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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,自転車レースで替え玉が発覚して失格したというものがあったので,取り上げてみました。

 このレースは群馬の赤城山で行われたヒルクライムレースでした。
 このうち,60歳以上の部のレースに30代の選手が出場して優勝してしまったといいうことでした。
 しかも,2位から3分11秒も差をつけてしまったということでした。
 本来あるチームの60歳代の選手が出場する予定だったとのことですが,出場できなくなったため,「誰かが代わりに走ればいいのではと軽い気持ち」で同じチームの30代の選手が替え玉で出場したとのことでした。
 この件が発覚した後,この選手は失格となりました。
 市のスポーツ課は,前代未聞の不正として,今後は何らかの対策を講じることも検討しなければならないと話しているそうです。
 なお,この発覚の経緯は,チームの代表が,不正が発覚して後々出場できなくなったら困ると思い直して,レース後に申告したということでした。

 この記事を見ていて,そもそもスタート段階で気づかないものかと思いました。
 特に,自ら申告して発覚したということで,本当に誰も気づかなかったのかと思ったのですが,よくよく考えてみればおそらく出場選手はみなヘルメットにサングラスで顔が分からず,出場選手が多いとなると一人の選手が突出して若いか等と考えもしないのかもしれないと思いました。

 ただ,ゴール時点で,相当引き離して優勝してしまったのですから,この時点で気づいてもよいのではと思いました。
 例えば,優勝者に話を聞きに行ったりするというのであれば,その場合に気づいてもいいようにも思うのですが,そのようなこともなかったのでしょうか。
 このような大会の実情はよくわからないのですが,出場選手にあまりにも関心がないのかと端から見れば思ってしまいました。

 この事件を見ていて,このような替え玉が今回が初めてなのかと訝しく思いました。
 この事件も結局自己申告で発覚したというくらい誰も替え玉に感心がないのですから,これまでも同じような事件があったときに誰も気づかずに発覚しないで終わってしまったということもあったのではと思いました。

 というか,根本的な問題として,替え玉で出た人が目立ってはいけないはずなのに,優勝してしまった,しかもぶっちぎりだったというのは,おそらく替え玉がばれたらまずいという自覚なく,楽しく走ることに注力していたからなのだろうと思いました。
 これを見ていると,この替え玉で走っていた人は,おそらく自転車が好きなのだろうと思うのですが,それにしてもあまりにも立場が分かっていなくて,30代なのに何だかなと思ってしまいました。


 野球シーズンが終わりに近づき,阪神も選手の引退や獲得希望に関する話が出てきました。

 まず,FAで阪神にやってきた鶴岡さんが引退するとのことでした。
 鶴岡さんは,当初は人的補償で正捕手をとって横浜さんの戦力減を狙ったといわれていましたが,それどころか藤井さんと並んで阪神の捕手問題を多少解消してくれた貴重なベテラン捕手として活躍してくれました。
 正直言ってこれだけ頼りになるとは思っておらず,これだけやってくれたのであれば私は人的補償としてやってきた選手の中では十分成功の域にあると思っています。

 獲得の話が出ている選手としては,FA宣言予定の陽さん,糸井さん,平田さんやアメリカに渡った村田さんでしょうか。
 今の阪神の補強ポイントは,打てる打者だと思うので,その意味では個々に挙がった野手3名はいずれも大変魅力的です。
 特に,陽さんは守備と足があるだけでなく年齢もまだ若いですし,かなり魅力を感じますが,昨日も述べたように阪神の停滞したときの雰囲気に流されなさそうな糸井さんがもっともほしいように思いました。
 村田さんについては,今季は結局安定して揃わなかった先発6枚の一角を担ってくれれば非常にうれしく思いますし,できれば来て頂ければなと思っています。
 阪神はこの手の話題がよく挙がる球団ですから,彼ら以外にもこれからどれだけの選手の獲得可能性の話題が出てくるのか分かりませんが,阪神の真骨頂はこれからどれだけの話題が出て盛り上がってくるのかということですから,私は楽しみにしています。

 ストーブリーグも楽しみにしていますが,それよりも残り試合を楽しませてもらえるよう期待しています。
 岩貞さんが明日登板するようですし,能見さんを継ぐ者として大いに活躍を期待しております。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:49
2016.09.29 Thursday
 こんばんは。

 今日の記事を見ていたら,ジョジョの奇妙な冒険が映画化するというものを見ました。

 ジョジョの奇妙な冒険は大変な長期連載の人気作品で,私が小学生の頃には気づいたら既にジャンプで連載していたという,私の中ではこち亀と同じくらいいて当然というような作品です。
 初めて読んだ時には子供ながら絵が受け付けなかったのですが,年を経てから読んでみると子供向けにしていたかのようなしょうもないやりとりがあったり,子供じみた狂人がおかしく書かれていたり,文句なくかっこいいキャラがいたり,敵キャラも魅力的であったりと,短文では語れないほどの魅力を持った作品であると気づきました。

 このような作品となれば,当然ファンも非常に多く,私が想像している以上に世間ではジョジョフリークが多いようで,特に独特なポーズや名言などは古い時代に使われていたものでも未だ流通しているという人気ぶりです。
 この中でも人気なのは3部,4部,5部,7部のようですが,個人的には2部が好きです。
 スタンドが出始めた3部はまだ理解できる能力が多かったのですが,シリーズが進むにつれて話をおもしろくするためなのか,単純な能力ではなくより複雑になっていきすぎてしまって,一読しても何が能力の核心部分なのか理解できないというものが増えてきました。
 私は,単純なものにこそ機能美があると魅力を感じる傾向が強く,その意味ではスタンドは3部のものがよい,できればスタンドがない時代の方がおもしろかったと考えています。
 そうなると,2部は波紋の力を軸に,ジョセフが策略を巡らせて戦っていくということで,私の好みには合うことになります。
 また,3部以降は難敵が出てきてそれを工夫して倒すなどとシナリオがパターン化している傾向が見受けられることもありましたが,その点2部はパターン化していないシナリオであったため展開がおもしろかったと思います。
 問題は尊大なはずのラスボスが,実際に戦うという時になったら異様に小物だったということですが,そこはそれまでの展開を考えれば十分目をつぶれると思っています。

 さて,私の語りは横に置いておくとして,そんなジョジョが実写映画化するそうです。
 実写化するのは4部,監督とキャスティングも公表され,ロケ地はなぜかスペインだとか。

 私は,最近非常によく見られる漫画の実写化は非常に反対しており,この映画もよほど評判がよくなければまず見に行くことはないだろうと思っています。

 確かに実写化は作品を見ている中での一つの夢であり,幻想の世界を具現化するとどうなるのかというのは興味がないわけではありません。
 ですが,漫画などの抽象度の高いものは,個々の読み手において作品の解釈が異なっており,例えば世界観やキャスティング,舞台設定,動き,声といった一つ一つのものについて個々の希望が変わっていると思います。
 この手の映画を作る際には,その読み手の最大公約数を反映して作らざるを得ないと思うのですが,そうなると無難な出来になってしまうことは否めないと思うのです。
 また,映画の尺の都合上,どうしても削らねばならない箇所は出てきますが,そこが原作を好きな人にとってなぜ削ったのかと議論になることもしばしばあり,編集の仕方一つとっても物議を醸したりします。

 一方,そのような呪縛から解き放たれるため,舞台設定は原作のものを用いることとして,脚本家がオリジナルストーリーを作ってそれを実写化するという考えもあろうかと思います。
 ですが,それはよほどうまくやらねば作品の世界観を破壊してしまうことにもつながりかねず,こんな出来になるのならなぜ原作に忠実に作ってくれなかったのかという作品をこれまでも数多く見送ってきました。

 かつても北斗の拳やシティハンターの問題がありましたし,数年前は忍者ハットリくん,ゲゲゲの鬼太郎,ドラゴンボール等の件もありました。
 最近でもこち亀や宇宙兄弟,進撃の巨人,テラフォーマーズ等,ちょっと思い出しただけでも色々と挙がってきます。
 いっそ地獄甲子園のように,もはや原作も壊れていて,脚本家も好き勝手に壊しましたというのであれば別に納得するのですが,それは原作が壊れているから許されることと思います。
 その系統でいけば,銀魂の実写化は期待していいのかもしれません。
 ですが,私は保守的なのかもしれませんが,原作が名作であればあるほど実写化という冒険をすることは成功率が低くなってしまうことはやむを得ないと思います。
 原作のネタ不足という問題もあるのかもしれませんが,そろそろ漫画の実写化は控えるという流れにならないものかと思ったりしております。


 パリーグは日ハムさんが優勝しました。
 大谷さんが完封勝利で10勝目ということですが,打者としても打率3割2分,ホームラン22本と阪神にいれば中軸になることは間違いない数字ですから,本当にすばらしい選手なのだろうと思います。
 才能に恵まれた人がたゆまぬ努力をするとここまでできるのかと思うと,本当に頭が下がります。

 日ハムさんは最大11.5ゲーム差をひっくり返しましたが,正直言ってソフトバンクさんが優勝を逃すとは思っていませんでした。
 しかし,途中からの失速ぶりはどうして発生したのか理解できないレベルのものであり,私自身それをうまく説明しづらいです。
 もちろん主力を怪我で欠いたことはあるのですが,それでも層の厚さを考えればソフトバンクさんが順当に優勝するだろうと思っていただけに,あの戦力で何が問題になったのか,私は非常に興味があります。
 それは,戦力に劣るチームが勝るチームを倒す方法ということのヒントになると思われ,来季の阪神においては是非とも参考にしてもらいたいものです。

 阪神ですが,マテオさんとサターホワイトさんについては残留の方向で調整をするそうです。
 特にマテオさんは,怪我で二軍落ちして復帰して以降は非常に成績がよく,この投手を手放す理由は阪神には全くないと思います。
 また,ドリスさんは帰国し,これから手術だそうで,その経過を見るまで来季契約は保留のようですが,それでもドリスさんが今季ほどの活躍が見込めるならば絶対に確保しておくべき選手だろうと思います。
 ドリスさんはまだ若いですし,この選手を阪神がうまく育成していければ,おそらく去年まで相当苦しんだ中継ぎ問題は大きく解消されると見込まれます。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:04
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,万引きで逮捕されて釈放されてから25分後にまた万引きして逮捕された男に関するニュースがあったので,取り上げてみました。

 男は,先月24日にコンビニで飲料水を万引きしたということで逮捕されました。
 そして,今月23日に罰金15万円の略式命令を受けて釈放されたのですが,その25分後に今度はコンビニでロールケーキなど3個(約400円相当)を万引きして逮捕されました。
 男は,盗んでから店外に出たところで女性アルバイトに声をかけられて体を掴まれ,そのまま警察官に引き渡されたということでした。
 男は,「お金がもったいなくてやってしまった」と述べているそうです。

 これを見ていて,私はこの男は窃盗を繰り返す病気なのではないかと疑いました。

 窃盗を繰り返す窃盗症(クレプトマニア)という病気があり,私は職業柄これに当たるという人を見てきたことが何度もあります。
 この病気は経済的利益を得ることなど一見して他人に理解できる理由ではなく,窃盗自体の衝動によって反復的に窃盗行為を実行してしまうという精神障害の一種です。

 この男は,前回逮捕も万引き,そして釈放されてからすぐに万引きと,万引きを繰り返しております。
 男は釈放時に略式命令を受けていますが,略式命令は通常万引きの初犯では下されず,一般的には万引き複数回で下される傾向がありますから,この男は先月の逮捕以前にも複数回万引きで検挙されていたように思われます。
 また,釈放前に警察官や検察官から取り調べを受けた時には,おそらく万引きは誰に迷惑をかける悪いことなのか,今後万引きを繰り返すのか等という根本的な問題についても話をしていたでしょう。
 ですが,そんな話をして,万引きをすると発生するペナルティや万引きによって迷惑を被る人達のことなどを理解できながら,結局繰り返しております。
 そういう挙動を見ると,どうも常人の判断力を持っていると考えがたく,私は窃盗症である可能性が高いように思いました。

 この男の量刑ですが,おそらく次は略式命令では済まず正式裁判となるでしょうし,執行猶予付きの有罪判決が下されるでしょう。
 しかし,それでこの男が止まるのかいえば,どうも不安であるといわざるを得ません。
 根本的に必要なのは治療であろうと思いますが,国家の制度としてそういったことはないでしょうし,保護観察が付いて定期的に状況を報告することとなったとしてもどこまで効果があるのかと思ってしまいます。
 本人の強い意思はもちろん大事でしょうが,かといってそれだけで解決するわけでもないと思われ,できれば周りの人間が何とか支えてもらいたいと思いました。


 今日の阪神ですが,中日さんとの最下位争いに見事勝利し,最下位の可能性を自ら断ち切りました。
 最下位でなくなったということを喜ぶべきかもしれませんが,今年の阪神を見ていると最下位でも他の順位でもあまり変わらないというようには思いました。
 ですが,最下位でもいいと思って野球をやってしまうとそれなりの結果しか出ないだろうと思うと,少なくとも最下位を回避したいという動機を持って野球ができたならばまだ今後の糧になるプレーが期待できるだろうと思いました。

 今日の勝利の立役者は,岩貞さん,上本さんでしょうか。

 岩貞さんは,シーズン中盤には負けが込んだ時もありましたが,9月の成績だけを見ると次世代エースになる存在だと思いました。
 9月の岩貞さんは4勝0敗31イニング登板防御率0.58と,能見さんを継ぐ者と期待された実力を遺憾なく発揮してくれたと思っています。
 これで9勝9敗ですから,先発ローテーションとして合格であろうと思います。
 おそらく今日の活躍までを持って月間MVPは手中に収めたといえると思います。

 また,上本さんが3点タイムリーと数字を残す活躍をしてくれました。
 その他,福留さんも期待通りの活躍を見せてくれまして,今日はまさに盤石な野球ができたと思います。

 ただ,今日のようなプレッシャーのかからない消化試合だと数字を残せるという見方もできると思います。
 その見方が正しいとすれば,阪神選手の個々の能力は高いこと,プレッシャーに非常に弱いことの2点がいえると思います。
 これまでの阪神を見ていると,他球団で数字を残してきた選手もなぜか阪神では活躍できないという例が多々ありましたが,もしかしたらチームの雰囲気というかチームカラーでプレッシャーに弱いというものに巻き込まれていって締まったからなのではないかと思ってしまいます。
 これまで何となく思っていたことではありますが,もしもこの想像が正しいのであれば,阪神に求められる人材は我が道を行く感じで活躍できる選手なのではないかと思いますし,そういう人でなければどんな優秀な人が来たとしてもあまり意味がないと思っています。
 今回のFA市場の中では糸井さんなどがそれに当てはまるように思うのですが,できればそういう人材が生え抜きで出てきてくれると非常によいと期待しています。
 横田さんなどそんな人材なのではと期待しているのですが。
 横田さんの身体能力は極めて高いですし,その意味でも糸井さんが阪神に来てくれると非常によい見本になってくれると思っていたりしています。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 20:47
2016.09.24 Saturday
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,長野県駒ヶ根市で,水道水に灯油が混入し,1万世帯が被害を受けたというものがあったので,取り上げてみました。

 灯油混入問題が発覚したのは23日で,朝から灯油混入の痕跡が確認されました。
 記事によれば,水道水がのどに引っかかったり,顔を洗っても接見の泡立ちが悪かったり,手を洗ったら水をはじいたそうです。
 さらに,病院では,受水槽があるため,午後1時頃から油くさい水がでたということで,すぐに市に給水車の手配を要請したということでしたが,約30分は医療職が手洗いできない状況だったということでした。
 市役所は,苦情が入ってから原因や影響の範囲をとりまとめ,2時間半後市民に周知したということでした。
 被害の範囲は9800世帯で,一部地域は配水経路を切り替えて汚染の影響を抑えたそうです。
 しかし,切石浄水場のタンクなどの洗浄が間に合わず,24日午後5時の完全復旧を迎えるまで被害が続いていたそうです。
 この原因は,市内の宿泊施設から灯油が漏れたということで,そこから近くの切石浄水場に流入したことだそうです。
 市長は,大雨の影響で灯油流出に気づくのが遅れたので,故意ではないと聞いているとして,賠償請求等については今後検討すると述べたそうです。

 この記事を見ていて,水道を管理しているのは市の水道局でしょうから,一体どんな監視体制をしていたのかと疑問に思いました。
 水道局はまさに安全な水の安定供給がもっとも大きな仕事であるにもかかわらず,他所からの灯油の流入に気づけないというのは体制に問題があったのではないかと思ってしまいます。
 まして,大雨が影響したというのですから,大雨というイベントの際に水道局はどのような監視体制をとっていたのか,それが大きな問題になるかと思います。

 また,おそらく駒ヶ根市の浄水場だけが特殊な状態だというわけではないでしょうし,そうだとすると日本中の浄水場で起こりうる事件なのではないかとも思いました。
 ですから,この問題は,駒ヶ根市で起きたものの,日本中どこでも起こりうる問題だと思われ,それ故に日本中の浄水場の監視体制を見直さねばならない規模の大きな問題であろうと思っています。

 しかし,水道水の利用で灯油を感じられる程度となると,相当な量の灯油が混入したというべきでしょう。
 その灯油漏れを許してしまった宿泊施設は相当大きな過失があったというべきでしょうし,その点の検証は不可欠であろうと思います。
 雨の中で漏れたので水の方の問題になっていますが,もしもこれが晴れた日に起こっていたならば大規模火災の可能性もあったと思われ,どのように灯油を管理していたのか,非常に気になります。
 故意ではないということですが,流出したのが大量の灯油となればかなりの過失なのではないかと想像します。

 灯油が水に混じって水道管を通ったとなれば,水道管に灯油が付着すると考えられます。
 しかも,水の利用者が分かるくらいの量の灯油となれば,水道管に与える影響は非常に大きいと思われます。
 そうなると,水道管の交換の問題も出てくると思いますし,もしもかなりの長さの水道管を交換しなければならないとすれば完全復旧にどれだけの費用と時間がかかるのか,想像するのも怖くなります。
 市は宿泊施設への賠償請求等を検討するとのことですが,もしもこれを行うとすれば相当大規模な金額になることが予想され,宿泊施設の倒産等の問題も生じかねないでしょう。

 記事を見ていたところでは,幸いにしてこの件で体調不良を起こした方がいたというようには見受けられませんでした。
 これは記事に出ていないだけかもしれず,出ていなければいいとは思いますが,もしもそれが出てしまったら宿泊施設の管理責任者には業務上過失傷害罪等の刑事責任も生じることと思われます。
 刑法には浄水汚染等致傷罪というものも規定されていますが,これは汚染物質を混入させる行為に故意を要するものなので,おそらく本件では問題にならないのでしょう。
 ですが,過失で他人に体調不良を生じせしめたのであれば責任は生じるでしょうし,その意味でも非常に大きな問題であろうと思いました。

 この問題は,水道管の交換の件や行政の体制など大きな問題をたくさん投げかけましたが,上記の通り駒ヶ根市だけの問題と捉えてはいけない話だろうと思いました。


 今日の阪神は,メッセンジャーさんの完封のおかげで2得点で勝利を収めることができました。
 メッセンジャーさんは,さすがエースという働きぶりで,9回もストレートが152キロと走っていました。
 また,いつもの制球が利いていて,スライダーもキレていましたし,これは並みの打者では対応できないでしょう。

 今年のメッセンジャーさんは不安定だった時期もありましたが,他の投手と比べて相対的にはやはりエースであったと思います。
 できれば藤浪さんがエースの座を奪ってほしかったですが,今の状態ではエースの座を奪うことはできないでしょう。
 藤浪さんは,とにかく来季に向けて安定した制球力を身につけてもらいたいと強く希望しています。

 阪神は,来年侍ジャパンとの強化試合が予定されているそうですが,今の阪神ではボコボコにされてしまうことでしょう。
 ですが,もしもここで侍ジャパンを叩いてシーズンを迎えることができたなら,しかもそれを今年起用されて経験を積んだ若手が成し遂げて自信をつけてくれたなら,と考えると非常にわくわくします。
 そのためには,残り試合を全力で勝ちに行き,オフは徹底して磨き上げることが不可欠でしょう。

 今季はいよいよ残すところ4試合,最下位争いもしているところですから,色々と悪いところばかりが目立った今シーズン,最後は綺麗に締めてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ドイツのアマチュアリーグで,1試合で43失点したキーパーが逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この試合はドイツ10部のアマチュアリーグの試合だったということで,前半だけで35失点したそうです。
 そして,最終的に43失点ということで,都合2分に1点のペースで失点していったということです。
 ゴールキーパーが逮捕されたのは,試合の5日後ということで,練習中に2人の警察官に連行されたそうです。
 ゴールキーパーは,連行される際,「警察はちょっとしたことを解決したいのさ」と話していたとのことでした。
 現時点で警察はコメントを控えているそうで,ゴールキーパーが逮捕された理由は未だ不明だそうです。
 周囲も理由の分からない逮捕に困惑しているそうで,チームのトレーナーは「何のために警察が彼を連行したのか分からない。43失点を喫し,法によって連れて行かれた。」と話したそうです。
 また,チームの代表は「警察は我々に何も話そうとしない。彼の携帯にもつながらない。次の試合までに戻ってきてほしい。」と話しているそうです。

 この記事を見ていて,あたかも失点との関連で逮捕されたように見えるのですが,もしかしたらまったくサッカーの試合とは関係ないところで逮捕されたのではないかというように思いました。
 そうでなければ,ここまで警察が情報を公開しないというのは不可解でしかありません。

 また,もしもサッカーの試合が原因だとすれば,八百長ということになるのかもしれません。
 ですが,10部というリーグで果たして賭け事をする人がいるのか,それは私には想像しがたく,そういう可能性は0ではないものの八百長というのも何となく信じがたいです。

 私はドイツ法は分かりませんが,まさか大量失点したこと自体が犯罪になるということはないと思います。
 もしもそうであれば,例えばひいきのチームで投手が途中で気持ちが切れてしまって取り返しが付かないくらいの大量失点をする光景を目にしたとき,この投手をどうにかしてほしいというように思うこともありますが,その「どうにかしてほしい」が逮捕担ってしまうということになると思います。
 ですが,それは妥当かといえばどうなのでしょうか。
 そういったとき,確かに監督はなぜ投手を交代しないのかと憤ることがありますが,かといってそこに警察権力が介入して強制的にマウンドから引きずり下ろすというのは一気に興ざめでしょう。
 介入の基準もよく分からず,警察権力によって試合の流れがかわってしまうことになるでしょうし,そのようなことはあり得ないと分かっていつつも,あってほしくないと思っています。

 いずれにしても,何が何だかよく分からない事件だというように思うので,続報を待ちたいところです。
 ちなみに,私がこれまで聞いた話の中で,警察に逮捕される直前に「一日所長してくる」といった人がいたそうですが,このキーパーが逮捕される寸前の言葉もそれに近いなと思いました。


 今日は阪神福原さんの引退会見が催されました。

 先日引退だという一報を聞いてから,それは私の中では前提となっていた事実であるにもかかわらず,会見を見ていて18年という長い間彼がいたことを振り返ると,今更いなくなるというのがやはり信じられない気持ちになります。
 18年といえば,私が阪神を見ていてから半分以上の期間在籍していたということになりますが,そういう当然いた選手がいなくなるというのは空気がなくなるような苦しさも感じます。

 活躍の総括は以前しましたが,改めて去年あれだけ活躍していたのにわずか1年で引退というのは早すぎるという気持ちが強いです。
 ですが,本人がそのような意向を固めて覚悟を持って会見にまで臨んだのであれば,最後の最後まで見ていくのがファンというものでしょう。

 今年もこの時期になると引退の話がよく出てきます。
 特に,今年は三浦さんの引退が非常に世間で惜しまれていますが,私も三浦さんについてはFAで阪神に来るという話が出ていながらやはり横浜さんに残ってプレーし続けた姿は賞賛でした。
 そして,移籍がいわれていた阪神戦に登板して見事勝利をつかんでいたシーンを見た時は敵ながらあっぱれという気持ちになりました。
 そういう選手がいなくなっていくのは本当に寂しい限りですが,引退というように自ら身をひく選択ができる選手はごく稀ですから,そういう風にできるくらい活躍してきた選手であったというのは非常にすばらしいことだったとしみじみ思いました。

 これから引退や戦力外など各チームを離れていく情報がたくさん出ていく時期にさしかかりますが,この時期になると改めてプロ野球の世界は大変だと思わされます。
 それでも,そういう厳しさがないと質が保てないのは事実でしょうし,ファンも苦しみながらもそれを見守っていくしかないと思っています。


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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,イギリスで,壊れたソファの返品要求が断られたというものを見たので,取り上げてみました。

 このソファは,約21万円で購入してから1年が経たない時点でした。
 壊れたというのは,ソファの形が崩れた,具体的には座った場所がへこんでしまって元に戻らなくなってしまったということでした。
 そこで,購入者は,これを不良品として店側に返金要求したところ,店側から断られてしまいました。
 断られた理由は,購入者夫婦2人の体重合計が200キロあったので,そのためにソファが原型を失ってしまったということでした。
 購入者側は激怒しているそうです。

 この記事を見ていて,そもそもソファの耐荷重は表記されていたのかと疑問に思いました。
 日本の場合,ソファには耐荷重表記があることがそれなりにあると思いますが,もしも耐荷重が200キロ以下となっていたのだとすれば,購入者側の不注意と見るべきでしょう。
 購入の仕方が店舗なのかネット通販なのかは記事からは分かりませんでしたが,もしもネット通販であれば耐荷重表記はあることが多いように思われ,そうなれば購入者側の問題とも思われます。

 一方で,耐荷重が200キロ以下という商品であり,かつそのことを店側が把握していたにもかかわらず,店側がこれを指摘しないとなれば,それは店側の問題であろうと思います。
 というか,商品自体に耐荷重表記がなかったとしても,店側はプロとして自分の取り扱う商品の耐荷重については知っているべきでしょうし,それを把握していなかったとすればそれ自体が問題ではないかという気もします。
 一般的には指摘しづらいところですが,太った人がソファの購入を希望したとき,耐荷重について問題になりそうなソファであれば,耐荷重について説明をするべきと思います。
 そのような指摘をすれば顧客の心証を害することは容易に予想が付くことですが,それでも後日のトラブルの可能性を考えれば念のため説明をせざるを得ない項目だろうと思います。

 ですから,耐荷重表記の有無,店側の説明によって誰に問題があったのかということは変わってくるように思うのですが,これが分からない以上は何ともコメントしづらい事件だと思います。
 ただ,イギリス国内で,このニュースに対する評釈として「この機会にダイエットをしてみては」というものがあり,本件の責任の所在とは別にそれはその通りなのかもしれないとは思いました。


 今日の阪神ですが,藤浪さんがきっちり仕事をし,高山さんがホームランを打って勝つという,極めて理想的な勝ち方をしました。
 しかも,勝てた相手は,優勝した広島さんで,強いチームに対しても働くべき人が働けばきちんと結果は出るものだと改めて思わされました。

 藤浪さんについては,最終回に点をとられたものの,それ以外は相当すばらしい投球でした。
 今年何度も言いましたが,藤浪さんは自滅さえしなければ勝てる投手です。
 そして,ここでいう自滅とは制球難であり,それが出ない試合はこのように相手にとってなすすべのない戦いができるということだと思います。
 それがなぜ今シーズンで多く出せなかったのか,そういう思いを抱かせる試合ではありましたが,それでもやはり素材がすばらしい投手であると再確認できたという意味ではよい試合だったと思っています。

 藤浪さんのオフについては,キャッチボールのみで制球を徹底して鍛える方針だという記事を見ましたが,それで制球難が収まるのであれば非常によいことだと思います。
 ただ,制球を重視して球威が衰えるのは困りますし,まだまだ伸びる選手だと思いますから,そことのバランスをうまく図ってもらいたいとは思います。
 ですが,藤浪さんの課題は,私が言うまでもなく制球ですから,これを徹底して鍛えられれば,おそらく来年の藤浪さんは少なくとも今年から5勝は上澄みできるであろうと思っています。

 高山さんですが,今シーズン中盤にはずいぶん苦しんだものの,後半から終盤にかけてすばらしいプレーがよく見られるようになりました。
 シーズン中盤は,他球団が対応してきて,内角攻めなどに困らされたこともありましたが,やはり天性のバットコントロール技術のおかげか,後半にはきっちりと対応してきました。
 あの才能であれば遅かれ早かれ対応はできると思ってはいましたが,それにしてもシーズン後半に合わせられるというところを見るとやはり天才であろうと思います。
 これであとは守備が向上すれば隙のない選手になると思われ,とりあえずオフの課題は打撃よりも守備に重点が置かれるべきでしょうか。

 高山さんや北條さん,原口さんという今年台頭してきた戦力を考えたとき,今年はあくまで育成の年であったと思い込むように努力しているところです。
 阪神は,このところ毎年スタメンの高齢化が言及されており,戦力強化をFAや外国人等の他球団からの獲得に頼っていたっところが見受けられましたが,自前の戦力の底上げを図るというもっとも基本的なところを見直した年だったのだろうと思います。
 それでも優勝争いをするためには外部戦力は必要だろうとは思いますが,生え抜きが育つところは見ていて非常にうれしくなります。
 今年優勝した広島さんはまさにこの方式で今シーズンを勝ち取ったわけですが,ある意味どの球団もうらやんで見ていたことだったと思います。
 今年はどうせここまで落ちてきたのですから,これからは上がるだけということで,今年1軍を経験した数多くの若手が花開く日を楽しみにしたいと思います。


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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,ガソリンスタンドの駐車場からビニール袋に入った心臓が見つかったというものがあったので,取り上げてみました。

 発見したのは2人の救急医とのことで,草の上に横たわっている小さなジップロックに気づいて見たところ,心臓が入っていたということでした。
 心臓は科学者らに送られ,現在その所有者の特定が行われているそうです。
 病理学者によれば,形や大きさは人間のものに似ているものの,正確な答えを出すためには詳細な調査が必要とのことです。
 特に,豚の心臓は人間の心臓と形状や大きさが似ているので,より調査が必要なようです。
 調査を担当している軍曹は,心臓がジップロックで見つかるというのは稀なケースだとコメントしているそうです。
 アメリカの警察と法医学者らは,この心臓の持ち主を探しているそうです。

 何となく気味の悪いニュースですが,これを初めに発見したのが医学を知っていた救急医だからよかったものの,そうでなければこのまま放置されて終わっていたニュースのようにも見えました。
 普通の人が見たら気持ちの悪い肉塊があったとしか見えませんし,これに問題意識を抱くというのはそれ相応の知識がないと難しかったように思います。
 ただ,最近テロなどがあり得るご時世ですから,こういった不審物を放置するということはないのかもしれませんが。

 軍曹のコメントについては,稀なケースという点について,少数ではあるものの過去にこの手の事件があったのかと思わされました。
 過去にあったケースが果たしてどういう状況下で発生したのか,興味があります。

 持ち主を探しているとのことですが,見つけ方はまったく想像が付きません。
 内臓から人を特定する作業などやりようがないと思うのですが,一体どのような方法を想定しているのでしょうか。
 人でないならばよいというのも他の生物を軽視しているような物言いで適切ではないと思うのですが,それでも人でなければいいとも思っています。
 また,もし人であるならば,心臓の状態から年齢等を推測して,行方不明の人を検索するという方法にでもなるのでしょうか。
 不謹慎ですが,探索方法については個人的興味があります。


 CS進出の可能性がなくなり,残り試合もあとわずかになった阪神ですが,最近は高山さんや北條さん,原口さんなどの今年伸びてきた新戦力,板山さんなどのこれから伸びることが期待される新戦力に思いをはせることで感情の埋め合わせをしています。
 高山さんはおそらく新人王をとれるでしょうし,これからの成長が大いに期待されますが,逆に言えば去年のドラフトでしくじっていたら今年の阪神の見所はどうなっていたのだろうと大変心配になります。
 高山さんの成績は去年のマートンさんを綺麗に埋めてくれるようなもので,守備力まで似通っていましたから,ある意味マートンさん不在をそこまで大きくは意識せずに済みました。
 ですが,阪神打線は貧弱というほかなく,やはりこの調子で来年を迎えたら今年と同じことを繰り返すだけだと思います。

 このオフは選手達に対して大変厳しいものとなることが予想されますが,コーチ陣も一新するくらいにしてもらいたいと強く希望しています。
 しかし,先日の記事を見ていたところ,コーチ陣は全員残留の方向ということで,失望しています。
 個人的には,高代さんは残留させてほしいですが,それ以外は全員一新してもらいたいというようにすら思っています。
 特に,投手起用の担当,内野守備担当,一軍の打撃担当は変えてもらいたいと思います。

 今年の敗因を思い返すと,中盤は投手起用のミスで勝てる試合を何度も落としました。
 どのような根拠で投手起用をしていたのか,私には分かりませんが,いずれにせよ結果が出なかった以上,担当コーチに見る目がなかったということだと思います。
 これだけ投手起用で失敗したのに,選手にばかり責任をとらせてコーチが責任をとらないというのはバランスが悪いと思いますし,選手の不信感も募ると思います。
 ですから,少なくとも投手起用の担当は交代させなければけじめが付けられないと思います。

 また,今年の阪神の内野守備のミスは目に余るものがあり,プロの試合を見に行っているとは思えないようなプレーが何度もありました。
 起用される選手の守備が得意ではないということも大いにあるのは分かりますが,それでもこれだけミスをされるとコーチの責任も少なくないと思います。

 そして,打つべき時に打てなかった打線も問題でした。
 選手の技量の問題は大きかったですが,それでも打てないならば打てないなりに工夫をしてもらいたいところ,それも見受けられないとなると,打撃戦略の問題も大いにあると思いました。

 投手も野手も二軍に行って戻ってくるとそれなりに矯正されていることがままあり,二軍のコーチ陣はよく仕事をしていたと思います。
 ですが,一軍の方は,結果が出なかった以上,物足りなさを多く感じてしまうもので,やはり人事について全員残留というのは賛同しかねます。

 今季は最下位も目前という近年まれに見る屈辱的な結果に終わりそうで,金本監督1年目ということでまだ長い目で見ようという考えはあるものの,来季は少なくともここからある程度は改善してくれるのだろうかという目で見てしまうのは仕方ないでしょう。
 見ている側としては,おもしろい野球がもっとも希望するところですが,おもしろさの要素の重要な点はそれなりに勝てることだと思いますし,負けているチームのプレーはやはりおもしろみに欠ける点が多いことは否めません。
 今年の阪神の野球は,新戦力の積極起用という点ではおもしろかったですが,一方でプロとは思えないミスを連発する姿や,なすべき仕事をできなかった姿などはおもしろみに欠けるというほかありませんでした。
 来季はもう少しおもしろいと思えるだけの締まった野球を見せてもらいたいものです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:47
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,偽物の資格証で教授などとして勤務していた女が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 逮捕容疑は,専門学校に就職するために保健師などの偽造の免許証のコピーを提出したというものです。
 女は65歳の看護師で,保健師については偽造であると認める供述をしているそうです。
 女は,少なくとも3年前から10の大学の看護学部などに偽物の資格証のコピーを提出し,教授などとして勤務していたとみられており,捜査されているそうです。

 逮捕容疑になった専門学校では免許証が偽造だと見抜けたようですが,それ以前のところではどうやら見抜けなかったようで,大学が教授などを選考する基準は結構いい加減なのではないかと思ってしまいました。
 なにせ10もの大学がコピーの免許証で済ませてしまい,本当に免許を持っているかどうか照会も確認もしなかったのですから,割といい加減に選んでいるのかなと邪推してしまいます。
 学校側も,専門家を雇うにあたって,その地位を疑うような話をするのは気が引けるのかもしれず,何となくその心情は理解できるところはあります。
 また,他大学で教授職などを勤めていたのであれば,わざわざ確認する必要もないと,それまで積み重ねてきた騙しがむしろ信頼を築いてしまったという皮肉な結果になっているのかもしれないとも思いました。
 ですが,大学は,学生から学費をもらって講義を行うという性質上,学費を支払うに値するものを提供しなければならないでしょうし,その意味ではいちいち確認するのは気が引けるとはいえ,それをするのが大学の責務だろうと思うのです。
 ですから,やはり10の大学の審査はいい加減であったと敢えていいたくなります。

 この女は,10の大学から招かれただけでなく,あわよくば専門学校にも雇われるところだったというのをみると,おそらく講義自体は非常に評判がよかったのだろうと思います。
 ですから,実質が伴っているのであれば別にいいのではという考え方もあるかもしれません。
 ですが,資格は品質保証であると思いますから,にもかかわらず実質があればよいと言い始めてしまったら,資格や免許というものが蔑ろにされてしまって,ひいてはその価値を貶めることになってしまうことでしょう。
 教えられた内容に対する品質保証や,大学の講義の質の保証も,ある意味資格が大きく影響していたと思いますし,やはり無資格者であったことは問題であったと思います。

 この女がこのような偽造免許証で商売を始めたきっかけは分かりませんが,それにしても少なくとも3年間もそのようにして表舞台に立って稼働してきたのですから,大変度胸のある人だと思います。
 ですが,一方で,偽造という後ろ暗いことをしているのだから,もっとひっそりとやればいいのに,こんな大胆なことをするだけうまみがあったのだろうかと思いました。


 今日の阪神ですが,終盤に追いついたものの,その後失点を重ねて負けてしまいました。

 これが弱いチームの負け方なんだなとしみじみ思いました。
 負けても悔しくも何とも感じなくなり,最下位に0.5差に迫られたものの特に最下位ならばそれでもよいとすら思うようになりました。

 今日の広島さんのスタメンは,新井兄さんをスタメン落ちさせるなど,基本的にシーズンオフのオーダーだったと思います。
 にもかかわらず,このような試合になったというのは,明らかに力不足であったというべきでしょう。

 お粗末だったのは,荒木さんが絡んだ守備のエラー,サターホワイトさんが四球などでランナーを貯めたところからのツーベースなどでしょうか。
 昨日も守備ミスで負ける試合はプロ野球を見ていて興ざめすると申し上げましたが,まさに今日もそんな思いで,大和さんという守備の名手がいるのになぜ彼を出さずにこのようなお粗末な守備をみなければならないのかと思ってしまいました。
 また,サターホワイトさんは,昨日は残すべきかといいましたが,正直言って今日の投球をみていると,マテオさんとドリスさんを残せば十分という気もしてきてしまいました。

 今日は藤浪さんが160キロの球を投げたことがニュースになっていましたが,こんな試合を見せられた時にそのニュースを見ていても,藤浪さんは今後頑張ってくださいという位にしか思えません。

 今年のオフは大粛正が行われるというようにいわれていますが,これについては是非ともコーチも含んでもらいたいと思います。
 最近原口さんには各球団が対策を講じていて,原口さんも相当苦戦しているように見受けられるのですが,肝心の阪神が何かの対策を打っているように見えないのです。
 投手起用については,これまで何度も述べていたとおり,非常につたなさが多く見受けられましたし,野手コーチも投手コーチも非常に問題が大きいと思います。
 金本監督は,コーチ経験もないままいきなり監督1年目ということですから,今後の伸びしろに期待ということで残留に特に異論はないのですが,そうであればヘッドコーチから含めて一新するくらいにこちらも超変革をしてもらわねばならないと思います。

 なお,年俸について,金本監督は厳しくするよう要望したという記事を見ましたが,今年の成績をみれば基本的にやむを得ないだろうと思います。
 今の阪神のメンツの中で年俸を大きく上げるべきは高山さんと北條さん,原口さんというもともと高額ではないにもかかわらず大いに活躍した人達だと思います。
 ですが,一方で,他のメンツはなかなか厳しい査定になるのはやむを得ないと思います。
 阪神がどの程度厳しい査定をしたのかというのは,藤浪さんに対する態度がどうなるのかというのが指標になると思いました。

 とりあえず,もう少しまともな野球を見せてもらいたいです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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2016.09.14 Wednesday
 こんばんは。

 振り返れば今年の阪神は4月以外はぱっとしない一年を過ごしました。
 今年の阪神は,色々と若手を試したり,世代交代に取り組んだり,先発として起用していた藤川さんを中継ぎで試したり,原口さんを昇格させたりと,試行錯誤を繰り返した年だったと思います。
 これは,いい意味で解釈するならば若手と頻繁に入れ替えたりして戦力の底上げを図ったり,若手に貴重な経験をさせたというように思えます。
 ですが,一方で,固定して頼るべき戦力が不足していて,入れ替わり立ち替わり試さざるを得なかった年であるとも思えます。

 確かに,藤川さんの役割変更や,マテオさんの控えとしてとってきたドリスさんが予想以上に戦力になったこと,ヘイグさんが予想以上にサードとして固定できずにサードのポジションに苦しんだこと,鳥谷さんをショートスタメンから落としたこと等,シーズン当初に思い描いていた絵図が大きく変更されたことは首脳陣にとって誤算だったと思います。
 想定以上の不調や怪我等のアクシデントに対応せざるを得なかったため,色々な選手を試すしかなく,それが一時的には成功したこともありました。
 ですが,結局横田さんや板山さん,陽川さんなどは,初物として起用した手の頃は成功を収めたものの,ある程度試合に出続けていたところでは対策を講じられてしまい,なかなか活躍ができませんでした。
 今年の阪神は,そういった,若手を使っては二軍に落とすということを繰り返していたように思われ,その中で残った高山さん,原口さん,北條さんは本物であったと思います。
 彼らは紛れもなく今年の収穫だったと思いますし,それについては金本新体制の成功であったと思っています。

 ただ,この結果を見れば,金本新体制が成功したということはできません。
 今年弱かった点を端的に振り返れば,点が取れない,守備が崩壊した,先発が早い回で崩れる試合がそれなりにあったという点だったでしょうか。
 中継ぎ陣の問題もありましたが,例年に比べればシーズン中盤からはそれなりにまともになったと思いますし,この点については例年ほど取り上げる必要はなさそうに思いました。

 点が取れないのでは勝てないですし,先発が崩れては試合自体が序盤で壊れてしまいますが,私が特に深刻だと思ったのは守備の崩壊,特に内野守備が散々だったことです。
 鳥谷さんがショートスタメンで出ていた時期は,セカンドに大和さんが入らなければ守備力は相当不安な状態で,特に西岡さんと二遊間を組んでいた時期は非常に恐ろしかったという印象でした。
 外野守備も,特に高山さんについてつまらないミスが多かったと思いますし,外野ミスは内野ミスと違ってやらかすと長打になってしまう点で非常に傷口が大きかったです。
 プロとアマの試合を見ていて一番違いを感じるのは守備の技術ですが,にもかかわらずプロの試合でしょうもないエラーを見せられると一気に冷めてしまってみる気が失せてしまいます。
 それを今年の阪神はどれだけやらかしてしまったのか,このことは打線や投手陣の問題よりも非常に大きかったと考えています。

 今日の記事を見ていたら,阪神はこのオフで超補強を行う予定とのことです。
 とりあえず,FA市場では,日ハムの陽さん,オリックスの糸井さん,中日の平井さん・大島さん等を検討しているそうです。
 また,外国人助っ人も,今日の記事だけで何名か既に名前が挙がっていました。
 守護神候補も検討中のようです。

 上記の通り,結局人材が不足していたからこそメンバーを固定できずに若手を色々と試行錯誤したという経緯がありますから,多少補強することはやむを得ないと思っています。

 ただ,一方で,もっとも大きな補強は戦力の底上げであるということも忘れてはいけないと思います。
 特に,横田さん,陽川さん,板山さんというメンバーは,今後の育成次第では相当期待できる素材だと思いますし,補強するにしても彼らの登場場面を奪うような方法は避けてもらいたいと思います。

 また,上記のように,今年の阪神に必要なのは守備力だったと思うので,野手をとるならば守備力が並以上の選手を採用してもらいたいと思います。
 今回挙がっているのは外野手が主ですが,高山さんは出し続けて育成するとして,福留さんは多少交代させて使うとすれば,外野手候補は2人ということになるでしょうか。
 できれば板山さんや江越さんが出てきて埋めてくれるのが一番ですが,いずれもあと何かが足りないという感じで,今のままではスタメンというには厳しいといわざるを得ないと思います。
 彼らの手本であり競争相手にもなる選手であればよいと思うのですが。

 外国人助っ人については,メッセンジャーさんは残留を考えていて,ほかはまだ流動的と聞いております。
 しかし,戦力的な意味では,少なくともマテオさんとドリスさん,サターホワイトさんは残した方がいいと思っています。
 特に,ドリスさんは何とか残さないと今よりも酷いことになりそうな予感がします。

 残念ながらヘイグさんは契約延長されない見込みということですが,二軍ではそれなりに成績を残していただけに大変残念です。
 とはいえ,あの一軍での守備をみていると,さすがにサードを任せるには少々荷が重いかとは思いました。
 今のサードは鳥谷さんが守っていて,ショートから変わってからずいぶん安定していますから,こうなるとヘイグさんの出番はかなり厳しいでしょう。

 ゴメスさんについては,今年の成績であればまだ様子を見てよいとは思うのですが,やはり波があったのが問題でしょうか。
 個人的にはペレスさんはかなり好きなのですが,ポジションの問題等でおそらく契約延長は難しいのだろうなと思いました。
 去年阪神の都合で連れてきながらこういう扱いをするのはさすがに気の毒だろうと思っています。

 来年に向けては,とりあえず鳥谷さんのサードコンバートを本格的に実行すること,藤浪さんを立て直すこと,高山さんの肘の手術を行うこと,原口さんのポジションを完全に決定することが最低限必要なことだと思います。
 その上で,誰が成長の見込みがあって,どの部分を補強すべきなのか,それをもう一度見直すべきであろうと思っています。
 来季に向けて戦力を整備し直すのであれば,守備力を中心に考えてもらいたいと心から思っています。

 今季も残り試合が少なくなってきましたが,最後まで楽しませてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(0) | 00:14
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,高校生から上履きを盗んだ男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,8月30日の夜に図書館駐輪場に止めてあった自転車の前かごから上履きが盗まれたというものです。
 上履きは男子高校生のもので,かかとに自分の名前を書いていました。
 9月9日夜,男子高校生が,同じ図書館で,自分の名前が書かれた上履きを履いた男を発見し,逮捕につながりました。
 男は靴を買う金がなかったと容疑を認めているそうです。

 この事件では,名前が書いてあった上履きを履いていたことが検挙につながったわけですが,犯人の男はほとんど合理的な思考ができていないと思われます。

 まず,盗品を外履き用に使うにもかかわらず,上履きを盗んでおります。
 通常上履きを外で履いていれば目立つでしょうし,それだけで一般人は違和感を感じて検挙につながる恐れがあると思うのが通常だと思います。

 次に,上履きには名前が書いてあったということですが,そういった被害者に対して自己の犯行が発覚してしまう目印をそのままにして盗品を使い続けるというのは,通常の発想ではないと思います。
 普通は,名前の部分を隠したりするなどして自身の犯行の発覚を防ぐものですが,そうした行為を一切しなかったと思われます。

 第3に,その盗品を使用したまま,事件から比較的短期間のうちに犯行現場にいたということです。
 通常は,犯行の発覚を恐れて,犯行を行った現場からなるべく時間的場所的に距離をとろうとするものですが,この事件ではそうではありませんでした。

 そういった挙動を一つ一つみていくと,この男はもはや合理的な思考をするだけの能力ないし余裕がなかったと思われます。
 男は,靴を買う金がなかったとして上履きを盗んだとしていますが,記事を見る限り一応仕事はしているようで,なぜその金が靴代に使われなかったのかは分かりません。

 この事件をみていて,再犯を防ぐ何らかの措置を講じなければおそらくこの男は同じような行為を今後も継続していくように思われました。
 その措置というのが,能力面か余裕の面からなのかは分かりませんが,いずれにせよ自力更生は少々難しそうな人であろうと思いました。


 今日の阪神は,岩貞さんが4安打完封,そして5点もとれたということで,本当に久しぶりに勝つことができました。

 今日は,中日さんが勝っていたので,今日負けていたら最下位転落という絶体絶命の場面でしたが,そこを一応は切り抜けられたとは思います。
 とはいえ,これだけ負けが込んでいる状況を見ていると,今日は首の乾いちまいつながったとみるのが相当であると思われ,とても喜べるようなものではありません。

 また,今日岩貞さんで負けていたら,藤浪さん11敗,能見さん11敗,メッセンジャーさん10敗のところで岩貞さんも10敗になってしまって10敗カルテットが結成されるところでした。
 あやうく岩貞さんが踏ん張って9敗にとどまっていますが,この数字をみていると本当に今年の阪神は酷いと改めて思いました。

 今日は鳥谷さんに福留さんの1発攻勢という非常に珍しい日でした。
 5点も入る試合などなかなかあるものではなく,それがこういう完封の日に出てしまうのは巡り合わせが悪いのかなどとも思ったりもしましたが,勝てたのはいいことだと思っています。

 今年の阪神の収穫を振り返れば,とりあえず岩貞さんが覚醒したこと,高山さんがマートンさんの穴を埋めたこと,北條さんが成長して鳥谷さんの代わりのショートに入れたこと,そして原口さんという将来の阪神の主砲になりうる人材が登場したことでしょうか。
 こうしてみると,今年は割と収穫の多かった年だと思いますし,若手を多く使って上記のようにものになる選手がそれなりに出てきたというのは来年以降に繋げられる超変革の効果はそこそこ出たのだろうと思っています。
 ただ,いかんせんそれ以外が酷すぎて,この10年くらいで一番弱かったのではないかと思われるくらいです。
 原因は,首脳陣の采配ミスや不調の鳥谷さんの起用に一時期は固執していたこと,守備が全体的にお粗末だったこと,藤浪さんが予想以上に制球が悪くてゲームを作れなかったことなどありますが,総括を述べるにはまだあと半月以上の試合がありますので,それらをみてから改めてしたいと思います。
 もはやCS出場も期待はしていませんが,それでももう少しファンを楽しませる野球をしてもらえたらと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:40
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中学校の女子更衣室に盗撮用のスマホを設置するために侵入したとして建造物侵入罪で男性教諭が逮捕されたというものがあったので取り上げてみました。

 このスマホは,中学校の屋外プールの女子更衣室にあったということでした。
 女子生徒が,更衣室におかれていた穴の空いた段ボールの中にあったスマホを発見し,女性教諭に報告しました。
 女性教諭は,容疑者を含む同僚に相談したところ,この男性教諭は「俺に任せろ」「学校を守りたい」などといいながら,同僚の制止を振り切ってスマホを破壊したということでした。
 その後男性教諭は建造物侵入罪で逮捕され,調べに対して「盗撮するために女子更衣室に入った」と容疑を認めているそうです。

 このニュース,非常に突っ込みどころが多く,出来の悪いコントのように見えるものですが,当の本人にしてみればパニックになって,その時に思いついたもっともらしい言葉を使って一生懸命だったのでしょう。
 ただ,それが第三者の目から見れば滑稽きわまりなく,これだけ盛大な自白はなかなかないという台詞に仕上がってしまいました。
 この態様は,まるでもうすぐ終わってしまうこち亀の両さんのようですが,こち亀は最後部長に怒られて終わるものの,こちらは逮捕までいってしまいました。

 本人は「学校を守りたい」といっていましたが,その真意はいうまでもなく「自分を守りたい」だったと思います。
 ただ,それは皮肉にも,真犯人が発覚したことで自分は守れず,真犯人が逮捕されたことによって学校が守られるという結果になってしまいました。

 盗撮方法は穴あき段ボールにカメラという極めて古典的な手口で稚拙ではありますが,余罪も疑われるので,この点について徹底的に捜査がされるべきであろうと思いました。


 今日はついに広島さんがセリーグを制覇しました。
 25年ぶりのセリーグ制覇ということで,個人的にも非常に感慨深い思いをしました。
 黒田さんに引き続いて新井兄さんが胴上げされた時,私もちょっとうるっと来てしまいましたが,阪神にいた時には非常に苦労していただけに,水の合う環境で存分に活躍してセリーグ制覇に貢献できたというのは非常にうれしく思います。
 新井兄さんは,本当に阪神にいた時はなかなかチャンスで打てない時が多かったと思いますが,広島さんに戻ってからは非常に勝負強くなり,これが4番だという働きを存分に見せてくれました。
 これを阪神でもと何度も思ったものですが,それでも環境の問題もあるでしょうし,何しろ好きな選手ですからどこの環境でも活躍してくれたことは本当にうれしく思いました。

 今日は,近所のスポーツバーで広島さんの優勝の瞬間に立ち会い,店内の広島ファン達と喜びを分かち合いました。
 阪神ファンのくせにと思われてしまうでしょうが,それでも読売を東京ドームで倒して優勝を決めたこと,万年5位の広島さんがついに天下を取ったという感慨深い結果であること,新井兄さんが立役者だったことなどに鑑みて,できれば大目にみてほしいと思います。
 ただ,私は金本Tシャツを中に着ており,その点はむしろ店内の広島ファン達には背信だったのかもしれず,こちらにも申し訳ありません。

 本当はマツダスタジアムで優勝させてあげたかったですし,地元ももっと盛り上がっただろうにと思うと非常に申し訳なく思います。
 ですが,前の試合は平日でしたが,今日は土曜日ということで,夜遅くまでこの喜びを堪能できますから,そこは善し悪しと考えてもらうべきでしょうか。

 今年の広島さんは9月中旬に達する前に優勝が決まってしまったということで,本当にセリーグの中ではぶっちぎっていました。
 むしろほかのセリーグチームがふがいなかったというべきでしょうし,特に阪神がよかったのは4月だけでしたから,目も当てられませんでした。

 あとはCSをどう乗り切るかでしょうが,何せ短期決戦ですから,これまでとは違って常に最大戦力をぶつける試合展開となるでしょう。
 そこまでをどう調整していくかというところでしょうが,とりあえず主力が怪我をしない程度に調整させて,あとは様々な選手を試合に出して経験を積ませて戦力の底上げを図るということになっていくのでしょうか。
 そうなれば,CS進出を争う他球団としてはつけ込む隙かもしれませんが,それでも今年の阪神は勝てない気がしてならないのです。

 今年のセリーグは広島さんがもっとも強いですから,このまま日本シリーズに進出するのも広島さんがいいのではと思ったりもしています。


 そんな広島さん優勝の裏番組でやっていた阪神戦ですが,私は今日は広島さんの試合を見ていたので結果しか見ていません。
 ただ,今日も相変わらず大敗しており,本当に今年はもう駄目だなと改めて思いました。
 阪神がよかったのは4月だけでしたが,それにしても例年弱くなる9月はもっと締めてここだけでも例年と違うというところを見せてもらいたかったのですが。
 まあ,今年はこんなものでしょうし,あとは怪我をしないでくれればもういいやと思ったりしています。
 オフではかなり粛正されそうなニュースが出ていますが,それも仕方ないだろうなと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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 こんばんは。

 2ヶ月前くらいに大きく話題をさらっていたポケモンGOですが,最近は街角でやっている人もあまり見なくなりました。
 柏駅前はポケストップも非常に多く,流行っていた頃は道の脇にたくさんの人が並んでやっていたのを思い出しますが,最近は数人みる程度であの頃から比べてずいぶんやっている人は少なくなりました。

 ポケモンGOを止めてしまった理由のアンケートをみていると,1位はバッテリー持ちの関係だそうです。
 私も全く同感で,ポケモンGOをやっているとバッテリーがとんでもない速度で消費していくので,遠出する時にはまず起動させません。
 しかし,このゲームのコンセプトは,出かける時に距離を稼いだり,出先で地元では遭遇しないようなモンスターに出くわして獲得することですから,遠出する時にポケモンGOができないのではこのゲームをやる意味が半減してしまいます。

 かくいう私ですが,先日ピカチュウをゲットするのが目標といったところ,その翌日くらいに近所にピカチュウがいてあっさりゲットできまして,晴れていったんこのゲームを引退しました。
 このゲーム,バッテリーの減りは早いのに,発展性がないという致命傷があるため,やはりそれなりにおもしろかったものの,過ぎ去るのが早くなるのも仕方ないと思わざるを得ませんでした。

 私だけでなく世間もややポケモンGOの情熱が冷めてきたこの時期,流行始めに話題に出ていたポケモンGOプラスというデバイスが9月16日に発売されるというニュースが出ました。

 このニュース,新型iPhoneの発表の日に敢えて当ててきたかという気もしましたが,話題になるものに並ぶことで一応注目されるということもありますし,そんなに間違った戦略ではないように思いました。

 ポケモンGOプラスの機能ですが,スマートフォンと接続することによってバックグラウンドでも接続できることとなり,スマートフォンがスリープ状態でもゲームをすることができるそうです。
 近くにポケモンが出てくると,本体が振動し,ランプが青く点滅するということです。
 そして,デバイスのボタンを押すとモンスターボールを投げてくれるそうで,捕獲に成功したかどうかはランプの色や点滅,振動パターンで判別できるそうです。
 また,ポケストップの近くに来た際にはデバイスが振動し,ボタンを押すことで道具を入手できるそうです。
 ただし,「おこう」で呼び寄せられたモンスターには反応しないそうです。
 また,このデバイスを付けて移動したとしても,その距離はゲームには反映されないということです。

 このニュースを見ていて,まず思ったのは「遅い」の一言でした。
 これが2ヶ月前に販売されていれば,空前の大ヒット商品になったと思いますが,ブームが過ぎつつある現時点で今更どのくらい売れるのだろうかと思わずにはいられません。
 なぜこのデバイスをもっと早く売り出せなかったのか,販売戦略をもっときちんと練っていればものすごく売れたのにと大変残念に思いました。

 このデバイスのもっともよいところはスマートフォン自体のバッテリー消費を大きく抑えられるところだと思います。
 また,スマートフォンを起動させずにモンスター狩りができるので,歩きスマホをせずに済みますから,安全にゲームを楽しめると思います。

 ですが,ボタンを押すだけで内容は後で確認するというものであれば,一気にゲーム性は失われ,このゲームの醍醐味を楽しめるのか,いささか疑問です。
 また,ボタンを押すことでボールを勝手に投げてくれるそうですが,モンスターによってはボールを変えたりズリの実を使ったりしてレアモンスターを逃さないようにしようと思いますが,そういった技巧を凝らしてモンスターを捉えようとすることはできません。
 さらに,もっとも大きな問題だと思うのは,このデバイスでは卵育成ができないため,卵を孵すために遠出するという時には結局スマートフォン側でゲームをずっと起動し続けないといけませんから,この場合はバッテリー消費を抑えることはできません。
 加えて,このデバイス,いい年した人が付けるには抵抗感のあるデザインだと思います。

 そういった欠点が色々と見あたるのですが,これがポケモンGO流行全盛期であれば欠点に目を瞑っても買おうとする人が多かったと思います。
 ですが,流行が過ぎつつある今,これらの欠点に目を瞑ってこのデバイスをどれだけの人が買うのだろうかと思ってしまいます。
 新型アップルウォッチはポケモンGOができるそうですが,アップルウォッチを買える余裕のある人はこちらを買うのだろうと思います。
 目の付け所のよい商品だと思うだけに,売り時を間違えたのではと思ってやみませんでした。


 今日の阪神は,すんでのところで読売に逆転ホームランを打たれて負けてしまいました。
 もはや多くを論評するに値しない3連敗で,とりあえず選手達が元気に球を投げて打ってくれたらもういいやとそのくらいにしか思わなくなってきました。

 藤川さんも打たれようとして打たれたのではないことは分かっていますし,もっと打線が打てていればという気もするので,もはや一つの原因のみを集中的に責めるつもりもありません。
 また,最近藤川さんはそれなりによい投球をしている試合もありましたから,首脳陣の起用ミスであるという意思もありません。

 ただ,敗戦という事実だけが存在しており,これによって色々なところに影響を与えていると思います。

 例えば,踏ん張った青柳さんが敗戦投手になってしまったこと,鈴木さんの首位打者の望みがほぼ潰えてしまったこと,阪神の最下位転落が現実味を帯びてきたことなどが挙げられます。
 しかし,それらのことよりも広島さんの本拠地優勝を妨げてしまったことが非常に申し訳なく思うところです。
 広島さんは,今日地元で優勝を祝えるかもしれないと,多くの人達が様々な準備を進めてきたと思いますし,強く期待もしていたと思いますが,まさかそれがこんなところで妨げられ,敵地で胴上げの可能性が高まってしまったということが非常に申し訳ないと思ってやみません。
 この3連戦で昨日までとんとん拍子でマジックを減らしてきたところで,阪神の試合の7回までは今日に帳尻を合わせて優勝できるかと大きく期待していたと思うのですが,この敗戦は阪神にとっては毎度の負け試合であるものの,広島さんにとってはショックすぎる敗戦だったのではとお察しします。

 そういう空気を読めないところも今年の阪神にありがちな気もしますが,一年を通して思い出すと本当に今年の阪神は通年ずっと弱かったなとしみじみ思います。
 こんなに弱い阪神は暗黒時代のようにも思いますし,懐かしくも思うのですが,さすがにこのまま弱いままだとちょっと抵抗感を感じます。
 もはや今年の阪神に期待などしておらず,これからは純粋に野球をいうスポーツを楽しもうと思うのですが,来年はもっときちんと勝てる野球をしてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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2016.09.06 Tuesday
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ある逮捕監禁事件の裁判に関するものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,今年5月,7歳の女の子に「ボールをとって」と声をかけて,アパートの空き屋に誘い入れて監禁したというものです。
 男は,監禁する際,女の子の両手首を結束バンドで縛りましたが,女の子は空き室に入って数分後に大声を上げて抵抗するなどして逃げだしたということでした。
 女の子に怪我はなかったそうです。

 男は,起訴内容を認めております。
 検察の冒頭陳述では,男は職場での人間関係に悩み,女の子に対する性欲を抑えきれなくなって,事前にアパートが空き屋であることを確認し,わいせつ行為を録画する準備をした上で,1人で下校していた女の子に声をかけて犯行に及んだとのことでした。
 男は,同じ裁判手続において,今年2月にも女の子をアパートに連れ込みわいせつな行為をした罪についても審理されるということです。

 この事件において,男の弁護人は,「アパートにいたのは数分で,逮捕監禁罪に問えるのか争いたい」と述べているそうです。

 まずは,5月の事件の女の子が,わいせつ行為をされることなく,怪我も負わずに逃げられてよかったと思いますが,それでも大変辛い記憶が残ってしまったことは大変残念です。
 また,2月の事件の方がわいせつ行為も成功してしまっているようで,こちらについては非常に残念であるとしかいいようがありません。
 被害者の方々の肉体的精神的苦痛が一刻も早く晴れることを願ってやみません。

 本件では逮捕監禁罪の成立が問題となっております。
 逮捕監禁罪においては,人の場所的移動の自由を奪う行為を行うことが問題となりますが,この犯罪に問うためには単に場所的移動の自由を奪う行為を行うだけでなく,その行為に継続性があることが要件とされております。
 すなわち,人の場所的移動の自由を奪う行為がある程度継続するからこそ逮捕監禁罪に当たるという考え方をしているのです。

 弁護人は,女の子がアパートの部屋に連れ込まれてから逃げ出すまで数分だったことから,この短時間では継続性がないのではないかということを争っているのだろうと思います。
 なぜこれを争う価値があるかというと,逮捕監禁については未遂罪がないため,もしも逮捕監禁罪が成立しないのであれば連れ込んだ行為に関して暴行ないし脅迫罪等が成立するのみであって,法定刑は著しく軽くなる可能性があるからだと思います。

 この点,継続性については,時間の長短は問わないというのが一般的な考え方です。
 この考え方を前提とすれば,女の子がアパートの一室にいたのが数分ということですから,たとえ短かったとしても継続性はあると考えるのが相当なように思われます。

 また,継続性がなくて逮捕監禁罪に当たらなかった例としてよく挙げられているのは,瞬間的に羽交い締めにして行動の自由を奪うという行為ですが,これはまさに瞬間的といっている以上,その程度の時間であれば成立しないのだろうと思いますし,数分あれば成立するようにも思われます。

 ただ,具体的にどの程度というのは私も何とも言い難く,これが逮捕監禁罪に当たるのかどうかは関心があります。

 逮捕監禁罪の成立の問題は別としても,この男は立て続けに同種事犯を犯しており,今後どこかできちんと悔い改める機会がなければ同じことを繰り返しそうにも見えます。
 逮捕監禁罪の成立の問題はこの事件の一つの争点であると思いますが,それよりもこの男が今後どのように自身を更生させようと考えているのか,それこそが最も重要な事件であるように思いました。


 阪神は,負けてはいけない読売をホーム甲子園で迎え撃った試合で,また負けてしまいました。

 今日の負けについては,投手である菅野さんにタイムリーを打たれたこと,上本さんにタイムリーエラーが出たことがほとんどの敗因だと思います。
 もちろん,打つべき時に打てない打線というのが大きな負けの要因であったことは間違いないのですが,それよりも「投手に打たれるな」という野球の鉄則に反したり,守備を軽視した布陣をしいていたり,そういったところが直接的に負けという結果につながったのだろうと思います。

 読売の菅野さんは日本を代表する好投手であり,そんな菅野さんに対して極めて基本的なミスを繰り返していて勝てるわけがありません。
 今日は負けるべくして負けたと思いますし,こんな試合をしていてはどうしようもないというほかありません。
 今シーズンの阪神は,つまらない敗戦を繰り返してきて,CS進出がかかった勝負の時期で尻に火が付いてもう負けられないという状況になっていながら,まだこういったミスを重ねるのですから,今年の阪神はもはやどうやっても挽回できるだけの地力がないのだろうなと今日実感しました。

 CSに進出しないとなれば,今年の阪神の野球をみられるのは後一月足らずということになります。
 今年は時々いい勝ち方をした試合もありましたが,基本的には気持ちよく勝てた試合はほとんどなく,むしろどうしようもない負け方をした試合が大半だったような印象です。
 このところは首脳陣もずいぶん学習してきたように思われ,一時期よりは采配はよくなってきたと思いますが,それでも負けが込んでいるというのはやはり単純に地力が不足していたのでしょう。
 今年の阪神の成績をみれば,例年にも大きく劣るものであり,おそらく今年のオフは例年にないくらい厳しい処断がなされるのではないかと予想しますが,それも致し方ないことと覚悟して待つことにしようと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:17
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,勤務中にアダルトサイトをみていた県職員が減給処分になったというものを見たので取り上げてみました。

 この職員は佐賀県の60代の男性で,再任用だったそうです。
 県によると,職員は4月4日から5月17日まででアダルトサイトを計48回閲覧したということでした。
 コンピュータウイルスに感染する恐れがあるサイトへの接続を県のシステムが検知して通知記録から発覚したということでした。
 この閲覧では情報流出はなかったそうです。

 この職員は,過去3年のうちに2度アダルトサイト閲覧で注意されたことがあったそうですが,その際には「間違えて接続した」「業務上必要だった」などと説明していたということでした。

 この記事を見ていて,最近の企業や役所ではアダルトサイトに接続しないように設定されているものですが,この役所はそうではなかったのかと思いました。
 制限している会社では,ネットワーク管理者が存在して覚知するところですが,その意味ではこの役所のセキュリティ対策は甘いと思います。
 もちろん業務中にアダルトサイト等のウイルスに感染する恐れのあるサイトを閲覧するなど言語道断ですし,そうされないという職員の善意に期待する気持ちも分からなくもないですが,一方で善意だけに頼るというのは明らかに組織体制として問題だと思います。

 この男性職員は,過去に二度摘発されているようですが,それでも結局反省していなかったということでしょう。
 その反省がなかったことは,過去二度の摘発の際の弁解からも見て取れますが,ちなみに過去の弁解は相矛盾する関係にありますし,そういったところからも職務に対して真摯な態度が足りなかったと思います。
 今回の事件をみてしまうと,きっと過去の2回が発覚した時はばつが悪くて場当たり的な弁解をしたものの,ばれたのが運が悪かった程度にしか思っていなかったのだろうと思ってしまいました。
 また,過去の発覚の際,このことが組織側にとって調べれば分かるということを学習しなかったという意味でも,この人には問題があったと思います。

 アダルトサイトに接続することは,職務に取り組む態度が真摯ではないことばかりではなく,役所が抱える機密情報の流出の恐れを招くという意味でも非常に危険な行為であり,こういった自覚なくこれまで繰り返してきたこと自体が責められるべきことだと思います。

 懲戒処分は減給10分の1が6ヶ月ということですが,普通の人が見れば甘い処分とみるかもしれません。
 ですが,公務員の世界では非常に重い部類の処分だと思いますし,これだけをみても県が相当この事件を重くみていることはよく分かります。
 ただ,今回の処分をもってしても止めない可能性がありますし,少なくとも誰かの目の届く環境で仕事をさせるか,ネット環境がない状態での仕事をしてもらう必要があるのではないかと思いました。


 もう勝つしかない阪神ですが,最近鳥谷さんがサードでスタメン出場するようになりました。
 以前から,鳥谷さんは,守備負担を考えればショートは難しいかもしれないものの,サードであれば十分できるのではないかと思っていました。
 そして,実際に鳥谷さんのサードの守備をみていると,捕球から投げるまでのスピードが早く,動きのキレもよいので,一応やれそうな感じがしました。

 もちろん,もう少しみてみないと,慣れていないポジションでの細かなミスなどがまだ分かりませんし,守備範囲についてもよく分かりません。
 ですから,鳥谷さんについてサード合格というには相当早いといわざるを得ず,もう少し様子を見る必要があるでしょう。

 また,これまでの鳥谷さんをみていると,相当疲れた感じで,それが打撃にも大きく反映しているようにも見えました。
 休養をとった後とそれから出続けた後では打撃成績が大きく異なることを考えれば,今の鳥谷さんをサードでもスタメン起用し続けるのはやはり危険であろうと思います。

 打撃についていえば,対左投手については打撃成績があまりよくないことも挙げられます。
 そのことも考慮すれば,やはり鳥谷さんをサードスタメンで固定するというのは現状では難しく,しばらく数人でテストしていくのがよいだろうとは思います。

 ですが,サードのライバルといえば,新井良太さんや陽川さんでしょうが,現状では出塁率の高さや打撃の能力を比較すれば鳥谷さんの方が戦力として上だろうと思います。
 特に,新井良太さんについては,一発はあるものの,やはり打率が低迷し出塁率も鳥谷さんに劣るとなれば,鳥谷さんのサード守備がそれなりに問題なければライバル達よりも鳥谷さんが優先的にサードに起用されるべきだろうと思います。

 とりあえず,休み休みが前提になるとは思いますが,もう少しサード鳥谷さんをみてみたいと思います。
 そして,明日からは甲子園で読売戦ですが,今年は甲子園でまだ読売に1勝もできていないという大変問題のある成績なので,この勝負の時期にそろそろいいところを見せてもらいたいものです。


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2016.09.04 Sunday
 こんばんは。

 昨日突然こち亀が終了するという一報が流れました。
 それから検証するに,公式ホームページでも認めており,これが正しい情報とわかりまして,それから改めてこち亀に思いを巡らせてみました。

 こち亀が200巻で終了するという噂は,実は以前から出ていました。
 それは,190巻を超えたところから,1巻辺りに収録される話数が数話増え,それに伴って100円程度値段が上がったところからです。
 本来であれば,単行本の話数は大体決まっているものであるはずなのに,それが突如数話多くなり,見るからにそれまでに発行された単行本よりも厚さがあったことから,ある特定の巻数までのところまで話数を調整しているのではないかという予想がされていました。
 このことは,秋本先生の年齢や200巻というきりのよい数字であることも相まって,割と以前から触れられていた話でしたが,しかしあくまで単なる憶測の域を出るものではなく,結局それ以上の話題は出ませんでした。
 しかし,こうして200巻ちょうどで最終刊を迎え,しかもジャンプ発売日当日に最終刊が発行されるというようにそろえてきたところからみると,おそらくずいぶん前からこのことは決まっていたのだろうと思いました。

 このようなことをいって申し訳ないですが,私はこち亀を目的にジャンプを買ったことはありません。
 ですが,私がジャンプを読み始めてから今まで,こち亀は当然のように存在しており,ある意味あって当たり前の存在で,ジャンプを買った時には必ず目を通す作品でした。

 思えば,初めてジャンプを読んだのは,アニメキン肉マンの連載が雑誌でなされていると聞きつけた時だったと思います。
 その時のジャンプは,キン肉マンだけでなく,北斗の拳,聖戦士星矢,ドラゴンボール,シティハンターなどが連載しておりました。
 それらを目当てに小学校の頃にジャンプを読んだ記憶がありましたが,こち亀と出会ったのは確かその当時についでに読んだというくらいのものでした。
 ただ,当時既に長期連載で,街の本屋に行った時にこち亀の単行本がすごい量並んでいたのはよく覚えています。

 それから,ジャンプの連載陣は様相が変わり,上記の名作が次々と終わる中でダイの大冒険や幽遊白書,るろうに剣心などの新しい作品が次々と誕生していきましたが,そんな中でもこち亀だけは続いていました。
 そして,ワンピースやナルト,ブリーチ,テニスの王子様などのヒット作が始まり,それらの多くも終わる中でも当然あり続けていたのですが,ここでついに終わってしまいます。

 最近のジャンプは,ずいぶん前にナルトが終わり,ニセコイが終わり,ブリーチが終わり,トリコと銀魂は終盤に入ってきまして,次々と人気作品が姿を消していっていますが,その中にまさかこち亀が入ってくるとは予想していませんでした。
 あって当然と思っていたものを失うことは何ともいえない喪失感を感じるもので,言葉に言い表しづらいものがあります。

 こち亀を振り返れば,初めは両さんは荒唐無稽なだけのキャラでしたが,そのうち手先の器用さから料理やIT関連,消費者問題にもつながりうるような悪徳商法などに次々と手を出すキャラになっていきました。
 多少のキャラ変更は連載が長期にわたれば当然あり得る話ですし,別にいいのですが,両さんの子供の頃のエピソード話が昭和30年代のように思われ,一体いくつの設定なのだろうと思ったりすることもありました。

 また,新キャラが次々と生み出されてはそれ以上使われないということもよく見られました。
 中盤まではよく顔を出していた寺井さんなどは最近は全くみませんでしたし,特殊刑事もとりあえず作ってみたがそれ以上はという感じもしました。
 近年のボーカロイド人気に乗じたキャラも出てきましたがそのキャラもあまり登場しませんでした。
 オリンピックの年に起きて仕事をするという日暮さんも今年のオリンピックでは登場せず,ネタに困ることがあれば1話分くらい使えばなと余計なことを考えることもありました。

 話自身は,商売をやろうとして失敗したり,大原部長に無理を強いたり署の体面を汚したりして大原部長が怒鳴り込んだり,人情ものでまとめようとしたりと,バリエーションに富んでいました。
 最近の話で私の中で一番おもしろかったのは,下着泥棒を逮捕した時の下着の並べ方のうんちくを語った回でしょうか。
 ああいったネタをどういうルートで仕入れてくるのかは分かりませんが,それでも休載したことがなかったというのは立派というほかありません。
 ギャグマンガでは,途中の失速はつきもので,うすた京介先生のピューと吹くジャガーも終盤はずいぶん苦しんだのだろうと思われる回が見受けられました。
 こち亀は,ジャガーのようにセンスで大爆笑を誘うという系統ではなく,一定程度のラインの笑いを常時提供するというスタンスでした。
 困った時にはこういう展開という水戸黄門のような公式はいくつかあったものの,それでも時代に応じてネタを展開し続けてきたのは全く見事だと思います。
 しかも,それを休載なしで成し遂げたのですから,冨樫先生は体調の問題はあってももう少し頑張ってもらえないだろうかと切に思ったりするものです。

 デビューから一つの作品でここまで成し遂げた作家というのは希有な存在だと思いますし,歴史に名を残す作品であったことは間違いないと思います。
 今後はどのような展開を見せてくれるのかは分かりませんが,年に数回くらい気が向いた時にはジャンプでまたこち亀を見せてもらえないだろうかと思います。


 最近負けっ放しの阪神ですが,今日はようやく勝って連敗を7で止められました。

 今日は終盤に逆転して勝ちましたが,7回までは1−0で負けており,このまま負けたら情けないなと思っていました。
 それが,何とか原口さんのタイムリーで逆転して何とか勝ちを拾えまして,非常に久方ぶりに勝ちという感覚を思い出しました。
 原口さんは決定力のある打者だと思いますし,阪神には必要な選手です。

 岩貞さんもよくも点が入らない展開で粘り続けてくれたものです。
 確かに投手の仕事としてはどんな展開でも点をとられないことではありますが,それでもヒットは打てても点が入らないというこの決定力のない打線をみていて,よく心が折れなかったと思います。

 一方,8回の帰塁の際に足を痛めた上本さんについては心配です。
 これが足がつった程度のことであればいいのですが,肉離れとなれば今季の復活はかなり厳しいでしょうし,これから勝ち続けなければならない阪神にとっては大きな痛手だと思います。

 阪神は,今日の勝利で横浜さんとの差が4まで縮まりました。
 正直言って,縮まったというよりもずいぶん開いたなという思いの方が強いです。
 一時は0.5まで接近したのに,ここ一番での勝負弱さはどうにかならないのでしょうか。
 気づいたら中日さんとは1ゲーム差で,今日中日さんが勝っていた以上阪神が負けていたらと思うと,本当に嫌な気分になります。
 今日は終盤で何とか勝ちを拾いましたが,これだけ負けが続いていれば今日勝ったのはある意味当然勝たねばなりませんでしたし,むしろ今日負ける寸前だったことが許し難いです。
 このところ情けない試合が続いていますが,これからは今日のように勝っていけると強く期待したいです。

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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:00
 こんばんは。

 千葉県印西市で8月27日に花火大会が予定されていましたが,当日急遽中止になってしまいました。

 この件について,印西市は,当日の午後7時半である開始時刻から40分程度経過した午後8時10分頃に中止をアナウンスした後,ホームページ上では中止の理由を説明しませんでした。
 この時点では,市の担当者は,取材に対して中止理由は調査中と不可解な回答をしており,物議を醸しておりました。
 この不可解な理由について,市の担当者は,ぎりぎりまで中止回避を図っていたいた上,作業の遅れた理由がはっきりしなかったためと話をしているそうです。
 その後,31日になってから,市は,中止の理由を業者の作業の遅れや天候悪化のためなどと公表しました。

 この件については,作業が遅れたと指摘された業者が反論しました。
 業者の主張によれば,経緯は以下の通りとなります。

 打ち上げ場所は利根川河川敷ということでしたが,連日の悪天候で足場が悪く,搬入車両が入れなかったということでした。
 そこで,前日である26日から作業を開始したものの,スタッフは車両から50〜100メートル程度歩いて25キロ程度の花火を運んでいったそうです。
 しかし,前日午後10時まで作業をしても3割程度しか設置できなかったそうです。

 当日は朝5時からスタッフを増員して作業を開始したものの,完了の遅れが確実な情勢となった午後6時15分頃,業者は市に対して,定刻に打ち上げるのは不可能だと報告したそうです。
 ですが,市の方は定刻を譲らなかったということでした。

 その後も業者は作業を進め,午後7時50分頃に設置が整い,配線等の最終点検に入ったとのことですが,午後8時10分,市から突然中止を告げられたとのことでした。
 この中止に当たって,業者は市から相談を受けたことはないとのことでした。

 市は作業遅延の理由について「点火装置に異常が発生したと業者が述べている」と説明したことについては,業者は「異常はなかった」と反論しているそうです。
 業者は,設置場所の除草や平らにならす作業もしたそうですが,主催者が設置場所を整えるのが通常の花火大会であり,市は大会を成功させるための配慮に欠けていたと述べているそうです。

 花火大会には約4000万円の経費を計上しているそうですが,打ち上げ費はかからなかったものの,市は業者への損害賠償も検討しているそうです。

 上記の経緯は,一方当事者である業者の主張であり,真実は何なのかはよく分かりません。
 ですが,もしも業者の主張が正しいのであれば,この問題には市と業者の状況確認不足,コミュニケーション不足が根底にあると思います。

 この問題の根本的な点は開催直前の天候の問題から生じた開催予定地のぬかるみだったと思いますが,この件について業者と市の間ではどのような話がなされていたのでしょうか。
 26日時点で花火の設置作業等が困難になっていたとのことですが,悪天候の時点で会場予定地のぬかるみは予想されていたと思います。
 そうすると,悪天候に見舞われていてこの予想が立った時点で,業者ないし市が現地を確認して協議の機会を設けていれば,26日の作業の問題への対策はある程度なされていたのだろうと思います。

 ぬかるみのために作業が大きく遅延すると判明したのは26日かもしれませんが,その際に業者は直ちに市に報告して,その作業の見通しや場合によっては人件費が増額される可能性等について協議を行ったのでしょうか。
 この当日は,午後10時まで作業をしても3割程度しか行えなかったそうですが,昼から夕方にかけては2割前後だったと思われます。
 この日の昼から夕方くらいの時点で業者と市の方で,その当時の作業の進捗状況に合わせて人員増や花火大会の開催規模の縮小等について話をしなかったのでしょうか。

 当日は朝5時から作業を開始したのもの,午後6時15分頃に業者から市に対して,定刻の実施は不可能と報告したそうですが,それまでに報告はされなかったのでしょうか。
 また,この時点で市が定刻にこだわるのであれば,例えば規模を縮小して定刻実施にする等考えなかったのでしょうか。

 結局定刻になっても開始されなかったわけですが,この時点で市は作業の進捗状況についてどの程度把握していたのでしょうか。
 また,業者の方は,市から定刻開始を厳命されていた以上,こまめに進捗状況を報告するべきでしょうが,どの程度報告していたのでしょうか。

 市が午後8時10分頃に中止の判断を下して市民に報告していますが,その判断の理由は何だったのでしょうか。
 中止の判断の前に業者に報告をしていなかったと主張されていますが,これが真実だとすればなぜ報告しなかったのでしょうか。

 これらをみていても,当事者双方の確認,報告がきちんとなされていたのか,それらがなされていたのにどちらか片方が不誠実な対応をとったのか,それらがよく分からず,結局どちらに原因があるのかは分かりません。
 もしかしたら,市と業者の間の契約で,その報告の程度や会場の選定,事前調査についても決めていたかもしれませんし,その辺りは契約書を確認しないと上記の点のコミュニケーション不足についてどちらに責任があるのかもよく分かりません。
 業者は,設置場所の除草等は市の責任と述べていますが,これについても契約書でどう定められていたのかは大きな問題でしょう。

 結局真実がどうなのか,責任の所在がどちらにあるのかは分かりませんが,とられるべきコミュニケーションが不足し,結局花火を楽しみにしていた市民が迷惑を被ったことは事実だと思います。
 この花火大会は,市制施行20周年を記念して15年ぶりに復活する予定だったものということで,約6万人の動員を見込んでいたそうです。
 例年行っている企画ではないということで,市の方もノウハウが分かっていなかった可能性もあります。
 その一方で,もしかしたら業者の側は,普通は市の方でこのくらいまでやってくれるものだから当然業者側はこの程度まで確認したりすればよいだろうと思っていたところもあるかもしれません。
 いずれにせよ,何らかのかみ合わせの問題で,動員が見込まれていた6万人は肩すかしを食ってしまったのですから,責任問題は別としてもう少し説明をしてもらいたいものです。


 阪神は,CS進出の勝負の横浜さんとの直接対決で連敗し,これで7連敗となりました。
 原因は色々とありますが,もはやそれらを列挙する気にもなれず,ただただ惨めだと思いました。
 毎年9月には弱いのは恒例行事ですが,今年もその時期が来たのだなと改めて思いました。
 もちろん,今のままCSに出られたところでボコボコにされるだけでしょうし,より惨めな思いをするだけかもしれませんが,それでもできるだけ長く野球をみたいという気持ちもあります。

 何を言ったところで勝てないものは仕方ないですが,これは現状のメンバーではもはや勝てないということなのかもしれないと思いつつあります。
 もちろん能力はありますが,一方で打つべき時に打てず,点をとられてはいけない時に失点するということを繰り返しているのは,もはやチームカラーが原因なのか,それとも人に起因するのか,何とも分かりません。
 金本監督はこのオフはお金を使ってでも大型補強をやると言及していますが,今の状況ではそれも仕方がないかとも頭をよぎっています。
 もちろん,若手を育成してもらうのが長期的に強いチームを作るには不可欠ですし,その考えを忘れて補強にばかり走っては場当たり的なチーム作りしかできません。
 ですが,一方で,勝てないと自信を失っていきますし,実力を付けていくには結果は必要だとも思えますから,そのためには勝てるメンバーをある程度は外の血からも補充しないとどうにもならないのではないかとも思っています。

 とりあえず,明日くらいは勝ってもらいたいものです。

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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,別居中の夫の家の放火したとして女が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 女は,別居中の夫の自宅の2階窓から侵入し,部屋にあったチラシにライターで火を付けたそうです。
 住宅は半焼したものの,夫は数日前から近くの病院に入院して不在であったため,けが人はいなかったそうです。
 女は,調べに対し,夫が生活費をくれない状態が続き,入院してしまったので,何もかもなくなってしまえばいいと思ったと供述しているそうです。
 女は,現場から50メートルほど離れたアパートで暮らしていて,夫から定期的に生活費を手渡されていたそうです。

 女の動機はやけになったことでしょうから,ある意味合理的な判断を求めてもあまり意味のないことなのかもしれません。
 しかし,自宅を半焼させてしまったことによって,夫の財産を消失させてしまったため,夫から金を受け取ることはより困難になってしまった,ひいては自分の首を絞めることとなったといえると思います。
 その意味では,犯行自体愚かであることはいうまでもないですが,自身の収入についても愚かな行為をしてしまったと思いました。

 生活費を受領できないのであれば,別居の理由によっては,夫に対して婚姻費用を請求できたと思います。
 婚姻費用は,別居に正当な理由がない場合は支払を受けられませんが,そうでないならば法的な請求を行えば十分支払を受けられた可能性はあるので,その意味でも愚かであったろうと思いました。

 女は,自身が入院したことで何もかもなくなればよいと思ったと供述しているそうですが,入院した割には2階から侵入したということで,どうも思ったよりも体はよく動くようです。
 心は病んでいたのかもしれませんが,それでもこれだけ体が動くならば色々とやりようはあったのにと思わずにはいられませんでした。


 阪神は,昨日も打てずに負けてしまい,最近本当に負け方が酷いです。
 打てない,守れないという光景をよく見ますが,こればかりは誰が原因だとかいうのではなく,チーム全体がよくないと思っています。

 打つ方について,特に江越さんに関して取り上げてみたいと思います。

 江越さんは,長打力が高く,当たればよく飛ぶというように思っております。
 その意味では,小さくまとまらず,阪神の主砲に値するホームランバッターに成長してもらいたいと願ってやみません。

 ですが,一昨日の試合では,同じコースに同じ球を3球連続で投げ込まれ,まったく手を出さずに見逃し三振で終わってしまいました。
 この打席が,今の江越さんの能力を象徴していると思います。

 江越さんの問題は,色々なところで指摘されておりますが,おおよそ以下の通りだと思います。
 まず,始動が遅いため,対応が遅くなり,結果振り遅れてしまいます。
 次に,振っている途中でバットを止める技術がないため,ボールになる球を振ってしまって空振りをすることが多いです。
 第三に,打ちづらいコースの球をカットする技術がないため,結果コースギリギリの球を見逃して三振になることが多く,打席で粘れません。
 これらの技術は,プロ野球で一軍で活躍する選手は全般的に皆がやっていることですし,これらができないと一軍で安定的に活躍は見込めず,投手からはこれらの点に絞って徹底的にやっつけられてしまうと思います。
 そして,その結果が現在のものであろうと思うのです。

 一方,得意なコースに球がやってくれば,それを仕留めてホームランにできるだけの力があるので,それだけに弱点が明らかであるのは非常に惜しいと思います。
 これらの問題点を投手側が徹底的に攻めてくれば,特に制球力と決め球になる変化球を持っている投手が相手では,江越さんはなかなか困難な立場に追い込まれてしまうこととなるでしょう。

 これらの技術は一朝一夕で身につくものではないのは分かっていますが,今後もプロとして一軍で活躍するためにはどうしても必要なことであり,キャンプの課題はおおよそこれらの点を重点的に訓練することと思います。
 そして,これらの点が身につかなければ,最終的に守備の人として終わってしまう可能性がありますから,なんとしても身につけてもらいたいものです。


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