍の内野守備走塁コーチ不在というのは端的に問題だと思うのですが,実際これでチーム運営は出来るのでしょうか。

 ノッカーとして参加するスカウトも,田中さん,吉野さん,筒井さん,渡辺さんという,いずれもちょっと前まで現役でやっていてそれなりに成果を出していた人達ですから,それはノッカーとしてもうまくできると思います。
 ですが,それと内野守備走塁コーチがいない理由がどうもリンクしません。
 普通に必要なポジションであれば,それを追加すればいいだけのはずだと思うのですが,それができない何らかの理由があるのでしょうか。
 阪神の内野守備はかなり問題だと思うので,是非とも2軍でもっと鍛え直してもらいたいと心から願うわけですが,そういう弱点の補強について阪神はどう考えているのか,いまいちよくわかりませんでした。
 もしも特段の理由がないならば,早急に内野守備走塁コーチを雇ってほしいと思いました。


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