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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国で,マラソンランナーの女が永久追放されたというものがあったので,取り上げてみました。

 女は,市民マラソン大会において,何食わぬ顔で緑色の自転車に乗ったということでした。
 そのため,大会係員から,自転車から降りるように指示されたものの,その後再び自転車に乗ったということでした。
 女は,5時間38分36秒でゴールしたものの,成績抹消処分を受けたということでした。
 この女は,今後マラソン大会への出場が禁止されることとなったということでした。
 昨年11月のマラソン大会でも250人以上のランナーが近道をするなどの不正があったということでした。

 このランナーの近道の件,このブログで取り上げたことがあるのですが,またしてもマラソン大会で不正が発生しました。
 今回は自転車使用,しかも制止されてもまた乗って,しかも一応ゴールまでしたということで,この人にとってマラソン大会はどんな大会なのだろうかと思いました。

 私は昔長距離走をしていたことがあり,そんな私が言うのも難ですが,大きな大会の出場権をかける等のことがなければ,一般的にマラソン大会の成績など自己満足の領域であると思います。
 その自己満足について,例えばこの記録を超えたいとか,完走したいとか,そういった自己満足を叶えることで自信にもつながりますし,健康増進にもなるのでしょう。
 つまり,もしも終局的に自己満足が目的であれば,ずるをしたところで誰が得をするわけでもなく,その満足すら得られづらいのではないかと思います。

 にもかかわらず,敢えて係員の制止も無視する形でマラソン大会で自転車に乗ったこの女は,何がしたかったのだろうかと純粋に思いました。
 もちろん,自転車でも長距離を走ったことで達成感などは得られるでしょうが,だったら誰にも咎められないところでその達成感を得ればいい話で,わざわざ永久追放のリスクを冒してまで自転車に乗るメリットが私にはよくわかりません。
 もしかしたら,私が知らないだけで何かのメリットがあるのかも知れませんが,そのメリットは永久追放処分を受けるリスクを冒してまで得るべきと考えたのでしょうか。

 とりあえず,この女は,トライアスロンの方が向いていると思いました。


 今日は阪神から開幕1軍メンバーが発表され,ついに明日から始めるプロ野球への形がほとんど現されてきたと思います。

 明日の先発はメッセンジャーさんで,この開幕戦で日米通算100勝を目指しています。
 メッセンジャーさんは,年齢のこともあって,最近技巧派にもなりつつあるところですが,阪神の中ではもっとも頼れる投手だと思うので,開幕戦の勝利を是非ともあげてほしいと思います。

 投手陣を見ている限り,先発中継ぎ含めて,あまり大きな心配を抱いておらず,調子の善し悪しの見極めについてうまくやれるのかという点について気になっているくらいです。
 また,先発6番手に入る予定の浜地さんですが,どれだけの活躍ができるのか,個人的には関心があり,せっかく回ってきたチャンスをものにしてほしいと心から思うところです。

 そんな投手陣の安定感を尻目に,今季も野手についてはなかなか心配しているところです。
 野手に心配しているのは,まずは打撃,そして守備と,野手の活躍する場面について全般的に不安だというのが正しいと思います。
 とにかく,木浪さんから始まる打線の中で,5番福留さんまででどれだけヒットを繋いで点が取れるのかというのが阪神打線の最大の課題でしょう。
 そのためには,新人の木浪さんがオープン戦同様の勢いを付けられるのか,大山さんが4番として機能できるのか,近本さんが塁に出てしまうと足が脅威だと他球団に知らしめることが出来るのか,そういった点が阪神がうまく点をとるために必要な要素ではないかと思います。
 また,守備については,内野は去年に比べればだいぶましになったという印象ですが,外野はやや不安というように思います。外野の守備ミスは失点につながるため,糸井さんや福留さんなどどこまでできるのかは気になるところではあります。

 ただ,いずれにせよ,もう開幕してしまうわけで,今の戦力で自信を持ってやってもらいたいものです。
 開幕カードの勝ち越し,是非とも期待しています。


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 今日のニュースを見ていたら,イギリスで,旅客機が行き先を間違えたというものがあったので,取り上げてみました。

 問題の飛行機は,ロンドンを出発してドイツのデュッセルドルフに向かう予定でした。
 しかし,提出された飛行計画が,誤ってエディンバラ行きとなっていたので,操縦士も客室乗務員もみなエディンバラ行きだと思ってしまっていました。
 そのため,この便はエディンバラに向かい,エディンバラの空港に着陸してしまいました。
 乗客がグーグルマップを確認したところ,自分たちがイギリス国内にいるとわかったということで,エディンバラの空港に着く前におかしいと思う人が出てきたということでした。
 着陸後,乗員が,乗客に対して,デュッセルドルフに行く人は手を挙げてくださいと呼び掛けたところ,全員が手を挙げたということでした。
 その後,貴重が乗客に謝罪をし,燃料を補給した後にドイツに向かったということでした。
 ほとんどの乗客は,この間違いを面白がり,電話で事情を話して信じてもらおうとしていたということでした。

 この記事を見ていて,割とほのぼのニュースのような感じで記事は締められていたように思えたのですが,割と大事件だと思いました。
 空港側にしてみれば予定にない飛行機がやってくることになりますし,乗客側にしてみれば予定が大幅に狂わされるのですから,結構大事なのではないかと思えます。
 それでも記事全体がほのぼのした感じになっているのは,乗客の多くがおおらかな対応をしたからではないかと思います。
 中には予定が狂ってしまった乗客もいたでしょうに,この間違いを面白がった人が多かったというのは国民性なのでしょうか。
 個人的には,この体験をゆとりのある時期にしたならばどうかと想像しましたが,よほど余裕がないとやはり嫌だなという気がします。日本人は,電車が数分遅れただけでも色々と思うところが出てきますし,そこは大きく違うのかと思います。

 原因は誤った飛行計画の提出のようですが,乗員も多くいますし,整備する人や管制塔などにもたくさんの人員がいますから,そのミスだけでここまで大事になってしまうのだろうかと思いました。
 おそらく飛行計画に従うことを盲目的に考えていた可能性がありますし,このようなミスが起きないようにするためにも体制の見直しは必要だろうと思います。

 乗客に,ドイツに行きたい人と挙手を求めたそうですが,エディンバラのままでいいと思う人がいたら大したものだと思います。
 むしろエディンバラに残留させられたらほとんどの人が困ったことでしょうし,この事態でこれを聞ける度胸がやはりお国柄なのでしょうか。
 日本でこれをやったら大きな不祥事として取り上げられることでしょう。

 現在イギリスはEU離脱の問題で揺れていますが,今回イギリスからドイツに比較的簡単に修正できたのは同じEUだからでしょうし,その意味では離脱後は相当難しい問題になるのだろうと思いました。
 その意味でも,このようなミスが笑って見過ごせるのは今回が最後のように思われ,今後は色々とシビアな問題が伴うのだろうと思われます。


 阪神の今季の抑え投手ですが,矢野監督はドリスさんでいく方針を示しました。
 理由は総合的にという話をしています。

 藤川さんを抑えにもという話はありましたが,先日の出来が決め手になったということでしょうか。
 セーブ数との関係で名球会入りがかかっていただけに,藤川さんとしては抑えをやりたかったのでしょうが,先日の出来を見ると,現時点で抑えというには不安だというほかありません。
 藤川さんは,夏場当たりから本領発揮し,振り返ったらクローザーだったということを証明しますという話をしており,これから結果を見せてくれるといってくれていますから,私も非常に期待したいと思います。
 ドリスさんは,いい日はほとんど誰も手を付けられないのですが,問題は不安定さですから,藤川さんが安定感をみせてくれるならばどこかで抑え交代となることも十分あり得るでしょうし,いずれにせよ藤川さんには今後期待したいと思います。

 また,ジョンソンさんについても抑え候補として期待されていますが,今のところまだ実績がないため,ひとまず実績あるドリスさんを抑えに投入して,他の投手の出来と比較しながら決めていくのがよいと思います。
 いずれにせよ,ドリスさんのほか,藤川さんとジョンソンさんという選択肢があるというのは非常にありがたいことです。

 このプランにおいて問題になるのは,外国人枠の関係で,ガルシアさんとドリスさん,野手1名が決定ならば,もう1枠はジョンソンさんか野手もう1名かということになるのでしょう。
 個人的には,ジョンソンさんがいると試合終盤の展開を非常に有利に進められると思うのですが,野手の出来は今のところチームの最大の不安要因であり,野手2人をいれなければならなくなることもあり得ます。
 現時点では,マルテさんは開幕1軍ではないようですから,今はジョンソンさん起用で問題はないと思うのですが,今後のナバーロさんの出来と打線全体の調子次第で変わってくるため,何とか打線が普通に活躍してくれることを強く願うしかありません。
 また,ナバーロさんの出来がよければ,マルテさん起用を積極的に考えなくてもよくなるように思われ,その意味でもナバーロさんの出来については非常に関心を持っています。


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 そろそろプロ野球の開幕が迫ってきましたが,今日の記事では阪神鳥谷さんが開幕スタメン落ちすることが決まったというものがあったので,取り上げてみました。

 鳥谷さんは入団16年目にして初めて開幕スタメンから外れるということです。
 今季は,ショート再挑戦を謳ってキャンプから頑張ってきました。
 オープン戦では,打率3割8厘,4打点と阪神の中ではよい成績を残せましたが,やはりショートでは今絶好調の木浪さんがいるため,若手育成も踏まえれば木浪さんにポジションを明け渡さざるを得なかったということでしょう。

 正直言って,ショートのライバルが北條さんであれば,鳥谷さんが奪取する可能性はあったと思います。
 もともと,ショート自体が北條さんと糸原さんの対決という様相だったと思うのですが,そこにまさか木浪さんが割って入ってここまで活躍するとは思いませんでした。
 結果,期待されていた北條さんも糸原さんもポジションを奪えず,北條さんに至っては今は2軍戦に参加している状況です。
 木浪さんの登場は私には嬉しい誤算でしたが,ある意味鳥谷さんについては極めて厳しい誤算だったのでしょう。
 ただ,ファンとしてはハイレベル同士の対決を所望していたため,今回木浪さんが奪取したことは非常に好ましい結果だと思っています。

 鳥谷さんのオープン戦の成績を見る限り,貧打の阪神打線の中では他のポジションであれば十分スタメンを勝ち取れる可能性はあったと思います。
 内野を見回してみると,ショートは木浪さん,サードは大山さんが確定,セカンドは糸原さんが奪取しましたが上本さんも争っているところです。
 そして,ファーストですが,期待のマルテさんは開幕に間に合うか微妙で,先日打撃で活躍したナバーロさんが急遽このポジションを奪取しそうな勢いです。
 この状況を見ていると,もしも鳥谷さんがショートにこだわらずに守備練習を行っていれば,今季の開幕ファーストがあり得たようにも思え,その点は惜しいという気もします。
 ただ,ファーストでも開幕で出たいというのは鳥谷さんの選択になかったのかも知れませんし,彼のかつての決断に水を差すようなことを私などがいうのは野暮というものでしょう。

 鳥谷さんが入団から15年にわたって開幕スタメンであり続けたことは素晴らしいと思います。
 この数年は思わしくない成績だったこともありますが,それでもその前まではショートにいなくてはならない選手でしたし,そんなチームの柱として居続けてくれたこと自体に感謝したいと思います。
 おそらく鳥谷さんはいつでもスタメンに就けるように準備を進めているのでしょうから,開幕スタメンを勝ち取った面々も低迷すればすぐに取って代わる存在がいることを思うべきでしょう。


 ショートスタメンで出る予定の木浪さんですが,同じく新人の近本さんとともに開幕1番2番で出場することも決まったようです。

 この記事を見ていて,正直言って木浪さんと近本さんがいなかったらこのオープン戦はどうなっていたのだろうかと非常に不安になるとともに,去年のドラフトを心から喜んでいます。
 シーズンで結果も出していないのに喜ぶのは早すぎなのですが,それでもやはりこの2人にかける期待は大きいです。
 特に,木浪さんの打撃が1軍の投手達にどこまで通用するのか,特に一巡してから対策を講じられると思われるところでどこまで成績を落とさずにいけるのかが非常に気になるところです。

 ここで,近本さんですが,足の速さがあるため2番に適性ありということなのだろうと思うのですが,個人的には2番はちょっと早すぎなのではと気になります。
 というのは,オープン戦序盤は結構打っていたイメージでしたが,オープン戦が終わってみれば打率2割6分2厘,出塁率2割8分4厘と,出塁の求められる2番打者としては物足りないように思えたからです。
 思えば,赤星さんも,デビューしたての頃はそこまで打率が高くはなかったので,それを考えると近本さんをデビューから2番に据えるのもありかも知れないと思います。
 ただ,もしも木浪さんが期待通りの活躍をするとなると,1番木浪さん,3番糸井さん,5番福留さんがそれなりに打率が高そうであるものの,2番近本さんと4番大山さんが打てないと打線が切れてしまうのではという心配があります。

 近本さんはまだ新人なので,打線の後ろの方で慣れさせることも必要とも思われ,個人的には糸原さんを2番に据えて,近本さんは7番でプレッシャーのないところで打たせる方が活躍してくれそうな気もします。
 ただ,あの足の速さは上位打線でこそ生かしたいという気もしますし,とりあえず開幕からのこの打線を見てみたいものです。

 ちなみに,今回の打線の肝は,上位でどこまで打線の切れ目がでないかということであり,その意味でも,一発の力という意味でも,4番大山さんの出来が大きく左右すると思っています。
 それだけに,他の打者もそうですが,大山さんがどれだけ活躍を出来るのかに特に注目したいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,大麻を所持していたとして男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,苫小牧港から船台行きのフェリーに乗り込んだ際,袋入り大麻約50グラムをエントランスホール付近の廊下に落としました。
 それを船員に拾われてしまい,男はそれを知って,大麻所持を隠すため,残りの大麻を海に投げ捨てました。
 しかし,投げ捨てられた大麻は,強風でほとんどがデッキに戻ってきたということでした。
 船内で押収された大麻の量は154グラムということでした。
 その後,男は逮捕され,調べに対して大麻は自分で使うためにもっていたと述べました。

 これを見ていて,神が舞い降りたようなコント気味の出来事があったといわざるを得ないと思いました。
 そもそも,誰にも見つかってはまずい大麻を落として紛失する時点で相当間抜けだといわざるを得ません。
 そして,それを海に投げ捨てたら風でほとんど戻ってきたということで,駄目な時には何をやっても駄目だということを彷彿とさせる出来事だと思いました。

 私も,なぜか駄目な時には駄目なことが重なることが多いというのはよく経験するものですが,それにしてもその駄目さについても程度があると思います。
 注意深く行動していても悪運がつきまとうこともあれば,そもそもなぜその時にそんなミスをしたのかわからないくらい基本的なミスをやらかしてしまうこともありますし,こういった事態に巻き込まれた時には世の中というのは得てしてそういうものだと割り切るしかないといつも思っています。
 ただ,それにしても,この男,間抜けなものだと思いますし,その場にいた海上保安庁の職員の方々も,当時は必死かも知れませんが,ちょっと後になると同僚同士で笑い話にされてしまうレベルの出来事だったように思います。

 ちなみに,男は,自己使用目的所持と主張していますが,これだけの多量の大麻を自己使用目的というのはにわかに信じがたいように思います。
 おそらく捜査機関としても譲渡目的所持を疑っていると思いますし,携帯電話等の通信機器の解析を行っていることでしょう。


 先日のイチローさんの引退会見,ほとんど見ていたのですが,何かから解放されたような気はしたものの,このところのイチローさんらしいコメントが多かったと思いました。
 努力に関する話は個人的にも想うところが多く,やはり物事というのは挑戦し,そして続けることが重要なのだと改めて思いました。

 それにしても,気になったのは,質問している記者の質がおしなべて低かったことでしょうか。
 当日,イチローさんの引退の可能性については数時間前から出ていたため,ある程度何を聞こうかと準備をする時間はあったかと思うのですが,冗長で趣旨不明,希望する回答がわかりきっている質問など,質が低いと思うことが多かったです。
 イチローさんも,記者から求められている答えを敢えて外す回答をするというのはこれまでもよくあり,この会見でもよく見られたのですが,これまでもよくあった以上はそういった回答をされたらどう切り返そうと思うのかまで想定して準備するのが記者の役目のように思います。
 また,特に意味のない質問,趣旨が重複する質問など,なぜこの場を借りて敢えて行うのかと思うことも多く,これに応答するイチローさんも大変だなと思いました。
 記者の質が前より上がったのか下がったのかはわかりませんが,こういった質問の末に書かれる記事というのはどんな形になるのだろうかと,ちょっと暗い気持ちになりました。

 今日の阪神は,オープン戦でオリックスさんと対戦し,勝利しました。

 もちろんオープン戦で勝っても仕方ないのですが,それにしても今日の勝利は個人的にはあまり嬉しくありませんでした。

 一つ目の理由は,得点の大半がビッグイニングだったことです。
 これまで何度も述べているとおり,流れをどのように作るのかが大事であり,流れに乗せられて大量点をとることは大事ではあるものの,先制,中押し,だめ押しとこまめに点をとって流れを手放さないように出来ればよりよいと思っています。
 その意味では,大山さんがホームランを打って一つの流れを作ったのはいいことだったと思います。
 その後,1アウト満塁になってから,この展開で点が入らないことが多いところでタイムリーが出てから大量得点というのは決して悪くはなかったと思います。
 ただ,その初めのタイムリーを打ったのが投手の西さんということで,打順の巡り合わせの問題はあるとしても投手が流れを作り出したというのはちょっと残念でしょうか。
 できれば野手がその流れを作ってくれるならば,野手の決定力不足の問題が多少解決の兆しを迎えるのではないかと思うところなのですが,ここでも先発で活躍した西さんに頼ったというのは気になるところではあります。

 ふたつ目は,藤川さんが4失点したことでしょうか。
 昨季のドリスさんの終盤の状況がよくなかったこともあって,抑え藤川さんという話も出ていたように思うのですが,おそらく今回の登板でその可能性も現時点ではなくなったと思います。
 もちろん今でも藤川さんはいい投手だとは思うのですが,抑え投手に必要なのは,登板したら点が取れないという絶望感を与えることで,今の藤川さんには残念ながらそこまでのものはないと思います。
 去年の崩壊しかけた中継ぎ投手陣の中ではよく踏ん張ってくれまして,相対的に藤川さんがよい投手と評価されたことはその通りだとは思うものの,やはり抑え投手をするには不足しているように思えます。
 今日の結果は残念でしたが,オープン戦ですし,その段階で見極めが出来たこともよかったと思うので,個人的には今回の教訓を生かしてこれからの編成を考えてくれればいいと思います。

 阪神の先発の6人目は,秋山さんでもなく,浜地さんになりそうだという記事を見ました。
 一昨年の実績を考えると,秋山さんがローテーションの一角にいないことは残念ではありますが,ゆっくりめに調整して出てきてもらおうという三段でしょうから,そこまで急がなくてもいいと思います。
 浜地さんも悪くはないのですが,実際先発として実力十分かといえば後一歩という印象があります。
 もう少し鍛えてから1軍登板が理想ではあるのですが,本来いるべき藤浪さんの状況が思わしくないことから回ってきたようにも思えます。
 これも一つの縁なので,浜地さんには存分にいかしてもらいたいところです。

 青柳さんは,これまでのところ,課題だった制球も悪くはないですし,今季は期待できるのではと思っています。
 とりあえず,メッセンジャーさん,岩貞さん,西さん,ガルシアさん,青柳さん,浜地さんの6人で開幕から回していくと思われ,どれだけ活躍してくれるのかを楽しみにしたいと思います。



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2019.03.21 Thursday
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 日本の野球界のスターといえば,昔は王長嶋を思い浮かべる人が多いと思いますが,今の世代はイチローさんを想起する人がほとんどでしょう。
 私は,幸いにして,イチローさんの活躍当時から見ることができた世代で,イチローさんが日本で歴史を作り,メジャーでも次々と結果を残し,WBCでも牽引してくれた様を全て生で見られたので,私にとっての野球界での英雄は紛れもなくイチローさんだったと思います。

 そのイチローさんが,本日引退を発表しました。

 イチローさんは50歳でも現役を希望していましたが,この数年の打撃成績はかなり厳しいものがあり,やはり年による衰えは避けられないのかと不安に思っていました。
 そして,先日の読売や日ハムさんとの試合でも,かつての打撃が見られず,現役続行はなかなか厳しいのではないかと思っていたところでの今回の発表であり,個人的にはこの時期にそうなるのはやむを得ないのだろうと思っています。
 とはいえ,つい先日のレーザービームを思い出すと,守備だけでもまだまだできると思えますし,引退はもったいないとも思えるところでもあります。
 数年前から打撃成績は落ちていたため,その時期に引退していれば成績の低迷を世間に見せずに終われたのかも知れませんが,本人のこれまでの野球に対する姿勢のひたむきさや納得,野球に向き合う姿勢を考えれば,やれるところまでやったというのは私は頷くことが出来ると思っています。

 イチローさんのことで振り返れば,数々の記録やWBCでの決勝打などの偉業がいわれることが非常に多いですが,個人的には日本で振り子打法をやっていた時のイチローさんのことがよく思い出されます。
 あの時期,阪神にいた坪井さんも同じ振り子打法で,私も何度も真似した記憶があるのですが,私は当然打てるはずもなく,当たり前ですがイチローさんは全く違うなと思ったものでした。
 あの時からイチローさんはすごかったですが,残念ながら日本でのイチローさんの位置づけは他の選手から見ても異質であり,そういった日本野球という枠内で鬱屈しているように見えたイチローさんがメジャーでどれだけできるのか,それを想像するのが非常に楽しみでした。

 そんなイチローさんが,メジャーに行ってから次々と成績を塗り替え,私の妄想をどんどん現実化してくれました。
 そして,日本では絶対的な存在だと思っていましたから,このくらいのレベルになると日本野球がメジャーで通用するのかと思いました。
 イチローさんと,同時期に行った新庄さんが一つの物差しとなって,その後日本人野手が多くメジャーに行きましたが,その後日本に帰ってくる選手も多く,そういう光景を見るにつけイチローさんが別格だったのだとよく理解できたものでした。

 これまでのイチローさんの作った歴史は,日本どころかメジャーでもとんでもないものであり,野球の歴史そのものを変えてしまったといっても過言ではなく,私がその全てを今更挙げる必要もありません。
 それを達成できたのは徹底した自己管理,道具等の整備が裏にあり,いかなる時も真面目に,ひたむきに野球と向き合ってきたからこそだと思います。
 イチローさんを見ていて,凡人がもう限界だと思って諦めてしまうことの愚かさをよくよく思わされたことは何度もなくあり,私ももう駄目だと思った時にそこからが勝負だと思って足掻こうと考えたこともあったと思います。
 そんな風に考えて勇気をもらった人は数多くいると思いますが,こうしてみるとプロスポーツ選手というのは常に注目されている自覚と,その注目に応える実力が要求されていることがわかります。
 他人の期待に応えるというのがどれだけ大変なことなのか,一度応えるだけでなくそれを継続するというのがどれだけの犠牲を払って行えることなのか,考えるだけで私が負っている重圧とは比にならないと思いますし,そう考えると本当に今までありがとうございましたという言葉しかありません。

 これまでの人生が野球に全てを捧げたものだっただけに,今後どのように生きていくのか,考えているのかはわかりませんが,しばらくは人目を気にしなくていいようなところで生活をしてもらって,それからまたみんなの前に出てきてくれると大変ありがたいと思います。
 本当にお疲れ様でした。

 最後に,友人がニューヨークで買ってきたイチローさんのヤンキース時代のTシャツは大切に保管しよう思いました。


 今日の阪神ですが,ロッテさんに3−0で敗戦しました。

 投げる方ですが,先発馬場さんは4回3安打2失点ということで,立ち上がりこそよくなかったものの,その後は悪くなかったと思いました。
 一旦悪い状況を作ってしまうと,そこから生じる悪い流れを断ち切るまでの力があるのかは不安だと思いました。
 しかし,その後は決して悪いとは思いませんでしたし,もう少し安定感が出てくると十分に先発起用は可能だと思います。
 できればもう少し見てから決めたいところですが,開幕間近であり,首脳陣がそこをどう判断するかというところでしょうか。
 今のところ,秋山さんの方が優勢のように思えますが,仮に秋山さんがローテーションの一角を背負うとしても,誰かが悪いと判断されたら上がってきそうな感じの出来だと思いました。

 その後投げた浜地さんと能見さんもいい投球を見せてくれまして,特に浜地さんについてはやっと活躍してくれたという感じで,非常にうれしく思います。
 また,ジョンソンさんは想像以上にいい投手だと思われ,マテオさんが抜けた穴を埋める以上の活躍をしてくれるのではないかと思っています。
 中継ぎ陣はそれなりにいい仕上がりであり,今季も投手陣はそれなりに期待して良さそうに思います。

 打撃ですが,そこそこヒットは出るものの点にはつながらず,いつもの阪神だなと思いました。
 これを打開するためにオフも色々と苦慮していたはずですが,結局今年もこのままだと改めて思いました。
 昨日はよく点をとりましたが,あれだけの大量得点を思うと,結局阪神は流れができるとよく打てるわけで,そうではない場合はあまりにも決定力を欠くと思いました。
 結局もっとも大事なのは流れを作れる,つまり接戦の段階で点を取れる決定力があるかどうかで,それが乏しい選手が多いということなのでしょう。
 みんな点をとりたい気持ちは一緒ですから,選手を責めても結果が変わるわけではないと思いますが,決定力のある選手が出てきてくれないと今日のような試合が今季もたくさん出てきそうな気がしてなりません。


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 今日のニュースを見ていたら,保釈中の男が裁判から逃亡したというものがあったので,取り上げてみました。

 事件は,以前話題になったグルメンピックというイベント開催を装って出店料名目で飲食店からお金をだまし取ったとされる詐欺事件です。
 この事件の被告人は4名おり,そのうち3名については本日判決が言い渡されたものの,保釈を受けていた1名は裁判所に出廷しませんでした。
 この男は,保釈金600万円で保釈されていて,前回の裁判期日において懲役10年の求刑を受けていたということでした。
 そして,本来今月14日に判決言い渡しだったところで出廷しなかったため,判決が本日に延期されていたのですが,本日も出廷しなかったということです。
 記事によると,この被告人は判決前に海外に向けて出国して逃亡したと見られているそうです。

 このニュースは,私たちの業界にとって非常に迷惑きわまりない話です。

 保釈については,ゴーンさんの時に色々と報道が出ましたが,権利である一方で,被告人という立場を考慮した時に拘束しておくべきという意見も根強くいわれていたと思います。
 起訴後勾留が長引くことについては,人質司法ということも当然問題ですが,判決前でも長期間拘束されることによって実質的な罰を受けるということが非常に問題だと思っています。
 無罪推定の原則がある以上は,判決によって有罪とされるまでは罰を受けるのは制度にそぐわないわけですが,一方で逃亡や証拠隠滅のおそれがあるため,日本の法制度上ではバランスをとる一つの方法として保釈という制度があるものだと思っています。

 保釈を受ける人達の大半は,本当に外の世界にいなければならない必要性,例えば仕事,例えば介護などがあるわけで,保釈が広く認められることは人質司法とのバランスをとるためにも重要だと思っております。
 近年,保釈は以前より認められやすくなっており,統計上は5年前に比べて件数は1.5倍くらいになったということです。
 ですが,本件のような露骨な逃亡案件が出てきてしまうと,この保釈が認められやすくなる傾向に水を差すことになり,保釈を受けようとしている人達の希望の芽を摘むことになると思います。
 こういう事件は,世間の目から見ても,やはり保釈を広く認めることは問題だと思われてしまうでしょうし,自分勝手な行動のためにどれだけの人に迷惑をかけるのかと非常にやるせない気持ちになります。

 海外逃亡をすんなりできたのかどうかはわかりませんが,このような事件を見ていると,少なくとも保釈中の海外渡航については各省庁が連携して徹底して禁じるようにしてくれないと,今後の保釈制度の運用が厳格化してしまったりするのだろうと危惧しています。


 今日の阪神のオープン戦ですが,大量失点で負けてしまいました。

 心配なのは,途中降板のガルシアさんで,今のところ問題はないけれども大事をとって降板しただけだということです。
 続報を見てみないとこれが実際どうなのかはわかりませんが,オープン戦で無理をする必要は全くないため,早期降板がいい方向につながるものと期待することにします。

 4回からマウンドに上がった守屋さんですが,2回3分の1を9安打7失点と目も当てられない成績でした。
 守屋さんは,阪神の中継ぎの新しい1枚に加わることが期待されていましたが,残念ながらこの結果では1軍起用は当面先ということになるのでしょう。
 今日の試合は8-4ということで,以下に述べるとおり打撃も色々と問題はあるとしてもまあまあ打てていたわけで,守屋さんの投球がなければ勝てていたのにと思うものでした。
 この場面で失敗してしまったため,今度1軍行きの切符をいつつかめるのかは未定となってしまい,本人としてもショックを受けていると思います。ただ,私は素材の良さは理解しているつもりなので,今後1軍でまた登板する碑を楽しみに待つことにしたいと思います。

 今日の試合では,4点も取りまして,貧打の阪神にしてはまあまあ悪くないように思えます。
 ですが,実は4点も取りながら,タイムリーは1本もなく,やはりチャンスで打てないのが阪神らしいというべきなのでしょうか。
 とはいえ,ゴロでも点を入れられたことは評価すべきで,特にゴロでも点が入る状況にまで持って行けたこと自体はよかったというべきでしょう。
 先日からの状況を思い出せば,得点圏の状況を作り出せるように調子を上げてきていること自体をよかったととるべきで,あとはチャンスで打てる決定力があればなと毎度のように思うわけです。
 それでも,4点もとったのであれば,いつもの阪神投手陣の活躍ぶりであれば勝利を出来ていたと思いますし,今日のところはそこまで打線を責めることはしないでおこうと思いました。
 そして,今日も近本さん,木浪さん,大山さんがヒットを打ちましたので,期待した選手がそれなりの活躍をしたものですから,とりあえず今日の試合はこれでよかったということにしました。

 矢野監督が,近本さんを開幕戦で2番打者として起用する方向を固めたということでした。
 矢野監督によれば,近本さんの2番起用は,目指す野球に一番近いということでした。

 これを見ていて,矢野監督が目指す野球というのは,2003年の打線のように思いました。
 近本さんを赤星さんに見立て,大山さんを濱中さんに見立てた上で,俊足赤星さんを2番に据えたあの打線は確かに強かったと思います。
 ただ,2番赤星さんが生きたのは,1番今岡さんが強力だったからともいえるわけで,今の阪神に今岡さんに相当する選手はいるのかという問題はあります。
 福留さんや糸井さん,マルテさんはそれに相当しないですし,あり得るとすれば糸原さんか木浪さんを当てはめることになるのでしょうか。
 あの時の今岡さんは,打点よりは打率がものすごく,かつ先頭打者ホームランもそれなりに出ていましたが,糸原さん,木浪さんともにそれなりの打率を残しそうなものの,今岡さんタイプというにはちょっと違うように思います。
 打率でいけば木浪さんの方が1番打者にしっくり来るのかも知れませんが,そうなると矢野監督がどういう野球を目指しているのかということをもう一度確認する必要があるのかとも思います。

 いずれにせよ,ルーキー2人が開幕スタメンに名を連ねそうで,打順は別として去年のドラフトは成功だったなとしみじみ思います。
 もちろんまだシーズン通して見ていないので,成功だと決めつけるのはよくないのですが,それでもこの2人がいなかったら阪神打線はどうなっていたのかと不安で仕方がないと思いました。


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2019.03.18 Monday
 こんばんは。


 先日より,日本郵便において,宅配便の荷物を玄関先などに置き配達完了するという置き配サービスを始めるという報道がありましたが,今日のニュースを見ていたらこれに関するものがあったので,取り上げてみました。

 置き配を開始すると表明したのは去年10月であり,その理由は再配達をなくしてドライバーの負担を軽減するためということです。
 特に,昨今インターネット通販で配送需要が増えすぎたために,その対応策として導入されました。
 置き配については,消費者が通販サイトで商品を注文する際に,玄関先や車庫などから配達場所を選ぶというシステムで,配達員は印鑑をもらうことなく,インターホンも鳴らさずに指定場所に荷物を置くことで配達官僚となるということです。
 しかし,これが本日から導入されたものの,本日時点で導入すると手を挙げた荷主はいなかったということでした。
 盗難トラブルへの不安が導入への壁となっていると見られているそうです。

 置き配について,導入荷主がいなかったということですが,個人的にはそれは当たり前だろうと思いました。
 というのは,置き配には想像通り盗難等のリスクがありますが,再配達について消費者側等に何らのリスクがないからです。
 一方で,盗難等の被害にあった際には金銭補償がなされるという制度にすれば,故意的に盗難被害等にあったと偽装する者も登場すると思われます。その場合,受領印を受け取らない制度上,偽装する者からの制球を回避する術をどうするのかという難しい問題もあります。

 置き配については,記事にあるとおり,誰かに盗まれるというリスクもありますし,印鑑不要ということなのでわざと配達せずに配達過程で誰かがもらってしまうという可能性もあります。
 そういったリスクがあるにもかかわらず,再配達サービスを受ける側には,再配達を依頼したとしても何らの不利益もないのですから,誰がそのリスクを冒してまで置き配がいいと思うのでしょうか。

 もしも本気で置き配を導入したいと考えるのであれば,例えば再配達を複数回お願いする段階で有料にするなどの方法を採るべきでしょう。
 ただ,再配達有料化の場合,配達を受ける側にとっては有料になるならば受け取らないという選択をする可能性があり,その場合は発送した人が責任を負うことになるのでしょう。そうなれば,運送業者としては両者の荷物を預かったままトラブルの中心に据え置かれることになってしまうため,再配達有料化は非常にリスクの高い方法と思われます。
 ですから,再配達有料化が置き配を普及させる方法であるとは思うものの,その導入の方法が非常に難しく,そうであれば運送業者としては泣き寝入りしてでも再配達を無料ででも行って荷物を倉庫からクリアにしてしまうべきということになってしまうように思われます。

 運送業を巡る環境の悪化については色々と問題を感じますし,例えば置き配というアイディアを用いてそれを打開しようという試み自体を否定するつもりはありません。
 ただ,現状では,消費者側が増やさなくてもいいリスクのみを負担するという置き配は普及するとは思えず,なかなか前途は多難だと思いました。


 阪神のマルテさんですが,右ふくらはぎの張りを訴えて,このところ2試合連続でオープン戦を欠場しました。

 これを受けて,阪神ファンは焦っていると思いきや,私を含む阪神ファンの焦りはあまりないように思います。
 その最大の理由は,去年のロサリオさんでしょう。

 去年のロサリオさんの登場時,阪神ファンはとうとう大物が現れたと驚喜し,これで阪神の貧打が解決したと信じていました。
 しかし,結果はご存じの通りでした。
 ロサリオさん単体の成績を見れば中の下という感じだと思うのですが,一般的な外国人と比較した場合,外れとみなされることはあってもここまで酷く大はずれ扱いされることはなかったでしょう。
 それは,ロサリオさんに対する期待が大きすぎたことが理由であり,すなわち私も含めて結果を出すことを当然の前提と考えていたため,その裏切られたという感情が大きくなりすぎたのだと思います。

 その反動もあってか,今季マルテさんが決まった時から,阪神ファンはマルテさんに対して予防線を張り,期待はするけれども外れても仕方がない,ナバーロさんもいるし他球団の外国人助っ人に近いくらいの成績ならば問題ないという程度に考えている人が多いと思います。
 阪神球団としても,昨年のロサリオさんは開幕から4番起用でしたが,マルテさんについては6番起用が濃厚であり,そもそもチームの中軸打者として考えていないと思われます。
 そのように,みながマルテさんに対してやや遠目から期待するというスタンスであり,マルテさんに保険をかけて見ているため,仮にマルテさんが開幕から出てこられないとしても日本人野手かナバーロさんで埋めればよいと初めから考えている節があります。

 また,その考えを助長したのは,マルテさんのオープン戦での成績です。
 初めはあまり打てていなかったところ,最近はぼちぼち打ち始めた感じですが,大当たりの外国人助っ人というには物足りません。
 この成績は,まさにマルテさんに抱いていた期待値とほぼ近いくらいの成績だと思われ,だからこそマルテさんがこのくらいの成績でも特段落胆もなく,打てばそれはそれでよい,いないならば他の選手で埋め合わせようと考えられるのだろうと思います。
 私も実際そのように考えています。

 先日も述べたとおり,阪神の内野手はそれなりにメンツが揃ってきていて,誰を起用するのかは悩ましいところです。
 そんな中でファーストのポジションが空いたのであれば,そこにサード起用予定の大山さん等を起用する考え方があると思われます。
 先日,大山さんがファーストを守った際,送球が悪くて木浪さんにエラーが付いたことがあり,やはり不慣れなポジションに突然据えられるのはリスクがあるといわざるを得ませんが,それでもある程度練習させてそのように据えることで人材があぶれることを解消できる可能性はあります。
 また,どうしてもファースト守備がみな不慣れならばナバーロさんに任せればよいとも思えます。

 そういったことから,今のところマルテさんがいないことにそこまで危機感を感じていません。
 ただ,かつてゴメスさんがそうだったように,オープン戦まではぱっとしないものの,いざシーズンに入ったらそれなりに活躍したという選手もいますから,マルテさんはそうなるのではとも期待しています。
 せっかく阪神にやってきてくれた選手ですから,できれば早めに活躍する場面を見てみたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:14
 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,国土地理院において新しい地図記号を制定したというものがあったので,取り上げてみました。

 その地図記号は,自然災害伝承碑です。
 過去に起きた自然災害の情報を伝える石碑などを示すということで,地図記号を通じて過去の被災場所を知らせて教訓の周知を狙うということです。
 国土地理院によると,2018年の西日本豪雨の被災地では100年以上前の水害の被災状況を伝える石碑が建立されていたものの,地域住民に内容が十分に知られていなかったということでした。
 地図記号の制定は,2006年の老人ホーム,風力発電用風車以来ということです。
 石碑などの情報は,自治体を通じて収集し,インターネット上の地理院地図では6月から,紙の地形図では9月分から掲載する予定ということです。

 この記事を見ていて,新たな制定を考えた意図は大変よくわかると思いました。
 最近大規模な自然災害も多く,そういったものを他人事と思わずに注意喚起をしたいということは非常に良くわかりますし,それ自体はよいことだと思います。

 ただ,この地図記号,非常にわかりづらいですし,おそらく今後の人生であまり馴染みも出ないと思います。
 この地図記号を見ても,伝承碑を想起させるものでもないので,地図上で見てももやもやだけが残る気がします。
 例えば,地図記号の中でも,ぱっと一目でわかるものもあればなかなか思い出せないものもあり,この伝承碑の地図記号は後者に分類されるように思います。
 まして,子供の頃に試験で出るから詰め込むのであれば定着する可能性があるかも知れませんが,そのような必要に迫られもしないとなると,日常生活で使われる可能性が低い地図記号は定着しないのではないかと思いました。

 私のような感想を持つ人は,私だけではないと思うので,そうなると今後地図を見たとしても,よく知らない地図記号が載ってるなと思う程度にしか思わない危険があります。
 そうなると,国土地理院の問題意識はあまり叶えられないと思われ,もう少しうまい方法はないものかと思ったりもしました。
 妙案があって述べていることではないため,無責任な意見ではあるのですが,今後地図上でこの記号を目にする多くの人達がそんなことを思うのではと考えたりすると,何となく残念に思いました。


 阪神は,オープン戦で,昨日は拙守で負けてしまいましたが,今日はいい感じの展開で勝てました。

 昨日3失策の木浪さんですが,今日もよく打ったところを見ると,やはり木浪さんを起用しないわけにはいかないと思いました。

 昨日の守備には思うところは色々とありますが,うち一つはファーストに据えられた大山さんの送球がまずかったこともありますし,全体的に見て守備が下手というほどでもないと思うので,個人的にはまだ水準を下回ったとは思っていません。
 守備自体見ている限り,守備範囲は広くもなく狭くもないという感じで,スローイングは悪くないですから,ショートという激務であることを考慮しても,ある程度のエラーは考慮に入れるべきですし,私は十分ショート起用で問題ないと思いました。

 木浪さんの打撃を見ていると,速球にうまく対応できていて,しかもそれなりに打球が強いためツーベースを含む長打がそこそこ出ていることが特徴的だと思います。
 インコースはかなりよく対応できているように思われ,相手としてはこれから外の変化球で対応してくるように思われますが,それならばそれで見極めがどれだけ出来るのかということになるのでしょう。
 これまであまり四球がなかったので,選球眼はいかほどかといわれていましたが,今日はその不安もそこまで大きくないと思いました。

 木浪さんの打撃の特徴の中で,これまでの阪神に乏しかった点としては,やはりチャンスに強い点だと思います。
 特に去年の阪神の打者を思い出すと,チャンスに弱いと思う場面が多く,その点これまで木浪さんを見ていた限りいい意味で阪神らしくないなと思いました。
 打率が高いため,1番か2番が理想だと思っていましたが,できれば5番ないし6番,特に大山さんが出塁した後に福留さんと相手投手が勝負するかどうかというところで後ろに木浪さんが控えているというシチュエーションが非常に望ましいように思いました。

 ただ,その場合,誰を1番2番に置くかですが,個人的には糸原さんと近本さんないし高山さんでしょうか。
 近本さんは,今日は足が素晴らしかったですが,高山さんは今日は守備もよかったですし,いずれも悩ましいところです。
 個人的には,近本さんは起用し続ければプロになれて率を上げてくるのではと思っているのですが,どうでしょうか。

 また,投げては西さんが5回4安打1失点と素晴らしい出来でした。
 この働きぶりは,まさにこのような投手がほしかったと思えるようなものであり,西さん阪神に来てくれてありがとうと心から思いました。
 これまでの出来を見ている限り,とりあえず当面先発ローテーションの一角として期待して良さそうです。

 桑原さんはホームランを打たれてしましましたが,能見さん,ジョンソンさん,ドリスさんといずれもきちんと仕事をして勝ちを呼び込めまして,これを見ている限りでは阪神の中継ぎ陣はやはり厚いと思いました。

 ひとまず,投手関係は,先発ローテーション候補に青柳さんを仮に加えるとすれば,あともう1枠を誰が埋めるのかというのが問題でしょうか。
 中継ぎ陣はそれなりに顔ぶれが大体決まってきて,おおよそ開幕に向けた準備が整いつつあります。

 心配していた打撃陣ですが,今日はそれなりに打ってくれました。
 今日のビッグイニングは流れで打てたところもありますから,実力が発揮されたと評価するのはどうかとも思っていますが,それでもこれまでの貧打を思えば,心配していたよりは徐々に上がってきていると考えるべきでしょうか。
 マルテさんが出遅れているという話を聞いていて,実際どのくらい力を発揮できるのか未だに全容がわかりませんが,一応の打線の顔ぶれも決まりつつあって,こちらも開幕に向けて準備を進めているというところでしょう。

 色々と不安要素もあるのですが,全てピースが埋まっていないとはいえ,それなりに形にはなってきていると思います。
 大丈夫だとは思っていませんが,一応期待できるかなとは思っています。
 あとは,藤浪さんがどこかで追いついてきてくれることを願うばかりでしょうか。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:21
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 今日のニュースを見ていたら,メジャーリーグにおいて,2020年からワンポイントリリーフを禁止することになったというものがあったので,取り上げてみました。

 これは,大リーグ機構と選手会の合意によるもので,投手は打者3人との対戦を義務とするということでした。
 その理由は,試合時間短縮のためということです。
 これまでコリジョンルールやチャレンジルール,申告敬遠などMLB導入後に日本でも導入してきた経緯があるので,今後ワンポイントリリーフ禁止が日本球界にも影響するかが問題になるということでした。

 ワンポイントリリーフといって思い出すのは,かなり古いですが,野村監督時代の遠山・葛西・遠山でしょう。
 遠山さんは,左打者キラーとして,特に松井秀喜さんを相手にする時に登場しまして,よく活躍してくれました。
 遠山さんは左打者専門として登板するため,次に右打者が出てきた時には葛西さんとスイッチするものの,その次の打者が左であればまた遠山さんを登板させたいということで,遠山さんをベンチに下げるのではなく敢えてファースト守備に就かせるという奇策でした。
 当時,野球中継を見ていて,この采配で非常に盛り上がったことをよく覚えております。

 ワンポイントリリーフは,今はそういう専門の方は多くはないと思うのですが,特に左の中継ぎ投手は,対左打者として起用されることが多いと思います。
 もちろん右打者を苦にする方ばかりではないのでしょうが,左の中継ぎ投手は左打者を相手にした後で交代するケースもまま見られ,日本ではそれなりにワンポイントリリーフ起用というのは目にする光景です。

 投手起用は監督采配の中でも最重要課題ですが,ワンポイントリリーフを投入する判断というのは中でも監督の腕によるところが大きいと思います。
 ワンポイントリリーフを使えば,そのままブルペンで待機する投手の数は減ってしまうわけで,もしも延長戦までにらむ場合には後で後悔する起用にもなりかねませんし,そういった意味では監督采配の差が出るところかも知れません。

 このワンポイントリリーフの禁止ですが,確かに野球場に見に行った時に投手交代の間が空くと何となく観戦している側はまだなのかと思ったりするところがなくはありません。
 野球全体の人気は低下していますが,その原因の一つに時間が長すぎるというものがあるようですし,そういった意味で対策を講じようという姿勢は評価できると思います。
 ただ,こういったルール変更は,投手起用の方法の変更を迫るものであり,野球の戦略が変わる性質のものですから,こういった駆け引きの要素を少なくするのはいかがかと思います。
 野球人気の低下といいますが,駆け引きが少なくなっても古参のファンが興ざめしてしまう方が問題と思われ,そういった意味ではワンポイントリリーフが投入されるくらいの時間は待ってもいいのではないかという気がします。

 また,最近は多くはありませんが,ワンポイントリリーフで頑張っている投手達にとっては死活問題でしょう。
 その人達は,これまで特定傾向の打者のみを抑えることに執心してきたわけですが,まんべんなく抑えられるようにならないと出番がなくなるわけですから,練習の仕方などが変わってきてしまうと思います。
 個人的には,オールラウンダーの選手にも魅力を感じますが,ある特定のものに対してめっぽう強いというスペシャリストタイプの選手には非常に強い魅力を感じるので,そういった選手が生き残る道を閉ざしかねないルール変更はどうかなと思いました。


 阪神矢野監督が,オープン戦の残り試合では,大山さんを4番,福留さんを5番で固定する方針だと明かしました。

 これまで何度も述べてきましたが,大山さんを将来の阪神の主砲として育てるのであれば,好不調は関係なく,4番という位置に据えることは大事だと思っています。
 サードのポジションにいさせ続けるかは必ずしもわかりませんが,打順4番というのは大山さんの育成のためには重要であり,地位は人を育てるという方針をとること自体は大いに賛成したいと思います。

 これまでの阪神を見ていると,将来の主砲候補として,中谷さんや江越さんらの名前も色々と挙がりますが,結局それなりの率を残した上で長打力もあるとなれば大山さんが一番現実的な選択肢だと思います。
 また,大山さんは,サードの守備も悪くないですし,日本全体を見てもサードの強打者というのは貴重ですから,ここで大山さんがサードの右の強打者として成長してくれれば,阪神としては日本に誇れる大きな財産であるといっていいと思います。

 4番には福留さんか糸井さんがふさわしいのではという意見もありますが,個人的にはやはり大山さんがいいと思います。
 確かに,実績,安定感,期待度はいずれも福留さんと糸井さんの方が大きいことは否定しませんが,4番打者は打線の軸ですから出続けることが極めて重要であり,その点適宜休養をとる必要のある福留さんらでない方がいいだろうと思っています。

 当初の予想通り大山さんを4番に据えるのであれば,現時点での阪神打線はおおよそ固まってきたと思います。
 今予想されるところでは,

1 糸原さん セカンド
2 木浪さん ショート
3 糸井さん レフト
4 大山さん サード
5 福留さん ライト
6 マルテさん ファースト
7 高山さん センター
8 梅野さん キャッチャー
9 投手

というところでしょうか。
 このうち,現時点では高山さんの方が近本さんよりもよさげなので高山さんをセンターにしていますが,今後の動向によってここは変更する可能性があると思います。
 この打線の問題点は左打者が立て続けに並びすぎることであり,できればジグザグ打線に出来ればいいと思うのですが,打撃が弱い阪神がそんな贅沢を言えるはずもなく,各ポジションごとに一番出来る選手を出すだけだと思います。

 糸井さんには古傷の問題があるようですが,おそらく近いうちにこんな打線でオープン戦を試す時が来るのではないかと思います。
 これまで貧打の試合が目立ちましたが,果たしてその時にどれだけ機能するのか,大山さんはある程度4番らしい数字を残せるのか,木浪さんは活躍を継続できるのか,そういった点を注目していきたいものです。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:18
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,県立高校で,推薦入試の願書を出し忘れ他というものがあったので,取り上げてみました。

 この高校の進路指導部が推薦入試の願書を提出する担当だったということで,進路指導部には4人いたということですが,指導室には願書締め切り日を計時していたものの,誰も確認しなかったということでした。
 締め切り日当日に書類を郵送したものの,期日に間に合わなかったということでした。
 学校側は,保護者や生徒に謝罪したそうで,願書提出先の県立大学にも事情を説明したものの,大学側は受験生に落ち度はないものの,公平性の観点から受理できなかったと説明したということでした。
 生徒はいずれも県立大学が第一志望だったため動揺が大きく,うち1名はまだ進路が決まっていないということでした。
 県教育委員会は,進路指導部の教員を複数処分する方針だということで,さらに県立高校の校長会において進路指導業務のチェック体制の見直しを要請したということでした。

 このニュースを見て,私の中学時代,学年主任が英検の申し込みを忘れて混乱したのを思い出しました。
 英検は,進路に影響はありますし,それを目指して勉強をしてきた人達からしてみれば許しがたいものだとは思いますが,それでも高校大学受験のように全く取り返しの付かない重要度の高いものとは違いますから,まだましだったと思います。
 大学受験の推薦入試の願書提出し忘れは,進路に直結するものですから,擁護できない問題だと思いました。

 特に,県立大学が先ということで,一般的には国公立を第一志望と考えている人は多いでしょうから,第一志望校への受験機会の喪失は非常に大きな影響があるといわざるを得ないでしょう。
 特に,推薦入試は,一般入試と違って小論文等の科目が設けられることが多く,ここから一般入試に切り替えるのだとすれば大事な時期に無駄な勉強をさせられるということもあり,影響は極めて大きかったと思います。

 この記事を見ていて,特に思ったことは,教員の認識の甘さでしょう。
 願書提出期限当日に郵送したということですが,もしもこの時に期限当日だと認識していれば当然持参すべきだと思います。
 これが距離の遠い学校であればともかく,同じ県内であれば行くことは不可能ではないですし,なぜ持参しなかったのか,個人的には認識の甘さが原因としか思えません。

 私も仕事上期限のある業務を扱うことは多々あります。
 例えば,一審判決後の控訴の申立については2週間という期限がありますが,この期限を破れば誰にも言い訳がきかないことは当然です。
 そのため,郵送で控訴状を提出する際には,必ずいつ発送したのかを把握し,ヤマト便等で発送した際には到着日も指定し,さらに到着日夕方までに裁判所に到着したか否かを必ず確認の電話をします。
 期限のあるものを提出する際にはそのくらいの厳重さを持つことは当然であり,教員の立場としては,大学側に電話連絡して届いたかどうかを確認すべきとすら思っています。
 4人もいたのですから,誰かそのくらいの考えを持っていれば,期限当日までに願書が到着していないことを把握できていたはずですし,その意識すらなかったのでしょう。

 私は,自分にとって期限のあるものを提出するに当たっては,極力他人を頼らずに自分で行うようにしたいと思っていますが,今回の件は推薦入試の願書ですから学校側に提出してもらうしかなく,非常に歯がゆく思うところもあります。
 このようなことが起こると,高校の生徒としても,期限を徒過してしまった教員に対して見る目が変わってきてしまいますし,学校の規律にも関わってくる問題だといわざるを得ません。
 誰かが責任をとっても結果が変わるわけではないのですが,それでも誰かが責任をとらないとけじめは付けられないという不幸な事件だと思います。
 再発防止体制の徹底は当然のことですが,在校生達のためにも失った信頼回復が強く求められるところです。


 阪神は,昨日に引き続いて今日もオープン戦で勝利しました。

 今日は割と安心できる勝ち方ではありましたが,それでも11安打も放って4得点というのはやはり得点効率の悪さ,決定力の乏しさを感じずにはいられません。
 とはいえ,青柳さんがそれなりに活躍できそうだと思えること,木浪さんはショートスタメン起用でもきちんと結果が残せること,マルテさんもこのところほどほどに打てていることなど,阪神にとって収穫の多い試合だったと思います。

 特に,木浪さんは,オープン戦とはいえついにショートスタメンを勝ち取ったわけですが,それでも活躍が止まらないところを見ると,このままシーズンに入ってもスタメンで起用しない理由はないでしょう。
 守備も無難にこなしていますし,打撃が不調に陥らない限りはこのまま起用し続けることに問題がないどころか,起用しないで負けたならば監督バッシングが止まらないように思います。

 大山さんはホームランを打ちましたが,やはり大山さんがいかに調子が上がってこないとしても,将来の看板選手を育成するためには中軸で起用し続けることが重要だと感じさせられました。
 なかなか打率が上がってこなかったので心配ではあるものの,当面大山さんの数字は気にせずに起用し続けるしかないと思いました。

 中継ぎですが,飯田さんが今日もよかったのは非常にありがたかったですが,何より石崎さんの球速が戻ってきたように見えたことは朗報だと思います。
 石崎さんのあの球が戻ってきてくれるならば,ゾーンに投げ込めば十分に抑えられますし,中継ぎの計算を非常に立てやすくなると思います。
 まだオープン戦であと数試合様子を見てみたいところではありますが,計算できるかも知れないと期待できるのは非常にうれしいものです。

 同じく,中継ぎのジョンソンさんもなかなかいい感じです。
 ドリスさんはいい投手なのですが,好不調の波が激しく,昨シーズン終盤は本当にはらはらさせられ通しだったので,ジョンソンさんという選択肢の登場は本当にありがたく思います。
 ジョンソンさんを起用する場合,外国人枠の関係で,野手はマルテさん1人になってしまいますが,そうなると中継ぎを厚くできるかどうかはマルテさんの出来に関わってくるところが大きく,その点今日もヒットを打ったことはよかったというべきでしょう。
 まだマルテさんに期待しているような打撃が見られてはいませんが,それでも毎日ヒットを打てていればそのうち大きいのも出るだろうと長い目で期待することにします。

 今日の青柳さんは,四死球もなかったですし,先発として十分期待できる出来だったともいます。
 ただ,青柳さんは,3回まで調子が良くても4回で突然崩れるということがこれまで何度も見られたので,あと数試合様子を見て最終的に判断されるべきでしょう。
 とはいえ,このところ藤浪さんや才木さん,望月さんがなかなかうまくいかないところで青柳さんが好投したのは単純にありがたいと思っています。

 藤浪さんですが,無期限で2軍という話であるものの,正直言って2軍にいて何をするのかというように思います。
 というのは,2軍で登板する分には大活躍しますし,1軍の福原コーチと意思疎通をしてきたところなのにそこと引き離すことに合理的な意味があるのかとも思うからです。
 1軍の枠があるので,2軍に行かせざるを得なかったかも知れませんが,藤浪さんの復活ということを考えた時,調整の機会は多く与えるべきとはいえ,2軍行きがいいことなのかというのは難しい問題です。
 結局復活のためには,頼れるコーチ1人が付きっきりで指導するくらいのことをするべきだと思いますし,阪神がどう考えているのか,それをきちんと示してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06
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 今日のニュースを見ていたら,福岡地裁のスピード違反の裁判に関するものがあったので,取り上げてみました。

 この裁判では,35キロ以上の速度のスピード違反をしたと道路交通法違反が問われておりますが,被告人はこれについて運転していないと否定しております。
 検察は,オービスの撮影記録から運転車を特定したということですが,被告人がこれを否定したため,3Dで撮影した被告人の顔画像とオービスの顔写真を鑑定して,同一人物の可能性が高いという鑑定結果がでたということでした。
 この裁判での今年1月に行われた証人尋問では,弁護側証人として被告人の同級生が出廷し,その者が自分が真犯人であると証言したということでした。
 その者は,はっきりと,オービスの写真は自分であり,目と鼻と口が自分と一致すると答えたということでした。
 また,被告人は,証人が運転していたにもかかわらずそのようにいわなかった理由は,被告人は大学生,証人は社会人であり,証人に迷惑がかかると思ったと説明したということでした。
 検察は,その友人の顔とオービスの写真の官邸を裁判所に制球したところ,別人だという鑑定結果が出ているということです。
 検察は論告において証人を身代わり犯人に仕立てたと主張し,弁護側はオービスの画質が悪く鑑定も信用できないので無罪だと述べているということです。
 これから判決が下されるということです。

 この裁判の争点は,証人の供述の信用性というよりは,被告人及び証人の顔とオービスに写った顔が同一人物と認定されるかどうかだと思います。
 つまり,オービスの顔写真とほぼ一致するのであれば,誰の供述や証言が信用できるのかということを問題にするまでもなく有罪無罪が決められるのだろうと思うのですが,問題はオービスの顔写真の画質でしょうか。
 この事件の写真の画質がどのようなものかはわからないため,実際にどの程度弁護側の主張が認められる可能性があるのかはわかりませんが,もしも画質が荒くて誰の顔とも一致させることが難しいというのであれば,検察が立証責任を果たせなかったということで無罪になるのでしょう。

 一方,それまで警察と裁判所とで合計2回の鑑定が行われたようですが,もしも鑑定を行う者においてオービスの画質では判別困難というのであれば,鑑定結果においてそのように述べられた可能性があると思います。
 警察での鑑定は,いわば検察側の者が鑑定を行うのですから,多少無理があっても結論を出すのかも知れませんが,裁判所の鑑定においても同様に鑑定を実行できたというのは,プロの目から見て判別ができたのかもしれないと評価される可能性もあるように思いました。
 こればかりは実物を見ていないため,何ともいえないところではありますが,なかなか裁判官も難しい判断を迫られているように思いました。

 しかし,証人において,自分が真犯人と名乗り出るような,そんなドラマチックな展開が法廷でなされるというのは,この仕事をしていてとても新鮮に思えます。
 自分の担当していた事件において,かつて1度だけ,法廷の証言でそれまでの相手の言い分が真逆にひっくり返ったという経験をしたことがありますが,その経験以外はそのような劇的な展開を経験したことはなく,色々な事情などを積み重ねて証言の矛盾を突く作業が基本的にもっとも多いと思っています。
 今回の事件の変わったところは,その劇的な証言を,自分が連れてきた証人が行うという点であり,こういった展開は,おそらく私が今後弁護士人生を経ていくとしてもあまり経験することはないのだろうなと思ったりしました。


 今日の阪神ですが,ようやくオープン戦初勝利をしました。
 ただ,最終回は逆転されてもおかしくないようなピンチに陥った上で何とか切り抜けたという感じで,勝ったという実感はあまりありません。
 所詮オープン戦ですから,勝ったという実感を得ようというのはどうかとも思いますが,それにしても中盤までは余裕な点差だったにもかかわらずこのような展開を迎えると,阪神は勝負弱いのかも知れないとしみじみ思いました。

 今日の試合で特筆すべき点は2点で,そのうちのいい方は木浪さんの打撃です。
 この人は相変わらず好調で,今日は4打席3安打2打点と,素晴らしいというほかない成績を残しました。

 打撃というのは水物とよく言われますから,練習試合で好成績を残した時はオープン戦のどこかで失速するだろうと思っていましたし,他球団もいわゆる初物に弱いところがあるとするならばある程度時間が経てば分析されて対応されてしまうだろうとも思っていました。
 分析の上での本格的な対応はこれからだとは思うのですが,各球団ともにある程度対策を講じようとしていると思いつつも,それでも現時点でほとんど失速らしい失速が見受けられません。

 こうなると,そろそろ木浪さんは本物なのではないかというように疑い始めまして,特に打撃が非常に貧弱な阪神にとっては救世主のような存在になってくれるのではないかと思います。
 また,それなりにチャンスでも打てていて,勝負強さも兼ね備えていますから,長打がないことを考えても,1番か2番を打たせても十分活躍できるのではないかと想像したりしています。
 打撃不振の選手が多い中,彼の活躍は非常に目を引きますから,この調子でいけば開幕スタメンも可能性が高まっているように思います。

 一方,悪い方は,いうまでもなく藤浪さんの出来だと思います。
 4回無安打こそいいものとはいえ,2暴投,4四死球と制球がかなり酷かったと思います。
 中日さんにも制球難を警戒されて,全員左打者を並べられてしまったにもかかわらず,死球を出してしまいました。
 例の投球フォームを変えたことである程度制球が改善されるのかと思いきや,よく問題視されていた右打者の頭部付近に当たる位置に球が行ってしまうことが相当な割合で見られ,もしも右打者がいたら大惨事になっていたのではと不安になる内容でした。

 藤浪さんについて,技術面での問題がよく取り上げられていますが,個人的には精神面の問題もそれなりにあるだろうと思いました。
 周りが藤浪さんの制球難について言及するたびに藤浪さんの中でそのような緊張が蓄積し,それが相手チーム全員左打者という露骨な対応によってより追い詰められたというように思えました。
 制球は技術面が大きく左右することはいうまでもありませんが,精神面も少なからず影響するでしょうし,そういった意味では藤浪さんについてはいずれの面でも今日の投球においてバランスがとれていなかったのではと思いました。

 また,よく言われていたフォームの件ですが,やはり不慣れなフォームではいざ崩れ始めた時にそれを止めるまでに至らなかったということでしょうか。
 スリークオーターがよいのだとしても,これが体に定着していない不慣れなものであれば,一度崩れた時に立ち戻るべきところがないため,元に戻れないように思われ,やはり急場で試したものに賭けるという方針が性急すぎた感は否めないと思います。
 スリークオーターが藤浪さんにとってよいのかはわかりませんが,もしも藤浪さんにとって悪いものでないのであれば,もっと定着させる訓練を行うべきでしょう。

 コーチが主にサポートできるのは技術面だと思いますが,今日の藤浪さんを見ていると,コーチ陣のふがいなさを強く感じます。
 昨オフから藤浪さんの復活こそ最大の補強を課題にして取り組んできたと思いますが,その結果を出すことは非常に大変だったと思います。
 それが大変なことはわかりますが,最近になってフォームを変えるとかいう話も出てきたというのは,コーチなどが適切な技術面の指導を以前から出来ていなかったのではないかと思いもします。
 藤浪さんを復活させるためにも,技術面を何とかサポートできる人材を確保すべきではないのかと改めて思いました。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:01
 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,アニメ監督の山本寛さんが債権者破産を申し立てられて,破産手続が開始したというものがあったので,取り上げてみました。

 山本寛さんは,著名なアニメ監督で,いくつも有名な作品を手がけているそうですが,残念ながら私はタイトルはよく耳にしたことがあるものの,見たことはありません。
 ただ,山本さんは,よくネット上で話題になっており,そういった意味では名前を何度も見たことがあるので,そのような著名なアニメ監督が破産とはこれいかにと思って記事を見ていました。
 そうしたところ,債権者破産であるということが書いてあり,珍しい制度が用いられたと思ったので,取り上げてみた次第です。

 債権者破産は,自己破産とは異なり,債権者,例えばお金を貸している人が借りている人を破産させる手続です。
 この手続は,他人の手によって破産させられてしまうという手続で,何らかの債権が存在するにもかかわらず,債務者側に確認する限りで支払えるだけの財力がないという場合に用いることができるものです。

 相手を破産させられるのであれば多くの人が利用したいと思うところですが,この債権者破産を気軽に申し立てられない理由があります。
 それは,債権者破産を申し立てる人は,開始決定が下りた際,裁判所に予納金として100万円超のお金を納めなければならないという点です。
 債権者破産でも,破産手続が始まれば,全債権者は法律の規定に従って平等に取り扱われることになり,申し立てた債権者だからといって優遇されず,配当は債権額に応じた額に止まります。
 また,財産がないという場合に破産が申し立てられるのですから,裁判所から選ばれる破産管財人が債務者の財産を調査してある程度発掘が出来る可能性があるとしても,債権の全額を回収できるケースは多くはなく,場合によっては裁判所に納めたお金を下回る額だけの配当しか受けられなかったということも少なくありません。
 このように,債権者破産では,債権者が高額の予納金を納めることを要求されますが,一方で破産手続の結果としてその予納金に達しない額しか配当を受けられないということも多いため,経済的な合理性を欠く可能性のある制度ということになります。

 それゆえに,債権者破産は,申立件数も少なく,利用したいと思う人は,債務者に対して何らかの強い感情を持っている人,管財人の徹底調査によってお金を回収したいという強い気持ちのある人,コンプライアンス等の関係から処理をしなければならないと考える人,貸金について税務処理上で法的手続を行うべき人などに限定されることになると思います。
 また,破産手続によって資格が停止されてしまうような人に対する制裁措置としての位置づけとして債権者破産を考える人もいるように思われます。
 今回のケースで,なぜ,申立がなされたのかは記事からもわかりませんが,何らかのトラブルがなければこの申立に至ることはあまりないと思います。

 その上で,債権者破産が申し立てられた場合ですが,うち一定数は破産開始決定まで行かずに終わります。
 というのは,申立がされた後,まず裁判所で,裁判官と債権者,債務者で面接を行うことが一般的になされます。
 その段階で,裁判所は,債権者の言い分を確認し,債務者側にその支払を行うことは出来るのか,分割払いではどうなのかなどを聞いたりして,和解の道を探ったりします。
 そして,もしも裁判所が間に入る形で和解が成立すれば,債権者側は申立を取り下げて,債務者から何らかの支払を受けるということが多く見受けられます。
 このケースの場合,債権者としては,破産手続が始まれば予納金相当額を回収することすら困難になるところ,和解が成立することで支払を受けられるならば経済的に合理的な結論に至れます。
 また,債務者の立場としては,破産を回避できるという強いメリットもありますし,もしも一定の破産手続による資格停止処分を受ける可能性のある資格で仕事をしている人にとっては破産手続を避けないと職を失うことにもなってしまうため,死活問題となります。
 そのため,この段階での和解は非常に重要であり,債権者破産のうち一定数はこの段階で取り下げられて終わるのですが,今回はそうではなかったようです。
 記事を見る限りでは,債権者が一括払いを要求し,それが難しいということで破産開始決定に至ったということのようですが,債権者が一括払いにこだわった理由は多岐にわたると思われ,こればかりは何とも言い難いところです。

 なお,記事を見ている限り,山本さんは,クラウドファンディングで集めたお金でアニメ映画を作成中だということですが,この集めたお金は山本さんではなく会社が管理しているものということです。
 法律上,破産の対象となる財産は,破産開始決定時の山本さんの財産であり,会社の財産は対象とはならないので,この説明が正しいのであれば破産手続によって集めたお金が持って行かれてしまうということは亡いのだと思います。
 また,この映画の収益ですが,破産の対象はあくまで破産開始決定時の財産であるため,その後に生じた収益は対象とはならず,この映画が当たった場合の収益も破産で問題にされるものではありません。

 債権者破産は,破産者本人の意に沿わずに破産手続が始まることから,一般的には破産者の協力が得にくいものではありますが,今回は山本さんに弁護士が付いていて早期の段階から声明を出していますから,非協力的ということもないのでしょう。
 ご本人としても破産手続を早期に終了させることにメリットが大きいと思うので,なるべく早めに終われるように協力して進めてもらえたらと思いました。


 今日の記事を見ていたら,阪神藤浪さんが,囲み取材中に,近くにあったテレビの競馬中継に釘付けになっていたというものがありました。

 藤浪さんは,武豊騎手の大ファンだということですが,記者は,競馬中継を見ていられる立場ではないだろうと思ったということでした。

 この記事を見ていて,藤浪さんが武さんを見ていたとしても別にいいだろうと思いました。
 確か,藤浪さんは,オフに,武さんの元を訪れて,体幹トレーニングを行ったという記事を見たことがありますが,それだけ藤浪さんと武さんは関係のあるもの同士だと思います。
 そういった関係にある藤浪さんが,武さんが乗る馬の走りを見たいと思うのは当然だと思いますし,私ですら知っているこの知識を記者が知らない人は少ないでしょうから,記者達は武さんの騎乗中は取材を一旦中止してみんなで競馬中継を見るくらいの配慮があってもいいはずとすら思いました。
 自分の知人が出て関心のある中継を見たいというのに,それを見ていたら「今の自分の調子を考えたら,それどころではないだろう」といわれるのはまさに余計なお世話というように思いました。

 藤浪さんの不調の原因について色々といわれていますが,もしもその一端にメンタルの件があるならば,こういった周囲の些細な声の積み重ねがあるのではというように思います。
 確かに,藤浪さんは,阪神という人気球団の中の看板選手ですから,ある程度自由が制約されることも致し方ないとも思いますが,それでも不調の原因について皆があれこれ思いを巡らせている中,それを理解しつつ,その原因となりうる行動をとるのはどうかと思います。
 個人的には,多くの記者は背景事情も知っているのでしょうから,そのくらいいいじゃないという配慮を見せられれば,藤浪さんも多少改善する可能性もあるのにと思いました。

 また,この記事を見ていて,このくらいでもいろいろといわれてしまう藤浪さんを考えると,皆が気づかないところでもっと色々なプレッシャーがあるのだと思いますし,おそらくかなり苦労しているのだろうなと思いました。


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 阪神のオープン戦未勝利について,ちょっと前くらいから結構話題になっていましたが,そろそろ結構まずいのではないかと世の中が気づき始めた感があります。

 今日の試合ですが,良かった点を上げれば,まずは西さんがしっかり仕上がっていて,この調子ならば活躍が期待できると思った点でしょう。
 やはりローテーションを任せられる投手が一人増えてくれたと実感できるのは非常にありがたいですし,去年は結局先発のコマを揃えるのに一苦労したことを考えれば,西さんの存在は本当にありがたいと思います。

 また,相変わらず木浪さんがよく打つという点でしょうか。
 木浪さんは,よく打つだけでなく,いい場面で打てるという点,好球でなくても捉えられるバットコントロールが優れている点など,本当に期待していい選手なのかも知れません。
 どこかで不調にはなるのでしょうが,それでもあのバットコントロールができるならばやはりある程度の数字は残してくれるのではないかと思いました。

 さらに,地味な話ですが,オープン戦が始まってから阪神にエラーがほとんどなく,今季の守備は今のところ悪くはありません。
 守備は,プロならばある程度はやって当然という扱いをされていますから,派手な失策をした時は話題になるものの,無難にこなしている限りはあまり話題になりませんが,今季の阪神は守備であまり話題がないというのは去年から見ての改善点だと思います。
 西さんは打たせてとるタイプの投手ですから,バックに足を引っ張られる可能性が低いのであればそれなりに数字が残せるのではないかと期待できると思います。

 一方,これまでのオープン戦を見ていて,結構点をとられて負けた試合もそれなりに見受けられました。
 そういった試合では,守備のミスというよりは相手打者のうまさや投手の能力の問題で負けたというように考えるべきと思われ,そういった意味では残念ながら望月さんは開幕ローテーション入りは難しいでしょう。
 先日も述べたとおり,素材はすばらしいのですが,制球力に難があり,それをこの数年で何とか克服するべく頑張ってきてはいたものの,残念ながらもう少し2軍でしっかりとやり方を学ばねばならないと思いました。
 制球さえ何とかなればこの投手はものになると思うのに,何とももったいないところではありますが,一方でこれがわかったのがオープン戦でよかったと考えるべきなのでしょう。

 投手で負けた試合もありましたが,今日を含めたこのところの試合の多くはどちらかといえば打撃の弱さで負けた試合ばかりだったと思います。
 阪神は,今や投手力は12球団でも上位,守備でも今のところあまりミスが見られないという水準にあるのであれば,これだけ勝てない理由はもはや打撃力の弱さに求める以外にないと思います。

 現在の阪神打線で期待できるのは,木浪さんと近本さんの2人ですが,それ以外の選手は残念ながら軒並み打率が2割ないしそれを下回るという成績であり,これで勝つのは到底難しいのだろうなと思います。
 しかも1割台もちらほらとみられ,これが初めの数試合ではなくもう7試合終わった時点ともなると,もはやこれを好不調の調子の問題で語るのは適切ではないのではないかというように思っています。
 今日の試合は,3者凡退ではないのが3イニングだけという,ほとんど無抵抗の粘りけもない試合でしたし,技術が不足しているだけでなく工夫も見られないと思われました。
 もはやキャンプの調整の失敗,実力不足という類の問題のようにも思われ,今から挽回するにはなかなか困難なのではとすら思ってしまいます。
 個人的に見ている限り,糸原さんや伊藤隼太さんのスイングがいまいちかというようにも見え,金本前監督が全力でのスイングを提唱していたことを思うと,それはどこに行ってしまったのかと思います。

 この打撃の弱さですが,去年の前半と終盤に見られたものをそのまま見ている感じです。
 その体たらくのために去年は最下位だったわけですが,にもかかわらず阪神は厳しく特訓してきたのかどうかと,今の成績を見ていると疑わしくなります。
 キャンプは選手の自由意思に任せるといっていましたが,私がかつてここで述べたとおり,それをして問題はないのだろうかという不安がまさに的中してしまったのではないかと思っています。
 去年は,金本前監督に選手が萎縮して思うような打撃が出来なかったとよく言われていましたが,今の体たらくを見ると,その憶測も等を得るものでなかったことは明らかであり,結局選手に実力がなかったからというのが正しいのかも知れません。

 これを立て直すにはどうしたらいいのか,真剣に取り組んでもらいたいものです。
 これまで開幕スタメンはほとんど決まっているような話をしましたが,オープン戦で打率1割台の選手をそこに普通に起用するというのは守備力などに特化しているなどということでもない限り現時点では難しいと思いますし,そういった点から見直してもらいたいと思います。
 特に,内野については,候補となる選手がたくさんいますから,既に実績のある選手だったとしても,あまりにも打力に期待できないならば起用を見送ろうという考えすらもってもらいたいと思います。

 最後に,矢野監督のコメントについて,色々と意見があるのを見ましたが,残念ながら今の選手の活躍ぶりを見ていると,采配がどうという域を超えていると思われ,監督を批判する気になれません。
 これから矢野監督は大変な批判にさらされたりする危険もあるわけですから,せめて今の時期は何も言わずに見てあげるべきではないでしょうか。


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2019.03.07 Thursday
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 先日大腸がんの手術を受けた阪神原口さんですが,本日手術後チームに合流しました。
 原口さんは,「本当に嬉しい気持ちです。たくさんの方に支えられて助けていただいて今日を迎えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。」「必ず今シーズン中に1軍の舞台,甲子園に必ず戻って活躍したいと思っています。」と話しました。
 今後は,鳴尾浜球場を中心にリハビリを行う予定ということです。

 原口さんの大腸がんの一報は非常に驚きましたが,今日チームに合流したというのも驚きました。
 また,がんということでしたし,手術も受けたということでしたから,どのくらい痩せたのかと思っていたのですが,写真を見る限りでは思ったよりも変わっていないように思われ,本当に安心しました。

 実際にどのくらい復帰にかかるのかはわかりませんが,ここで焦っても体に負担が大きいと思うので,あまり急がずにじっくりとリハビリに取り組んでもらいたいと思います。
 今季中の復帰ですが,さすがに他の選手がキャンプで体を作っているところですから,原口さんがリハビリ後にそれに追いつくのは相当時間がかかるでしょうし,終盤で帰ってきてくれれば十分だと思います。
 ただ,ここまでのオープン戦を見る限り,阪神の打力の相変わらずの弱さを思うと,原口さんの存在の大きさを改めて感じるものです。
 そう考えると,原口さんが再びプレーするところを早く見たいという気持ちもあるのですが,いずれにせよこのことは明るい話題だと思います。
 日本中のがん患者にも明るい話題だと思いますので,もっと大きく報じてもらいたいものです。


 阪神2軍は,今日は近畿大学と練習試合を行いましたが,13-4で勝利しました。
 プロがアマチュアと試合をしているのですから,これをもって殊更喜ぶというのもどうかとは思うのですが,それでもオープン戦も負けっ放しの阪神ですから,勝利というのはやはりありがたいものです。

 今日の試合の良かったところは,板山さんがホームラン2本を含む4安打,近本さんがツーベース2本を打ったことでしょうか。
 木浪さんは,3打数1安打ということで,相変わらずよく打っていますし,二塁の守備も悪くない感じでした。
 また,高橋さんが,マックス145キロで三者連続三振と,なかなかよい投球を見せてくれました。
 他にも良く活躍した選手はいたのですが,こうしてみていると,特に,近本さんと木浪さんが相変わらず好調を維持しているのは非常にうれしいですし,今の阪神にとってなによりの朗報だと思います。

 木浪さんについては,矢野監督が,開幕1軍を示唆していましたし,阪神を引っ張っていってくれる存在になってくれればと期待しています。
 新人にそれを期待するのはいいことではないのだろうと思うのですが,これだけの貧打であることを振り返ればもはやそんなこともいってられません。
 とにかく,木浪さんと近本さんの2人は,今季序盤のキーマンになってくれればと思っています。


 望月さんは,明日の楽天さんとのオープン戦に登板するそうです。
 佐々木さん直伝のフォークをひっさげて出てくるということですが,そのフォークは別としても,阪神期待の若手投手ですから,非常に楽しみです。

 望月さんといえば,高身長で,かつ最速158キロの直球を投げるということで,素材としては非常に素晴らしいものがあります。
 変化球はスライダーとスプリットという空振りをとれる球を持っていますが,一方で変化球の全般的な精度をもう少し向上する必要があることと,制球力に難があり,いまいち頭角をあらわせ切れていないという印象です。

 その望月さんですが,素材が素晴らしいだけに,そろそろ開花してくれるのではないかと大いに期待しているのですが,明日の登板がどうなるのかというのが非常に気になります。
 ローテーションの一角をめざしているところですが,阪神は投手の層が厚いため,不完全であるならば2軍でじっくりと制球力等を磨いた方がいいという判断もあり得ますし,明日はその判断の一つの材料にされると思われ,その意味でも望月さんにとって勝負の場だと思います。
 望月さんは将来の阪神を必ず背負ってくれる逸材だと思うので,今季こそ出てきてもらいたいものです。


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 先日金融商品取引法違反等で起訴されたゴーンさんですが,今日東京地裁において保釈を認める決定が下されました。
 検察側は準抗告を行っており,その結果は現時点ではまだわかっていませんが,記事によれば弁護側が保釈に向けて相当多くの条件を付すことを提案したというようにいわれています。

 弁護側が保釈の条件として提案したのは,海外渡航の禁止,事件関係者への接触禁止のほか,外部と情報交換できないように平日の日中に弁護人の事務所においてのみパソコンを使用する,携帯電話等の使用を制限する,都内の制限住居の出入り口に監視カメラを置き,定期的に裁判所に提出するといったものということです。
 このうち,外国人の被告人について海外渡航の禁止を条件として付されることは多いですし,共犯案件として取り扱われるもの等について事件関係者への接触禁止も付されることもままあります。ただ,他の条件はなかなかお目にかからないものです。

 弁護人が保釈請求をしたという報道において,上記の各条件について裁判所に提案したということも報じられていたことから,裁判所はこれを前提に保釈を認めるのだろうかというのは私の中でも関心がありました。
 というのは,保釈が認められづらい案件だったとしても,ゴーンさんのような条件を提案することで保釈が認められるのであれば,これが前例となって,このような条件を付すことを前提とする保釈請求が増加するように思えたからです。
 裁判所としても,おそらくこのような条件を前提とした保釈を認めることについて,前例を作ってしまうことには一定の憂慮があったと思いますし,その意味でも判断は難しかったのではないかと思われます。
 しかも,このような条件は,再度の拘束や保釈保証金の没取というペナルティこそあるものの,監視カメラの及ぶ範囲も住居の出入り口に限られ,携帯電話等の所持についてはどこまで監視の目が及ぶかも不明,条件以外は当然自由行動ができるということも考えると,ある意味で抜け道を探すこともできなくはなさそうに思えます。
 条件の実効性確保の方法には限界があるでしょうし,一定程度以降は被告人のモラルに頼るような条件でもあると思われるため,これが認められるならばこれを逆手にやりたい放題する人がいれば出来てしまう可能性も否定できないと思いました。
 そういった意味でも,裁判所としては保釈を認めることに躊躇いが出てくるような条件であったのかも知れません。

 ただ,色々と考えつつも,裁判所は,弁護人の提案を前提に保釈決定を出したわけですから,今後はこのような方法が有用な手段の一つとなってくるのだろうなと思っています。
 ゴーンさんは条件に違反しないのでしょうが,今後このような条件を付されても違反するといった人も出てきかねず,その際にまた保釈が出づらくなったりするのだろうなと想像したりするのですが,少なくともそういった事態が今後起きない限りは有用な手段の一つとして頭に入れておきたいと思いました。


 阪神矢野監督が,近本さんを開幕2番に置く構想を話したという記事を見ました。
 どうやら,2003年の優勝した時に打線を意識しているようで,近本さんを赤星さんに見立てて考えていると思われます。

 確かに考えてみると,金本さんを糸井さん,濱中さんを大山さん,檜山さんを福留さん,アリアスさんをマルテさん,矢野さんを梅野さん,藤本さんを北條さんと対比させてみれば,系統の重なる選手が多いと思われます。
 2003年の際には,金本さんや今岡さん,赤星さん,アリアスさんなどの既に実績のある選手が実績通りに活躍したことを考えれば,単純な対比だけで語るのは問題なのですが,系統が似たようなものだと思うと,ロマンを感じることは事実です。

 ただ,2003年の打線と重ねた時の最大の問題は,1番に核弾頭たる今岡さんが座っていたわけですが,そこに相当する選手がいるかという点です。
 2005年の今岡さんは打点がとんでもなかったですが,2003年の今岡さんは打率がとんでもなかったですし,先頭打者ホームランも期待できる選手でした。
 そういった今岡さんに相当するセカンドは一体誰なのかということですが,おそらく候補になるのは上本さん,糸原さんなのでしょうか。
 両選手ともに打撃成績は阪神の中では期待できる選手ではあるのですが,いかんせんあの時のとんでもない打率を残した今岡さんと比較するとなると,さすがに酷だという気がします。

 2003年打線は,今岡さんが出塁し,赤星さんがこれに続いて,金本さんと濱中さんで返すというスタイルで先制点を狙っていましたが,対比させた時に1番打者である上本さんないし糸原さんに今岡さん並の高打率を期待するのはこの時点で計画に支障が出るのではと思います。
 近本さんの打撃がいつまで好調なのかはまだわかりませんし,こんな中で足の速さに期待して1番打者に起用するのは抵抗があるのですが,個人的には近本さんの打撃が維持できるならば,スタンダードに1番近本さんが理想なのではと思っています。
 オープン戦の中盤頃にならないと戦力の見極めが難しいと思われ,現時点では打線の構想以上のことを考えづらいとは思いますが,近本さんに大きく期待しています。


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 今日の記事を見ていたら,イギリスでヘアバンクがまもなく運用されるというものがあったので,取り上げてみました。

 これは頭皮から毛根を摘出して保管し,必要な時に培養・増殖して,元気な髪の細胞を移植して再生するという技術ということです。
 開発したのはイギリスの会社で,初期費用は約37万円,保管料は年約1万5000円ということです。
 これについて,若いうちに細胞を採取しないと意味はないものの,仕組み作りや実際に衰えていない細胞の移植でどこまで効果が見込めるかが問題であり,有用性や安全性が証明・確保されれば市場拡大も望めるだろうと意見が寄せられておりました。

 私も,正直言って明日は我が身と考えると,結構興味のある技術だろうと思います。

 ただ,いくつかの不安があるとすると,最大の問題はこの技術の実効性でしょうか。
 これが実際に有用な技術であればいうことはないのですが,その点が実際よくわからないので,何とも言い難いところがあります。
 iPS細胞関連の技術を駆使してうまく髪の毛が再生すればいいのですが,それが果たしていつになることなのかというように思います。

 この技術がある程度将来的に見込めるとした場合,次の問題は髪の細胞を預けた業者が維持されるかどうかでしょうか。
 もしも業者が倒産してしまえば,ここに預けられた髪の細胞はどうなるのでしょうか。
 一般的には無価値なものですから,業者が倒産した際にこれを事業ごと買い受けて継続する人がいればいいものの,そうでなければ処分するしかないと思われます。
 若いうちの細胞でなければ意味がないのであれば,細胞を預けるのは比較的早い時期で,預けてから使用するまで10年単位で時間がかかることも見込まれるわけですが,その間支払う額はそこまで安い額ではありません。
 そうすると,それなりの長期間預けたにもかかわらず,結局会社が倒産して預けた細胞は廃棄という可能性も否定できないように思いますし,その辺りの信用性がどのくらい見込めるのかが問題だろうと思います。

 そうすると,ある程度信頼を得てみないと事業の継続が難しそうですが,この事業の実効性を示せるのが当面先ということになると,果たしてお金を投入してまでこの事業にかけたいと思う人がどれだけいるのかというのが問題でしょう。
 発想自体は面白いと思うのですが,このビジネスモデルを軌道に乗せるのはなかなか苦労するのではないかというように思いました。
 ただ,個人的には関心のあるものなので,今後の動向に興味があります。


 阪神の藤浪さんですが,先日の投球フォームであるスリークオーターをひとまず継続する可能性があるということです。
 藤浪さん自身は,色々試しながらになるため,スリークオーターでいこうというように決めてはいないと話していますが,残留練習に参加した藤浪さんは腕を下げた形でキャッチボールをしていたということでした。

 これまでの藤浪さんは,制球力の問題もありましたが,死球を出してしまった後に崩れてしまうことも懸念材料でした。
 これについてはメンタルの問題もいわれていましたが,結局困った時によりどころになる技術が不足していたからということかもしれません。
 崩れた時にこそ立ち返れるところが本人の中にあることは極めて重要であり,その立ち返れるところは成功体験に裏打ちされた実績のあるところであることが非常に望ましいと思います。

 このところの藤浪さんはかなり苦労していましたが,スリークオーターフォームでようやくそれなりにいい投球が出来たということもありましたから,藤浪さんにとっては久方ぶりの成功体験だったように思います。
 一度だけよかったのでは困りますが,もしもこの成功体験を継続できるのであれば崩れた時に立ち返るところに十分になりうると思うので,開幕までの何試合かをこれで試してみる価値は十分にあるように思います。

 ただ,不慣れなフォームであることは間違いないですし,また先日述べたようにもしかしたら球が見えやすくなっているという問題点もあるかも知れないので,それらを慎重に見極めて慣れさせていってもらいたいと思います。


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 阪神は,昨日今日とソフトバンクさんとのオープン戦2連戦を行いましたが,結果としては両方とも負け,これでオープン戦4連敗となりました。

 所詮オープン戦ですから,結果などあまり考える必要もないのでしょうが,内容もあまり良くないところがあったので,思いついた点について述べてみたいと思います。

 まず,目に付くのは,相変わらずの貧打でした。
 打撃面で良いと思えたのは,新人の近本さん,木浪さんのほか,今日ホームランを打った大山さんくらいでしょうか。

 大山さんは,ホームラン以外は今のところぱっとしないように思えますが,それでも当たり自体はあまり悪くないように思います。
 あまりいい状態でなかったとしても,中軸打者を育成するという観点で考えるならば,4番に置き続けることはチームとして必要なことですし,大山さんについてはここでの出来に一喜一憂せずに数ヶ月単位で見てみたいと思っています。

 キャンプから調子が良かった木浪さんと,バットコントロールの評価が高かった近本さんは,想像以上に出来ていると思っています。
 近本さんについては守備,特に肩に関して色々と問題点はあるものの,それも技術の問題である程度カバーする余地はあるでしょうし,足も速いですから,非常に期待しています。
 打線は水物ですし,相手にしてみると情報の少ない選手達ですから,どこかのタイミングで打てない時期が来るのだろうと思ってはいますが,それでも十分素材の良い選手であることは理解できましたし,この調子でいけば開幕一軍は割と現実的だろうと思っています。

 一方,他の野手達の打席は,去年の貧打の焼き直しのようです。
 糸原さんと北條さんは,今日好守備を見せましたし,2人とも期間をおいて平均値をとればそれなりに数字を残せるのだろうと期待してはいるのですが,それにしてもみんなが揃ってぼてぼての打球を打っているところを見ると,キャンプで何をやっていたのかなと思ってしまいます。
 阪神は,去年最下位のチームであり,選手達は危機感しか持てない状態でキャンプにも臨んだはずだと思うのですが,これだけ打つ方がお粗末だと,今季もこの貧打でフラストレーションをためる年になるのかと,今からもやもやします。

 福留さんと糸井さんは,年齢的には通年でスタメンという訳にもいきませんから,彼らに取って代わるべき選手が出てきてもらわねば困るのですが,今のところそのような選手はおらず,外野3枠は上記2名と近本さんということになってしまいかねません。
 個人的には江越さんが出てきてもらいたいのですが,江越さんは一時期打てていた以降はいつもの江越さんのようで,やはり打撃は水物なのかと不安に思っています。
 今の時期にスタメンを決めてしまうのは早計過ぎるのですが,それでも外野は上記の通り,ファーストマルテさん,サード大山さん,キャッチャー梅野さんにセカンドショートを若干争うという感じになってしまってお仕舞いでしょうか。
 せっかくのチャンスなのですから,もっと数字を残してはもらえないものかと,非常に残念です。

 また,これだけ貧打となると,マルテさんのほかナバーロさんも1軍に置いておきたくなりますが,そうするとガルシアさんとジョンソンさん,ドリスさんのうち1人を2軍に落とさなければならなくなります。
 そういった意味では,打線が弱くなることで,中継ぎ陣も手薄になる可能性があり,もっと打線にしっかりしてもらわないと大枠としての戦略も立てづらいところです。

 投げる方ですが,メッセンジャーさんは,今日は手痛い一発を食らったものの,2回以降はそれなりに悪くない投球でした。
 これで開幕投手決定ということですが,確かに今のメンツを見ればメッセンジャーさんが順当なところでしょう。
 年齢の問題もあり,過剰な期待は出来ないかも知れませんが,それでもやはり今季も投手陣の軸として期待できそうです。

 西さんは,今日は失点しましたが,今日は悪い流れもありましたし,今後のオープン戦の出来を見て考えるべきでしょう。

 問題は藤浪さんです。

 ソフトバンクさんの采配で,対戦したのが皆左投手という屈辱を味わうことになりましたが,昨日の投球はそれなりによかったです。
 サイド気味のスリークオーターで,直球は154キロまで出ていまして,まさに先日取り入れたフォームだったと思います。
 慣れないフォームで,この時期に154キロまで出ましたから,直球はもう少し速度が出そうな気がします。
 また,サイド気味にすることで,ボールが抜けても右打者の内角頭部よりは下の方に行くようになると思われ,最悪の頭部死球は避けやすくなるのかも知れません。

 ただ,このフォームからの投球でも,右打者の頭部の近くに球が行ってしまっていて,完全に問題点の克服が出来たというわけではなさそうです。
 また,昨日の登板では,ソフトバンクさんの多くの打者が早打ちでした。
 この早打ちの理由は,もしかしたら死球を恐れてのことかも知れませんが,一方でもしもサイドにしたことで球が見えていて,それがゆえにバットを出しやすかったのだとしたら,今後分析が進むことで捉えられてしまうリスクがあるのではとも思いました。
 この点はまだ憶測の域を出ていないのですが,慣れていないフォームの球ですから,それなりに弱点もあるのだろうと思いますし,その修正の問題があるのだろうと思います。
 このフォームで開幕を迎えるのであれば,もっと問題点等を洗い出し,体に定着させるために投げ込みをしっかりする必要があると思われます。

 新フォームでの長いイニングでの投球を見ていないため,これまでのように突然崩れだした時の新フォームの場合というものを見ていませんから,これが解決策なのかといえばまだ不明といわざるを得ません。
 ただ,藤浪さんは本当に足掻いているのだと思いますし,私としてはこの数ヶ月で結果が出なかったとしても,今年中に結果を出してくれればと長い目で待ちたいと思っています。

 オープン戦はまだ序盤ですから,戦力のことを多くは語れませんが,今年も貧打でやきもきしそうだという雰囲気は今の段階でも漂っています。
 そのような覚悟をして今年も野球を見ないといけないものかと思うのですが,こんなにチームの状況が去年と変わっていないなら金本監督のままで良かったのではないかと何となく思っています。
 去年最下位のチームなだけに,もはや失うものもないと思いますし,特に打撃面ではもっと思い切ってやってもらいたいものです。


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