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 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,幸福感に関する研究についてのものがあったので,取り上げてみました。

 神戸大と同志社大の研究チームが発表したもので,収入,学歴,自己決定度,健康,人間関係の5つの要因が幸福感にどのように影響しているかを分析したということでした。
 その結果,健康と人間関係に続いて自己決定度の影響が大きかったということでした。
 高校,大学の進学先や初めての就職先を誰が決めたのか訪ねた質問に,自分で希望を決めた人ほど幸福感が強く,逆に全く希望ではなかったが周囲のすすめで決めた人ほど不安感が強い傾向にあったということでした。
 収入も幸福感を左右するものの,その影響度は自己決定度の約7割に止まり,世帯年収が1100万円を上回ると幸福感は頭打ちになったということでした。
 また,学歴による明確な差は見られなかったということでした。

 自己決定度が幸福感に影響を及ぼすというのは,昔やっていたサイコパスというアニメのテーマだったと思います。
 そこでは,人間の人生の選択について完全に他人から決定されるディストピアの中で,自分の意思で決定することがどれだけ貴重かということをいろいろな角度から取り扱っていました。
 その取り扱い方が妥当なのかどうかはいろいろと思うところはあるものの,興味深く見させてもらった記憶があり,その分サイコパス2はもう少しがんばれただろうと残念に思ったものです。

 そんな私のアニメの感想は別として,私も昔から自己決定というのが幸せの尺度の一つになると考えていました。
 もちろん,自分で決定したとしても不幸になることはあるのですが,他人に指示されて失敗するよりも自分で決めて失敗する方がまだ納得できるという意味では影響すると思ったのです。

 とはいえ,自己決定といっても,その程度はまた千差万別でしょう。
 記事にあるような,進路の問題にまで及ぶレベルか,日常の仕事を決定できるのか,通勤通学の道を決めたり晩ご飯を決めたりする程度のものなのか,自己決定といってもその程度によって大きく差はあるもので,これを幸せと関連づける場合に定義がしづらい概念だと思います。
 一般的には,自己決定の度合いが高ければ幸せというべきかもしれませんが,明日から突然自由だといわれても当惑するのが普通の人でしょうし,自由を満喫するには適度な拘束が不可欠のように思われ,単に自己決定といってもそれはどの程度を問題にするかで大きく変わってくると思います。

 あくまで個人的な考えに過ぎませんが,昔から私は,生涯の中で自己決定の総量は決まっていると考えています。
 例えば,研究結果の例に挙げられた進路を自分の意思で決定できたことを自己決定というのであれば,それは進路を決定するに至る過程が大きく影響を及ぼすことでしょう。
 日本であれば,端的に言えば,勉強をして,ある程度のレベルの学校に行くことが選択肢を拡大することになるでしょうし,その選択肢の多さこそがここでいう自己決定度なのではと思うのです。
 では,そのようなレベルの学校に行けない人は自己決定度がもともと少なかったのかといえば,その学校行けないだけの勉強をしなかった分だけ別のことをしていたからである可能性があると思います。
 その別のことをしていたということが,その当時の自分の自己決定に他ならず,その当時に勉強に励んでいた人達は自己決定をかなぐり捨てていたのですから,ここで自己決定の配分がなされたのだろうと思うのです。
 一方,進学するだけの財力がない場合,そもそもそのような選択肢はなかったのですから,自己決定の総量には影響しないことになるだろうと思います。
 そう考えると,人生の中で自己決定の総量というのは決まっており,それを人生の中でどのように配分するかが人間の生き方なのではないかと思います。
 それを人生の前半に大きく割り振ってしまえば,中盤以降で自己決定の領域が乏しくなり,それこそ進路すら自分の意思で決定しづらくなっていく等の状況が生じるのではないかと思うのです。
 ただ,これはあくまで私の個人的考えの域を出ず,細かい部分には多くの粗があると思うので,あまり自信を持って提唱できるような話でもないと思っています。

 いずれにせよ,自己決定度というのは大なり小なり幸福度には影響するのでしょう。
 ただ,それが収入等の他の要素と比較して優先度合いが高いかどうかは,今後の研究も含めて見てみたいものだと思いました。


 今日の阪神ですが,またしてもヤクルトさん相手にしょっぱい負け方をしてしまいました。
 先発メッセンジャーさんがホームランを含めて4失点と先発としての役割を果たせなかったことが結果として敗戦につながりましたが,打線が情けなかったことはいうまでもありません。
 今日もいいところまで走者を進められても,その後ホームに帰すことは出来ずに負けてしまい,この光景を今季何度見ただろうと思うものです。
 特に,終盤に走者を得点圏に進める展開まで持って行けても,その後に点を入れられない,点を入れられても逆転するまでには足りないという試合を今季どれだけ見せられたのかと思うと,本当に負け試合で逆転する能力が低すぎるといわざるを得ません。
 それは,以前から何度も言っているように,点を入れるべき時に打てない決定力がある打者がいないことが問題なのでしょう。
 流れが出来たら大量点をとることはあるのですが,そういうのはほかのチームでも同じことで,特に褒めるべき点でもないように思います。
 こういう試合で終盤打って点を入れてこそ貴重な打者だと思いますし,来季はそのような打者が登場することを願ってやみません。

 2位3位のチームに対してこういった試合をしているのであれば,もはやクライマックスシリーズ進出は厳しいでしょう。
 今の阪神には,そのくらいのお灸が据えられるべきだと思いますし,それによってコーチ陣も刷新されるべきだと思いますので,今季はずっとこんなストレスのたまる展開ばかりでしたからいっそそのまま終わってしまえばと思っています。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:18
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 今日のニュースを見ていたら,迂回路を間違えたバスが山道に行ってしまったというものがあったので,取り上げてみました。

 このバスは和歌山と大阪を結ぶ高速バスで,渋滞を避けるために営業所から迂回路を行くようにと指示を受けました。
 そこで,バスはインターチェンジを下りて迂回路の県道に入ったのですが,運転手は途中で道を間違えて山道に行ってしまいました。
 この山道は,道幅が車1台がやっと通れるほどしかなく,道路脇は崖だったということでした。
 バスは,車体をガードレールや岩などにこすり,ミラーを破損しながら走行を続けたということでした。
 その後,約1キロ走ったところで動けなくなって立ち往生することとなりました。
 乗客38名は,会社が手配したタクシーなどで運ばれたということで,けが人はいなかったそうです。

 バスが道を間違えたということについて,本来は良くないことなのかもしれませんが,人間誰しも間違いは多少はあると考えるならば,ここまではひとまず目を瞑れるかもしれません。
 しかし,間違った道に入ったと認識したにもかかわらず,修正することなく突き進んでいったのは問題でしょう。
 山道であれば,カーナビ上の表示も細くて曲がりくねっていますし,多少カーナビの地図を見たことがある人であればわかると思うのですが,それでも突き進んでいったのは擁護できないと思います。
 特に,この山道は,崖に面していて,ガードレールや岩に車体をこすっていたというのですから,乗客は相当恐怖だったのだろうと思います。
 こういったバスが崖下に転落するニュースは海外では時々目にしますが,まさか日本でこのようなことが起こる,しかもやむを得ずにそのルートを選択したのではなく過失で入っていってしまい,そのまま突き進んだというのですから,非常に大きな問題でしょう。

 今回の件を踏まえて,まずどのような理由で山道を選択してしまったのかを考えるべきだと思います。
 それが運転手の道の選択の誤りなのか,それともカーナビで表示された道がそこだったのかが問題だと思います。
 もしも後者であれば,そのような道が表示されても選択しないように社内で強く指示されるべきだと思います。

 こういった高速バスのトラブルは,かつて中小の旅行会社主催の高速バスでは見受けられましたが,今回の主催は西日本ジェイアールバスということで,このような大きな母体の会社がこういった不祥事を起こすと高速バス業界全体への信頼の問題となってしまうと思います。
 今回バスの運転手が誤った道を突き進んでいった動機について今後調査されるのだと思いますが,もしもそれが労働条件等に関するものであるとすれば,改めてバス運転手の労働条件に関することが問題になるかもしれません。
 いずれにせよ,多くの人命が危機にさらされた重大案件だと思うので,徹底して調査してもらいたいと思います。


 今日の阪神は,久々に甲子園に帰ってきての2位ヤクルトさんとの試合でしたが,1対0で敗戦という非常にしょっぱい試合でした。
 しかも,その1点が初回の失点で,その後岩貞さんが頑張っていても報われないという悲しい展開でした。

 何が情けないかといえば,今日も含めて,このところの完封試合の多さです。
 2位3位を叩いて上位に上ることが不可欠な立場なわけで,先週金曜日から今のカードはちょうどその対戦ですから,勝たねばならないことは誰でもわかるわけです。
 にもかかわらず,読売3連戦は1勝2敗,しかも2敗はいずれも完封という情けない出来でした。
 今日も完封ということで,確かにいずれも登板したのはいい投手ではありますが,それにしてもちょっといい投手が出てくるといつも阪神はお手上げになります。
 打線が貧弱なのは知っていますが,それでもチャンスを作っても決定機で打てないというのが多すぎて,見ていて残念に思えます。

 今季の阪神は,なぜかホーム甲子園ではめっぽう弱く,まあ勝てません。
 それにもかかわらず,これから終盤戦を迎えるに当たって,甲子園での試合が多くを占めており,もはや阪神は今の地位を維持することすら叶わないのではないかと思っています。
 以前もいいましたが,今季の阪神は弱すぎるので,仮にクライマックスシリーズに出たとしてもすぐいなくなると思いますし,むしろ出ない方が阪神のためかもしれないとすら思います。
 クライマックスシリーズに出るのだとすれば,それは打線がまともになることが最低条件でしょう。
 後半戦で復活を期待されたロサリオさんは,読売戦のチャンスでの併殺を最後に2軍に落とされ,おそらく今季いっぱいで契約終了になってしまいそうです。
 ここから打線が調子の良い日が出てきたとしても,打線は水物ですから,その日だけということはまああることでしょう。
 そうなると,今季も残り1月強というところで,今更打線が劇的に変わることもないでしょうし,のんびり見るしかないかもしれません。

 明日はエースメッセンジャーさんですが,前回登板はよくなかったので,明日はしっかり仕事をしてもらいたいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04
2018.08.26 Sunday
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 今日のニュースを見ていたら,失踪した教頭先生が見つかり,懲戒処分を受けたというものがあったので,取り上げてみました。

 教頭先生は,今年5月から職務を放棄して失踪してしまいました。
 近くの山の山頂にある神社の建物で寝泊まりをしていたそうで,その建物に侵入したことで建造物侵入罪で罰金10万円の有罪判決を受けたということでした。
 また,この有罪判決に伴って,教頭先生には,停職6ヶ月の懲戒処分も下されました。
 教頭先生は,職務の負担や家族の事情で追い詰められ,建造物侵入罪で逮捕されるまで3週間あまり神社の建物で寝泊まりをしていたということでした。
 教頭先生は,最終的に依願退職したそうです。
 市の教育委員会によれば,教頭先生は,事務処理が立て込んでいて負担を感じており,睡眠不足や家庭の事情も重なって精神的に疲れていた,ただ学校に不満はなかったということでした。

 このニュースを見て,教頭先生がもう少しいろいろとすべきだったのかどうかは,この方に課せられていた職務の量と家庭での事情によることでしょう。
 もちろん職場を無断で放棄することは言語道断なのですが,かといって教頭という立場では誰かに頼るということもなかなか難しかったのではと思います。
 鬱状態になってしまった場合,それを簡単に脱却することは困難であり,かといって休職して家で休養するにも家庭の事情でどうしようもなかったのかもしれません。
 そう思うと,同情的に思う気持ちもあります。
 特に,記事のコメントを見ている限り,真面目そうな印象があるので,その性格故に追い詰められたのではなどと思ったりもしました。

 ただ,責任感のある人だったとしても,いなくなる前にせめて引き継ぎ等の手がかりは残したりしたのでしょうか。
 教頭というある種の地位のある人がいなくなる場合,その問題は地位のない人に比べて影響力は大きく,その点をどうフォローしていたのかでこの人が本当に責任感があったのかというようにも考えることができるようにも思えます。
 もちろん,本当に追い詰められてしまえば,引き継ぎなど頭に思い浮かぶこともないのだろうとも思うのですが,それでも責任感がありそうなのに,最後の最後が無責任では,それが人の評価となってしまうのではと思ったりもします。

 一つ気になるのは,この教頭が追い詰められたのは,教頭という立場からなのか,それともこの学校の職務が全般的に激務だからなのかという点です。
 もしも後者であれば,それは教頭の一歩手前の先生もほかにいる可能性があるということだと思います。
 以前から教職員の激務の問題はいろいろといわれていますが,この教頭の問題をきっかけに一度調査された方がいいように思いました。

 負っている責任のためにその仕事からいなくなりたいと思うのは誰でも少しはあることと思いますし,その意味ではこの教頭の行為は許されないとしても多少の共感は得られそうに思いました。
 とはいえ,生活をしていくためにはそうもいっていられない,みんなそういった皮一枚隔てたところでやっているんだと改めて思いました。


 阪神は,東京ドームで2連敗のところを,今日は8回に大逆転して勝利しました。

 これまでの2連敗ははっきり言って無策での負けとも思え,情けなく思いましたし,これでクライマックスシリーズ進出はもうないだろうとも思えるようなものだったと思っています。
 その上で,今日の勝利ですが,確かに8回まで大差で負けていても諦めない気持ちを持って大逆転劇を演じまして,まだまだ望みは繋げるのだとポジティブな気持ちで見ることも出来ると思います。
 ですが,阪神打線において逆転の流れを作り出せたことは素晴らしいとは思うものの,今日の逆転劇の理由はどちらかといえば読売側のミスによるものが大きいようにも思えます。
 澤村さんはそれなりに打ち込まれて,悪い流れが出来つつあったにもかかわらず,点差があるからということで続投して,投手交代のタイミングを逸したことが敗因だったように思うのです。
 前提としては,阪神打線が諦めなかったということはあるのですが,それでも澤村さんが交代されないことにつけ込んだという表現の方が正しいように思えました。
 そう考えると,今日の試合も実質負け試合だったところを勝たせてもらったように思え,力だけを比べればこの3連戦は読売に完敗だったと思います。

 阪神は,これからヤクルトさんと読売という2チームからポジションを奪わねばならないのですが,そのうち読売にはこのカードのようにいいようにやられてしまっており,昨日までは勝負にならなかったといわざるを得なかったと思います。
 例年9月には調子が下がってきて連敗が続くわけですが,今季は雨天中止が多かったことから例年よりも9月の試合数が多く,その比重が大きくなるため,ますます負けが許されないわけです。
 そんな中で,このカードの状態を見ていると,どうも阪神はクライマックスシリーズに行くに値する実力がないのではと思うばかりです。
 今季はずっとよくないですが,終わりまで良くない状態で進んでいってしまうのは,本当に失望させられかねないと思います。
 やればできる能力はあると思うものの,何が駄目なのかはよくわかりません。
 ただ,昨日一昨日のようなふがいない試合はせめて見せないでほしいと思います。

 ちなみに,今日で,7回までで負けていたら敗戦するという記録が50で止まりました。
 そもそもこのような不名誉な記録があったこと自体アレなのですが,思い返せば,今季の阪神は,終盤に勝てない程度の点だけとって負けるという試合が多かったように思います。
 8回9回に数点とって明日に繋げるという意味があったかもしれませんが,思えば確かに逆転はなかったように思います。
 その呪いのようなジンクスが,今日の読売采配で払拭できたとすればいいことだったように思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:53
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ブラジルのアマゾン奥地で未確認の部族が発見されたというものがあったので,取り上げてみました。

 ブラジルの政府機関のうち,先住民の保護に当たっている国立インディオ基金が発見したということです。
 場所は,アマゾン奥地のペルーとの国境付近で,ドローンを使って撮影されたということでした。
 映像では,森の中で弓矢のようなものを持って歩く複数の人の姿が捉えられているということです。
 国立インディオ基金によると,ブラジルでは文明から孤立した部族が100あまり確認されているそうです。
 そして,過去には外部との接触が伝染病の流行を招いたこともあるそうで,直接的な接触をせずに調査を行っているということです。

 このニュースを見て,21世紀になってからずいぶんと経過した昨今で未だに未確認の部族がいたということを単純に驚きました。
 おそらく,記事にあるように,外部との接触自体がなかったために,外部の人にも認識されず,その部族だけが一団となって,見えづらい森などで生活をしているために発見されなかったのでしょう。

 記事では,弓矢のようなものを持っていたということですが,他の部族と接触もなく独自に弓矢という技術に行き着いたということでしょうか。
 個人的には,世界各国で昔から弓矢の技術が見受けられることについて,場所は違えどもある程度のレベルまでは見つかる技術は似かよるものだと不思議に思います。
 お互い横のつながりはなくても,ある程度のレベルまでの技術にたどり着くのであるとすれば,おそらく文明の発展などというものは早いか遅いかだけの違いで,皆が似通った道を通るのだと思いますし,離れていても人間というのは共通点があるものだと改めて思いました。

 確認方法はドローンだということですが,もはや世界中で今やドローンの利用が多く進んでおり,ドローン技術を発達させることは世界的な開発競争に先んじることにもつながっていきそうな気もします。
 あまりこの分野にはこれまで興味もなかったのですが,ちょっと勉強してみようと思うようになりました。
 まずは手近なところで,安い機種でも一つ買ってみようかと気まぐれに考えております。


 今日の阪神は,中日さんにサヨナラ負けを喫しました。

 この負けは,思ったよりも痛いと思っています。

 ひとつ目は,エースメッセンジャーさんを擁して負けたことです。
 メッセンジャーさんは,7回3失点と一応先発投手としての数字としては悪くはないものの,5回は自らの悪送球で同点にされてしまうなど,あまりよくはありませんでした。
 やはり,エースである以上は,先発としての仕事よりも一段上の結果を求めてしまうことは仕方ないと思います。

 二つ目は,今季6回までリードしていた場合には負けないという不敗神話が今日崩れたことです。
 まさにこのことを昨日取り上げたばかりで,その神話は40にも及んでいたのですが,まさかここであっさりと途切れるとは思いませんでした。
 藤川さんがサヨナラヒットを食らってしまいましたが,このところの中継ぎの中では藤川さんはそれなりにいい仕事をしてきたので,これだけで責めるつもりはありません。
 ただ,不敗神話が崩れたというのは,相手チームにとっては今後その分だけやりやすくなったというように思われてしまうかもしれませんし,そういった目に見えない効果が阪神にとってはあまりよくないものであろうかと思います。

 しかもサヨナラ負けは精神的にもきついですし,今日の試合は思った以上に阪神にダメージを与えるものになっていると思います。
 唯一の救いは,Aクラス争いをしているヤクルトさんと読売の両チームとも敗れたことです。
 特に,ヤクルトさんは,一時は7点差で勝っていたにもかかわらず,徐々に差を詰められ,さらに9回裏に4点取られてサヨナラ負けですから,完全な勝ち試合を落としたという点で阪神よりもダメージが大きいように思います。
 また,読売も,2試合連続完封負けと情けない状態です。
 このように,Aクラスを争うチームはどこもかしこも情けない状態で,これが今のセリーグなのだなとしみじみ思うばかりです。

 明日からは読売との対戦カードですが,阪神先発は最近あまりよくない秋山さんです。
 対するは,思ったよりも出来がいいメルセデスさんということで,明日は苦戦が予想されます。
 やりづらいとはいえ,ここで勝たないと先もないですから,この直接対決で明日は勝ってもらいたいと心から思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:08
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 今日のニュースを見ていたら,覚せい剤を受け取ろうとしたとして逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 ある町の郵便局宛に,差出人や受取人が書かれていないレターパックが届いたということでした。
 同じ日に,男が受け取りに郵便局を訪ねたものの,レターパックの宛先は郵便局となっており,受取人名もなかったため,局側は引き渡さなかったそうです。
 そして,不審に思った局員が警察署に届け出て開封したところ,覚せい剤が見つかったそうです。
 その後,警察は,人相などから男を特定したということで,男は容疑を認めているそうです。
 どうやら,郵便局留めに送らせて受け取るつもりであるところを,局宛になっていたために受け取れなかったということでした。

 郵便局留めは,差出人に住所を知られないようにしたり,受取人の家族に荷物を見られないようにする場合に使われることがあるようです。
 今回のように覚せい剤を送る手段として使われるというのは制度上想定されていなかったとは思うものの,制度の使い道を考えればあり得ることでしょう。

 このような事件の場合,差出人をどのように特定するか,郵便物の送り方や受取人からの事情聴取,受取人の情報媒体などを確認して検討することになるのでしょう。
 しかし,違法薬物についてやりとりする者である以上,それなりに周到であると思われ,なかなか足が付きづらい方法を採っているのかもしれません。
 とはいえ,局留めと局宛を間違えるくらい抜けてはいますので,その周到さというのも限られたものというようにも考えられます。

 コントのような間違いで発覚した事件ではありますが,問題はこれが氷山の一角である可能性があることだと思います。
 局留め制度自体を不審視しすぎるのはいかがかとは思いますが,局留めの荷物の引き取りの本人確認はそれなりにきちんとなされるように変わっていくように思われます。


 今日の阪神ですが,序盤の福留さんのホームランからリードを保って勝つことが出来ました。

 やはり先制点をとって流れが作れたことが大きいと思われ,その後才木さんの打点や糸井さん,ナバーロさんのタイムリーヒットなど,流れは阪神に傾いたまま試合を運べたと思います。

 また,先発才木さんは7回を投げて5安打2失点と先発投手として十分な働きをしてくれました。
 初回に連打で点をとられた際には危ういかと心配しましたが,そこから連続三振をとるなど,粘り強い活躍を見せてくれました。このような活躍が,先制点をとった流れを切らさなかった要因だったと思います。
 その後は藤川さん,ドリスさんとつながり,盤石な試合運びが出来ました。

 昨日の負けで,ナゴヤドーム5連敗というふがいない記録を作ってしまいましたが,今日はそれを断ち切れたので,悪い流れやジンクスを否定できたと思います。
 たった一勝では払拭できたとは言い難いですが,それでもまずは流れを断ち切ることが大事なので,この一勝は勝ちがあると思います。

 また,阪神は,6回までにリードを奪った試合では41戦無敗ということで,その神話を継続しました。
 中継ぎ投手がきちんと仕事をしている成果だというべきでしょうが,実際にこの記録自体にあまり意味はないと思います。
 むしろ,この記録があることで,相手チームは6回までにリードを奪われないようにしないと勝てないのではないかというプレッシャーを感じてくれれば非常に儲けものというべきであり,それがジンクスの本来的な効果なのだろうと思います。

 今日はヤクルトさんと読売という2位3位のチームが両方とも負けてくれたおかげで,ゲーム差が近づきました。
 読売までは1差,ヤクルトさんまでは1.5差ということで,それなりに差は見えている状態だと思います。
 両チームに比べて阪神のチーム力が勝っているとはいいがたいものの,一方で今季は両チームとも決して強いというわけでもないようで,なすべき試合運びをきちんと行えればそれなりにやっていけるというのが今の阪神の置かれたポジションのように思います。
 明日はエースメッセンジャーさんの登板ですから,きちんと勝利して地位を固めてもらいたいと思います。


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2018.08.21 Tuesday
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 今日は甲子園の決勝戦が催されましたが,結果は大阪桐蔭が優勝しました。

 世間では,金足農業の躍進と力尽きた吉田君に関する報道が多いようですが,私は大阪桐蔭について素直に素晴らしかったと敢えていわせてもらいたいと思います。
 このところ,金足農業の躍進が多くいわれ,一般からの応援も金足農業一色になりがちなところで,準決勝の日大三高もそのアウェー感に少なからず苦しんだことと思います。
 今日の大阪桐蔭も,ホームが極めて近い位置にありながら,報道や観客などは金足農業の勝利を願う声ばかりで,冷静に戦いに臨めた選手達はどれだけいたのでしょうか。
 高校生同士のアマチュアスポーツにもかかわらず,これだけ一方のチームに肩入れをすること自体,他方のチームにとって気の毒というほかなく,高校生の健全な育成に影響を及ぼすのではと心配していたくらいでした。
 そんな中で,大阪桐蔭の選手達は,地に足の付いた不断の練習通りの自分のプレーをして大勝したのですから,自分の役割を見失わなかったという点で素晴らしかったと思います。
 このようにどんな状況でも自分を失わずにプレーが出来る精神力こそが練習で培われたものだと思いますし,このチームの強さの源だったと思います。
 大勝すれば日本中からヒール呼ばわりされることも理解しながら,勝利を確実なものとするために点を荒稼ぎできる時にしたのは,まさに素晴らしいプレーだったといわせてもらいたいと思います。

 一方で,金足農業もよく頑張ったと思います。
 吉田君は球速が落ちても球のキレで抑えていける投手だと思うのですが,今日は序盤から球もキレておらず,大量失点して中盤で降板することとなりました。
 この原因は,先日股関節の違和感を訴えていたことの影響もあるかもしれませんし,連日の連投での疲労も挙げられるかもしれません。
 そこで,おそらく今後取り上げられる高校野球の球数制限問題について,ちょっと思ったことを書いてみたいと思います。

 吉田君を例に挙げると,秋田大会からここまでで1人で投げてきたわけですが,1試合あたり平均にして130球前後を投げていたようです。
 今日も降板するまで130球超の球を投げてきたわけですが,プロ野球でいえばメッセンジャーさんがこのくらい投げるものの投げすぎといわれる部類の数だと思います。
 メッセンジャーさんですら中6日で投げるにもかかわらず,高校野球では数日しか休みがなく,酷い時には連日登板もあったのですから,勝ち進めば進むほどその状況は極めて深刻になると思います。

 金足農業は吉田君を軸にしたチームですが,予選からの試合成績を見ている限り,あまり余裕のある勝ち方をしたものは多くはなく,いざという時に2番手投手を試す機会がほとんどなかったと思います。
 そうなると,今日のように吉田君が厳しい状況になったとしても,ほぼ未経験の投手を決勝戦の場面で出すことは躊躇われ,最終的には吉田君の酷使,大量失点につながったように思えます。
 大阪桐蔭の勝利の要因は,大阪桐蔭が単純に強いことはいうまでもないのですが,吉田君の調子の問題も挙げられると思われ,これは吉田君が過剰な球数を連投してきたからということもいわれることになるでしょう。

 そうなると,未来ある高校球児を守るために球数制限という問題は当然出てくると思いますが,これを導入すればどうなるでしょうか。
 まず,未来ある投手の身体的な健康はある程度守られることになるでしょうから,その意味ではいいことだと思います。
 一方,もしも相手チームにとってエースを降板させたいと思う場合,バッターに多くの球をカットさせる指示を出す可能性が高く,そうして球数を浪費させて降板に追い込む作戦は当然とられることになるでしょう。
 そうすると,人材豊富な伝統校,特に人材を集められる資力のある名門私立高校は有利になるでしょうが,一方で今回のように人材が手薄な公立高校は上位にいける可能性は極めて低くなると思います。
 また,バッターには高度なカット技術が求められることとなり,それに従ってバッティングも変質していくように思われます。

 金足農業については,もう一枚投手がいたら状況が変わっていたのではと思う気持ちもありますが,それは別として,球数制限が導入されていれば強制的にもう一枚の投手が登場せざるを得ず,その投手が吉田君並に働けるのかということが問題になるでしょう。
 こうなると,高校野球は伝統校ないし私立学校の独壇場となるでしょうから,やはり球数制限導入はこのスポーツそのものを変質させる可能性が高く,よろしくないように思えました。

 かといって,現状がいいはずはなく,個人的には試合間隔をもう少し合理的な日程にすべきだと思っています。
 その場合,阪神のホームスタジアムたる甲子園が当面使えないという,別の興行との問題が生じることでしょう。
 また,試合間隔にゆとりを持たせる場合,現地滞在費用が膨らむことも懸念され,あれだけの応援団も同時に滞在できなくなるということは当然あり得ることでしょう。
 いずれも簡単に解決できる問題ではないのですが,私は甲子園高校野球の時期を秋から冬にかけてに変更したらいいのではと思っています。
 そうすれば,少なくとも阪神との日程のバッティング問題や,選手の熱射病等の健康問題等が避けられるように思われ,ゆとりある日程にもしやすくなると思いますから,問題点がかなり少なくなると思うからです。
 こうする場合,遠征組の滞在費用の問題や伝統だとかいろいろと異論のある話も出てくるでしょうから,あくまで私の個人的な意見に過ぎないのですが,いずれにせよ今のままではよくないでしょうし,これを美談で終わらせるにはあまりにも学習がなさ過ぎると思いました。

 ともかく,両チームともお疲れ様でした。


 一方の阪神ですが,岩貞さんは6回4失点と先発としての仕事を果たせず,打線もつながらずに糸井さんのホームラン1本で終わるなど,コメントのしようもない残念な試合でした。
 これでナゴヤドーム5連敗だそうで,昔鬼門といわれていたのが復活してしまったのかと思うほどです。
 上位チームを追い上げようとする矢先,下位チームに対して平気で取りこぼすというのは,何とも残念というほかなく,これ以上今日は言及しないことにします。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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 このところ,甲子園は金足農業の進撃で持ちきりです。
 少し前は大阪桐蔭が強すぎるということが話題になっていたように思いますが,最近は金足農業の大進撃ばかりが話題に上がっています。
 その理由としては,公立高校であること,東北地方のいわゆる白河の関より北に位置していること,地元の生徒で構成されていること,エース吉田君が素晴らしい投手であること,ギリギリの展開で逆転したりサヨナラ勝利をしたりと劇的な試合が多いことなどが挙げられると思います。
 かつて佐賀北旋風といわれた時代を彷彿とさせる活躍ぶりのように思われます。

 特に取り上げられる吉田君ですが,非常に素晴らしい投手だと思います。
 素晴らしい点はストレートのキレで,連戦で疲れが出て球速自体が衰えてもあれだけアウトが取れるのはキレあってのことだと思います。
 また,球数も相当なものに上っているにもかかわらず投げ続けられるのは,体力も当然のことながら精神力も極めて高いレベルにあると思います。
 試合を見ている限りでは,吉田君だけでなく,打力の高さにも驚かされますが,それでも吉田君がしっかりと試合を作っていればこそここまでの快進撃になっていると思われます。

 そんな中,今日のニュースを見ていたところ,金足農業で選手間で行われていた侍ポーズについて大会本部から自粛するように通達を受けたというものがあったので,取り上げてみました。
 その理由は,おそらく過度なガッツポーズ禁止と同義のものと思われます。

 高校野球では,規則上ガッツポーズは禁止されていないものの,高野連の審判規則委員会が出している高校野球周知徹底事項のマナーの項目において,派手なガッツポーズは相手チームへの不敬・侮辱につながりかねないので慎むとされています。
 先日創志学園の西君が大きなアクションでガッツポーズをしていた点について審判から指摘を受けたという記事があって問題になりました。
 これについて,指摘そのものの存在意義から不適とする見解も多く見受けられましたが,個人的には予め慎むべきと公表されているのであれば,大会後にその是非が議論されることはあり得るとしても,少なくとも今大会期間中は指摘を受けることはやむを得なかったのではないかと思います。

 しかし,この侍ポーズですが,何が問題だったのかよくわかりません。
 侍ポーズを見るに,仲間内でのコミュニケーションのように思われ,そもそも相手チームを侮辱する趣旨のものではないと思います。
 また,このやりとりは投手と外野手との間のものであり,相手チームに見えるものでもないですから,相手チームにとって侮辱されるという可能性もそこまで高くないように思われます。
 このところ金足農業の進撃があることでこのポーズも注目されましたが,それまでは誰もこの件について言及しなかったことを考えれば,おそらく多くの人達があまり関心がなかった,すなわち侮辱とも解釈されていなかったように思われます。
 金足農業は予選から注目はされていたものの,予選からこのような指摘を受けていたことはあったのか,世間が注目してからこのポーズの存在に気づいたのではないか,そうだとすれば誰がどのくらい侮辱だと感じていたのかというように思われます。

 規則等に従って指摘がなされるのであれば,予測可能性,すなわちこのような行為をすれば指摘を受ける可能性があるということが予測できる状態に置かれることが必要であると思います。
 その意味では,侍ポーズの何が引っかかるのかよくわからないので,創志学園の西君の件と侍ポーズの件は大きく異なるように思われます。
 この指摘を受けたところでペナルティはありませんが,いつもやっていることができないのは調子の問題にも影響するでしょうし,やはり重要な問題だと思います。
 一般的に考えて規則等の範疇にあると考えられるものについては敢えてこのような議論をするまでもないと思うのですが,そうでないものについては少なくとも問題になる具体例を列挙しないと規則としての体をなさないのではないかと思います。
 少なくとも,高野連は,このポーズの問題についてきちんと説明をしなければならないだろうと思いました。

 明日はついに決勝戦ですが,この対決はなかなか楽しみです。
 おそらく世間は金足農業を応援しそうな感じで,相手チームである大阪桐蔭はかなりやりづらいだろうと思います。
 心の強いチームは,こういった向かい風の中でも自分のプレーを出来るのだろうと思いますし,個人的には金足農業の躍進よりも大阪桐蔭が地に足の付いたプレーが出来るのかを注目したいと思います。


 阪神の選手が,タクシー乗り場で,後者専用スペースで無理に乗車しようとするルール違反行為をしていたという記事を見ました。
 写真に写っているのは藤川さん,岩田さん,岩崎さん,中谷さん,北條さん,坂本さんで,ほかにもいたそうです。
 タクシー運転手に乗車拒否されたり,一般人から注意を受けていたりもしたそうで,にもかかわらず阪神の選手の中には「俺はええんや」といってタクシーに乗り込んだ者もいたそうです。
 これについて,球団広報が認め,謝罪しました。

 野球選手だからより罪が重いとか,そういったことはいいません。
 しかし,記事の中にある「俺はええんや」という言葉は,人気球団で活躍する選手であるという奢りが前提となり,その上でこういった態度に出たのですから,これ自体は非常に問題だと思います。
 選手達のパフォーマンスが才能と努力の結果であり,その点について尊敬を集め,本人が誇りを感じることはいいことだと思うのですが,それが根拠のない特権意識にすり替わるのは勘違いというべきでしょう。
 そして,その根拠のない特権意識が違反行為という暴挙をなさせるのであれば,その勘違いを何らかの方法で糺さなければならないだろうと思います。

 今回の件はツイッター発信で出てきた問題ですが,おそらく氷山の一角だったと思いますし,球団側は徹底的に調査して再発がないようにしてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:22
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 先日,東京五輪でボランティアの確保が難しいため,高校2・3年生に声をかけているというニュースを取り上げましたが,今日のニュースを見ていたら,ボランティアに中高生枠を設ける方針であるというものがあったので,取り上げてみました。

 ボランティアの数が足りないのではないかといわれており,その裾野をどう広げるかは問題だったと思いますが,中高生枠まで設ける,特に中学生枠については大いに問題だと思います。
 それは,学校での学習時間との関係での問題もありますが(おそらく夏休みや冬休みが短くなったりすると思われます。),より大きな問題は中学生にボランティア要請を拒否できるだけの能力があるかどうかという点です。

 ボランティアとは,すなわち任意,自由意思に基づいて活動をすることであり,ボランティア活動の前提としては自由意思が存在していなければならないと思います。
 法律上,未成年者の契約については親権者に取消権がありますが,それは類型的に未成年者の判断能力が不足する可能性があることから,その危険を回避するための措置となります。
 未成年の低年齢化が様々な箇所で見受けられるとしても,それは高校生程度の判断能力を前提としており,中学生について成人扱いするという議論はないと思います

 もしも中学生が学校側から,「オリンピック期間中は授業をやらないが,オリンピックのボランティアをやりたい人がいたら手伝いに行ってもいい。ただし,ボランティアの数は不足しているから,誰かがボランティアに行かないと大変なことになる。」というようなことをいわれた際,どのくらいの中学生が拒絶できるでしょうか。
 最終的に中学生の自己判断によってボランティアに行くとしても,それは完全な自由意思というよりは学校側からの強制という要素が少なからず入るように思われます。
 そのような判断能力がまだ未成熟の義務教育の生徒にボランティアを要請するのは,半強制的に行うことと同義のように思えてなりません。
 そして,このことは,中学校ほどの強制ではないとしても,高校についても大なり小なり当てはまると思われます。

 また,オリンピックは真夏に行われるということで,その身体管理がよく話題に取り上げられますが,中学生をそのような場面で活用することは安全管理上も問題があるように思えます。
 特に,オリンピック当時は各国から様々な観光客もやってくるわけで,そこには危険が生じる可能性も否定できず,中学生を動員するには環境的にも良くないように思えます。

 個人的には,大学に対して,オリンピック期間中に授業や試験を行わないように要請すること自体,憲法の保障する学問の自由に抵触する危険を大いにはらんでいるように思っています。
 そもそも,そのような憲法違反の可能性もある対応が問題だと思われる中,さらにボランティアを中高生にも要請するとなれば,これまでの問題の傷口をより広げているように思われます。
 こうしてみてみると,オリンピックの運営についてなかなか危ういのではと改めて思わされるもので,人数の確保ばかりでなくもう少し根本的なことを考えてもらえないだろうかと思うものです。


 今日の阪神ですが,序盤での大量失点が響いて負けてしまいました。
 中盤以降,投手陣もあまり失点をせず,打線もずいぶん追い上げたと思いましたが,それでも序盤の失点が多すぎて追いつけませんでした。 
 
 今日の試合を振り返ると,誤審で壊されてしまったと思います。
 確かに,先発の岩田さんは,いつもの一発病だけでなく,制球力にも問題があり,調子は良くありませんでした。
 しかし,3回,青木さんへの球が頭部死球として退場とされたものの,映像では当たっていないように思えます。
 そして,急遽代わりに登板した岡本さんが打ち込まれて大量に点をとられてしまいました。

 たらればの話をしても仕方はないのですが,それでも退場のような試合の流れを左右する大きな影響力を持つ判断において誤りがあれば大いに勝敗に影響を及ぼすことは当然です。
 特に,急遽登板することになった岡本さんは4点も取られてしまいましたが,その後阪神が取り返した点を考えれば,結果的にはまさに勝敗に大きく影響を与えるものでした。

 今季非常に誤審が多いですが,これは技術の発達によって最近話題になるようになっただけで,もともと誤審は多かったのでしょうか。
 ですが,今季のリクエストでは,判断が覆ることが結構多く,相当誤審だらけだったのではと特に不審に思っています。
 阪神戦以外でも誤審が散見され,正直言って最近審判に対する信頼はあまり高くもてておりません。

 人間の審判が判定する競技であればこその味もあるのかもしれませんが,ここまで映像技術が発達し,かつ誤審も目立つようになったのであれば,徐々に機械判定に切り替えていくべき時期が来たのではないかというようにも思ってきます。
 メジャーが導入しないのであれば日本だけで導入することはしづらいかもしれないのですが,ここまで誤審が目立つのであればもはやメジャーを待つ合理的な理由もないように思うのです。
 そもそも,人によってストライクゾーンが微妙に違うというのは誰にとってもあまり好ましいものではないですし,少なくともプロ野球レベルであれば機械判定導入は前向きに検討してもらいたいものです。


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 いろいろと問題が叫ばれている東京オリンピックですが,ボランティア確保について問題があるという記事を見たので,取り上げてみました。

 ボランティア募集期間が9月中旬から12月上旬までとされているということですが,主力と見込む学生を十分に確保できるのかという懸念が関係者に広がっているということです。
 それは,
・10日以上の活動が基本
・宿泊は自己手配,自己負担
等の条件が厳しすぎるという指摘があることに加え,2年後の募集を今年行うことから2年後の予定が見通しにくいという事情もあるということです。
 それを踏まえ,大会関係者からは,今の高校2,3年生への周知も必要ではないかとの声も聞かれたということです。

 ボランティアが集まりづらい原因があるとした場合,それは多くの人にとって考えられることは「苦労に見合うメリットが感じづらい」からだと思います。
 確かに世界規模のイベントに携われるという体験は得がたいものではあると思いますが,ボランティアに課される負担が大きすぎて,長期間無償で働くことに抵抗を感じる人が多いことは当然だろうと思います。
 しかも,このような無償で長期間働く予定を2年前から埋めよというのは,多くのボランティアを考える人を躊躇わせる要因になると思われ,気軽に応募するということがかなり難しい状況に至っているように思えます。

 おそらくオリンピック時期には世界各国から人が集まると思いますが,そうなれば各地の観光施設や飲食店等も人材不足になることでしょう。
 これらの観光施設や飲食店は,当然人材を有償で雇用するわけでしょうが,この時期は人手不足が予想されるため,賃金も高額化する可能性も否定できないと思います。
 それらの雇用と,無償で長期間拘束されるボランティアとを比較する場合,若い学生などがこういった労働に傾くことは容易に予想できることだと思います。
 そして,ボランティアをどうしてもやりたいという志が強くなければ,こういったオリンピック期の雇用とボランティアとを比較してやりがいやメリット等を考える人も出てくると思われます。

 また,大学4年生の学生にとっては就職活動の時期でもありますから,当然この時期にボランティアどころではないでしょう。
 そうすると,2年後の大会を考えて大学生に声をかけたとしても,今の段階で主な対象となるのは大学1年生にならざるを得ないと思われ,卒業済の大学3・4年生は2年後の仕事を考えれば手を挙げないでしょうし,2年生も就活で手を挙げないのだろうと思います。

 オリンピック委員会としては,早期にボランティア人材の見通しを立てて会の運営の予定を立てたいという考えがあると思います。
 ですが,それは当事者のメリットとデメリットを考慮に入れない発想が根底にあると思います。
 これを解消する手段は,ボランティアといっている人達に対してある程度の対価を支払ったり宿泊先等を用意することだろうと思うのですが,これまでの記事等を見る限り募集情報ややりがい等を周知するという方法の話ばかり出てくることを考えると,おそらくそういった発想はないのだろうと思います。
 箱物を作ることに予算が予定より大きくかかるのは許容するとしても,人の働きに対して無償を前提と考えるのは,どうもこの国の根底の人材というものに対する見方が影響しているように思えてなりません。
 こういう考えが,これまでサービス残業等を当然のものとして許容してきたのだろうと思われ,それをこのような場でも改めないのかと思ったりもしました。
 実際にどれだけの人が集まるのかはわかりませんが,つたない私の想像を裏切る結末となるのか,見てみたいと思います。


 阪神は,広島さんと3連戦でしたが,まさか勝ち越すとは思っていませんでした。
 勝ち越しが出来た要因としては,先発投手がしっかりと試合を作り,広島さんの中継ぎ投手を攻略したということなのではないかと思います。
 今年のセリーグで圧倒的な強さを誇る広島さんですが,隙を突くとすれば,いまいち安定しない中継ぎ投手陣だと思います。
 それはこの3連戦でまさにそのように露呈してきたように思われます。
 これまでもそういった面は見られていましたが,シーズン後半に入ってきた昨今でよりその傾向が見られるようになった気がします。
 そうなると,広島さんを攻略する糸口としては,とにかく先発投手が試合を作ることが極めて重要であり,あれだけ強力な広島打線をいかにして仕事をさせないようにするかがまさに勝負の分かれ目というべきなのでしょう。

 今日は,抑えで登場したドリスさんが,會澤さんに頭部死球を当ててしまって一球で退場となるという大波乱がありました。
 このところ,ドリスさんは多少安定してきたかと思っていたのですが,やはりドリスさんは僅差での抑えとしては危ういと改めて思いました。
 という話よりも,會澤さんには本当に申し訳なく思っています。
 會澤さんは広島さんのチームの要ですし,この選手が機能できなくなると一気に広島さんががたついてしまう可能性もありますから,そのような選手の頭部死球は猛省すべきことだと思います。

 ドリスさんの代わりに登場した能見さんですが,しっかりと抑えの仕事を果たしてくれました。
 今季の能見さんは,途中から中継ぎとして頑張ってくれていますが,これが本当にありがたいくらいの活躍をしてくれています。
 突然の登板にもかかわらずこれだけの仕事をしてくれたのは本当にありがたいと思いますし,今日の活躍ぶりを見ていると,今後の抑え投手は能見さんでいいのではないかと心から思っています。
 また,ドリスさんについては,もう少し調子と起用方法について検討してもらえないかと思うばかりです。

 明日からはヤクルトさんとの試合ですが,先発は秋山さんですから安定した投球を見せてくれると思っています。
 このところ秋山さんはいまいちな投球をすることが多いですが,シーズン終盤に近いところでそろそろ本来の能力を見せてもらいたいと思います。


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 関東地方には今日から明日にかけて台風が接近しておりますが,明日がどうなるのか心配です。
 今のところはまだ問題ないのですが,おそらくピークは明日午前中なのでしょうから,仮に肩すかしで終わるとしても警戒はしておかないといけないと思っています。


 今日のニュースを見ていたら,ドミノ世界記録挑戦がハエのために台無しになったというものがあったので,取り上げてみました。

 ドイツのドミノチームが2013年に自ら打ち出したギネス記録を更新しようとして2週間かけてドミノを並べたそうです。
 並べたドミノは,59万6229個にも及んだそうですが,そのドミノの一つに小さなハエがとまってしまい,倒してしまったそうです。
 このドミノは,ピンセットで並べるくらい小さなものだったそうで,大会までにもう一度やり直す時間はなかったということでした。

 昔はドミノ企画がテレビでやられていたのを何度か目にしたことはありますが,最近はテレビを見ないのでそのような企画が今でもやられているのかはわかりません。
 ピタゴラスイッチ的なものは,どこかで体験的にやったことはあるものの,それ以上に本格的なドミノなど試したこともありません。
 ああいった神経を使う作業を長時間やるのはどうもあまり性格的に好まないようで,個人的にはああいったことの出来る人達は大したものだと感心します。

 記事によれば,それを59万6229個並べていたということで,かつピンセットを使わないといけないくらい細かいものだったということであれば,現場には常に緊張が走っていたことでしょう。
 ドミノ制作期間は2週間を予定していたということで,どのくらい並べ終わったところでこのようになったのかはわかりませんが,気の毒というべきでしょう。
 ただ,通常のドミノであれば,ハエ程度の力の加わりでは倒れたりはしないでしょうから,今回の問題となっているドミノは少しの風が吹いただけでも倒れてしまう極めて難度の高いものだったと思いますし,ハエだけでもその室内に入れてしまったのは迂闊だったというべきでしょう。

 というか,あくまで個人的な想像ですが,このくらい本気でドミノに取り組んでいる人達がハエを室内に入れてしまうというミスを犯すとはあまり考えがたいように思いました。
 つまり,本当のところは,スタッフの誰かが倒してしまい,それをハエに責任転嫁したのではないかというように直感的に思ってしまいました。
 これは私の空想の域を出ない話であり,何ら根拠のないものではあるものの,この記事を見た途端にそのようなことが頭に浮かびました。
 ドミノの実物も見ていませんし,並べている会場の室内の状況も知りませんから,実際はわかりませんが,何となくそんな気がしたという程度の話です。

 ただ,ハエの仕業だとするのであれば,会場の規模の問題はあるとしても,今後は使用するドミノの板はなるべく厚みのあるものにした方がいいように思いました。
 厚みのある板の場合,倒れづらく,そこでドミノ失敗となってしまう可能性も否定できないのですが,ハエがとまっただけで倒れてしまうのであれば,人が歩いた時の風圧でも終わってしまう可能性がありますから,そこはバランスをとってもらいたいものです。


 阪神ですが,昨日はロサリオさんの満塁ホームランなどで打ち勝った試合でしたが,今日はあまりにも点が取れずに負けてしまいました。
 才木さんが初回に阿部さんにスリーランを打たれてしまいましたが,それ以後は点をとられず,阪神側も最終回に1点をとったのみでした。
 今日の結果をもって,読売先発の吉川さんがよかったと評価すべきか,それとも阪神打線が貧打過ぎるというべきか,どちらとはいいませんが,それにしても何度もいい場面を作りながらここぞで点を入れられずにストレスのたまる試合だったと思います。
 私は阪神に対してストレスを感じていますが,おそらく読売ファンは読売の選手達にストレスを感じた試合だったのではないかと思います。

 今の阪神の順位を考えた場合,このカードは勝ち越ししてもらわねばならないと思いますので,明日は勝ってもらいたいと思います。

 ちなみに,2軍戦では,江越さんが先頭打者ホームランを打ちました。
 2軍のホームラン王独走の14本目ということで,やはり遠くの飛ばせる力は本物だと改めて思います。
 問題は,何度もいっているとおり,バットにボールを当てられるかどうかです。
 走守があって力もあるのに,バットコントロールが厳しいということでこれまでなかなか活躍の場がやってきませんが,そろそろ出てきてもらいたいと思います。
 正直言って,2軍でやることはほとんどないくらいの状態になっていると思うのですが,1軍レベルではバットにボールを当てられないのであれば,いつまでも今のままとなってしまいます。
 この素材を何とかものにできないものか,阪神は何とかできないでしょうか。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:06
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 今日のニュースで,政府与党が2020年のオリンピック,パラリンピックに向けて,サマータイム導入を本格的に検討し始めたというものがあったので,取り上げてみました。

 これは,オリンピックの暑さ対策の一環で,選手や観客の熱中症対策を講じるべく,検討されているものです。
 以前から,マラソンの開始を午前5時からとすべきという話がありましたが,今回出ているサマータイム議論は6月から8月の期間に限定して2時間繰り上げるというものですから,マラソンの開始時間の議論とかみ合うこととなるのでしょう。
 現在検討されているサマータイムは,2019年に試験導入して問題点を改善し,2020年に本格導入するというように考えられているそうです。
 ただし,今検討されている案は,2019年と2020年の2年の限定導入となるということです。

 サマータイムの問題は,かねてから話題に上がっていたのは見たことがありました。
 メリットとしては,日照時間の長い夏の明るい時間を有効活用できるということでしょうか。
 また,朝方生活になるため,健康増進効果もあるともいわれていたり,夜の期間が短く朝が速くなるため犯罪予防にも効果があるともいわれています。

 ただ,私としては,この導入には消極的です。
 まず,ごく個人的な考えとしては,期間限定で生活リズムを変えるというのは,どうも私には合わないように思えるからです。
 また,社会全体も2時間前倒しして活動することになるのでしょうが,それは例えば学校や職場も2時間早く活動するのだろうと思いますし,いきなり切り替わったところでシステム変更の肉体的精神的負担やコストも膨大にかかることでしょう。
 私は幸いにして自由業ですから,営業時間等もある程度自由に設定できるので,顧客さえ許してくれるのであればおそらくサマータイムにはおつきあいしないと思います。
 問題は,私の仕事上で避けては通れない裁判所がサマータイム時間で活動する場合,一般的な営業時間でも私とだけ連絡が取れないという我が儘が許容されるかでしょうか。
 それでも,世の中の流れを見て,世間がそこまで大きく順応しない限りは,サマータイムが導入されたとしても私は強固に今の時間感を維持しようと思っています。

 サマータイムが導入されれば,学校や職場の時間が変わるだけでなく,公共交通機関の営業時間やテレビ番組の構成,病院,銀行,飲食店を含めて店舗の営業時間等も大きく影響を受けることになるでしょう。
 特に,銀行など,午後1時で閉まってしまうことになりますから,その影響は極めて大きいように思えます。
 サマータイム導入議論はこのところ降って湧いて出てきましたが,こういった関係各所で生じる大きな影響に関する問題はどこまで検討されたのでしょうか。

 また,サマータイムが導入された場合,仕事にはいつもより2時間早く来ないといけなくなるのでしょうが,一方で労働法制がきちんと浸透していない場合は帰宅時間はこれまでと一緒ということになる可能性があります。
 そうなれば,そういった職場で働く人達にとっては,単純に労働時間が増加するだけということにもなりかねず,個人的には労働法制がきちんと浸透してからサマータイムを導入すべきではというように思います。

 そもそも,オリンピックを意識し,開始時間を早めるだけであれば,サマータイムを導入して社会構造を変える必要までないでしょうし,単に開始時間を早めるだけにすればいいことでしょう。
 そこでサマータイムを来年導入に向けて急激に進めようというのは,サマータイムをどさくさに紛れて導入したいと考えている一定の意図が窺えて仕方ありません。
 特に,たった2年間だけのために多くのシステム変更等を前提とするサマータイム導入を実現させようとするのは,ITシステム関連等の職種のビジネスの需要を作り出すために意図したものではと勘ぐってしまいます。

 このところ,オリンピックの猛暑対策の話が出てきておりますが,正直言ってこのような話は分かりきっていたのに今更出るのかという思いがあります。
 そして,オリンピックだけのために期間限定で社会構造を変革させようという考えは,私にはあまり賛同できかねます。
 今の流れを見ていると導入になりそうな気配もありますが,私は出来る限りサマータイム導入に個人的に抵抗して今の営業時間のまま続けたいと思うばかりです。


 阪神金本監督は,ロサリオさんについて,スライダー系にはだいぶ対応できてきたので,あとはフォーク系に慣れてくればまた変わってくるとコメントしました。

 これについては,私も同感です。
 シーズン序盤は,外のスライダーにバットを空振りさせてしまっていましたが,最近はストライクを取られてもいいという位の構えで見逃せるようになってきました。
 そのため,相手投手は,ロサリオさんに対する攻め方を変えてきているように思われ,それが落ちる球ということだと思います。
 外国人選手は落ちる球に引っかかる選手が多い印象ですが,ロサリオさんはスライダーを克服できているところですから,フォーク系もいけるのではと思っています。

 ロサリオさんに求めているのは,難しい球を捉えてヒットにすることではなく,難しい球は見逃すなりカットするなりして失投を捉えることだと思います。
 特に真ん中に抜けてきたスライダーをスタンドインさせる姿がもっとも望まれるところでしょう。

 真面目な性格と聞いていますし,阪神という球団の性質上批判も多く受けることが堪えるのかもしれませんが,素材は間違いない選手だと思うので,ここでなんとかものになってもらいたいです。
 ロサリオさんの年齢も考えると,ここである程度見込みが立てられれば,今後長く活躍できるようになると思いますので,何とかある程度の数字を残して残留してもらいたいと思うばかりです。


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 昨日深夜,フジテレビの湾岸スタジオに車が突っ込んだという事件があったので,取り上げてみました。

 警察が駆けつけたところ,正面玄関に普通乗用車が突っ込んでおり,自動ドアが大きく壊れ,あたりには割れたガラスが散乱していたそうです。
 警察によると,被害者はいなかったそうです。
 運転していた男は,暴れることなく,スタジオ入り口に座っていたということで,警察が事情を聞いたところ,自分がわざとやったと話したことから,建造物損壊容疑で逮捕したということでした。
 動機やいきさつなどの詳細はこれから捜査されるということです。

 この事件で特筆されるべきは,突っ込んだ車の自動ブレーキ機能が作動した可能性があることです。
 本来建物に車が突っ込むとなれば,深夜の時間であって人が少ないとしても,それなりに被害は出るでしょうし,建造物も大きく損壊してしまうことでしょう。
 しかし,突っ込んでいるところの映像を見ると,ドア付近で急激に減速し,その後に当たるという動作を複数回繰り返していました。
 おそらく,犯人は,一度目の突っ込みで犯行を全うしようと考えたところ,自動ブレーキが作動してしまい,当たった衝撃がかなり小さくなってしまったため,一度後退してから再度勢いを付けて当たろうとしたのでしょう。
 それでも,最終的にはドアとその周辺部分に接触したくらいで車が停まってしまったようで,自動ブレーキ機能がいい仕事をしてくれた結果だと思います。

 男の犯行動機は不明であるものの,いわゆるテロ事件であるならば,それを完全に防ぐというのは事実上不可能だろうと思います。
 そういった犯行の機会を少しでも減少させる機能がこの自動ブレーキ機能にあるとすれば,それは大したものだと思いますし,これまで自動ブレーキ機能に対してそのような見方をしてこなかったのでそういう考え方があるのだと改めて思いました。
 自動ブレーキ機能は,交通事故を防いだりするために極めて有用であると思っていましたが,テロ予防機能もあるのであれば早期に多くの車に導入されるべきと思います。

 以前はあまり関心が持たれていなかったドライブレコーダーも,先日のあおり運転事件以降,自衛のためということで大きく普及するようになりましたが,自動ブレーキ機能も今回の件で大きく普及するきっかけになるかもしれません。
 自動ブレーキ機能は,ドライブレコーダーと違い,後付で設置をするのが困難であるという違いがあるため,いきなり多くの車が搭載しようとするということはないかもしれませんが,新車には徐々に増えていきそうな気がします。
 2020年へのテロ対策を考えるのであれば,新車に対する自動ブレーキ機能の導入について検討してはどうかと思いました。ただ,テロをするのであればレンタカーや盗難車が多そうですから,新車への搭載を前提に検討するのであれば実質的にテロ予防にはあまり効果はないかもしれませんが。


 阪神は,ヤクルトさん相手に連勝しました。

 昨日の試合は,正直言って負けると思っていたのですが,まさか延長で2点とってサヨナラ勝ちするとは思ってもいませんでした。
 勝因としては,ヤクルトさんの守備に助けられた側面は否めませんが,それでも最後まで諦めなかったことが大きいでしょう。

 今日は,先発小野さんが5回7四死球122球と相当よくない投球をして,先制されて嫌な流れでしたが,初回以降は無失点で切り抜けてくれました。
 その後,ロサリオさんの長打を皮切りに中谷さんのスリーベースヒットや鳥谷さんのゴロでの得点によって逆転してくれまして,ピンチを何度も迎えたものの最後まで逃げ切りに成功しました。
 
 昨日今日と見ていて,とりあえずロサリオさんは非常に良く頑張っているなと思いました。
 これまでの成績や,復帰後もやや不振が目立つなど,チーム低迷の元凶扱いされておりましたが,昨日はタイムリーを打ったり,サヨナラヒットで誰よりも喜んでチームを盛り上げたり,今日はチャンスメークする長打を打つなど,打撃だけでなくムードの意味でもチームの盛り上げ役を頑張って演じています。
 もしかしたら,同じ外国人選手であるナバーロさんがいることで,話し相手が出来て良かったのかもしれませんが,最近のロサリオさんは以前にも増して危機感を持ちつつも頑張っている様子です。
 打撃成績を見れば期待はずれという評価は否めませんが,それでもほかも打てていませんし,中継ぎもぱっとしないことを考えれば,負け要因の一つであることは間違いないものの,元凶はいいすぎだと思います。
 過ぎたことは仕方がないですから,これから残り試合をいかに挽回してくれるのか,それを期待したいところです。
 長打力があるだけにホームランを期待されがちですが,私としてはとにかく打点に期待したいと思います。
 阪神には,ここぞという時に点をとってくれる決定力ある打者が欠けていますから,ロサリオさんにはその決定力を見せてもらいたいと強く願うばかりです。


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 先日より裏口入学問題で話題に上がっている東京医大ですが,今日のニュースで,女子受験生の得点を一律に減点して合格者数を抑えていたというものが出たので,取り上げてみました。

 東京医大自体は,この件について事実関係を把握しておらず,内部調査を行い,適宜公表するとしています。
 ただ,関係者の話によれば,1次試験の結果について,女子受験生の点数に一定の係数をかけて一律に減点したということでした。
 こうした点数操作は平成22年の一般入試において女子の合格者が4割近くになったことをきっかけに行われるようになったそうで,女子の点数を10%以上一律に減点した年もあったということでした。
 この点について,入試の募集要項には説明はなかったということでした。
 ある大学関係者は,女性は結婚や出産で医師を辞めたり休職したりするケースが多く,あまりに増えてしまうと大学病院の態勢を維持できなくなるという危機感からというように話しているそうです。
 大手予備校によれば,1点不足で不合格する受験生は100人規模とかなり多く,10%も調整が入れば相当数の合否逆転が生じる可能性があるということです。

 このような話ですが,実はうわさ話レベルでは昔からよく聞いていたものでした。
 女子受験生を減点する理由としては,医学部の特殊性が挙げられます。
 具体的には,一般的な大学は,大学で学んだ上で,卒業すると,その大学から離れて社会で活躍するという人が多いと思います。
 しかし,医学部の場合,卒業生の大半は大学付属病院や大学の関連する病院で働くことが多く,入試は大学入試と入社試験の2つの性質を持っていると考えられます。
 そうすると,例えばテストの点数がいくら良くても,同僚として一緒に働けないような属性の持ち主の場合,試験実施者の裁量として不合格にしてしまうという傾向があるというのは致し方ないという考えがあります。
 そして,上記の通り,女子については,結婚や出産等のイベントによって職場を離れてしまったり,連続夜勤に耐えられる体力だったり,男子に比べて職場として使いやすい人材かどうかという問題があり,男子と女子が同じ点数であれば男子を採用する傾向があるということもまことしやかに聞いたことがあります。
 今回は,その延長線上というべき,女子の一律減点ということなのでしょう。

 これが法的に問題になるかですが,参考となる裁判例としては群馬大学医学部入試事件が挙げられると思います。
 この事件は,50代の受験生が,合格点をとっていたと考えていたにもかかわらず,年齢による差別を受けたがために面接の点がなく不合格になったのではないかと考えて,入学請求を行ったというものでした。
 平成19年3月29日の東京高裁判決では,年齢差別が具体的にあったという事実を認定せずに受験生側を敗訴としましたが,同時に判決理由中で以下のように述べました。
・入試の合否判定は,性質上試験実施期間の最終判断にゆだねられるものなので,本来的には裁判所の審判権は及ばない。
・ただし,国立大学の場合,国が財政基盤を整え,運営の大枠に関与する公の営造物なので,入試における合否判定に当たって,憲法や法令に反する判定基準,例えば合理的な理由なく年齢,性別,社会的身分等によって差別が行われたことが明白な場合には裁量権を逸脱,濫用したと判断するのが相当である。そのような他事考慮がなされたかどうか,なされたといてその他事考慮が許されるものであるかどうかの問題は,裁判所が審判しうる事柄である。
 今回問題となっている東京医大は私立なので,国立大学と同じ基準をそのまま当てはめるわけにはいきませんが,上記の基準は一つの参考として考えられることになるでしょう。

 もしも上記裁判例を参考にする場合,問題となるのは性別差別をどのように認定できるかですが,今のところニュース,そのニュースソースとなった関係者くらいしかなく,まだ事実認定をするに足りる材料が揃ったとはいえないように思えます。
 ですが,来週東京医大から調査結果が発表されるようなので,その内容によっては事実認定に耐えうる資料が揃う可能性があります。
 そして,その場合に上記裁判例の基準を当てはめるのであれば,裁判によって入学が認められる可能性は十分にあると思われます。
 そのため,今後の場合によっては,東京医大としては,裁判請求を避けるために任意に合格者として受け入れる等の対応をとる可能性もありますが,問題は去年や一昨年の受験生ならばいざ知らず例えば8年前の受験生が今更東京医大に入りたいと思うかでしょうか。

 入試自体に女子の一律減点があるのであれば,それを予め公表していれば,そもそも女子は東京医大の受験を回避していたかもしれませんし,無駄な受験対策や受験料の支払いもしなかった可能性もあります。
 特に,医学部受験は,非常に難関であるため,受験校を絞る場合に受験対策も大きく変わってきますから,その影響は他学部受験生よりも大きいように思います。
 それだけに今回の件は,事実だとすれば大変罪深いことだと思いますし,不合格としてしまった受験生に対して慰謝料を支払う等の対応も検討されるかもしれません。

 ただ,私が気になるのは,昔からこのような話はうわさ話としてはよく耳にしていただけに,ほかの大学ではどうなのだろうかと気になります。
 上記の裁判例は国立大学の事案での基準ですが,もしも私立だけでなく国立でも同じように性別によって一律減点等の措置を講じていたとすれば,非常に大きな問題になりそうです。
 おそらく,今回の問題を受けて日本中の医学部で合格判定の確認がされるでしょうが,その結果が待たれるところです。
 また,他大学ではそのようなことをしていなかったとしても,今回これだけ問題となった以上,今後このようなことがされないようにはなっていくのだろうと思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:48
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,福島第一原発にたまり続けている放射性物質を含む水の処分方法について,一般の意見を公募するというものを見たので,取り上げてみました。

 福島第一原発の核物質の冷却などにより生じる汚染水を処理した後の水に,取り除くことが難しいトリチウムという放射性物質が含まれており,現在原発構内のタンク678個分が保管されているそうです。
 この水の処分方法について,国の有識者会議では,一般の意見を聞く公聴会を開催するということで,各会場で意見を表明する人の募集を始めたそうです。
 表明できる意見は,処理水の最終的な処分方法や時期,それに処分に伴う懸念についてで,各会場で10人から15人,1人5分まで認められるということです。

 このニュースを見ていて,未だ続く福島第一原発の問題について改めて気づかされるとともに,こうして意見を公募したという状況はおそらく現状で有効な手段が思いつかないということの裏返しなのだと思いました。
 以前,汚染水は最終的に海に流すしかないといっていたように記憶しており,おそらく最終方針は海に流すのだろうと思います。
 しかし,汚染水を海に流すとすれば,当然多くの批判を被ることになるでしょう。
 私の想像ではありますが,今回の公聴会は,結局市民から意見を募集したものの,有効なものはなく,やはり海に流すしかない,それが国民で知恵を出し合った結果であるというアリバイを作るための企画のように見えてなりませんでした。

 しかし,原発は一度問題が起こると,もはや人間の手ではどうしようもなくなることがよくわかりました。
 今存在している原発を直ちになくすことは出来ないとしても,人の手に余る以上は再稼働するかどうかを含めて取り扱いは極めて慎重にしなければならないということはこのニュースからも思い知らされるものです。
 かといって,太陽光は,日本中の景観を変えただけでなく,災害への脆さもどんどん露呈しており,代替エネルギーを模索するにしても一長一短というところで,エネルギー政策は非常に難しい問題だと改めて思います。


 阪神は,昨日今日と中日さんに惨敗し,ついに最下位となりました。

 私が今季の阪神に対して残念だと思っていたのは5月くらいからでしたので,中日さんと最下位決定戦をした上で惨敗して落ちぶれたとしても,不思議なほど何とも思いません。
 むしろ,この弱さでなまじクライマックスシリーズになどいってしまえば,他球団は何をしているのかと思ってしまうくらいです。

 とはいえ,弱いにしても,まともにプレーをして弱いのであればともかく,2ラン犠飛やアウトカウントミスでのアウトなど,質の低いプレーを見せられるのは,正直言って球場で見ていれば金返せと思うレベルだと思います。
 先日球場で見た際,やはりチャンスで打てない,投手に失投してホームランを食らうなど,どうも最近の阪神は弱いだけでなくお粗末な野球をしてみるように見え,これではプロ野球というには残念だと思ってしまいます。

 これから劇的に打線と中継ぎが復活して強くなっていってくれるならばクライマックスシリーズを期待したいと思うものの,今のような低空飛行でお粗末なプレーを繰り返しているならば,別に負けてもらって,来季に向けて首脳陣含めて変革してくれればいいのではないかと冷ややかに見ています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:57
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