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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,空港で大量の偽ビール券が押収されたというものがあったので,取り上げてみました。

 偽のビール券は,去年12月に茨城空港に到着した中国籍の自営業の男のバッグとスーツケースの中から発見されました。
 偽ビール券は1639枚で,額面総額は約115万7000円ということです。
 ビール券には「キリソ」「アサビ」などと書かれていて,この記載から偽物と判明したということでした。
 男は偽造有価証券輸入容疑で逮捕され,起訴されたということでした。

 日本にいろいろなものが持ち込まれる話は聞いたことがありますが,これだけ多くのビール券が持ち込まれる話はあまり聞いたことがありません。
 見つかった経緯も,ビール券の記載が誤っていたからということで,犯罪の精度も低いといわざるを得ません。
 巧妙であってほしいとは思いませんが,こうもあからさまに偽物だと何のために危険を冒して犯罪に及んだのかよく分かりません。
 ただ,これが成功した人がいたからこの人も同じような行為に及んだとも思われ,今一度流通している有価証券については確認した方がいいのかもしれません。

 しかし,偽物に書かれていた「キリソ」「アサビ」という記載は,時々中国からの輸入商品で見かける翻訳しきれていない取扱説明書のような記載になっています。
 「ン」と「ソ」,「シ」と「ツ」等は外国人には区別は難しいという話もあるようで,そうだとすると外国人がチェックをしたとしても見落としてしまうレベルのものなのかもしれません。
 そうであれば,犯罪集団に日本人を一人入れれば解決するのかもしれませんが,そこまでの精度を求めていなかったのかもしれません。
 昔ビックリマンシールの偽物が流行った時には「ロッチ」という記載からその真実性を暴くということが小学生ながら良くやられていましたが,今となってはそれもこのような外国からの輸入物の一つだったのではと思ったりもします。
 ただ,小学生にすら見抜かれて流通しないロッチは一体何のために史上に流されたのか,製造コストの方が高かったのでは等と思ってみれば,今考えると何のためにロッチを作って流通させていた人がいたのかはよく分かりません。


 阪神含め各球団は明日からキャンプに入りますが,この時期になるとようやく野球が帰ってきたという感じがします。
 思えば阪神の野球は,去年の雨のCSで終わっていたので,それ以来なのかと思うと,長いような短いようなという感じがします。
 ただ,野球をやっていなかった時期もなんだかんだ阪神のことを結構よく考えていたので,あまり野球のシーズンオフという気もしていませんでした。
 それなのに,明日からキャンプとなると,それなりにわくわくするものです。

 このキャンプにはいくつかの課題があると思います。
 それぞれの選手の調整は当然のこと,守備の向上,ロサリオさん含めた打者の見極め,二遊間の選手の審査,藤浪さんの復活などが挙げられます。
 いろいろと見所はあるのですが,とりあえず怪我をしないことをまずは第一にしてもらいたいものです。

 また,このキャンプは若手選手を多く連れて行っているので,その若手選手がどれだけ芽があるのか,一軍で起用して育ちうる選手がどれだけいるのかということも注目したいところです。
 金本政権になってから若手の育成がよく目に付くようになり,これまでよりも育成という方面に目がいくようになったので,今年出てくる若手がどれだけいるのかということは数年前よりも非常に楽しみです。



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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:11
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 今日のニュースを見ていたら,神奈川県が,外国人観光客向けに,スマホの無料貸出の実証実験を行うという記事を見たので,取り上げてみました。

 これは,神奈川県とスマホを無料で貸し出す事業を手がける民間企業が行うもので,実証実験では横浜市等のあわせて5箇所の観光案内所で,外国人観光客に対して1日辺り50台のスマホを無料で貸し出すということです。
 神奈川県は,スマホのGPSデータを収集して,外国人に人気の観光スポットを把握して施策に生かす方針だということです。

 今回の実証実験は,スマホを持たずに不便な思いをしている外国人観光客を呼び込むためのものと思われます。
 ですが,この記事を見ていて,そもそもスマホを持たない外国人観光客の数がどのくらいいるのかということを思いました。
 日本では未だにガラケーは根強くありますが,海外ではスマホの普及率が高いという記事を見たこともあり,貸出の必要性を考える上でまずスマホを持たずに入国する外国人観光客の数を把握する必要があるでしょう。

 その上で,もしもスマホを持っている外国人観光客が大多数を占めるのであれば,とるべき施策は50台限定というスマホの貸出ではなく,wifi環境の充実だと思います。
 スマホを持っていたとしても,電波が入らないのであれば意味がないのですから,仮に日本対応のsimカードを入れていないスマホを所持している外国人観光客が多いのだとすれば,まずは彼らの所持しているスマホでも普通に使えるようにwifi環境を充実させる方がより多くの観光客の利益に資するのではないかと思います。

 また,貸し出すとした場合,その管理をどうするのかという問題もあると思います。
 例えば,借りたものの返却しない人に対して,帰国する前に返してもらわないと返却を受けることが相当難しくなるでしょうから,出国時までには少なくとも対応手続を考えねばならないでしょうが,そのような施策についてはどうなっているのでしょうか。
 また,安いスマホもありますが,それでも汚損等の問題もあるかもしれません。
 さらに,貸し出したスマホが盗まれたという体で行方不明になり,その後犯罪等に使われるという可能性もあるかもしれません。
 その他,観光客を装った日本に居住する外国人がスマホを持って行ってしまう可能性など,ちょっと考えるといろいろと思いつくものです。
 そういったケースをいろいろと考えていると,貸し出すという方法はよいものかもしれないものの,50台と数が限定的で,かつリスクも考えれば,その手段に打って出るのは先に別の手段を執ってからでもいいのではというようにも思えます。

 観光客をおもてなしすること自体は否定するものではないのですが,その手段としてこれがよいのかは何とも言い難いです。
 wifi環境が充実すれば,観光客だけでなく日本人も大変ありがたいですし,もう少しその辺りを頑張ってほしいというのが個人的には切実に思うところです。


 阪神の藤浪さんですが,春季キャンプ先乗り自主トレで,初日からブルペン入りしたということでした。
 そこで球を受けた梅野さんですが,カーブだったということです。
 このカーブは,アメリカでのダルビッシュさんとの自主トレの際,照会されたカーショーさんから伝授されたというもので,大きな弧を描きながら球速に変化するということでした。
 また,直球については,シュート回転はほとんどなかったということでした。

 個人的には,急造のカーブよりもストレートが気になります。
 速球派の藤浪さんにとって緩急は大きな武器になりますから,カーブは非常に興味はあるものの,それよりは最大の持ち味であるストレートが改善されたかどうかが問題でしょう。
 藤浪さんは,アウトローに狙って投げても,インハイに抜ける球が出てしまって,そこから崩れるということが多々見受けられていましたが,一つの原因は内に入ってしまうシュート回転があったと思います。
 梅野さんの体感としては,シュート回転はほとんどなかったということですから,これがこのときだけでなく今後全般的に少なくなりつつあるというのであれば,これ以上の朗報はありません。

 一方,このシュート回転が,疲労時やランナーを背負うなどの緊張する場面で出てしまうかどうかはまだ良く様子を見ないといけないでしょう。
 現状は,あくまでブルペンでの投球練習では良かったということだと解釈すべきだと思いますし,去年あれだけ苦しんでいたものがすぐに克服できたと考えるのは去年の藤浪さんに対して申し訳ない気持ちすら出てくると思ってしまいます。

 ただ,私は,インハイにいってしまう球の出現を減らせるのであれば,いっそ荒れ球を使うと割り切って制球をある程度大目に見ていいと思っています。
 もちろん制球が素晴らしいことはいいことなのですが,一長一短で改善しないでしょうし,そうであればまずは最大の問題であるインハイの抜け球を減らしていければそれ以上は今は求めないというのがいいと思いました。

 藤浪さんが先発ローテーションの一角に復活してくれるならば,一気に阪神の先発陣が充実しますので,カーブよりもストレートに期待したいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:37
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 今日のニュースを見ていたら,あるスキー場が,コース外に出た人への救助費用を全額請求するように検討しているというものがあったので,取り上げてみました。

 発端は,1月26日,外国人9人が,スキー場のコース外に出て道に迷ったという事件です。
 風はそれほど強くはないものの,細かい雪が舞っており,視界は悪かったそうです。
 9人は,スキー場のパトロール隊により,スキー場から2.5キロ離れたところで発見され,夜遅くにパトロール隊の先導で自力下山したということでした。
 しかし,救助された人達は,報道陣にVサインを見せるなど反省した様子はなかったそうです。
 スキー場は,今回の救助費用の数十万円について遭難者に全額請求するということです。
 遭難者は,救助費を請求されるとは知らなかったし,スキーの保険に加入しているもののコース外に出てしまったため保険適用はないだろうと話をしているそうです。
 このスキー場では,一部の場所からコース外に出られるようになっているものの,コース外に出た場合は自己責任だということです。

 このニュースを見ていて,ルールを守らずに利用した客に対して救助費用を全額請求すること自体はよいことだと思いました。
 もともとの救助を誰が主体で行うのかは記事からはわかりませんでしたが,救助を行う人はそれなりのコストとリスクを抱えて救助に臨むのですから,ルールを破って状況を招いた人に対してそのコストを請求するのは当然だと思えるからです。
 また,このような対応をするという情報を広めることによって,安易にルールを破ることを防ぐ効果もあるだろうと思います。

 一方,このような対応をする場合,ほかのスキー場に顧客が流れる可能性も否定できません。
 ですが,このような顧客はほかのスキー場でも同様の問題を引きおこすことが懸念され,そこを含めてほかのスキー場がそれを是とするかどうかという問題なのだろう十もます。

 また,この費用についてどのように回収するのかも問題でしょう。
 今回は外国人が問題になっていますが,もしも支払わずに自国に帰国した場合,おそらくコストをかけてまで回収作業に臨むことをする可能性は低いでしょう。
 保険対応可能な場合,保険会社から回収できるとは思いますが,コメントにあるようにコース外の遭難では保険が利かないのであれば遭難者本人の誠実さに期待するしかないということなのでしょうか。
 そうすると,このように全額請求と銘打ったとしても,実際に回収のことまでは考えておらず,どちらかといえばそのような強硬手段も辞さない強い姿勢を持ったスキー場だとアピールするための便法のように見えました。
 そして,もしもそれがアピールの便法なのだとすれば,それだけこの問題にスキー場が困っていることの裏返しなのだろうと思います。

 何事もルールを守らない人は一定数出てくるものであり,ルールを作る際にはそれをいかに守らせるか,守らない場合にはどのように解決をするのかということは常に問題になると思います。
 甘く対処するとルールが形骸化しますが,厳しすぎると客が来なくなりますし,そのバランスをどうとるのかということも大いに問題でしょう。
 おそらく日本中のスキー場が抱えている問題と思われ,いろいろな事例を出し合って足並みをそろえた対応をした方がいい事案であろうと思いました。


 阪神の新外国人ロサリオさんですが,投手を除く全ポジションでの起用を歓迎すると宣言したということでした。

 ロサリオさんがこのような寛大な物言いをしてくれること自体はありがたいのですが,一方でこれを真に受けるのは本当に止めてほしいと思います。
 ロサリオさんの前評判は,打撃は素晴らしい一方,守備はいろいろと問題ありというものだったと思います。
 ロサリオさんを獲得してきた理由はその打撃なのですから,打撃に専念できるような守備位置で起用すべきであり,守備まで考えることは今はまだ速いと思います。
 捕手とファーストとの併用という記事を見ていてもやや不安を感じるのに,守備を見たことはないものの,ほかの守備位置との併用と考えるのは止めてほしいと思います。

 おそらくこれを本気で捉えた人はいないだろうと思うのですが,そういう人がいたのだとすれば,それは考えを改めてもらいたいものです。

 ロサリオさんですが,大変まじめだという前評判もあるようです。
 その辺りはあまりよく分からないのですが,まじめな人だと相手を分析したりして順応も速いというメリットと,まじめすぎて追い込まれてスランプに陥りやすく,陥った時に抜けるまで長いというデメリットの両面がよくいわれると思います。
 ロサリオさんのタイプまでは分からないのですが,その辺りは成績が安定するようなタイプだとありがたいと願うばかりです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:36
2018.01.28 Sunday
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 先週金曜夜から大きく騒動になっているコインチェックについて,今日まででいろいろと動きがありました。

 そもそもの発端は,先週金曜未明にコインチェックが保管していた仮想通貨NEMが全て(約580億円相当)奪われてしまったことでした。
 それについて,気づいたのがこの日の昼頃,それから取引停止措置を講じた上で謝罪会見と相成ったようです。
 その後,NEM財団なる組織が奪われたNEMに印を付ける措置を講じました。
 さらに,今日の未明には,コインチェックは,奪われたNEMについて,88.549円×保有数で日本円による補償を行う等の方針を示したということでした。ただし,この補償を行う時期や手続等については検討中とのことです。
 また,補償の原資はコインチェックの現預金によるということでした。

 この事件を受けて,NEMの価格は下落し,ビットコインなどのほかの仮想通貨も下落傾向になっているということです。
 ビットコイン等については,最近若干下落傾向にあったため,この事件が引き金となったのかはわかりませんが,影響を及ぼしたとことは否定できないと思います。

 この事件についてもっとも問題になりうることは,コインチェックの保管方法でしょう。
 セキュリティについてこれまで指摘を受けてきながら,マルチシグを実施しておらず,ホットウォレットでの管理を行っていたということでした。
 完全な全体像はまだ分かっていないものの,これまでの報道を見る限りコインチェック側のセキュリティの甘さは否定できないように思われます。

 もしもコインチェックのセキュリティが甘かったがために本件が発生したのであれば,コインチェックは顧客に対して損害賠償債務を負うことになるでしょうが,問題はこの額が大きすぎることだと思います。
 これについては,コインチェックは,現預金を原資として支払は可能であると言っておりますが,一方で支払等の時期は明言できていない状態です。
 この支払時期が早い段階であれば,この現預金で対応が可能だということも信用できそうですが,もしも支払時期について今後しばらく明言できない状態が続くのであればこの現預金の存在すら危ういように思えます。
 現預金があるならば早々に支払った方が騒動を鎮めるには重要だと思いますが,金額が金額だけに迅速な対応も困難なのかもしれず,ここは非常に難しい問題かもしれません。

 コインチェックは,現在取引停止状態ですが,これが解除されて通常取引が再開できるようになったとしても,実際またコインチェックを利用したいと考えるユーザーがどれだけいるのかという問題もあります。
 もしもユーザーが多く離れて行ってしまうならば,取引再開以前にNEMの補償の支払をしておかないと補償の原資がなくなってしまうことが懸念されます。
 一方で,現預金がどれだけあるのかわかりませんが,補償金を先に支払ってしまうと業務再開後の運営資金が不足する可能性もなくはないかもしれず,この点でもどのように判断するのかは注目されるところでしょう。

 また,コインチェックが日本円で支払うと明言したことも物議を醸しているようです。
 というのは,これによってNEMが日本円に変わることで強制的に利益確定になると扱われればこれに対して課税されるかもしれないという心配です。
 個人的には,利益確定の問題は無視できないと思える一方,まったく戻ってこないよりはだいぶましだとも思っており,このことをもって一概にコインチェックを否定的に考えてはいません。

 さらに,NEM財団に印を付けられたNEMがある程度コインチェックに戻ってきた場合,場合によっては日本円で支払った後にNEMを手にしたコインチェック側が利益を受ける可能性もなくはありません。
 とはいえ,これについては,未確定な部分が多すぎて,これによってコインチェックが利益を受けるかもしれないことを過剰に重視するのは筋を読み間違えるかもしれないのですが。

 加えて,NEM財団が印を付けたNEMですが,ある書き込みの懸念としては,この印が付けられたNEMをいろいろな人に送金するという手に打って出る可能性があると指摘していました。
 というのは,印の付いたNEMを所持している人は犯罪に荷担した疑いをもたれ,場合によっては取引を拒絶されるかもしれないところですが,無関係な人にNEMを送金し続けてその人が取引拒絶されることを防ぐためにはNEM財団側がNEMの印を解かざるを得なくなるという考えからです。

 仮想通貨については,数年前から価格高騰が良く話題になっており,最近ではマスコミでも良く取り扱うようになってきましたが,主な見方は通貨としてではなく投機対象としてだと思います。
 投機対象としては魅力的だとは思うのですが,一方で知識なく飛び込んでいくには危険だということも考えざるを得ません。
 特に,仮想通貨については,改正資金決済法で法規制の対象とはなったものの,まだまだ本格的な整備が進んでいるとは言えず,いざという時に保護されるかどうか,まだ難しいところが多いと思います。
 あまり自己責任を強調しすぎるのもよくないかもしれませんが,目先の利益だけでなく,これがどういうものなのか,取引所も比較しながら検討しなければならないでしょう。

 ことの顛末については,まだまだ予断を許さない状況と言わざるを得ないと思います。
 コインチェックは,現時点では今後も営業活動を行う方針を示しており,補償も行えるということですから,仮想通貨全般の信用性保持のためにも今後果たしてそれらがきちんと実行されるのか,迅速に実行できるのか等について確認しなければならないでしょう。


 阪神の新外国人モレノさんですが,高速チェンジアップを披露したという記事を見ました。

 この記事を見て,チェンジアップが高速とはこれいかにと思いました。
 一見すると,それはストレートというのではとも思ったのですが,記事を見るとストレートが153キロ,チェンジアップが140キロ台ということで,速度差があるようです。
 また,チェンジアップの方は落差も大きいということで,空振りもとれそうです。

 モレノさんは,会見で,抑え投手を任せてほしいと息巻いていたということで,ドリスさんと争う関係になるのかもしれませんが,ドリスさんは昨季途中は疲労で成績を落としていたこともあったので,そういったところをモレノさんが代わってくれるのであれば非常にうれしいところです。
 抑え投手としては空振りのとれる球が重要ですから,チェンジアップはその条件を満たすものと思いますが,あとは四球を出さない制球力がどのくらいあるかでしょう。
 制球力については,今後キャンプ情報を注視したいところです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:22
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 今日のニュースを見ていたら,中国で,クローンのサルを作り出すことに成功したというものがあったので,取り上げてみました。

 中国の研究グループが発表したのは,クローン技術によって,全く同じ遺伝子を持つサルを作り出すことに成功したというものです。
 研究グループは,病気の研究に役立つとしております。
 この研究が発表された雑誌によれば,研究グループは,サルの胎児の皮膚の細胞を,核を取り除いた卵子の細胞の中に入れ,あらゆる臓器や組織に変化する状態になるように促す遺伝子などを加えて,雌のサルの子宮に入れたということでした。
 その結果,およそ5ヶ月後に21頭のうち1頭から健康な雌の双子がうまれたということでした。
 生まれたサルの遺伝子は,皮膚の細胞を提供したサルと全く同じということで,研究グループは,体細胞を使ったクローン技術で霊長類を作ることに初めて成功したとしているということです。
 この技術は,1997年にイギリスで報告されたクローン羊ドリーと同じ技術だということです。
 研究グループは,一日回サルのクローンを作ることで,ヒトの細胞やネズミなどの動物を使った研究では解明できていない病気の仕組みなどの研究や薬の開発に生かせるとしていて,具体的にはアルツハイマー病やパーキンソン病などを再現して治療に繋げたいとしているそうです。

 クローン技術については,ある程度の方法論は前からあったようですが,倫理的な問題や法律上の問題などを理由に各国での技術開発は避けられていたと思います。
 それが中国で先駆け的に霊長類のクローン実験に成功したというのは,中国が他国に比べて倫理的な規制や法律規制が緩いからなのでしょう。
 研究グループのいう医学の発展のため,人体実験的なことを行うに当たってヒトのクローンが有用なのかもしれませんが,それを実施することはやはり相当難しい問題をはらんでいると思われ,研究開発のために誰もが一度は考えてそれを断念してきた技術を規制の緩い中国において先駆けてなされたということなのでしょう。

 ヒトのクローン技術について,研究グループからは医学的研究の目的が説明されていますが,裏の目的は移植用の臓器の調達にあるのではと想像されます。
 確かに臓器によっては適合するか否かの問題がありますから,クローン技術の成功は臓器移植等に関して大いに進展をもたらすのだろうと思いますが,臓器目的で作られたヒトは目的の臓器を奪われた後どうなるのか等の大きな問題が残るでしょう。
 臓器移植を希望する切羽詰まった人達にとっては,このような倫理的な問題は二の次というように考えるのだろうと思われ,そのせめぎ合いについては簡単に解決できる問題ではないでしょう。

 この問題は倫理的,法律的,宗教的な側面から多角的に問題になるでしょうし,今後も大いに議論を巻き起こすのではと思われます。
 しかし,おそらくそのような議論をよそに,中国ではこの研究は継続されると思われ,この分野で中国は世界的に躍進し,牽引していく存在になると思います。
 そうすると,日本の立場としては,この問題をどうするかということと加えて,他国でヒトのクローン技術が成功してしまったらどのように対応すべきなのかということもあわせて検討しなければならないと思います。


 阪神のドリスさんが今日来日しました。
 ドリスさんは,今季は万全でキャンプを迎え,本人も100%できる状態で来たと述べたということです。

 去年のドリスさんといえば,今頃まで入団が決まらなかったわけですが,去年の活躍ぶりを思い出すと,ドリスさんがこの時に入団していなければ去年の阪神の順位はなかったとしみじみ思います。
 去年はそれなりに数字を残しつつも,時々不安定な投球を見せており,特に起用に当たって疲労を考慮しなければならない選手だと思います。
 能力自体はある選手ですから,今季はあまり酷使しないようにして通年活躍してもらいたいものです。

 金本監督は,ドラフト2位の高橋さんを見て,青柳さんみたいに育てたいとコメントしました。

 高橋さんは,腕をしならせて150キロ超のストレートとツーシーム,スライダー,チェンジアップを投げる左腕投手で,特にストレートの球質は高いといわれていました。
 一方で,課題は投球フォームと球質の安定,制球力といわれていました。
 金本監督が高橋さんを評価した点は,やはり前評判でもっとも評価が高いストレートの球質でした。
 このストレートは球速以上に早く感じるノビがあるといわれているので,まずはこのストレートを脅威に思われるように球質を安定させる必要があると思います。
 そのためにはフォームを固めることが第一だと思いますので,課題も多いと思いますが,素材としては質が高い以上はここでじっくりと育成されれば戦力として大いに期待できると思います。

 キャンプは2軍スタートで,金本監督は1軍への合流も示唆したということですが,個人的には無理に1軍に合流させるのではなく,課題を一つずつクリアさせて行く方がものになる選手への近道だと思います。
 高橋さんは現状制球力にやや不安があることと,阪神の中継ぎ投手陣は充実していることを考えれば,先発投手として育成すると思うのですが,阪神の先発投手陣はやや不安がありますので,今季中盤くらいに出てきてくれるように期待しています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06
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 今日のニュースを見ていたら,iPhoneのバッテリーに噛みついたらバッテリーが爆発したというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件があったのは中国でした。
 男性が,iPhoneのバッテリーを交換しようとして店に出向いたところ,交換用のバッテリーが偽物なのではないかと疑いました。
 そこで,男性は,このバッテリーが偽物かどうかを確認するためにバッテリーに噛みついたところ,口から離した数秒後にバッテリーが爆発したということでした。

 私もその映像を見たのですが,口から離してから数秒後に爆音を立てて爆発しており,口に含んでいないところでひとまずよかったと思います。

 この記事を見ていて,そもそも噛みつくと偽物かどうかがわかるのかどうかは理解できません。
 時代劇では,小判に噛みついて本物かどうか見分けるシーンが良くありますが,リチウムイオンバッテリーが噛みついて本物かどうか区別できるのか,男性の意図がよく分かりませんでした。

 ただ,リチウムイオンバッテリーは,落としたりするなどの外部衝撃によってダメージを受けた場合,本来起こらない化学反応が生じ,膨張して,カバーが圧迫されて,破裂や出火もあり得るそうです。
 そうすると,ある意味バッテリーに噛みついて真贋を確かめる方法は理にかなっていたと思うのですが,この方法の問題はもしも本物と判断されたとしても本件のように爆発してバッテリーが機能できないまま終わってしまうことでしょうか。

 記事を見ている限りでは,肝心のバッテリーの真贋については記載がなく不明ではありますが,上記の通りバッテリーにダメージを与えたら爆発し他という反応を示したところを見ると,おそらく本物のバッテリーなのだろうと思いました。
 そういう意味では,男性の行動と爆発自体は大いに問題でしょうが,一方でこの店が本物のバッテリーを取り扱っていることの証明になると思われ,今後の顧客は安心して取引ができそうに思いました。


 阪神は,本日1軍キャンプメンバーを発表しました。
 想像通りの戦力のほか,馬場さんや熊谷さん,島田さんらルーキー,才木さんや松田さんら期待される戦力も帯同するようです。

 個人的には江越さんは当落線上にいたと思っていたのですが,帯同できるということなので,ここでスイッチヒッターとして開眼してもらえると本当にありがたいと願うばかりです。

 メンツを改めて見ると,投手陣の充実ぶりに比べて,内野手は大和さんが抜けて守備力が不安だという印象を持ちました。
 上本さんは怪我明けということで今の時期は一軍帯同しなかったのでしょうが,ファーストロサリオさん,サード鳥谷さん以外は皆が一長一短で相争う関係というところで,特に守備力に関しては決め手を欠くというように思えました。
 打力であれば西岡さんなのでしょうが,西岡さんはいろいろな怪我を抱えているので,果たしてどのくらい守備ができるのか等が気になります。
 陽川さんの長打力も魅力ですが,まだまだ荒削りという印象が強く,ここで鍛え上げてもらいたいと思います。
 個人的には北條さんが復活してくれること,守備力が極めて高い植田さんの打力が開眼してくれることを強く期待しているのですが,大山さんや糸原さんら2年目の選手がそれらを簡単には許してくれないでしょうし,これからどのようになっていくのか予想が付きません。

 また,伊藤隼太さんは今回のキャンプメンバーに入りませんでしたが,この理由は分からないものの,どうしてしまったのかと思わずにはいられません。
 彼の打力は本物ですが,守備力に問題があってスタメンを勝ち取れなかったわけで,今季は正念場だったと思います。
 それがまさかのキャンプメンバー漏れということで,本人は危機感を持ってやっていたのだろうと思いますが,残念というほかありません。
 ここから何とか見せつけられるだけの打力とある程度の守備力を見せてもらえるよう,期待したいところです。

 阪神にやってきたばかりで期待されている尾仲さんですが,2軍スタートということです。
 尾仲さんについては,先発転向に向けて調整しているのでしょうから,これに関しては何ら問題を感じていません。

 こういう話題が出てくると,また野球のシーズンが始まるのだと改めて思います。
 昨日今日と非常に寒いですが,もうすぐ春になるのかというように感じました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:13
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 今日のニュースを見ていたら,湖池屋さんのポテトチップスが復活感謝祭ということで全銘柄2割増量するというものを見たので,取り上げてみました。

 湖池屋さんによれば,去年はジャガイモ不足のためにポテトチップスの品薄状態がありましたが,去年のジャガイモの収穫は良好であり,品質も高いことから,感謝の気持ちを込めて全銘柄2割増量するということでした。

 最近は減量や値上げの話ばかりが耳に入りますが,事態が好転した際に増量して還元するという体制をとる話はなかなか聞いたことがなく,単純に歓迎したいと思います。
 最近ポテトチップスを買って食べる機会はあまりないのですが,個人的にはむしろ好きな部類であり,このようなニュースを聞くと買ってしまうのだろうなと思います。

 今回の増量は2割ということで,現在60グラムが72グラムになるということのようです。
 これはこれでうれしいことなのですが,一方昔はもっと多かったというように思うと,単純にこれで喜ぶことは感覚が麻痺しているのかという気持ちになったりもします。
 そこで昔のポテトチップの量を調べてみると,子供の頃は90グラムや70グラムもあった時期もあったようで,2割増では帳尻が合わないような気がしてきました。
 ただ,これに騙されないと思ったところでキャンペーン期間以外に量が増えるわけでもなく,現実を受け入れるしかないのでしょう。

 いずれにせよこの機会に買うのだろうと思いますが,買うのであれば定番ののり塩などのほか,普段は食べないような味にチャレンジしようと思いました。


 阪神ドラフト3位の熊谷さんですが,前評判で相当足が速いと聞いていたところ,ベースランニングのタイムが13.8秒とやはり早かったという記事を見ました。

 各記事は,元読売の鈴木さんや赤星さん,イチローさんに例えたりと期待は膨らむ一方だと思います。
 ただ,走塁は,足の速さのほかに技術も大きなウエートを占めるものですから,その技術面がどうなのかは気になるところです。

 また,赤星さんは,足の速さのほかにアベレージヒッターとしての打撃もありましたが,熊谷さんはあまり打撃は得意でないと聞いているので,果たしてここから打撃が開眼するのかも気になります。
 もちろん代走としてだけでも重要なのでしょうが,打撃ができた方が当然幅が広がるわけで,レギュラーをつかみに行ってもらいたいという希望もあるわけです。
 その辺りはキャンプである程度見えてくるのだろうと思いますが,やはり期待は大きいです。

 ちなみに,ドラフト4位の島田さんも足が速いという前評判ですから,こちらも大いに期待しています。
 島田さんは,足のほかに守備も期待できるそうですから,今回の新人も楽しみなものです。
 金本監督は新人でも積極的に起用しますから,もしかしたら1軍で彼らが見られる日もそう遠くはないのかもしれないと思いました。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:37
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 今日は関東地方はじめ各地が大雪ですが,私もここまで降るとは思っていませんでした。
 一応の心構えや備えはあったので,今日のところはそこまで難渋しなかったのですが,個人的な問題としては明日は移動があるため,それがどのようになるのかというのが心配です。
 私は他人よりも移動が少ない方だと思うのですが,そうすると世間ではもっと大変なのだろうと思うと,頭が下がります。
 とはいえ,例年東京近郊で雪が降った時には大騒ぎするものの,北海道や東北地方や北陸地方等の一部ではこれ以上の状況が日常だというのに,そちらにはスポットライトをあまり当てないというのはいつもながらのことなのだなと思います。


 今日のニュースを見ていたら,新元号の公表時期について,政府が年末以降を検討しているというものがあったので,取り上げてみました。

 政府は,新元号の公表時期について,国民生活への影響に配慮する一方,できるだけ新天皇の即位の日に近づけたいと考えているようです。
 そのため,官公庁のシステムなどへの影響からできるだけ早い時期を求める声もあるものの,政府内には「あまり早いと盛り上がらなくなる」との指摘が出て,今年の年末以降で検討しているそうです。

 個人的な意見としては新元号の公表はなるべく早く行うべきだと思います。
 それは,記事にもあるとおり,関係各所への影響が大きいからです。
 例えば,未だに元号をよく使う日本においては,コンピュータプログラムの関係で元号の変更によってシステムにいろいろと問題が起こることが予想されますが,その混乱を避けるためにはなるべく早く対策をとるべきでしょう。
 また,カレンダー業界等としては,新元号を掲載したカレンダーを出したいでしょうが,年末以降の公表となれば来年のカレンダーは西暦のみの標記にもなるかもしれません。
 おそらくもう少し考えればもっと問題点が出てくると思いますし,あらゆる意味でも早く公表されることにメリットは大きいと思います。

 一方,新天皇の即位に近い時点を希望するという意見については,正直言ってそのメリットがよくわかりません。
 私が無知なだけできっとメリットは存在するのでしょうが,それについては改めて政府等から説明がもらいたいものです。

 また,盛り上がりという点ですが,多少の盛り上がりはあるとは思うものの,それはどのくらいの人が楽しみにしているのでしょうか。
 もちろん元号が変わる瞬間は盛り上がるのでしょうが,その裏で作業しているSEの方々はそんな盛り上がりなどどうでもいいことでしょうし,元号変更に伴って生じるプログラムの不具合で困る人が生じるとすれば,それは盛り上がりに水を差すことは間違いないことでしょう。
 そうすると,盛り上がるというメリットと上記のデメリットを比較した際,デメリットの方が大きいように思えました。

 私が日頃仕事上で作成する文書は元号を用いて日付を特定することが多いので,私は新元号になっても元号を使い続けると思います。
 ですが,カレンダーに新元号が載らないようになった場合,新元号が分かるまで年の標記に問題があるとして西暦標記に移行する場合などが想定されますが,それをきっかけに元号離れが生じて西暦標記に移行する可能性はあるのかもしれないと思います。
 元号を日本文化の一つとして必要だという見解があると思いますが,もしも元号という文化を残すのであれば,私は早期の公表の方が賢明なように思えます。
 もちろん元号変更での盛り上がりは文化昂揚の機会の一つかもしれませんが,私はそのように思いました。


 昨季は不調に苦しんだ阪神藤浪さんですが,今日の記事を見ていたら,護摩行を断っていたというものがありました。

 これを断った理由は分かりません。
 ですが,もしも護摩行を行う時間に別のことに専念しようという意図であれば,私はそれもいいことと思います。

 そもそも護摩行の効果というものはよく分かりませんが,もしも精神的な意味で効果があるのであれば行くべきだったと思います。
 特に,もしも藤浪さんがイップスであったならば,精神的な訓練である護摩行は意味があったかもしれません。

 ですが,イップスは精神的な問題であったとしても,精神的な問題だからと行って十把一絡げに精神力を鍛える修行である護摩行が意味をなすかというのはまた方向性が違うのかもしれません。
 そもそも,護摩行という修行に対して効果を求めること自体が誤りなのかもしれませんが,そうであればこそ悩める藤浪さんにとって今その修行をなすべきなのかはわかりません。

 藤浪さんには,今季何としても復活してもらいたいので,そのために効果のあることはやり遂げてもらいたいと思います。
 護摩行はその手がかりになったかもしれませんが,そうでないかもしれないとも思うと,私は行かなくても良かったかもしれないと思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:13
 こんばんは。


 去年から相撲についていろいろと悪い話ばかりが挙がってきておりましたが,今日のニュースでは,十両の大砂嵐さんが無免許運転で追突事故を起こしたというものがあったので,取り上げてみました。

 大砂嵐さんは,今月初め,長野県で車を運転して追突事故を起こしたということでした。
 この事故で怪我をした人はいなかったということです。
 事故当時,大砂嵐さんは,警察に国際運転免許証を持っていると説明していましたが,実は免許証は効力がない状態だったということでした。
 その後,同乗していた妻と弁護士と一緒に警察に出向いた際,車を運転していたのは妻だと事実と異なる説明をしました。
 しかし,現場付近の防犯カメラの映像などから大砂嵐さんが運転していたことが確認され,最終的に本人も認めたということでした。
 警察は,今後改めて事情を聞いた上で,大砂嵐さんを道路交通法違反で書類送検する方針ということです。
 相撲協会では,各部屋所属の現役力士に対して車やバイクの運転を禁止しており,その旨の誓約書を作成させて提出させているということです。

 不祥事続きの相撲でまた問題が起こってしまったと思うと,これで相撲の評判はまた悪くなってしまうのだろうと思います。
 この事件では,大砂嵐さんの妻が犯人隠避の供述を行っており,悪質だと思います。
 この犯人隠避について妻が自発的にしたのかどうかは分かりませんが,大砂嵐さんが妻と弁護士と一緒に警察に行って妻がその話をしたのだとすれば,少なくとも妻がそのような供述をすることを知っていて,かつそれを止めずに許容し,その供述に乗っかって対応しようとしたのですから,やはり悪質だといわざるを得ないと思います。

 大砂嵐さんについてさらに悪質だと思ったのは,事件があったのが今月頭であったにもかかわらず,今場所相撲に出続けていたことでしょう。
 この点について,妻がやったことという主張の下で相撲協会に報告すらしなかった可能性もありますが,結局大砂嵐さんが無免許運転して事故を起こしていたわけですから,その通り報告すべきだったのでしょう。
 そして,そのような報告をしていれば少なくとも今場所は何らかの理由で休場になっていたのだろうと思うのですが,今日まで出場していたというのはおそらくきちんと報告していなかったのではないかと思われます。

 報告をしなかった理由としては,先日の相撲の問題に引き続いて話題になることが社会的な騒動になることを懸念したことのほか,番付の問題もあったと思います。
 大砂嵐さんは,現在十両ですが,もしも今場所休場となれば幕下降格となるでしょうし,非常に厳しい立場に置かれることでしょう
 そのことは理解できなくもないのですが,残念ながらこれが発覚したことで任意引退の可能性もありうると思われます。

 先日のモンゴル人力士の問題に続いて生じた本件に鑑み,外国人力士のあり方ということが問題になるかもしれませんが,本件と前回の件の関連性やモンゴルとエジプトの文化の違いなどを考えると,ない交ぜに論じることはあまり適切ではないとは思います。
 ただ,どうやら相撲はスポーツと文化という2つの要素から成り立つもののようなので,外国人力士が相撲を行うのであれば強いだけではいけないということをよく浸透させないといけないということでしょう。
 日本人力士でもその点について問題がある人もいたりするかもしれないので,こういう時期ですから,もう一度各部屋や相撲協会が強さ以外の部分について再教育する必要があるのかもしれないと思いました。


 中日さんの入団テストを受ける予定の松坂さんですが,23日のテストに落第しても沖縄で追試を行う予定だということです。
 どうやら松坂さんの中日さん入団は濃厚なようです。

 問題は,松坂さんは現在活躍できる状態にあるかどうかです。
 ソフトバンクさんに3年在籍したものの,プロ野球選手として活躍できるだけの状態にはならなかったわけですが,これはソフトバンクさんの見る目の問題なのかどうかが気になります。
 往年の松坂さんを知っている者としては,できれば松坂さんにもう一度復活してもらいたいとは思っていますが,現実はどうなのでしょうか。
 実力で地位を勝ち取ってくれるならばいうことはないのですが,もしもネームバリューだけで起用されるならば,松坂さんを起用することでチャンスを失う若手選手の成長がもったいないと思ってしまうのです。

 また,起用されるとしても,先発なのか,中継ぎなのかが問題でしょうし,空振りを取りに行くのか変化球と投球術で打ち取るスタイルなのかも問題でしょう。
 個人的には,松坂さんが活躍してくれるならば,スタイルにはあまりこだわらないつもりではいるのですが,藤川さんがあまりスタイルを崩さずに活躍している様を見るとちょっと期待してしまう自分もいます。

 とりあえず,松坂さんが今の時点でどのくらいやれるのかを見てみたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 22:20
 こんばんは。


 最近はあまり聞かなくなった中国の大気汚染問題ですが,未だにこの問題は継続しております。
 特に,各家庭で,石炭が燃料の暖房を使っているため,冬の大気汚染の程度は重いようです。
 そんな中で,今日のニュースを見ていたところ,西安市に巨大な空気清浄機を建築したというものがあったので,取り上げてみました。

 空気清浄機は高さ100メートルのタワーで,世界最大だということです。
 仕組みは,汚染された大気を吸い込んで温室に入れ,太陽エネルギーで加熱し,熱風となった大気を複数の浄化フィルターを等してタワーから放出するということです。
 責任者によると,タワーは1000立方メートル相当の綺麗な空気を生み出しており,この数ヶ月で西安近郊の10平方キロメートルの地域で大気の質の改善が認められたということでした。
 PM2.5の数も平均して15%ほど減少しているということで,特に汚染の酷い日でもスモッグを日常レベルまで抑え込む効果が出ているということです。
 このタワーは試験的なもので,責任者はこのタワーの大型版を中国全土に作る計画をしているそうです。
 大型版では30平方キロメートルの範囲をカバーできるものになるそうです。

 このニュースを見て,中国という国のすごさを改めて感じさせられました。
 大気汚染問題の通常の取り組みは,規則を作り,それを遵守させ,大気汚染物質を排出する構造を変革させるという「元を断つ」方法を採ることが一般的だと思います。
 これについては,近年中国でも相当努力してきたと思うのですが,結局のところなかなか功を奏さず,苦慮していたと思います。
 そして出てきた策が,排出された汚染物質を取り除くという力業ということで,思いついても普通は実行しないものだと思います。
 実行しない理由は,通常の室内の空気清浄機であれば限られた範囲なので効果を上げられるものの,屋外となれば浄化すべき範囲が広すぎて効果を上げるものを製造することが困難だと考えられるからです。
 これについては,大きな空気清浄機ならばいいと子供でも思いつく発想があるわけですが,それを実行してしまう実行力と経済力を持っているというのはさすが万里の長城を作った国は私の想像を超えるといわざるを得ません。

 ただ,一つ思うのは,その空気清浄機能を,大気汚染物質を排出する工場等の発生源に設置すればよほど手間もかからないのではと思います。
 とはいえ,そのような規則を設けてもどれだけ守るのか等の問題もあるのかもしれず,そうであればこそ大きなものを一つ作った方が実効性が上がるのかもしれません。

 記事を見る限りでは,この空気清浄機の実効性は数値上出ているようですが,仕組みを見ている中で登場するフィルターはおそらく定期的に交換する必要があるのでしょうし,果たしてその費用等はどの程度かかるのだろうかと不安になります。
 また,これだけ大きな空気清浄機となれば,フィルターのサイズも相当大きいのでしょうし,交換だけでも一苦労だと思います。
 また,もしもフィルターを掃除して再利用するならば,それをどのように洗浄するのかも問題でしょう。
 効果が上がっている空気清浄機のフィルターなだけに汚れも相当でしょうから,水で洗い流す場合,その流した水を環境にそのまま流してしまえば,別の汚染が広がるだけのように思われます。
 そして,これを建造することで生じる大気汚染物質はどの程度なのかとも思いますが,その辺りはよく分かりません。

 いろいろと突っ込みどころはあるのですが,一応対策しようと努力していることは大したものだと思いますし,その行動力はまねできないと改めて感心します。
 できれば,これと平行に,発生源への対策も実施してもらいたいものです。


 阪神の新外国人ロサリオさんについて,金本監督が緊急時に捕手として起用する可能性を示唆したということでした。

 ロサリオさんの守備の噂を聞く限りでは,あまりうまいという話は耳に入ってこず,そんなロサリオさんに捕手を任せることは不安を感じます。
 ですから,いくらやや守備軽視の金本監督の選手起用をもってしても,この話を本気で言っているとは思いたくないというのが本当のところです。

 ですが,捕手として起用されるかもしれないという選択肢があることは,相手チームにとっては嫌なものだと思います。
 相手チームにしてみれば,終盤で捕手に代打を入れられる打力重視の打線構成をとられるかもしれないと考えて投手起用等を考えなければならなくなるかもしれず,実際に起用するかどうかは別として,そのような可能性があると考えさせることは大事だと思います。

 そして,その可能性を感じさせるためには,少なくともキャンプの紅白戦やオープン戦で何度か捕手として起用する機会を与えて,短いイニングでもそこそこ活躍する場面を見せつける必要があろうかと思います。
 それに失敗するとこの構想はなくなるのだろうと思うのですが,成功すればシーズン中でも同様の戦術をとるかもしれないと警戒させられるようにも思えるので,あくまで警戒をあおる目的で捕手起用を数度行うことは肯定的に考えたいと思います。

 それらの戦略の前提は,前評判通りロサリオさんの打力が脅威になることであり,まずはそれを見てからということになるでしょう。
 個人的には相当期待しているので,何とかロサリオさんが阪神の中軸選手として活躍できることをまずは願うしかありません。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14
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 今日のニュースを見ていたら,ドイツで,同僚の給料を知る権利を従業員に与える法律が施行されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この法律は,同様の内容の業務をしている異性の同僚の賃金を知る権利を従業員に与えるというものです。
 目的は,賃金体系を透明化させて女性の賃金が同僚男性よりも低いかどうかを確認する術を与えるということです。
 これによって,女性達による賃金引き上げ要求の気運が高まり,法的措置への道も開ける可能性があるということです。

 男女の賃金格差の是正ということ自体は私も賛成です。
 合理的理由のない差別はどうかと思いますし,職種によって男女の向き不向きはあろうものの同じ内容の業務で同じ内容の成果を上げているのであれば,賃金格差をつける場合に理由付けを求めること自体はその通りだと思います。

 一方,同僚の賃金を知る権利を認めるというのはどうなのかなと思います。

 まず,賃金というのはプライバシー情報の中でも相当高度なものだと思いますが,この法律はそれを侵してしまうのではという懸念があります。
 例えば頭数の多い職場の中で同じ職種の従業員の男女別での給料の平均値を教えるということであれば,特定の個人のプライバシーを侵すことはないと思います。
 一方で,個人を特定して賃金額が判明する場合,その人の生活規模等が丸裸になってしまいますから,その人が高価品等を購入すれば貯金が残り少ないだろうと想像されてしまいますし,非常に息苦しい空間なのではと思います。

 次に,男女の賃金格差の是正が目的としつつも,単純な好奇心での情報開示があり得なくはないように思えます。
 そうすると,例えば仕事の能率があまり良くない人について情報公開され,やはり勤務評価が悪かったという話が分かれば,そのこと自体が差別を助長するのではという気がします。

 ほかにも,例えば誰が出世するかということを知る手っ取り早い手段として使われ,足の引っ張り合いを助長するのではと危惧されたり,思いつく限りでもいろいろと弊害があると思います。
 それらの危惧を考慮しても男女の賃金格差の是正を行うべきということでこの法律が制定されたのだろうと思うのですが,私はやはり日本ではこういう法律はない方がいいとは思います。

 ただ,情報開示請求というのは弁護士にとっては有力証拠を集めるための大事なツールの一つであり,もしも日本でそのような制度があれば何らかの証拠集めのために使ってもらったりということは考えられるかもしれません。
 もしかしたらドイツの法律はそういった目的外使用を禁じるような規定があるのかもしれませんが,いずれにせよ情報をどのように使うかは別として情報にアクセスできる権利があるというのは証拠集めという意味で考えると有用だとは思いました。


 昨日,阪神の金本監督が野球殿堂入りすることになったと発表されました。
 現役時代を見てきた私としては,数々の記録を打ち立てたばかりか,弱小阪神を強豪チームに変貌させて野球人気を盛り上げた功績は言葉に表せないものが多くあると思うと,殿堂入りは当然の結果だといわせてもらいたいと思います。
 金本監督はまだ49歳であり,監督の功績も含めて殿堂入りをさせてもらいたいと思うと,選手としての功績だけで殿堂入りはやや早いのではという気もしますが,これまでの功績だけでも文句のない殿堂入りでしょう。

 金本監督自身,自分がもっとも誇れる記録は連続フルイニング出場でもサイクル安打でもトリプルスリーでもなく,1002打席連続無併殺だということです。
 私も,この記録はとんでもないものだと改めて実感します。
 併殺を避けるためには一塁に極力早く到達する必要があり,そのためには足の速さが必要なだけでなく,常に全力疾走をする必要もあります。
 これだけの大選手が,併殺を避けるというために一塁まで全力疾走をしたということは,他の選手は当然手を抜くことなどできませんし,その影響力は大きかったと思います。
 こうした能力の高さよりも野球に向かう姿勢のひたむきさが積み重なってチームを引っ張っていって,弱小阪神が競合となり,ファンも付いてきて,野球人気が盛り上がったのだと思います。

 今回の殿堂入りが早かったと書きましたが,どうせいつかはもらうものでしょうから,それが後か今かというだけの違いであれば別に今殿堂入りになったとしても何ら問題はないとも思います。
 とりあえず,金本監督の現役時代に立ち会えて私は本当に幸運だったと改めて思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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 今日はセンター試験1日目が実施されましたが,この時期になると昔私も受験したことを思い出すものです。
 その当時からセンター試験は,推薦ではない入試の開幕戦のような意味合いがあり,特に国立大学受験においては非常に重要な意味を持つこととなります。
 一発勝負という意味では不平等といわれることも聞きますが,個人的には社会に出たら不平等なことがたくさんある中で他者からの手心の介在が少ない状態で学力で優劣を競うこの受験というイベントはある意味社会の中でも数少ない平等性の高いイベントだと思っています。
 それだけに,人生がかかっている人も多いと思うので,天候等で大変な思いをされている方々も多いと思いますが,何とか気張ってやってもらいたいものです。

 さて,今日のニュースを見ていたら,そのセンター試験の地理Bで回答が極めて困難な問題が出題されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この問題は,フィンランドに関するアニメは何かというもので,正解にムーミンを選ぶべき問題だったということです。
 今時の受験生はムーミンのアニメを見て育ったわけではなく,ムーミンがフィンランドと関連していると知っている受験生がどれだけいたのかといたのかと物議を醸しております。
 本来大学受験は,高校での学力の習熟度を試すものであるならば,教科書を勉強しただけでは解けない問題が出題されること自体が問題だという考えが背景にあるようです。

 私は,これまで大学受験だけでなく,当時日本最難関といわれた旧司法試験も経験したので,他人よりも若干は受験についていろいろと語れるものがあるとは思っています。
 その上で,このような勉強を頑張っても解けない問題が出題されることは非常に腹立たしいと思う気持ちはよく分かります。

 一方,この手の問題はある一定レベル以上の私立大学では散見されます。
 そのような時に戸惑ってしまうことが懸念されますが,私の経験上一つ言えることがあるとすると,この問題が正解できなかったとしてもあまり合否には影響しないということだと思います。
 というのは,受験というのは,みんなができる問題は正解できなければなりませんが,みんなができない問題は正解できなくても良いからです。
 もちろん一問でも多く正解できた方が合格に有利なのはいうまでもないのですが,それでも目指す大学の合格者が正答できる問題を外さなければ合格できるものです。
 きちんと勉強していれば,正答できなければならない問題と,勉強してもできない問題は割と区別できるもので,勉強しても出来なさそうな問題は初めから後回しにしてしまうというのが正しい戦略だと思います。
 ですから,問題は合格者が正答するべき問題をどれだけ正解できるかであり,それが出来なかった時にショックを受けるべきで,そうでない問題が出来たとしても運が良かっただけというべきだと思います。

 この手の問題の問題点は,どう考えても解きようのない問題が出た時に思考が固まってしまって次の問題に進めなくなってしまう事態があることです。
 これは,社会等の知識問題であれば次の問題に進んでから後に戻ると考えればいいですが,数学のように次の問題が初めの問題に関連するような出題のされ方をされてしまうと非常に焦ることになるかもしれません。
 ただ,何度も言うようですが,そのような問題を見たとしても別の受験生ができないならばそれで落ちることはないと割り切るべきでしょう。

 このブログを受験生が見ているかどうかは分かりませんが,とにかくムーミンの問題ができなかったとしてもこれで落ちる可能性は高くはないと割り切ってもらいたいものです。



 阪神に在籍していたマートンさんが現役を引退したという記事を見ました。
 マートンさんは,これからはカブスさんの編成部門補佐に就任するということです。

 マートンさんは,阪神の助っ人外国人史上でも相当上位に位置する優良助っ人でした。
 非常に研究熱心で,高い打率を誇り,何度となくチームに勝利をもたらしてくれました。
 また,ファンサービスも良い選手で,そういうところでもプロ意識の高い選手だったともいます。
 一方,打てる時と打てない時のムラが大きく,感情の起伏も大きかったり,緩慢な守備もしばしば見受けられました。
 阪神を去った後はあまり話題に出てきませんでしたが,引退と聞くと非常に寂しい気持ちになります。
 まだ35歳ということで,まだまだ活躍できそうな気もしなくもないのですが,現在の状態は分かりませんし,本人の判断ですから,お疲れ様というしかないところです。

 これだけの阪神の功労者であれば,できれば阪神で引退試合をさせてあげたいとも思うのですが,チームを離れてから数年が経つのでさすがに難しいのでしょうか。
 カブスさんということでいいところに就職してしまったため,なかなか阪神にやってくるということは難しいのかもしれませんが,できれば何らかの形で阪神に携わってもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 20:23
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 今日のニュースを見ていたら,ある高校で教室からストーブが撤去されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この高校は山間に位置しており,今は雪が降っているところですが,この高校の教室からストーブが撤去されてしまいました。
 その理由は,ある生徒が弁当の肉を焼いたからということで,これを受けて担任がストーブを撤去して職員室に持ち帰ってしまったということでした。
 各教室には11月末にストーブが設置されているということですが,この教室では1ヶ月以上ストーブがない状態が続いているということです。
 校則にもストーブを不適切に使用した場合には使用停止にするとあるということで,今回の措置は校則に則ったもののようです。
 教頭は,寒くなってきたので,そろそろ戻したいと話しているようです。

 ここで問題になっているストーブは,おそらく昔ながらの煙突を教室内にある穴に接続して火を入れて灯油を使うタイプのものと思われます。
 私の学校時代はまさにこれで,どうやら今はこのタイプのものはあまり使われていないと聞きました。
 確かに,このタイプのストーブは,ストーブ本体が熱を持つために危険であり,私が見てきた中でも火傷をした人は何人もいたように思います。
 なかなか暖かいもので,ストーブの周りの席の人達は照り焼き状態になっていたと思います。
 その頃も各地ではいたずらが流行っていた記憶で,ストーブの熱いところに消しゴムで字を書いたり,何かを焼こうとしたりするなどの行為をしていた人達がいたなとしみじみ思い出すものです。

 今回の件は,そのストーブで肉を焼いたというものですが,良く思いついたなと思いました。
 上記の通り,昔からこのタイプのストーブを使った悪ふざけは色々とやられていたものの,私は肉を焼いた話は聞いたことがなかったので,そういうことを思いつくものかと思いました。
 ただ,その悪ふざけの代償はストーブの撤去ということで,一人の悪ふざけでクラスの連帯責任ということとなりました。

 これを見ていて,校則に則った措置ですから,それがよくないものだとかいうつもりはないのですが,校則に則ってやるならばこの悪ふざけをした生徒に何らかの処分を下すべきであり,ストーブ撤去の方に行ってしまったかと思いました。
 この生徒一人の問題かといえば,おそらくこの行為を周りも止めなかったところを見ると,たぶん悪ふざけに盛り上がったようにも思われ,その意味ではクラスの連帯責任というのはある意味ふさわしい処分のように思えます。
 とはいえ,ストーブが導入された理由は健康上の問題もあるでしょうし,ペナルティを科すために健康を脅かすというのはまた話が違うようにも思えます。
 ですから,一人の責任と矮小化することはどうかとは思うものの,原則はストーブ撤去ではなく生徒に対する校則に則った処分の方が適切だったのかとも思いました。
 とはいえ,記事に出ていないだけで,撤去すべき事情があったかもしれませんし,そういったことが分からないのに処分の当不当を述べることはよくないかもしれません。

 ストーブ撤去によって,悪ふざけをした生徒には,連帯責任を負わせたということで,極めて重い処分が下されたと思いますから,そろそろ健康面のためにもストーブを戻してあげてほしいと思います。


 広島の新井さんが今年も護摩行を行ったという記事を見ました。
 この記事を毎年見ると,今年も正月は終わったんだなとしみじみ思います。
 14年連続でのものだそうで,かつては金本監督と一緒に敢行したことを思い出します。
 阪神にいた頃の新井さんは,チャンスで打てなかった時,護摩行に意味はなかったとよく言われていましたが,近年広島さんでの活躍を見ていると,かつて護摩行に意味がなかったといわれていたことは実際どうだったのか,何とも言い難いものがあります。
 ただ,積極的に効果があったと言えるかも分かりませんし,それを他の選手がなすべきかといえばよく分かりません。

 そういえば,去年あまり成績がよくなかった藤浪さんについて,今年は護摩行を行うべきというコメントをどこかで見たような気がします。
 藤浪さんの問題が精神面のものであれば,もしかしたら何らかの意味があるのかもしれません。
 ですが,その積極的な効果はよく分からないので,藤浪さんが護摩行を行わなかったとしてもそれをとがめ立てする意思は全くありません。
 いずれにせよ,藤浪さんの今季の活躍を強く期待するばかりです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:47
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 今日はオコエさんの素行に関する話題がニュースにあったので,取り上げてみました。

 楽天のオコエさんは20歳となり,先日の成人式で祝われる対象となっていました。
 そのオコエさんですが,先日お亡くなりになった星野さんの献花が行われている最中の時期に,未成年者を引き連れて居酒屋に行って騒いでいたということでした。
 その件については,自ら居酒屋の様子をネット配信しており,しかも騒ぎすぎていて店員から怒られたということでした。

 オコエさんといえば,昨年オフのキャンプ前に体作りが足りず,監督から怒られてシーズン後半まで出番を与えられなかったということがありました。
 出番を与えられた後は,その能力の高さを見せつける活躍をしたわけですが,昨年オフの問題があったことから今オフこそは適度に過ごしてくれるのではと期待されていたと思います。

 去年の11月,オコエさんはメキシコのウインターリーグに武者修行に出かけましたが,起用された1試合で3三振を喫し,その後出場機会が与えられず,自ら離脱を申し入れて帰国したということがありました。
 メキシコリーグでのオコエさんに対する起用に関しどのような理由があったのかは分かりませんし,さすがに1試合だけで出場機会が与えられないというのは気の毒なようにも思えます。
 オコエさん自身もメキシコで収穫はあったのでしょうが,それにしてもあまり恵まれなかったのではと思っていた矢先の今回の件ということでした。

 今回の件の最大の問題点は,未成年者を居酒屋に引き入れたことでしょう。
 飲酒の有無は分かりませんが,それでも法律違反を誘引したと疑われかねない行為を行ったことについていろいろな人の目からとがめ立てされる可能性があることは仕方のないことだと思います。
 ですが,オコエさんはおそらくそのことを自覚していなかったと思われます。
 というのは,もしも自覚していたのであれば,ネット配信のように不特定多数に把握される可能性のある手段を執ることはないと思われるからです。

 また,成人式の余波もあって騒ぎたくなったかもしれないのですが,それにしてもオコエさんは著名人ですから,話題に上ることも考えられる中で店員にとがめ立てされるくらい騒いだということも問題でしょう。
 他のお客さんに対しても店に対しても迷惑だったと思いますし,法令違反ではないものの注意されるべき行為なのかもしれません。

 さらに,倫理的な問題としては,オコエさんも所属する楽天さんの功労者である星野さんが亡くなったところで,このような騒ぎ方をして話題になったというのは,見る人が見れば許し難いと評価される行為なのではと思います。

 そういった時期的な意味も含めて,オコエさんの素行について再び非難の目が向けられる可能性があると思われます。
 オコエさんは実力はあるのだと思っているのですが,素行面については過去の反省が生かされていないように見えてしまい,その点は残念だといわざるを得ません。
 特に,過去に問題があったと思われてしまっている以上,ほかの選手と比べて厳しい目に晒されているところですから,そのような最中にまた素行に関する話題が出てしまったことは本人の自覚が足りないということになるのでしょう。
 このことについて球団側から何らかの対処等がなされるかどうかは分かりませんが,素行面の問題にあまり言及されないくらい成績を残してもらいたいものです。


 星野さんの追悼試合ですが,阪神は,3月10日の中日さんとの甲子園でのオープン戦とすることになったそうです。
 もしもこの試合が中止となった場合,翌日の甲子園での読売戦とするということです。
 中日さんとの試合を追悼とすることは良く理解できますが,中止の場合には翌日の読売戦にするというのは球団の都合以上に理由を感じないように思えました。
 追悼試合についてあまり面倒ごとを引っ張ったりすることは星野さんの本意に反すると思うので,過重な面倒がかからないように実施することはよいことと思うのですが,読売戦を追悼試合とするのは星野さんが現役だった頃からの強い意思だった読売を倒すという意図の下の実施なのでしょうか。
 だとすれば,オープン戦ながら読売に負けることは許されない雰囲気になってしまいそうで,調整のためのオープン戦のはずが一気に緊迫感が増してきそうに思います。

 中日さんも追悼試合を実施するそうで,3月3日のナゴヤドームでの楽天さんとのオープン戦だということです。
 現役時代も活躍した本拠地での戦いですから,これがもっとも本来の追悼試合に近い形なのだろうと思ったりしています。
 特に,現役を過ごした中日さん,キャリアの最後を飾った楽天さんの戦いがもっともしっくりくるもので,阪神が実施すること自体否定はしないものの,やはりこの試合が本来の追悼試合なのかなと思ったりしました。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:18
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 昨日は成人式でしたが,例年荒れる成人式が良く話題になるものの,昨日までの成人式では例年よりはそのようは報道が多くなかったように思います。
 もちろん,このことは報道のされ方の問題だけかもしれませんし,ほかに報じるべきニュースが多かったために取り上げられなかったのかもしれませんが,それでも荒れる成人式という不快なニュースがあまり目に入らなかったのはいいことだったと思っています。

 そのような成人式で,とりわけ大きく問題になっていたのは,振り袖業者が成人式当日に突然行方不明になったという騒動でした。
 この件はツイッター上で話題が広がり,徐々に世間に拡散されていったように記憶しております。
 成人式当日,この業者が突如閉店して店側と連絡がとれなくなったという消費者案件に近い事件であると思っています。

 騒動の内容は,振り袖を予め購入し,成人式当日に着付け会場まで届けてもらって着付けをしてもらえるということになっていたにもかかわらず,着付け会場に着付け業者がおらず,振り袖も届いていないというもののようです。
 中には,着付け会場のスタッフや他のレンタル業者らが協力してサポートしてもらえた事案もあったり,業者の福岡の支店では従業員らがボランティア状態で業務に従事したようですが,被害者も数多くいたように思われます。
 報道を見る限りではまだ正確な被害の規模は分かっておりませんが,一般的に振り袖は十万円単位の高額な買い物であり,着付けも相当額の手数料がかかりますから,被害単価は高額になるのではと予想されます。

 報道では,この業者は債務超過状態であり,従業員にも数ヶ月にわたって給料未払いがあったこと等といわれていますが,現在は事実上事業停止状態になったようです。
 ですが,正式な会社清算手続に踏み切る等の話は出ておらず,今後この会社がどうなるのかは分かりません。

 こうなると,当然民事責任としての損害賠償請求の問題になるでしょう。
 損害の内容としては,契約代金の問題は当然のこととして,人生に一度の成人式を台無しにされたことを考えれば慰謝料も相当高額になることが見込まれます。

 ですが,問題は,この業者に損害賠償に耐えられるだけの資力があるかでしょう。
 上記の通り,成人式を迎える前から債務超過状態であり,給料未払いもあったということですから,そもそも損害を賠償できるだけの資力に欠けるのではというように思われます。
 会社だけでなく代表者等の個人責任の問題にもなる可能性もありますが,今回は被害者の数も多いと思われ,被害単価も高額とするならば,代表者等の個人資産で賄うにも限界があるでしょう。
 さらに,破産となった場合,損害賠償責任よりも滞納していた税金や未払いの従業員の給料の方が優先して支払われることから,配当を満足に受けられるかも分かりません。

 こうなると,損害賠償については,今後この業者が営業を継続する場合には可能だと思われますが,そうでない限りは被害者はほとんど金銭的な意味では救済されない可能性があります。
 そして,この業者が改めて営業を開始したとしても,もはや顧客がつくことは難しいと思われ,営業再開の見込みがどれだけあるかは未知数だと思います。

 一方,刑事責任についてですが,詐欺罪が考えられます。
 詐欺は,人を騙すつもりで騙して契約を取り付け,お金を受領する場合に成立することになります。

 今回の報道を見ている限りでは,成人式よりずいぶん前から契約した被害者の方もいるようですが,その時にはもしかしたらまだ業者は債務超過状態ではなかったかもしれず,成人式には通常業務をこなせると思っていたかもしれませんので,その場合には詐欺は成立しません。
 一方で,もはや成人式に通常業務をこなせないと理解しながら,あたかも通常業務が出来ると説明して契約にこぎ着けてお金を支払わせたのであれば,詐欺になると思います。
 そうすると,詐欺がいつの時点で成立するかどうかという一つの見極めは,業者の経済状態がいつの時点で取り返しが付かない程度に悪化していたかということになるのでしょう。

 また,詐欺は,代表者だけでなく,成人式に通常業務がこなせないことを知りつつ顧客を勧誘した従業員についても当然成立します。
 従業員の認識については,例えば,社内メールなどで上層部からもはや成人式当日には通常業務はできないと通達を受けていれば,それ以後の従業員の勧誘活動は詐欺に当たる可能性があると思われます。

 詐欺が成立する場合の量刑については被害規模の問題があるので一概に言及しづらくはありますが,上層部については重いものが予想されます。
 一方,従業員は,従属的地位にあるものの,被害額が多額と予想されることや,成人式より前の段階で被害者側に回避措置を教えられた場合にはそれをしなかったことで被害を拡大させたということも考慮されるとすれば,やはり軽い量刑とはいえないかもしれません。
 従業員が重い量刑を回避するために被害者側と示談を試みることによって被害者の経済的被害の回復は図られるかもしれませんが,その場合には給料未払いの従業員は単純に経済的損失が大きくなるばかりと思われます。

 なお,これを契機に成人式での振り袖の慣習自体なくせばいいという意見もあるようですが,私はまだその意見については賛同していいのか何とも言えません。
 確かに成人式にいい衣装を着ていくという固定観念自体に意味があるのかという考えはあるかもしれませんが,一方でその古くからの固定観念が重要であると考えている人も多くいるように思います。
 また,今回の問題ある業者のために騒動は起こりましたが,多くの業者は懸命に成人式を盛り上げようと尽力していたわけで,ごく一部の業者が問題を起こしたことで成人式への慣習そのものを否定するのは行き過ぎなようにも思えます。
 この点は私はまだ結論を持っていないので何とも言えませんが,一つの事件の発生で結論をすぐに出そうとするものでもないように思いました。

 いずれにせよ,この問題はこれからもっと大きく展開していくのだろうと思います。
 また,この件のために,成人式の振り袖業者との契約が,いかに信頼に基づくものであるか,逆に言えば信頼がなければ契約し得ないものなのかがよく分かったように思われ,少なくとも同種業者は顧客に不安を持たれないように来年以降は契約の仕方等を変えたりするようになってきそうに思います。


 亡くなられた星野さんが,阪神の江越さんを起用せよという話をしていたという記事を見ました。

 確かに,江越さんは,走と守においては素晴らしく,攻についてもバットが球に当たれば飛ばせる力を持っており,非常にロマンを感じる選手です。
 後はバットを球に当てられるかが問題で,それを克服するためにいろいろと試行錯誤しているところであると思います。
 私も,江越さんの打率が改善されてくれれば,阪神打線の中軸が一気に厚みが出ますし,守備面でも安定すると思っています。

 問題は,江越さんのバットがなかなか球に当たらないこととなります。
 星野さんは,これについて,我慢強く一軍で起用し続けて育成してほしいと考えていたということです。
 私もその考えには基本的には賛同なのですが,江越さんの昨季の打率は二軍でも1割台と低いといわざるを得ないものであり,他の成長株の選手を尻目にスタメンポジションの一角を割くことには若干の抵抗がなくはありません。
 江越さんの打率については,掛布さんもずいぶん尽力していたようですが,なかなか成果が上がらず,今季こそと思っていたところでしたが,果たして秋季キャンプを通じて今はどうなっているのでしょうか。

 江越さん自身もずいぶん苦しんでいますし,まして星野さんの意向となれば奮起しないわけにはいかないと思います。
 スイッチヒッターに挑戦するなど,本人も努力をしているところではあるのですが,それでもまだ目に見えた成果が出ていないことは本人にも焦りがあるように思います。
 とはいえ,これだけの力のある選手なだけに,本当にロマンの塊ですから,今季は何とかものになってもらいたいと心から願ってやみません。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28
 こんばんは。


 これが今年初めての書き込みとなります。
 本年もどうぞよろしくお願いします。

 さて,そんな今年初めの書き込みから大変悲しい話題で始めることとしたいと思います。
 阪神で監督をつとめた星野さんが今月4日にお亡くなりになりました。
 膵臓がんということで,極めて致死率が高く治療の困難な種類のがんということですから,相当闘病生活が大変だったのだろうと想像します。
 阪神の監督を辞められた時も体調不良が原因だといわれていましたが,その時のものと今回のものは異なるようで,相手チームだけでなく病気とも闘い続けてきた人生だったのだろうと思われます。
 まずはお悔やみ申し上げるとともに,本当にこれまでいろいろな楽しみを与えて頂いてありがとうございました。

 私は星野さんの現役時代を見ておらず,存在を認識したのは中日さんの監督をつとめていた頃でした。
 当時から目立つ存在で,それなりに実績を上げている方だと思っていましたが,主なイメージはマスコミでよくいわれる闘将というものでした。
 当時はネットもなかったものですから,新聞やテレビの情報のみがイメージの源泉であったため,勝利にどん欲であり,暴力的であるというイメージが大変強く根付いていたと思います。

 そんな星野さんに対して強い愛着を持つようになったのは,阪神の監督をつとめるようになってからです。
 当時の阪神は暗黒時代まっただ中であり,外様から招聘した野村監督をもってしても改善が困難な状態でした。
 ただ,野村監督は,「遠山・伊藤・遠山」「F1セブン」など奇抜な策や名前を付けたり,外部からの戦力補強を強く進言したりするなど,その後の阪神の躍進に大いに影響を与えたと思います。
 そんな野村監督が,先日亡くなられた奥様の騒動の関係もあって退任されることとなり,その後がまに誰が来るのかという予想は当時も良く話題になりました。
 その大方の予想を裏切る形で,中日さんの監督を辞めたばかりの星野さんが就任することとなり,私は,星野さんが中日さんの監督を辞めた理由と阪神監督就任は矛盾するのではと思ったりしたものでした。
 ですが,実際に来てくれるのであれば,別にその矛盾なども些細な話だろうとも思っていました。

 星野さんが阪神にやってきてから,いろいろなことが変わりました。
 野球の外でも,後ろ向きの姿勢を許さないという理由から,選手らの乗るバスのバックギアを入れないようにさせたりするなど,いろいろと話題に事欠きませんでした。
 また,星野さんは金本監督やアリアスさん,片岡さんなど外部から優秀な選手を獲得してきたり,濱中さんのようなのびしろのある若手を積極的に起用しようとしたり,選手起用にも見所が多かったと思います。
 そういうところもあって,就任1年目は,それまで万年最下位だった阪神が4位にまで躍進し,翌年にはリーグ優勝を果たしました。
 星野さんが赤星さんに耳打ちしに行くシーンは今でも忘れられないシーンの一つであり,あの年の阪神は本当に面白かったと今振り返ってもしみじみ思うものです。
 ホークスさんとの日本シリーズでは,内弁慶シリーズといわれた,2連敗からの甲子園3連勝と,結果は負けてしまったものの最後の最後までよく盛り上げてくれました。
 日本シリーズ時のスポーツ新聞は今でも全戦分保管しており,時々見返してはあの時代は本当に楽しい野球をしてくれたと思うものです。

 その後の阪神は,2005年に優勝はしたものの,遠ざかっているところではあります。
 ですが,あの星野さんの就任1年目の4位が暗黒時代の終焉を告げるもので,それ以来は最下位にはなっておらず,今も優勝争いに食い込める実力を持っており,阪神暗黒時代の転換点は星野さんだったと行ってよいと思います。
 私は暗黒時代から阪神をこよなく愛してきましたが,それでも野球を面白いと思って見ていられるようになったのはやはり星野さんの時代になってある程度勝てるようになってからだったと思います。
 2003年の優勝から阪神ファンが激増していましたが,その理由は何となく流行っているというノリのほか,結局勝てるチームの野球は楽しいということが大きく影響しているのだろうと思います。
 負けても楽しい試合はありますが,やはり勝負事は勝ってこそということなのでしょう。

 星野さんは,その後日本代表監督をつとめた後,楽天さんの監督になり,かつて弱小球団といわれた楽天さんを日本一にしたという実績もあります。
 楽天さんの監督に星野さんが就任する前には野村さんが監督をつとめていたことを考えれば,阪神と同じく野村さんが基礎を作り星野さんが開花させたというべきなのかもしれませんが,いずれにせよこの両名は弱いチームを勝てるチームにしたという意味では紛れもなく名将だったと思います。

 そんな星野さんが亡くなった一報を寝起きのニュースで知った時には,思わず声が出てしまいました。
 そのような予兆がなかったことも理由の一つなのですが,何よりこれだけ私を楽しませてくれた愛すべき人だったからだと思います。

 阪神が追悼試合の開催を検討したいと考えているそうですが,今の阪神の礎を築いた人であることを考えれば,これは当然のことであろうと思います。
 相手は中日さんか楽天さんなのだろうと思いますが,本来は現役時代から監督までつとめた中日さんを相手になすべきなのでしょう。
 また,会場は甲子園ではなく中日さんのホームでなすべきであろうと思います。
 ですが,野球歴の最後を楽天さんで終え,日本一にもなったということも考えれば,楽天さんとなすべきなのかもしれません。
 日付的に見れば,星野さんが心を痛めていた東日本大震災のあった3月11日,星野さんの地元である岡山で,楽天さんと中日さんのオープン戦がありますから,ここの場がもっともふさわしいのだろうと思います。
 ただ,阪神としても関与すべきだと思いますし,いっそのこと交流戦で楽天さんと阪神・中日さんが連続で試合をする日程になっていますから,ここの6連戦を追悼シリーズとするのもいいとも思えます。

 いずれにせよ,これだけの功労者に対して最大級の追悼をなすべきなのは誰もが一致しているでしょうし,そうするべきとも思っています。
 最後に,星野さんのご冥福を心からお祈りします。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:35
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