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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,イタリアで,女が赤ちゃんを買った後に返品したというものがあったので,取り上げてみました。

 この女は,交際相手がいたのですが,刑務所に収監されておりました。
 また,最近2回流産していました。
 そのような背景の元,家族に対して,自分が妊娠しているという話をしてしまいました。
 そこで,ルーマニア人の女が生んだ赤ちゃんを約240万円を買ったということでした。
 しかし,その赤ちゃんは,ルーマニア人の女とマリ人の男の間の子で,混血であったことから,皮膚の色について家族に説明できないと困ったそうです。
 そのため,イタリア人の女は,赤ちゃんを買った3日後にルーマニア人の女に返していました。
 女2人は,赤ちゃんの登録手続の問い合わせを役所にしていたのですが,役所に約束の時間になっても姿を見せなかったため,警察が捜査を開始したということでした。
 そして,警察がイタリア人の女から事情を聞いたところ,ネット通販で購入した腹部に付けるゴム製の装具で妊娠を偽っていたと発覚したということでした。
 最終的に,警察は,この女2人と赤ちゃんの売買を仲介したモロッコ人の男を拘束したということでした。
 赤ちゃんは女の子で,実父の働いている場所も明らかになったとのことです。
 赤ちゃんは現在養護施設に預けられているものの,実父に引き取られる可能性もあるとのことです。

 こうしてみてみると,改めていうまでもないのですが,人身売買というのは非常に残酷なものだと思いました。
 赤ちゃんにしてみれば自分がどのような扱いを受けていたのかは全く分かっていないでしょうが,将来自分が金銭で取引をされて母親の手から別人に渡されたと知った時にはなかなか立ち直れないと思います。
 父の所在が分かっているということですが,父も自分の子の動向を把握していなかったくらいですから,仮に父が引き取っていったとしても子供が幸せになれるのかと大いに疑問です。

 また,今回イタリア人の女が売買に手を出した理由も非常にどうしようもないものだったと思います。
 流産の経験というのは極めて精神的に大変だったとは思うのですが,嘘をついてまで家族をぬか喜びさせたかったがために子供を買ったというのは,妊娠したとついた嘘がそこまでしてなすべきものだったのかと大いに疑問に思うところです。
 仮に白人の子供だったとしても,そんな風に買ってきた赤ちゃんを果たして自分が愛情を持って大人に育てられるのか不明です。
 また,子供に対して,いつか物心がついたときにどんな説明をできるのかも全く想像が付きません。

 日本では人身売買の話はあまり聞きませんが,世界ではこういうことがまだ行われているのでしょうし,そういったところに触れていない我々は幸せなのかもしれません。
 刑法では人身売買を規制しておりますが,私は幸いにしてそのような関連の事件を担当したことがないので,きっとほとんど件数もないのでしょう。
 日本で人身売買が行われなくなったのはどういう経緯なのか,詳細は分かりませんが,そういった考えを今後も浸透していけるよう,教育は重要だと思いました。


 今日の阪神ですが,初回は危なかったものの,その後は接戦を制しました。

 昨日の試合の守備ミスを見ていて,鳥谷さんの処遇をどうするのかと思っていましたが,ついにキャンベルさんがサードスタメンということで首脳陣が決断をしました。
 この決断は遅すぎるとすらいえると思いますが,それでも決断をしただけでもよかったとは思っています。

 そんなキャンベルさんもタイムリーエラーが出て,結局鳥谷さんでもいいのではという意見も出るかもしれません。
 ですが,鳥谷さんは今後も戦力として期待はしたいものの,もはや出続けることをさせてはいけない,適度の休養を要する選手だと思うので,基本的にキャンベルさんと鳥谷さんをある程度入れ替えて使っていくという方向でいいように思います。

 打線においては,上本さんがよく活躍できていますが,一方で現状上本さんが頑張らないと打線が機能していないように思えます。
 今日は北條さんと福留さんもタイムリーを打ちましたし,糸井さんも猛打賞でしたが,やはり上本さんが軸になっていると思われ,シーズンが始まる前にこれは想像していなかったと思っています。
 
 中谷さんですが,高山さんの代わりに出るようになってその活躍ぶりを見ていると,守備が高山さんとは雲泥の差だと思います。
 これまで打力を買われて高山さんが出ていましたが,最近不調な状態が続いており,よほど打力が復活しないと守備を考えて当面中谷さんになってしまうでしょう。
 守備軽視のツケが来たというようにも思うのですが,このことは若手も守備を重視してやっていけば出番があるということの裏返しなのかもしれません。

 能見さんについては,初回を見ていた限りでは長い回を任せられないと思ってしまいましたが,2回で60球も投げたのにそこから6回まで投げてくれるとは予想を裏切る仕事ぶりだったと思います。
 これだけ頑張って仕事をしたのですから,できれば勝ちを付けてもらいたかったですが,こればかりは打線の問題ですし仕方なかったでしょうか。
 今日はそこからの継投もよかったですが,セーブの就く場面にもかかわらずドリスさんが出てこなかったことは気になります。
 二軍落ちしていないということは怪我ではないと思うものの,単なる休養なのでしょうか。
 昨日のような展開でドリスさんを疲弊させたことはチームとして重く受け止めるべきだと思っていますが,それが原因でドリスさんを今日は休ませたとするならばそれはそれで受け止められると思います。

 去年はゴールデンウィークで大敗してからどんどん悪いチーム状態になっていったと記憶していますが,今年は今のところまだ大丈夫に見えています。
 ただ,上記のドリスさんが抑えで登板しなかったことが不安で,ドリスさんを欠いてしまえば阪神は一気に落ちていくというように思っています。
 また,24試合中23失策,しかも記録にならない凡プレーは数知れずというところで,守備から崩壊していく姿が容易に想像できます。
 去年も守備が酷かったですが,今年もなかなかなもので,これを何とかしないといつ転落してもおかしくはないという危機感を持っています。
 鳥谷さんのスタメン落ちはその対策の一つであろうと思ってますが,首脳陣としては守備を軽視しすぎずにチーム運営を考えてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:00
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 今日のニュースを見ていたら,ロシアのペプシコーラの工場が倒壊したというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によると,ペプシコーラの9階建てに相当する工場の建物が「トランプのカードで作った家」のように崩れ落ちたとのことでした。
 この際の屋根の崩落で2人が負傷したそうです。
 この工場の倒壊によって貯蔵されていた約2800万リットルのジュースが外にあふれだし,町にはジュースの皮が出現してしまうほどだったそうです。
 町の道路が突如オレンジ色の水が流れる川のようになってしまい,車の運転手が呆然と様子を見ていたとのことでした。
 検察は,貯蔵庫が崩壊し,大洪水となって道を流れ,川に注ぎ込んだと述べているそうです。
 ペプシコ社は,町全体の清掃を約束し,その上でコーラは人間にとって無害だという声明を発表しているそうです。
 この町では,過去にも同じことがあったそうです。

 記事を見ている限りでは,なぜ工場が倒壊したのかは分かりませんが,工場である以上はある程度頑丈な作りであってもらいたいところでした。
 今回の原因はいまいちよくわからないのですが,過去にもあったとなると昔から建築瑕疵があって,建て直した後もそれを蔑ろにしていたということなのでしょうか。
 屋根が崩れたためにけが人も出ているそうで,安穏と見ていることができない事件だと思います。

 ジュースの川と聞くと,昔童話で見たお菓子の家と似たようなものかと思うとややメルヘンなイメージを持ってしまいました。
 しかし,現実に写真を見てみると,とてもおいしそうにも見えず,ただの泥水が流れているようにしか見えないものです。
 無論,お菓子の家など存在すれば,虫やにおいで大変でしょうし,そういったメルヘンのものなど実現しない方が平和だと改めて思いました。

 今回の騒動によって,ジュースに含まれた糖分のために,乾いた後は道路などがべたべたになってしまうでしょうし,これが接した部分のものの維持管理にも影響が出るとも思いますし,何より虫が大量発生しそうな気がします。
 夏場であれば虫の被害はより酷かったのだろうと思うのですが,ロシアの今時分の気候でどの程度虫が発生するのでしょうか。
 ペプシコ社は町全体の清掃を約束しているそうですが,いずれにせよ復旧には相当な手間と費用と時間がかかることが見込まれます。

 しかし,ジュースでもこれだけ大変なことが見込まれるとなると,もしもアルコール貯蔵タンクが同じように倒壊してあふれ出したら,町中は大変なことになるのでしょう。
 その場合,今回のような被害のほか,アルコール成分が町中に充満してしまうでしょうし,当面町中で車の運転もできないでしょう。
 何でも貯蔵しているものについては保管を厳重にしないといけないと思いますし,そうなればこそ工場倒壊の原因をもっとよく調査して再発防止すべきでしょう。


 今日の阪神ですが,全体的に安定した試合運びで勝つことができました。

 まず,先発の藤浪さんですが,病み上がりの登板で大きく崩れるかと心配していました。
 今日の成績は5回108球4安打5四球2失点ということで,正直言って制球はあまりよろしくないと思えます。
 失点を見れば先発投手として仕事をしたと評価できますが,藤浪さんという存在の期待を考えれば6回は投げてほしかったと思います。
 また,球数,四球を考えると,制球がよかったといえるかは難しく,決め球も抜けていましたし,やはり今日はよろしくはなかったでしょう。
 さらに,課題のフィールディングでもミスをしてしまい,今日は勝ちという結果こそ素晴らしかったですが,反省点も多かったと思います。
 病み上がりということもあったと思うので,次回の登板には大いに期待したいです。

 マテオさんとドリスさんは相変わらずの安定感で,今月を振り返ると彼らがいなかったら阪神はどれだけ勝てていたのかと不安になります。
 ドリスさんは10セーブ目でしたが,4月でもう10セーブ,しかも全12勝中の10セーブですから,本当にドリスさんなしの阪神はもはや考えられません。
 あとは,何度も言っているとおり,酷使して怪我をさせないということを特に注意してもらいたいものです。
 去年の首脳陣は,やたら酷使をしたがる傾向にありましたが,その点についてはまだまだ油断していません。

 今日は,原口さんに代わってキャンベルさんがファーストスタメンに起用されました。
 そして,2安打1打点と結果を残してくれまして,守備もまあまあ悪くはなく,今日だけで今後も使えると判断するには早すぎではありますが,次回以降も十分に様子を見られるという成績だったと思います。
 原口さんはファーストにわざわざコンバートさせられたのですから,やはりどこかで起用されないとどうかと思いますし,原口さんほどのセンスをもっていればどこかでまた活躍をしてくれるでしょうから,今後常に原口さんの代わりにファースト起用というのはあまり賛成しかねます。
 今の阪神を見ている限り,鳥谷さん,糸井さん,そして梅野さんに休養をさせてあげた方がよいと思われ,その意味ではキャンベルさんをサードに起用して鳥谷さんを休ませたり,ファースト起用の日は原口さんをキャッチャーに回したりと考えてもよいのではと思っています。

 梅野さんのキャッチャーとしての活躍ぶりですが,打率はあまりよくはないものの,とにかく後ろにそらさない,それなりに盗塁を阻止するという意味では,キャッチャーとしては優秀であろうと思います。
 そう考えると,おそらく原口さんの方が打てるとしても,原口さんが梅野さんからキャッチャースタメンの地位を取って代われるかといえば難しいでしょう。
 ただ,もしも梅野さんを休ませるならば,原口さんを回すという考えも悪くないのではと思ったりしています。
 原口さんも,年間通してキャッチャーをやることが難しいと聞いていますし,ポジションを固定した方が安定的運用はできるとはいえ,ある程度検討はしてもらえたらと思っています。

 このほか,上本さんもなかなかよい活躍をしてくれましたし,そういったところで今日の試合は見ていて非常に安心していられました。
 本拠地で見せるにはふさわしい試合だったのではないかと思います。
 課題はいろいろとあったものの,それでも総じて見れば楽しめた試合であり,こういった試合を今後も見せてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:40
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 今日のニュースを見ていたら,届け先に配送業者のトラックが突っ込んだというものがあったので,取り上げてみました。

 この事故は,配送業者のトラックが,届け先のバイク用品店に突っ込んだというものです。
 店は営業中であったものの,けが人はいなかったそうです。
 この事故後,トラックを運転していた男は,店員と言い争いになった上,店員の顔を殴って怪我を負わせたとして駆けつけた警察官に逮捕されたということでした。
 報道によると,男は,トラックで突っ込んだ後,荷下ろししてサインをくださいというような感じできたということで,店員がちょっとおかしいのではないかと指摘したら急に暴れ出して殴られたということでした。

 最近車が店舗に突っ込むという事故のニュースを目にする機会がそれなりにありますが,その多くは高齢ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたというものだと思います。
 今回の事故の原因がどのようなものなのかは分かりませんが,事故を起こした男は40代だそうで,上記のような高齢ドライバーの事故とはまた話が違うもののように思いました。

 いずれにせよ運転操作の誤りが事故原因であることは間違いないのでしょうが,その大元の原因が最近いわれている運送業者の激務によるものなのかも分かりません。
 ただ,仮に運送業者の激務が原因であったとしても,落ち度のない店舗に突っ込んだことを正当化できるものではないとは思います。

 この事件においてもっとも問題なのは,事故を起こした男が被害店舗において店員を殴ったことでしょう。
 その原因はよく分かりませんが,もしも報道されているように,男が運送業者として普通に荷物を配送したのでサインをほしいと言ってきたのだとすれば非常識きわまりないことだと思います。
 私がいうまでもなく,このような事故を起こした場合,最初は謝罪,被害者がいた場合はその救護,そしてしかるべき機関への通報といったところだと思いますが,業務である荷物搬送を最優先に置いていたとすれば道交法の理念に叶わないというだけでなく人間としても何かが欠けているように思えます。
 本当のところはどうなのかは分かりませんが,もしも店員の供述が正しいとすれば男を雇用している会社としては雇用を継続するとすればその起用方法を再検討する必要があると思いました。


 阪神ですが,昨日の敗戦の翌日である今日は雨天中止ということでした。
 本来藤浪さんの復帰戦になるところでしたが,藤浪さんも病み上がりなので,調整期間が置けてちょうどよかったと思っています。

 藤浪さんが1軍に登録されると同時に2軍落ちしたのは新井良太さんでした。
 新井良太さんは,これまで打てていなかったばかりか,昨日は決定的なチャンスで三振してしまい,他の選手を優先されてしまったということでしょう。
 昨日の三振の場合,振らなければ四球だったということもありますし,最近の打席を見ると振り遅れも目立ちますから,他の打者を押しのけて起用するかといえば現状は難しいといわざるを得なかったのでしょう。
 個人的には,スイングスピードも速く,パンチ力のある打者なので,どこかで上がってきてもらいたいと思うものの,代打に置いておくにももう少し打ってくれないとという気持ちがあることも事実です。
 きっちりと仕上げて戻ってきてもらいたいものです。

 期待の新外国人キャンベルさんが登場してきましたが,とりあえずファーストかサードの守備練習をしていたようで,どちらかでの起用が濃厚だそうです。
 どのくらい打てるのか未知数ですが,果たして今の阪神打線にどれだけ貢献できるのか,様子を見てみたいと思います。
 現状,原口さんが思ったよりも調子が上がらず,鳥谷さんはそれなりに打てても守備がよろしくありません。
 これまでのチーム起用方針を見ている限り,鳥谷さんを外すという発想はあまり感じられないので,ファースト起用の方がありうるように思います。
 ですが,個人的には定期的に休ませて起用すべき鳥谷さんについて,その休養日にキャンベルさんを当てて試していくのがよいのではないかと思っています。
 せっかく獲得した新外国人ですし,2軍でもなかなか調子がいいですから,使わないのはもったいないですが,一方で外す必要性がそこまで高くないスタメン選手をスタメン落ちさせるのもよろしくないと思います。
 そうなればこそ,鳥谷さんの休養日であれば,今のチームの状況を見出すこともないのでよいと思うのですが,どうなるのでしょうか。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:25
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 今日のニュースでは,面会交流の際に無理心中がなされたと見られるという痛ましい事件が報道されました。

 この事件は,父親が元妻の元にいる4歳の子供と面会を下債に無理心中をしたのではと疑われているというものです。
 この家族は,夫婦が離婚し,子供の親権を母側が持った後,母側が父側に子供の面会交流をさせた際に発生したというものです。
 離婚してから初めての面会日に子供を元夫の元に行かせたものの,元妻において元夫と連絡が取れなくなったため,警察に通報したということでした。
 そして,行方を捜していたところ,元夫と子供が亡くなった状態で発見されたということでした。
 調べによれば,元夫が子供を殺害した後,リビングのぶら下がり健康器にネクタイをかけて自殺したということでした。

 私自身,これまで離婚事件をそれなりの件数手がけてきていますが,夫側についても妻側についても必ず問題になるのが子供がいる場合のその取り扱いです。
 本来は子供の将来を願って決めるべきはずなのに,子供が争点の一つになってしまうため,駆け引きの材料にされてしまいがちで,離婚事件の最大の被害者は子供であるというようにどんな事件でも思うものです。
 大人は自分自身で選んだ末に誤った選択をして最終的に離婚という選択すら自分で選ぶことができますから,ある意味離婚という不幸な結論を背負うべきであろうと思います。
 ですが,子供は落ち度がないにもかかわらずその不幸な諍いに巻き込まれてしまうわけで,非常に気の毒としかいいようがありません。
 ただし,時には婚姻関係を維持することが気の毒なまでの配偶者も少なからず存在し,子供がそんな配偶者と一緒に暮らしていくことが不幸になるというように思われる時もままあり,離婚という制度自体は必要であろうとは思っています。

 子供が争点になる場合,主に親権,養育費のほか,今回問題となっている面会交流というものがあります。
 面会交流権は,離婚したとしても親であれば権利は失われません。
 その権利の実現を認めるかどうか,話し合いがつかなければ裁判所の判断にゆだねることにはなりますが,裁判所の判断があったとしても面会させない場合は慰謝料の対象になったりします。

 面会交流については,子供の健全な育成のためには極力実現されるべきであろうとは思いますし,ヨーロッパの法律等ではそれを実現しないことが犯罪に当たるという国すらあると聞いたことがあります。
 裁判所も,原則として面会は実現されてしかるべきという考えの前提で調停などが進められると思います。
 私も,一般論としてはそれは正しいと思うのですが,本件のような痛ましい事件を見てしまうと一般論を常に当てはめることの危険性を痛感せざるを得ません。

 本件のような面会交流における無理心中事件ですが,実は過去にも報道されたことがあり,一定数は起こりうる類型の事件なのだろうと思います。
 このような事例は極めて特殊案件であろうとは思うのですが,人の親の情の存在自体は特殊なものではなく,問題はその程度が過剰であったか一般人並みに抑えられているかということなのかもしれません。
 その違いが大きいことはいうまでもないのですが,それでもこのような事件を見てしまうと一般的に実現されるべきといわれる面会交流についてはやはり改めて実現について検討した上でないと危ういと考えてしまいます。

 裁判所は一般的に面会交流の実現を強く勧めた上で話し合いをせよといってくることが多いですが,私としてはやはり事案を身長に見極めた上でないとこのような案件が起こりうること自体は否定できないと思うのです。
 このような事件自体はほぼ起こらないものとは分かっていますが,少しでも起こる可能性があるならば,子供の健全な育成と天秤にかけて,面会だけでなく他の交流の方法を模索すること自体は否定されるべきではないと思いました。


 阪神の藤浪さんですが,インフルエンザから復帰し,本日甲子園で行われた1軍練習に合流しました。
 そこで,ブルペンでの投球練習を行い,26日登板予定の横浜戦に向けて,準備を進めていたそうです。
 藤浪さん自身は,相手ではなく,自分の投球をしたいと述べていたとのことでした。

 藤浪さんが26日にもう登板するというのは,病み上がりで大丈夫なのかという若干の心配はあります。
 ただ,私の心配をよそに,26日の予報は雨のようで,この登板も流れる可能性が高そうで,そうであれば病み上がり早々に復帰戦を迎えなくてもよいのかもしれないとやや安堵しています。

 藤浪さんは,制球難で相当苦しんでいましたが,前回登板では球威よりも制球を重視してうまく投げられたと思います。
 本来の持ち味は球威,荒れ球ではありますが,悪い時はそれがいってはいけないところにいきがちで,四球を積み重ねて自滅してしまっていました。
 また,右打者のインハイのボール球で死球を出すこともしばしばで,本人自身も相当気にしていたのかもしれないと思っています。
 それを気にしすぎて本来の能力を発揮できなくなっては困るのですが,修正が必要なのも事実だったので,前回登板を見た時にはやや持ち味は失われたもののまずは勝ちという結果が大事だと思ってよいことだと思いました。
 藤浪さんにとっては,勝ちの結果というのは一つでは足りないと思いますし,もう少し積み重ねていって,徐々に球威も足していく形で自分なりの投球を見いだしてもらいたいと思います。

 前回よい投球を見せていた横山さんですが,2軍落ちしてしまいました。
 次の登板の機会はどうなるのか分かりませんが,少なくとも私には大変よい記憶として心に残ったので,先発ローテーションで誰かが不調になってもいつでも上がってこられる人材がいるという危機感をあおるに十分な存在だったと思います。
 一昔前の阪神の2軍は,1軍と縁のない選手が年中調整ばかりやっているというイメージでしたが,今の阪神は,2軍からの若手起用の見込みもありますし,有望な選手も育ってきているので,いい意味での緊張感があると思っています。
 特に,守備でやらかす1軍野手が多いので,そのような野手の座を狙える若手がどんどん出てきてくれると大変うれしいのですが。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28
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 今日のニュースを見ていたら,中国で,少年が傘を開いて10階から飛び降りて重傷を負ったというものがあったので,取り上げてみました。

 この少年は7歳で,アパートの10階から飛び降りたということでした。
 飛び降りた理由としては,親が仕事をしている時間で,1人残されてしまって退屈だったので,傘を持ってビルから飛び降りたらどうなるのかを試してみたということでした。
 事故直後の画像を見る限り,傘は少年の体にしてはやや大きめのサイズで,傘自体には骨にも損傷等は見受けられません。
 ですが,少年はぐったりした様子で写っています。
 少年は生命に支障はないというものの,重傷を負い,直ちに病院に搬送されたということでした。

 子供の頃など,よく目にした漫画やアニメなどではこのような描写があり,何となくできるのではと思ったことはあったかと思います。
 ですが,おそらく私がそれを実行しなかったのは,飛び降りるべき場所の高さが歯止めとなったのではないかと思います。
 一般的にも,子供であったとしても高さが歯止めになるであろうと思われ,子供達が一度は考えてもあまりこの手の事故を聞かないのはそういった理由であろうと思います。
 ただ,時々高さなどに怯まない子供が出てくるもので,そういう子供はよく見ていないと本当に無謀なことをしかねません。

 高さに怯んでも,好奇心から実行しようという子供は一定数いるとは思います。
 ですが,高さに怯んだ場合は,せめてもっと低いところから実行すると思いますし,おそらくこの少年は高さの恐怖よりも達成できた場合の満足感が上回って,あまり危険性を意識しなかったのでしょうか。

 今回の事故の写真を見てみると,傘の骨には異常がないのですが,一見するとこれだけの高さから落ちてしまえば傘がさかさまになって骨も折れてしまうのではというようにも思いました。
 ですが,もしかしたら落ちるまでわずか数秒の時間ということであれば,骨が折れる程度までに傘に力が加わらなかったのかもしれません。
 また,傘のもっとも大きな面が地面方向に向いていればともかく,飛び降りた際には空気抵抗が大きくかかりますから傘が地面方向に向かなかったからなのかもしれません。
 その辺りは判然としないのですが,いずれにせよ傘が無事で少年が傷を負ったというのは皮肉なものです。

 10階の高さから落ちて生命に影響がなかったというのは本当によかったと思います。
 写真を見る限り,下はアスファルトで,体にかかる衝撃も大きかったと思いますので,もしもその衝撃を和らげた要因に傘が挙げられるのだとすれば,一概に傘も馬鹿にはできないというようにも思いました。
 とはいえ,私自身が傘をこのように使用する機会は今後の人生においても訪れないと思いますが。


 今日の阪神ですが,1点差を守りきって勝利しました。

 今日の勝利の要因としては,やはり横山さんが5回1失点で切り抜けたことでしょう。
 横山さんは,去年球場で見た際にはあまり活躍できていなかったものの,評判は高かったのでいつかは勝てると思っていましたが,今日はいい活躍でした。
 できればもう少し長い回を投げてくれると申し分ないのですが,藤浪さんのインフルエンザの穴で回ってきた場面をうまく掴んで活躍してくれたのですから,現時点ではこれ以上は贅沢であろうと思います。

 桑原さん,マテオさん,ドリスさんといういつもの中継ぎ抑え陣もよくやってくれました。
 マテオさんなどは,打者4人に対して3三振と素晴らしい投球でした。
 また,ドリスさんも,登板回数が多いにもかかわらず,未だ防御率0点台と素晴らしい活躍をしてくれています。
 この3人の登板回数がやたらと多いので,その当たりは気になりますが,それでもこの勝ちパターンの登板に入ると安心感もあります。
 今日は桑原さんが回跨ぎとやや不穏な感じもなくはなかったですが,それでも結果的にはよかったと思っています。

 打つ方ですが,今日は非常に停滞気味でした。
 このところ福留さんが活躍してくれていますが,これまで強力打線を誇ってきただけに,今日の試合の打線は大変物足りなく思いました。
 特に,投手陣が最少失点で踏ん張っているところで,どうもこれだけ点が入らないと,正直言ってやきもきします。
 打線は水物ですから,別の日にはまた打つこともあるでしょうが,ドリスさんがこれだけ登板過多気味に頑張っているのですから,もう少しやってもらいたいものです。

 守備については課題が多いと思います。
 今日の試合を見ている限り,エラーには計上されなかったものの,鳥谷さんと糸井さんが何本かヒットを献上してしまっているように見受けられました。
 特に,糸井さんがセンター出場しているため,守備範囲の関係で影響が大きいと思っています。
 個人的には,せめて終盤には鳥谷さんと糸井さんに守備固めを出した方が明らかに安定感があると思うのですが,なぜそれをしないのか疑問に思います。
 
 こうしてみてみると,結局阪神は,打線がよくはなっているものの,停滞気味の日は今まで通り投手頼みでやりくりするしかないといえると思います。
 守備をもっと安定させてもらいたいのですが,それはもはやシーズン中には難しいのでしょうし,このまま打線と投手陣頼みで突っ切っていくしかないのでしょう。
 このようなマネージメントは阪神としても不本意でしょうし,今季は今季で進めながら守備をどうするかは改めて考え直さねばならないと思います。
 とりあえず,鳥谷さんと糸井さんの守備は披露の関係もあると思うので,福留さんと同じように休養日を定期的に取り入れるように検討してもらいたいと思います。

 また,横山さんの投球を見ていると,次もまた投げさせたいというように思うのですが,そうすると藤浪さん復活後に誰をローテーションから落とすのかが問題です。
 今の成績だけ見ている限りでは能見さんか青柳さんでしょうが,両投手ともたまたま今だけというように思えますし,非常に難しいところです。
 個人的には青柳さんののびしろを考えればもっと登板させてもらいたいとも思うのですが,能見さんの実績は軽視できないので,悩ましいところです。

 いずれにせよ,東京ドームで読売相手に2勝1敗で勝ち越しというのは大変気分がいいものです。
 率直にご飯がおいしい展開でしたし,チームとしても敵地6連戦を3勝3敗で切り抜けたのはまあまあだったと思っています。
 欲をいえば,中日さん相手にもう1勝してもらいたかったですが,こればかりは結果を受け入れるしかないですし,そこまで悪い結果でないならば反省のみして次に進むしかないでしょう。
 読売の貧打に大いに助けられたカードではありましたが,それでも読売狩りを見られたならば楽しめたという結論でいいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:53
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 今日のニュースを見ていたら,文化財が,処理の誤りで変色してしまったものの,完全修復できずに返却されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この文化財は屏風絵で,幕末の土佐の絵師金蔵,通称絵金が描いた「鎌倉三代記 三浦別れ」等5点ということです。
 これらの絵は,夏祭りの夜に家などの軒先に飾られ,大切に保管されていたそうです。
 熊本市美術文化振興財団によれば,屏風絵は2010年7月に企画展のために借りたそうです。
 そして,防虫処理の燻蒸を行ったところ,緑色の部分が黒く変色してしまいました。
 処理を委託した熊本の業者が,研究機関が美術品には使わないように換気しているリン化アルミニウムを含む薬剤を使用したことによって,緑の顔料に含まれる銅が酸化してしまったことが原因と見られているそうです。
 学芸員は作業に立ち会わず,使ってはいけない薬剤の知識もなかったそうです。
 財団は,作品の所有者や管理施設である絵金蔵と話し合いを行い,薬剤の除去や修復を進め,昨年12月に修復を終えたものの,変色部分は完全には戻らなかったそうです。
 この修復には約3000万円がかかったそうです。
 財団は,屏風絵を返却する一方で,屏風絵の所有者で作る保存会に対して1000万円を寄付したそうです。

 絵金の屏風といえば,ずいぶん昔に呼んだギャラリーフェイクという漫画で取り上げられていたことを思い出します。
 そこでは絵金祭りについて描かれ,その後にこのような祭りがあるのだと動画等で確認したものです。
 夕暮れの光が少なくなってきたところに,蝋燭の光で照らされるおどろおどろしい日本画等が写される描写は映像は何とも幻想的に,一度は見てみたいと興味を惹かれましたが,残念ながら今のところいけておりません。

 そんな絵金の屏風がどのように変色してしまったのか見てみると,確かに緑色の部分についてはあきらかに黒ずんでしまっていて,修復作業を行ったとは思えないくらい元のものとは異なるように思えます。
 学芸員が関与していたにもかかわらずこのような事態が生じたのは残念というほかありません。
 おそらく,この学芸員は,日本画に使用される顔料等の知識が十分ではなく,かつ当時は問題意識を持って調べようともしなかったのでしょう。
 過去のことを悔いても戻るわけではないですが,それでも日本中の日本画を取り扱う学芸員達の間ではこのような知識,注意点は共有されるきっかけになったのではないかと思われ,同種の事件は起こりづらくはなったろうとは思います。

 この手の賠償については,結局金銭的評価に置き換えることは極めて困難であり,修復に手段を尽くしても困難であれば最終的には評価額相当額の支払いを行うか慰謝料的な金額を支払って終わりにするしかなかったと思います。
 今回の寄付金というものは,おそらくそういった位置づけのものであろうと思いますが,そのお金をもらったところで先祖から受け継がれた財産の価値が減少してしまったことには違いはなく,誰もに損害が生じたということでしょう。
 財団の側は,修復のために3000万円,寄付金で1000万円,そのほか屏風の所有者等に対して謝罪等にもいったでしょうからそこにかかる費用の負担もありますし,大変な損害を被ったと予想されます。
 それでも繕いきれないというのが唯一無二の存在である文化財の価値ということでしょうが,やはり専門的知識のある人がきちんと取り扱わないと大変なことになるということがよく分かります。

 ちなみに,最近学芸員という言葉が,大臣の発言によってにわかに注目を集めています。
 今回の件は学芸員の方の本職でミスをしてしまったというものですが,大臣発言はそもそも学芸員の職務を理解していないものだったと思います。
 その発言は既に謝罪されていますし,世間においてバッシングされ終わっていると思うので,私がこれ以上いうことはないのですが,今回の屏風騒動を見ていてやはり専門的知識を的確に持った学芸員というのは必要だと再認識しました。


 今日の阪神は,終盤に点をとって勝ちました。

 前回の試合で糸井さんの連続出塁記録が途切れてしまったところで今日のタイムリーですから,これはいけるのではと思ったところで同点にされてしまいました。
 今日の球場は,かつての鬼門といわれたナゴヤドームで,点をとった裏に直ちに同点にされてしまったこともあり,なかなか点が入らない展開に今日は危ないのではないかと思っていたところでした。
 そんな矢先,5番起用の中谷さんの犠牲フライで決勝点,その後不振の北條さんがスリーベースヒットのタイムリーで追加点とリズムよく点をとってくれました。
 最近終盤によく点をとっていますが,こんなに終盤に点を取れるチームが阪神とは思いがたいくらい上出来です。

 今日は岩貞さんもよく頑張っていて,7回3分の2で8安打1失点と,この出来をもってして勝ちが付かなかったら非常に気の毒だと心配していました。
 それだけにきっちりと終盤にきっちりと点をとってくれたのは本当に安堵できるものだったと思います。

 ドリスさんも安定感のある投球で締めてくれましたが,やや心配なのは勝ち試合でドリスさんが投げすぎなことでしょうか。
 ここで何度も言及していますが,去年の怪我は投げさせすぎが影響していたと思いますし,シーズン序盤で登板過多ということもありますから,心配しています。
 同じく中継ぎのマテオさんや桑原さんは,いい展開の時は休めているのですが,抑え投手であるドリスさんは必ずしもそういう訳にもいかないようで,このペースで大丈夫なのかと思っています。
 抑え投手を代えることは勇気が要りますし,阪神の勝ち試合は接戦が多いため抑えを投入しないわけにもいかないのは当然ですが,それでもシーズン序盤のうちから何か考えておいてもいいように思いました。

 今年の阪神は,負ける時は大差,勝つ時は接戦と,今のところ強いチームが見せるような状態です。
 そのうち調子も落ちたりするのでしょうが,それでも今のこの状態をもっと楽しんでおきたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:28
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,自分の歯を使った視力回復手術が成功したというものがあったので,取り上げてみました。

 この手術というのは,自分の歯にレンズを埋め込み,これを移植して視力を回復するというものです。
 最初に歯を抜いて,その歯に穴を開けてプラスチック製のレンズを埋め込むそうです。
 そして,その歯を頬の内側に縫い付け,3ヶ月ほどして歯が抜かれる前のように組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植するそうです。
 そうすると,このレンズは,自分の歯を使うというために異色に伴う拒絶反応は起こらなかったということです。
 オーストラリアでは,2人がこの手術を受け,ほとんどものが見えない状態から視力が回復したそうです。
 このような手術例は欧米では手術例があるそうで,2009年にアメリカで初めての手術が報道されたそうです。

 この手術,発想としては分からなくはないのですが,それにしても歯と目をよく結びつけたものだと思いました。
 私が思うところでは,おそらく初めから歯を使うことに着眼したのではなく,体の組織のどの部分を使用すれば拒絶反応を起こさないようにして移植手術に使えるものが得られるかという点から考察し,歯であればどうかと行き着いたのではないかと考えられました。
 ただ,それにしても,この手術は,単に眼科的思考だけではなく,あらゆる部位を駆使してどのようにして目的を得るかと科を横断的に考えたものであり,その点では非常に大したものだと思います。

 私は,仕事上,例えば離婚事件に破産法的な発想を持ち込んで対応したりと,ある分野の事件に対処するに当たって別の分野の発想を使おうとすることが時々あります。
 そのような思考に成功する時は達成感を感じるものの,一方でそのような思考にたどり着くまでは自分がある分野に縛られていたということを反省する時もあります。
 事件を処理するに当たっては,当然その分野について深い理解がなければならず,その分野の理解が中途半端であることは許されないものの,一方でその分野のみを掘り下げても結果が出ない時もあります。
 そのような場合,視野を広げて別のアプローチから解決できないかと難渋し,別分野の法律や制度を使って状況を打開できたということが結構あったりします。
 結果を見れば,そんなことと思うようなものなのですが,そこに至る思考過程にはなかなか難しい面があり,私はいつも発想を柔軟にしなければと色々と頭を悩ませているものです。
 そういう最中に,このような柔軟な発想で状況を切り抜けたというニュースを見ると,非常に勇気をもらえるとともに,もっと頑張らねばという思いも感じます。

 この手術を行える条件等はあるように思うのですが,それでも一つの選択肢としてこのような方法があるというのは大きなことだと思います。
 それを使うかどうかは別として,そのような手段があると知っているだけで物事を考える幅が広がると思います。
 単純な話ではないでしょうが,おそらく歯で目のことができるのであれば別のことも広がると思われ,研究次第では大いに応用を利かすことができるように思われます。
 こういった研究成果は,分野問わず大変興味を持てるものです。


 阪神の藤浪さんがインフルエンザで離脱してしまいましたが,この代役の有力候補として上がっているのはドラフト6位の福永さんです。
 福永さんは,四国アイランドリーグ出身で,最速152キロの速球で押していくタイプの投手であると認識しています。
 変化球はオーソドックスにスライダー,フォークのほか,チェンジアップも使っていたように思います。
 これまで2軍で登板していましたが,4試合で防御率1.71と安定した成績を挙げております。
 また,中5日で登板していることから,メッセンジャーさんが微妙に登板間隔が狭いことを考えても他の投手との関係でも調整を付けやすいという利点もあります。
 私も非常に期待はしているものの,ルーキーをいきなりこの舞台に投入して大丈夫なのかという不安もあります。
 ただ,思えば藤浪さんもルーキー時代から1軍で投げていたことを考えれば,福永さんが駄目だという理由もないし,何しろ今後1軍で投げる機会も多いことを考えれば早い段階で経験をしておくことはいいことであるとも思えます。
 もちろん,榎田さん,岩田さんらも候補に挙がっているので,福永さんが間違いなく登板するというわけではないでしょうが,それはそれで楽しみであるといえると思います。

 昨日の試合で,糸井さんの13試合連続出塁記録が途切れてしまいました。
 ただ,よく考えれば,開幕からずっと出塁を続けていたというだけで本当にありがたいと思いますし,彼が入ったことで阪神打線は大変強化されたと思います。
 去年はどれだけ打てずに負けた試合があったのかと思うと,チームの停滞した雰囲気に過剰に流されない糸井さんの姿勢は非常に貴重であり,彼がいない打線はいまや考えられません。
 そのうち調子を落として打てない時期が来るかもしれませんが,そんな時期は現時点までの活躍ぶりを思い出して長い目で見ようと思っています。

 一方,北條さんは打撃の調子がなかなか上がらず,ついには糸原さんにスタメンを奪われる自体となってしまいました。
 それでも活躍できる糸原さんをほめるべきなのかもしれませんが,一方で北條さんの潜在力をこれまで多少見てきただけに,もう少し様子を見てあげてもという気もします。
 調子の善し悪しというものがあるのですから,おそらくシーズン通してみれば納得できるだけの成績を見せてくれると期待しているので,できればもう少し登場場面をあげてもという気もしています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26
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 阪神は,先週金曜日から甲子園で広島さんとの3連戦でしたが,終わってみれば2勝1敗で勝ち越しました。
 この3連戦の前,広島さんは10連勝中と非常に強く,阪神が太刀打ちできるのかとやや不安はありました。
 ですが,10連勝の起点は阪神が与えたもので,その前の試合は阪神が勝っていましたから,10連勝を止めるのは阪神であってもらいたいと思っていました。
 それが2勝1敗でしたから,上出来といって差し支えないと思います。

 この3連戦ですが,勝ち方,負け方がよかったと思います。
 特に,昨日の敗戦ですが,初回で大量失点して,それ以後も流れを引き寄せることもできないというものでした。
 これだけ聞くと何がよかったのかといわれるところですが,試合の早い段階で敗戦を敗戦と受け入れたまま進めていけたからこそ,余計な労力だけでなく心理的にも引きづらずに切り替えの利きやすい負け方だったように思えます。
 また,今日の勝ち方は,接戦で終盤に点をとって勝ちまして,延長戦に入る前に終わりにできました。
 こうした接戦をとれるのは,チームとしては非常に状態がいいと思いますし,今日の勝利は肯定的に捉えています。

 最近の阪神の勝ち試合に共通している一つの要素は,使われる中継ぎ投手でしょうか。
 7回から桑原さん,マテオさん,ドリスさんというように使われることが非常に多いですが,まだシーズン序盤にもかかわらず多用されすぎであると心配もしております。
 特に,先発が完投するという試合は今のところないので,抑えのドリスさんは勝ち試合には毎回登板させられており,非常に心配です。
 そういうことがあればこそ,昨日の負け試合では3人のいずれも登板させることがなかったのが非常によかったと思います。
 これは,なまじ中盤で敗戦見込みとなれば登板の可能性もあったところですが,序盤で敗戦見込みが見えてしまったため,3人をまるまる休ませられたというのが非常にありがたいことでした。

 打つ方は,今日は今日は最小限のヒットという感じでしたが,それでも打つべき時に打つという決定力を見られたので,それで十分であろうと思います。
 去年から出始めた原口さんは,まさに阪神にとってはなくてはならない打者となり,これまで阪神に決定的に欠けていた決定力を示してくれております。
 また,今の阪神には,高山さん,福留さん,糸井さんという同じく決定力のある打者が多く存在し,鳥谷さんも復活しつつあるだけに,今の阪神打線は非常に重厚であると思えます。

 そして,なんといっても前回の広島戦から大きく違っている点はエラーが大きく減少したということでしょうか。
 開幕カードの阪神広島戦を思い出すと,お互いエラーが多すぎて,もはやプロの試合だと評価することも難しい状態でした。
 それが,ここまで来てそれぞれの選手がポジションになれてきたのか,ずいぶんエラーが減りました。
 特に,鳥谷さんと原口さんの守備がそれなりに安定してきたのが大きいと思います。
 また,高山さんも先日よい送球を見せていましたし,徐々にまともになりつつあるように思えます。
 今日の試合のような接戦を見ていると,極めて基本的なことではあるのですが,エラーをしないというのがいかに大切なのか,エラーをしないと負けづらくなるということが非常によく分かりました。

 先発投手陣も,藤浪さんが大いに復調傾向にあり,能見さんも戦力としてまだまだ計算できそうだという状況を見ると,青柳さんも修正できれば,ローテーション6枚を一応そろえることができそうだという気もしております。

 こうなると,阪神は現状相当安定していると思われ,あとは選手の脱落を極力減らすこと,特に酷使しすぎないことが大事であろうと思いました。
 そして,この点を考慮すればこそ,上記の中継ぎ投手をいかに温存できるかが重要であり,それはスタミナのある先発投手がどれだけの回を投げられるのか,打者が大量得点をとってくれるのかという点が問題になるでしょう。

 ここで,昨日一つ問題のニュースが入ってきたのが,藤浪さんのインフルエンザです。
 おそらく1週間は休養が必要でしょうが,病み上がりですぐに長い回を投げさせることは難しいでしょう。
 藤浪さんは,前回登板でまさに次世代エースという働きをしてくれただけに,ここでの病欠は非常に痛いところですが,それでも後に引かないようにするためにはじっくり休養してもらいたいものです。

 調子には波がありますから,そのうち大型連敗をすることもあるでしょうが,それでもトータルで勝ちきれるように,勝てる時に勝ち星を積み重ねてもらいたいものです。
 とりあえず,今日はどの球団も勝ちきれなかった主位広島さんに勝ち越しをできた,というよりも主位広島さんに対して唯一勝ち星を挙げられたチームとして誇りたいと思います。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:08
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 今日のニュースを見ていたら,今朝の総武線で,痴漢をとがめられた男が線路上を逃走したというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,男は,電車内で,中学2年と高校2年の女子生徒2人から,胸や下着を触られたと指摘されたということでした。
 そして,生徒の一方が男の手を掴んでホームに降りたところ,男は「俺じゃない」と手を振り払って線路上に飛び降りて逃げたということでした。
 この影響で,総武線は約10分間運転を見合わせたそうです。

 先月くらいから,痴漢を疑われた男がホームから線路に飛び降りて逃走するという事件を何度か見かけます。
 この事件の背景にあるのは,おそらく以前ある弁護士が,痴漢を疑われた際の対処法について言及したことがあるのではないかと思います。
 その言及内容とは,痴漢を疑われた場合,そのまま警察に捕まってしまえばえん罪であったとしても有罪になる可能性が高いので,逃走するのがよいというものです。

 私も過去に痴漢を疑われた人について無罪を争って裁判をしたことがありますが,結果としては無罪を勝ち取ることはできませんでした。
 刑事裁判の基本原則に無罪推定の原則がありながら,このようなあやふやな証拠で有罪を下してしまうのか,日本の刑事裁判はどうなっているのかと思ったことは何度もあります。
 また,事件を認めず,裁判で争うとなれば,場合によっては身柄拘束が長期化してしまって,社会生活への復帰に大きな支障になることも懸念されます。
 そうすると,刑事事件として取り扱われたら最後という認識は決して間違っているとは思わず,この言及内容はおかしいとは言い切れないとは思います。

 とはいえ,もしも逃走の末捕まってしまったら,逃げたという事情が犯行を認めたからと解釈される可能性が極めて高く,その後に事件を争おうとしても不利に取り扱われる危険は十分にあると思います。

 ですから,私は個人的にはこの考えを勧めることはしませんが,それでも間違っていると言い切れないので,そこは個人の判断に任せるとしかいいようがありません。

 ただし,明らかに誤っているのは,本件のように線路上を逃走するという方法です。

 理由としては,まず鉄道事業法に違反するからです。
 鉄道事業法では線路内の立ち入りについて罰則を科しております。これは,先日松本伊代さんと早見優さんが話題となった件と一緒です。
 ですから,痴漢えん罪から逃げる手段として逃走方法として線路上を選択した場合,もしかしたら痴漢自体は無罪になるかもしれませんが,鉄道事業法違反については有罪となるため,結局のところ有罪になってしまいます。

 次に,線路内立ち入りをすることで電車が止まってしまい,運転見合わせを引きおこしかねません。
 これは多くの人に迷惑をかけるという倫理的な問題のほか,鉄道会社からの賠償請求の対象にもなりかねません。
 ですから,鉄道事業法違反という刑事責任のほか,賠償責任という民事責任も負う可能性があります。

 そして,逃走経路が限られてくることも上げられると思います。
 基本的に線路内は柵で囲まれていますから,線路外に出られる場所は限られていると思います。
 また,線路内は相当距離もあるため,逃走している側のスタミナの問題もあり,結局うまく逃げ切れるかどうかはなかなか難しい問題もあるでしょう。
 上記の通り,逃走の結果捕まってしまえば,痴漢をやったという強い疑いをかけられて不利益な取り扱いを受ける可能性があると思います。

 そのような意味合いを考えれば,最近よく見かける線路上の逃走については,本当に逃げたいと思ったとしても選択すべきではないと考えます。

 痴漢が卑劣な犯行で,それを強く罰するべきというのは当然だと思います。
 一方で,痴漢えん罪も問題であり,それを解決する一つの方法としてはやはり車内防犯カメラ設置なのかもしれません。
 予算の問題もあるので,私などが軽々にいえることではないのですが,防犯カメラの値段も昔よりは下がっていますし,被害が多いとされている路線については頃合いを見て導入を検討してもよいのではと思いました。


 今日のプロ野球ですが,読売の試合が逆転に次ぐ逆転でした。
 ただ,9回に点をとられすぎたところを見ると,流れというのは本当に恐ろしいものだと改めて実感します。
 これで広島さんは10連勝ですが,思えばこのスタートはあの阪神がお粗末な守備で敗戦した試合だったと思います。
 そう思うと,ここまで王者広島さんを調子づかせたのは阪神であり,あそこで阪神が普通の野球をしていればここまでにはならなかったと思うと,阪神は罪深いと思います。
 また,阪神が普通の野球をすれば広島さんも凌駕したのではと思うと,阪神は最強球団なのではと勝手に妄想をしたりしました。

 今日の試合ですが,緊迫した試合を決めたのは高山さんでした。
 阪神打線は,チャンスで決められない決定力不足がかねてから問題でしたが,ほしい時に打ってくれるというもっともありがたい一打を高山さんが打ってくれて,私は非常に満足しています。

 また,今日の勝利は藤浪さんのおかげというほかないものでした。
 藤浪さんは,8回1四球6安打97球と,まさに私が期待していたエースの働きを見せてくれました。
 今日の藤浪さんのすばらしさは,1四球という制球の良さにあると思います。
 今日は球速よりも制球を重視したような投球で,本来の持ち味とは違うとは思いますが,それでもこれだけの数字を挙げられるのですから本当に藤浪さんはエースになれる実力を持っていたということがよく分かりました。
 右のインコースを明らかに避けているようで,その点配球を読まれてしまうようにも思えましたが,たまに球が抜けて右のインコースに入っていくので,適度に警戒をさせられているともいえたと思います。

 こうしてみてみると,私がこれまで何度も言っているように,藤浪さんは自滅さえしなければ勝てる投手であるということがよく分かります。
 今日の投球は,まだ前回登板を怖がっているという気配が見えたようには思いますが,今日のような結果を積み重ねていけば過去を払拭することは十分にできると思います。
 藤浪さんの球威は非常に脅威ですが,一方で制球を乱している時は他球団もそれなりに対処してくるので,球威と制球をバランスよくとれるかがもっとも大きな課題のように思えます。
 その意味では,今日のフォームで今日のような投球をすれば勝てるという考えができれば,復活の足がかりになるように思いました。
 これが正解といってしまっていいかは分かりませんが,それでも一つの選択肢にはなると思います。
 この調子を続けられればエースとして活躍できると思いますし,次回登板を大いに期待できると思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:24
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 今日の阪神は横浜さんとの試合でしたが,8対6で勝利しました。

 1イニングで6点取った際には,この試合は楽に勝てるのではないかと思いましたが,終盤まではらはらする展開が続きました。

 今日の勝利の立役者ですが,文句なく秋山さんでいいでしょう。
 前回の好投に続いて今日も6回までは素晴らしい投球で,この出来であれば先発ローテーションの5番手6番手としては全く問題ない出来だと思います。
 ただ,7回にピンチを招いてしまったところを見ると,7回以降も投げられるかは今後非常に問題になるかもしれません。

 今日は6回までで100球投げておりましたので,球数から考えればスタミナが切れる頃と思うことも無理はないと思います。
 ただ,それでも今日の秋山さんの出来を見ていた時,点差もありますから,金本監督としては試しに7回までとして登板させたのだろうと思います。
 ですが,100球を超えた7回は露骨にストレートが130キロ台というものが目に付き,やはりスタミナの問題にはあらがえなかったと思います。

 秋山さん続投の采配にそこまで大きな間違いは感じないのですが,結果としてはよくなかったと思います。
 あくまで結果論なので,これで監督を責めるのは酷だと思いますが,それでも今日の試合で桑原さん,マテオさん,ドリスさんを投げさせなければならなくなったのは失敗だったといえると思います。

 桑原さんですが,今季9試合中既に7試合に登板しており,この調子でいけば夏場には使えなくなっているかもしれません。
 また,今日のドリスさんの状態を見ていると,投げさせすぎという印象が拭えませんでした。
 ドリスさんは,昨季,投げさせすぎで怪我をさせてしまい,あの戦力を途中で失うことになりました。
 ドリスさんについては,病み上がりということもあって酷使は厳禁なはずですが,それでもあの能力を見ればやはり抑えが必要な場面では出したくなるのも当然です。
 そして,それだけに,そのような場面を今日のような大量リードのあった試合で作ってしまったことは首脳陣の失敗であったと思います。
 その場面を作った原因は,明らかに秋山さんの7回続投であって,その点は今後どうするかをよく検討してもらう必要があろうかと思います。
 今の段階で投手陣を酷使してしまうと,夏場に入ってから阪神は戦えなくなってしまうと思うので,今の時期試行錯誤をしたいのは分かりますが,それと投手陣を使いすぎるということとのバランスをうまくとる必要があるでしょう。

 打つ方は,ビッグイニングの攻撃はいうまでもなく,全般的に好調であろうと思います。
 ですが,6回7回のチャンスなど,結局塁に返すことができず,その辺りは去年から問題にしている決定力の点が大いに影響しているのかもしれません。
 もしも6回7回で点を入れていれば,マテオさんとドリスさんを温存できたかもしれず,その意味では勝てたという結果以上に今後を見据えた際に満塁などのチャンスで打てなかったというのはやはり問題だろうと思っています。

 また,守りですが,糸井さんの外野守備を見ている限り,やはり膝に問題がありそうです。
 今の好調打線の大きな要因の一つに糸井さんの存在があり,糸井さんを除いた打線はもはや想像するのも恐ろしくなるほどではあります。
 ですが,今日の糸井さんの守備を見ていると,年間通して働いてもらうためには,終盤の守備固めは必要であろうと思いました。
 こうしてみてみると,福留さんは定期的にスタメン落ちさせて休養をとらせる必要があり,糸井さんは守備固めを要するということになるならば,やはり阪神の外野陣はやや安定感に欠けるといわざるを得ません。
 とはいえ,この2名に代わる人材というのもなかなか難しいものがあり,当面は頼らざるを得ないのが実情です。
 できれば,中谷さんか江越さんが出てきてくれればいいのですが,特に江越さんはバットにボールをもう少し当てられれば本当にいうことがないため,その辺りを非常に期待しております。

 ともかく,阪神は今日は打って勝つという今年目指した野球を体現できたと思います。
 個人的には,去年は貧打にあえいでいたことから,このような勝ち方ができるということだけで気分がよくなるのですが,去年感じたストレスを考えればまだまだこんな勝ち方をしてもらわねばならないでしょう。
 また,今日は久々に先発投手に勝ちが付いたという意味でもよい試合だったと思います。

 明日の予告先発は,昨日先発予定であった藤浪さんです。
 昨日も蕩々と述べましたが,藤浪さんは前回登板からの復活を期してのものなので,通常時の登板と明日の当番では意味合いが大きく違うと思っています。
 藤浪さんには多くのものを期待しないので,思い切り投げてもらい,かつできれば自滅しないようにしてもらいたいです。
 彼が実力を発揮できれば勝てると思いますので。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:35
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,女子トイレで扉の下から手を差し入れて足首を掴んだ男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この男は,女子トイレに侵入し,個室の扉の下から女子高生の足首を掴んだとして,建造物侵入と暴行で逮捕されたということでした。
 警察によると,男はトイレ周辺をうろついており,女子高生の後を追うようにトイレに入る姿が防犯カメラに写っていたそうです。
 女子高生は,足首を掴まれた際,恐怖で悲鳴を上げることもできなかったということですが,男は足首を掴んだだけで逃走したということでした。

 このニュースを見ていて,女子高生は初めはまるでよく学校の怪談などで出てくるトイレの幽霊や妖怪の類を思い出したことでしょう。
 少なくとも,このような体験をした際の第一印象は,犯罪行為ではなく心霊現象であろうと思います。
 私がまだ小学生の頃,夜のトイレというだけで怖かったものですが,この事件があったのは昼間だということで,時間帯的にも現象的にも間違いなくそのような目に遭うことを全く予期していないでしょうし,相当驚いたことは間違いないでしょう。
 それだけに,恐怖で悲鳴を出すことができなかったという心境は非常に理解できますし,そのやり場のない気持ちをどうしたらよいかという心境に至ったと思います。
 この被害者の方は,当面出先での個室型トイレを使うことをためらいたいと思うでしょうし,そうすると行動範囲が非常に限られてしまうわけで,非常に気の毒に思います。
 海外ではこのようなドッキリ番組がありそうな感じですが,実際にやられた立場になれば全く笑えないと思います。

 男の目的は分かりませんが,何らかの性的嗜好があったかのようには思われます。
 しかし,強制わいせつ罪については,13歳以上の方が被害者の場合は暴行・脅迫行為が法律上要件となっており,またわいせつ行為も認められないと思われるので,成立は困難であろうと思います。
 そして,この男の行為を素直に解釈すれば,足首を掴むという行為は暴行罪の対象となり,トイレに侵入する行為は建造物侵入に当たるでしょうから,その2罪での逮捕となったということと思います。

 とりあえず,世の中でこういう妖怪じみた行為をされる可能性があるのだということは頭に入れておきたいと思います。
 この手の事件に関しては私はあまり関係がないでしょうが,そうではない妖怪というのも昔からよく話に聞いていますし,色々なことに油断しないように生活しようと思いました。


 今日の阪神の試合は,あいにくの雨で中止となりました。
 残念といえば残念ですが,不調の藤浪さんが調整できる時間が作れたのは純粋によいことだったと思います。
 もしかしたら,藤浪さんはWBCに招集されてしまったことで調整が十分にできていないのかもしれないですし,その意味では今日の雨は悪くはなかったと思います。

 金本監督は,藤浪さんについて,持ち味を出して勢いのあるまっすぐと腕を振ったスライダーを投げればよいという話をしていました。
 私としても,藤浪さんの今の悩みが考えすぎてスタイルをどのようにしたらよいのか分からないということだとするならば,あまり考えずに自分のよいと思うような感覚で投げてみてもよいのではないかというように思います。
 思えば,昔のエースといわれる投手は,球威は素晴らしいものの制球難という人達が多かったと思います。
 そのような人達が活躍できたのは,荒れ球がうまいようにはまっていて,かつその球が手の出せないような威力を持っていたからだと思います。
 藤浪さんの直球は誰もが認める素晴らしいものであり,それがうまい具合に決まれば基本的に勝てる投手であると思っております。
 藤浪さんが負ける要因があるとすれば,それはほとんどが自滅であり,それをいかに減らせるかというのが藤浪さんの課題であろうと思います。
 藤浪さんは,守備面や牽制等の細かい作業はあまり得意ではなく,また制球についても考えすぎてしまって持ち味を失いつつあるようにも思っています。
 もちろん制球難で自滅したことがこれまで何度もあり,できれば制球力は身につけてもらいたいとは思うものの,それを重視して持ち味をなくしてしまえばもはや通用しなくなってしまいます。

 今がまさに過渡期だと思いますし,ここをうまく乗り越えられれば大投手への変貌できるチャンスであろうと思っています。
 本人は色々と悩んでいるところでしょうが,もしもある程度の結論か何らかの結果が出ればそこから変わっていけると思っています。
 これだけの素材を不調のまま終わらせるのはもったいないので,何とか復活してもらいたいと強く願っています。
 明日へのスライド登板はないようなので,ここから1週間じっくりと調整ができると思いますから,何とか見つめ直してもらいたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,中国で,強盗がわずか10秒で逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この強盗は,女性からスマホを奪い取って全力で逃走しました。
 そして,その逃走の際,建物の中に駆け込んだものの,その建物というのは警察署だったということでした。
 そして,男は直ちに逮捕されたということでした。
 男は,この街に来てから間もなかったそうで,仕事も住む場所も決まっていない状態だったそうです。
 そして,スマホに夢中な女性を見かけて犯行を思い立ったということでした。
 しかし,土地勘がなかったため,逃げることに頭がいっぱいで,警察署と気づかずに駆け込んでいったということでした。

 男は土地勘のない土地で事件を起こしたそうですが,このコントのような顛末が起こったことも結局男の下調べの希薄さによるということだと思います。
 そもそも強盗という犯行を犯すのであれば,その逃走経路などを考えておくのが通常でしょうし,また金ではなくものをとったのであれば監禁方法についても準備しておくべきでしょう。
 しかし,この記事を見る限り,スマホをとろうと衝動的に考えついたように思われ,どうもとった後は逃げればいいという程度の考えだったように思われます。

 犯罪者に緻密であってほしいという気は全くないですし,全ての犯罪が警察署に自ら入っていってくれるくらいであれば世の中ももっと平和になると思うのですが,一方でもう少しものを考える人であればそもそもこんな犯行は犯さなかったと思います。
 そう見てみると,この犯行の根本にある衝動の原因について考えていくことがこの手の犯行を減らす術にはなるのかもしれないと思いました。


 阪神は,明日の横浜戦に藤浪さんを登板させる予定であるという記事を見ました。

 藤浪さんといえば,先のヤクルト戦において,死球によって乱闘を招いたことはまだ記憶に新しいところですが,投球フォームを微調整したという記事を見ました。
 正直言って,今の段階でフォームを微調整したところで結果が劇的に変わるとは思えません。
 もしも微調整をしてかえられるのであれば,もっと前の段階で行っているでしょうし,これまで何度も見かけてきた,右打者に対するインハイへの抜ける球はフォームの微調整だけでどうにかなるものでもないのではと思っています。

 それでも微調整に手を付けたということで考えられるのは,最近よくいわれているイップスの関係かもしれません。
 もしもイップスにかかっているのだとすれば,前と全く同じ状態で登板させてしまえばそのまま再発させてしまうことになろうかと思います。
 イップスの最良の薬は成功体験だと思われ,それをかなえるきっかけが微調整したフォームにあると自分に納得させられれば,今後はこれまで以上に活躍できるきっかけにもなるように思われます。
 その意味では,次の登板には前とは違う要素を敢えて入れて,それが成功すれば改善傾向に導くことができるという考えが根底にあるのではないかと思います。

 藤浪さんの荒れ球ですが,右打者のインハイに行くことがなければ,基本的に非常によく通用する球であろうとは思います。
 確かに,今よりももう少し制球力を磨かなければ,四死球を積み重ねてしまうことで,球数が多くなってしまって,早い回で降りるということが続くことにはなりかねないでしょう。
 ですが,一方で,荒れ球が効果的に決まれば,相手は的を絞りづらくなり,また狙っても打てない球威を持っている球であればこそ相手も手を出せなくなってくるとも思えます。
 理想型はある程度ぼんやりとはわかっているものの,それでも結局は右打者への頭部死球になりかねないあの球をどうにかしないと今後も藤浪さんは悩み続けることになるでしょう。
 そこを克服するにはフォーム微調整では足りないだろうとは思うものの,まずは成功体験から徐々に復調していってもらいたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,横浜市長が職員の長時間労働に歯止めをかけるため,繁忙期の残量時間の上限を月80時間とする新たな基準を導入したという記事を見たので,取り上げてみました。

 この基準は,繁忙期月100時間という国の基準よりも厳しいものであり,市長の話としては基準を超えると業務パソコンが動かなくするなどの対策を考えているということです。
 横浜市職員の2015年度の残業時間は,月平均60時間を上回ったのが122人,繁忙期に月100時間を超えたのが206人で,災害対策に当たる消防署員や建築担当の職員が含まれていたとのことでした。
 なお,月80時間を守れなかった場合の罰則などは設けない方針とのことです。

 この記事を見ていて,この対策が抜本的なものなのかどうかという点からどうなのだろうと思いました。
 根本的な問題は原則的には仕事量だと思われ,それを適切に割り振る対策をとるかどうかがもっとも重要に思います。
 仕事量が変わらないのに,今までよりも短い時間でこなさなければパソコンが停止してしまうというのであれば,単純に市の仕事が回らなくなるだけのような気がしました。
 仕事量の調整については,最終的に人数の問題になろうかと思いますが,一方で人数を増加させればその分人件費がかかってしまうわけで,その辺りのバランスをどうとるのかがもっとも大きな課題のように思われます。

 一方,この80時間という前提での対策は,無用に残業をして残業代を稼ぐという職員に対してはよい対策でしょう。
 ただし,そのような職員への対策というのであれば,残業している職員の中での割合がどのくらい含まれるのかということを検証しなければならないでしょう。

 また,パソコンが使えなかったとして,仕事ができなくなるわけではないので,その点についてはどうするのかという問題もあります。
 その他,これを導入するとした場合,何の警告も出ないところで80時間が経過してデータ保存もしていないのにパソコンがシャットダウンするとなれば業務に大きな支障になるでしょう。
 シャットダウン時にネットワークで重要情報に変更を加えていたところであれば,そのデータの毀損の問題だけでなく,ネットワーク経由で別のパソコンにも影響を与える可能性もあり,この考えは一見合理的なように見えても危険に思えます。

 そう考えると,市長のお考えの方向性はよく分かるものの,パソコンを動かなくするという対策は,きちんと導入方法を検討しないとむしろ業務にマイナスに働く可能性もあるものと思いました。
 残業についてはどこの職場でも大いに問題になるものですが,去年の事件から国の方で本腰を入れて対策を取り始めました。
 高度経済成長期で,社会の雰囲気等によってよしとされてきた残業に関する法が近年原則通りに適用しようという流れになってきて,旧来の業態の職場は今後相当大変な状態に見舞われることが予想されます。
 まだ過渡期ですから,見せしめ的な大企業への処分がある程度片付く前に中小企業等も対策をとっておくべきであろうと思いました。


 今日の阪神は,甲子園での読売狩りに成功しました。

 今日の立役者は,なんといっても北條さんでしょう。
 読売に点差を追いつかれた段階で,これまでのこの能見さんの流れであれば敗戦の方向にずるずると行く奴ではないかと懸念していました。
 しかし,その裏に北條さんがホームランを打って同点にしてくれました。
 さらに,上本さんも決勝打を打って試合を決めてくれました。

 今年の阪神は,打力が自慢ではありますが,その象徴は新加入の糸井さんであったり,去年から打っている高山さんであったり,復活した鳥谷さんであったりしていたと思います。
 むしろ北條さんは,今シーズンに入ってからずっと打撃は低迷して苦しんでいたと思います。
 それが北條さんと上本さんが一発を撃って決めてくれるとは思ってもいませんでした。
 北條さんは,年間を通してならばそれなりの数字を出してくれると思っていましたが,今日の活躍を見る限り素材は一級品でしょう。
 こんな形で勝てるチームとは思っていなかったので,今日は単純にうれしく,気持ちのいい試合だったと思っています。

 能見さんは,去年までよく見る,途中で打たれて追いつかれるという展開を作ってしまいましたが,数字の上では6回3失点と十分試合を作っていました。
 まあ,今日に限っていえば,阿部さんがすごかったと素直に認めるしかないでしょう。
 このような崩れ方をしてしまったのは大変残念ではありますが,それでも最低限の仕事をしてくれていた以上はあまり贅沢を言うものではありません。

 桑原さんについては,今日の失点をもってしてもまだ信頼を失うまでではないでしょう。
 むしろあのような場面で投入されて,同点までで抑え込んだというべきであり,今後も活躍をみてみたいと思っています。

 マテオさんとドリスさんについては,今後も8回9回を任せられる投手らだと思います。
 まだ安定感抜群というにはやや不安はあるものの,それでも今の阪神に彼ら以上の安定感をもった中継ぎ投手はいないでしょう。
 特に,今日のドリスさんは非常に良かったですし,このようなよい投手を今年に入るまで契約していなかったというのはどういうことなのかとは思ってしまいます。

 もう一ついえば,今日も失策がありませんでした。
 開幕当初は失策だらけで,このチームはどうなっているのかと怒りすら覚えましたが,このように失策のない試合を見られると本当にプロ野球という気がします。

 昨日は雨で試合が流れましたが,福留さんの休養日が流れたということでチーム的にもマイナスにはならなかったと思います。
 また,今日もマテオさんらが登場したように,中継ぎは今後もフル稼働するでしょうから,そんな中継ぎ陣をまだ早い段階で休ませられたのはよかったと思っています。

 読売は,中継ぎの采配ミスについては結果論であるとは思うものの,長野さんの起用についてはやや疑問です。
 昨日の試合は,雨で流れたとはいえスタメン落ちさせていたところでしたが,もしかしたらそれは一日休ませれば復活するという期待を込めたものだったのかもしれません。
 ですが,今の長野さんは非常に状態が悪く,6番に置いておくと打線が完全に途切れてしまいます。
 何が原因なのかは分かりませんが,相当重症だと思うので,これまで買っているとはいえ読売は起用について今一度検討した方がよいとも思います。

 今日の勝利によって,阪神は借金を完済し,3位固めにも成功しました。
 しかも,それを読売相手で実現し,読売も主位を陥落することになったのですから,今日はご飯がおいしかったです。
 今日くらい能見さんが投げてくれれば,先発はメッセンジャーさん,藤浪さん,岩貞さんのほか,能見さん,秋山さん,青柳さんと今のところは決めてしまっていいだろうとも思いますし,徐々にチームとしての形も見えてきたように思います。
 まだシーズン始まったばかりですし,少なくとも現時点ではなかなか見込みのあるチームであろうと思えた試合でした。


 大和さんがFA権を取得したという記事を見ましたが,大和さんに出て行かれては終盤の阪神の守備がボロボロになってしまうので,なんとしても流出を食い止めなければならないでしょう。
 大和さんほどの守備となれば,他球団も興味を持つことはあるでしょうが,守備について他球団よりも劣っている阪神であればこそ大和さんは必要な人材であろうと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:17
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ネットに接続された食洗機に脆弱性が見つかったというものがあったので,取り上げてみました。

 この商品はドイツの家電メーカーの業務用全自動食器洗い機ですが,このウェブサーバー機能にディレクトリトラバーサルの脆弱性が発見されたということでした。
 この商品は,ネットワーク接続機能や遠隔操作機能も搭載しているそうで,この脆弱性によってハッシュ化されたパスワードを外部から取得できるという問題があったということです。
 記事によれば,食器洗い機に機密情報は記録していないと思われ,外部から不特定多数がアクセスできるような環境にある食器洗い機も少ないと思われるものの,第三者によって食器洗い機が乗っ取られる可能性もないとはいえないとされています。

 このところ,IoT技術についてよく話題に挙がっていますが,私自身大変関心があります。
 家電を遠隔操作するということはもちろんのこと,ディープラーニング機能等で収集された情報を元に,自らは考えて機能する家電ということも将来的にありうると思われます。
 これがあるからといって直ちに生活が激変するわけではないでしょうが,それでも私たちが感じたことのなかった体験ができる可能性を秘めており,その意味では強く好奇心を持てる分野であると思います。

 ですが,ネット接続すると一方で問題になるのはウイルスやのっとりの危険です。
 昔いわゆるガラケーの時代にも多少ウイルスの話はありましたが,スマホ時代になってからウイルスの危険は飛躍的に増大しました。
 おそらく機構の複雑さややりとりする情報量の大きさの違いなどがウイルス被害のしやすさというところに関わってくるのだろうと思いますが,複雑で情報量の多い機器であればこそウイルス感染や乗っ取りの危険というものが出てくると思います。

 今回は食洗機の乗っ取りの可能性について問題になっていますが,これを遠隔操作したところで誰かが勝手に食器を洗ってくれるくらいなのではないかというように考えるとすれば,それは誤りだと思います。

 まず,遠隔操作で自由に操れるとすれば,この食洗機を破壊することは難しくないと思います。
 例えば,食洗機に負荷をかけるような指令を遠隔操作で飛ばすことによって,中に入ったままの食器にダメージを与えるだけでなく食洗機自体を呼称させることもできるであろうと思います。

 次に,他人のパソコンの乗っ取りや問題のある書き込みを行う時,よく他人のパソコンを中継ポイントに利用して,そこを経由した上で真の当事者を眩ますという手段を執る時があるかと思いますが,食洗機がそれに利用されるという危険はあると思います。
 それに利用するためには食洗機のスペックの問題もあるでしょうが,ある程度備えていた場合には何らかの犯罪行為の踏み台として利用されることも懸念されると思います。

 そういったことを考えると,遠隔操作で他人が勝手に食器を洗ってくれるかもしれないという程度の軽い気持ちでこのニュースを読んではいけないのかもしれないと思いました。
 そして,IoT技術があらゆる家電に搭載されるという時代がやってきた時,問題のある書き込みが家中の家電を踏み台になされる可能性も否定できず,そうすると色々なところにウイルス対策ソフトをインストールさせたりしなければならなくなるのかもしれません。
 その維持保全費用をどのくらいかけなければならないのか等,先のことながら若干懸念するところはあるのですが,それでも技術の進歩は大変気になります。


 今日の阪神ですが,原口さんのサヨナラホームランで見事勝利を飾りました。

 初回に4点も取れましたし,序盤のメッセンジャーさんも悪くない投球をしていたので,このまま勝てるのではないかと思っていたのですが,その後なかなか追加点が取れませんでした。
 そして,あれよあれよといううちに同点にされてしまい,このまま点が取れない鬱屈した展開では阪神は大丈夫なのだろうかと心配していました。
 そうしたところ,原口さんの見事なホームランで試合を締めてくれたので,本当にうれしい限りです。
 原口さんの今季第1号がサヨナラですから,やはり彼の打撃はチームに必要なのだと改めて思わせてくれます。
 しかも,打ったのは,決して悪い投球をしていない杉浦さんからでしたから,やはり原口さんという打者は中軸を打つべきなのだと実感します。

 このところ,鳥谷さんも往年の力を取り戻したように思われ,昨日の勝利くらいから阪神は悪くない感じになってきたという気がしています。
 これで借金を返済しましたし,ここからもう一回盛り返していけそうな勝ち方をしてくれたと思っています。
 また,藤川さんにも勝ちが付いて,日米通算50勝まで王手ということで,チームが勢いづいてくれるのではと期待しています。

 心配なのは,先日制球難の指摘された藤浪さんですが,投球フォーム修正に着手したという記事を見ました。
 記事によれば,ベルト付近でグラブを制止させ,投球時に高く上げるフォームにしたそうです。
 本来はシーズンオフでやるべきことではあるのですが,今年はWBCに招集されていたので,そこまで取り組めなかったのかもしれません。
 藤浪さんが制球重視の投球を試みた際には,権藤さんから荒れ球を生かすために制球重視を止めよという話をしたという記事を見たことがあり,もしかしたらそういうところもあって迷いが出たのかもしれません。
 ですが,藤浪さんについては,右打者にとってのインハイに抜ける球が非常によく目立ち,それが今まで随所に見られて,先日も乱闘騒動のきっかけになってしまいました。
 制球難がいい感じの荒れ球になる時はいいのですが,特に去年からは四球が重なって自滅する様が多く見られていたので,やはり制球をある程度矯正しないと今のままでは調子の善し悪しに影響されすぎる安定感のない投手のままで終わってしまうことも懸念されます。
 藤浪さんは球界の宝であり,阪神は責任を持って一流投手に育てなければなりませんから,試行錯誤を繰り返してよい方向を模索してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:37
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 今日のニュースを見ていたら,大学を辞めるため,パン屋に強盗に入って逮捕されたというニュースを見たので,取り上げてみました。

 逮捕されたのは18歳の自称男子学生で,パン屋に入って70歳店主にはさみを突きつけて「強盗です」と脅迫して金を奪おうとしたとのことでした。
 店主は,当時パン生地をこねていたそうですが,その脅迫に対して大学生の胸ぐらを掴んで壁に押しつけ,110番をしたということでした。
 男子学生は現行犯逮捕され,調べに対して「強盗をすれば大学を辞められると思った」と話していて,容疑を認めているそうです。

 まずは,この事件で誰も怪我を負わなかったということはよかったと思います。
 店主も,はさみという凶器に対して敢然と立ち向かって強盗を撃退したというのは大したものだとは思いますが,基本的に危険な行為であって,今回はよかったものの果たしてその振る舞いが妥当だったのかとは思います。
 とはいえ,もしかしたら,凶器があったとしても押さえつけられそうな犯人だと考えたのかもしれませんし,その判断の当不当を何も知らずに論じることは良くないのかもしれません。

 大学生ですが,大学を辞めるために強盗したというのは入学したのが志望していたところではなく不本意な結果に終わったからでしょうか。
 18歳という年齢を見ると現役合格をしてそのまま入学したように思われますが,もしかしたら実家が浪人を許さないという方針だったのかもしれません。
 その意味では,辞めればよかったなどと他人が言っても他人事に過ぎないといわれてしまうのかもしれませんが,ただしどんな理由があっても強盗が許されるわけはありません。
 このような行為に及ぶ前に親と相談をと思いたいところですが,強盗するかもしれないと親に話してもおそらく親は真に受けないでしょうし,強盗という話題を出さずにもっと真剣に話し合ってもらいたかったものです。
 家の内部で済む問題にもかかわらず,強盗という他者に甚大な迷惑をかける行為で解決させようとしたことは,目的をかなえるための手段としてもあべこべで,とても理解しづらいと思います。
 どんな動機であったとしても犯罪を犯す動機を正当化することはしないですが,それにしてもこの動機では同情もしづらいです。

 いずれにせよ,不本意なことがあったとしてもこのような犯罪に手を染めるということはしないということをよく理解させないと,これから社会人になっていく時に勤務先が嫌だからといって犯罪を犯すということにもなりかねませんし,少年審判の処分等がどうなるかは分かりませんが,矯正教育が必要なように思いました。


 今日の阪神は,今季始まって初めて理想的な綺麗な勝ち方をしたと思っています。

 その考えに至った理由としてもっとも大きなものは,目立ったエラーがなかったことです。
 どうしようもないエラーがあると,それだけでプロの試合を見ていないような気がしてしまい,しらけてしまうのですが,昨日と今日はそれがありませんでした。
 打って勝つ試合は気持ちがいいですが,やはり普通のプロの守備が見られるというのは安心感があるものです。

 次に,投手陣が全般的に安定していました。
 昨日は藤浪さんの制球難で四死球が多く,それ故に球数が非常に多い試合でした。
 それでもある程度の点数にまとめたのは藤浪さんの力あってこそとは思うものの,球数が多い試合は間延びしてしまい,見ていて大変疲れます。
 今日の試合は,秋山さんに始まって,桑原さん,マテオさん,ドリスさんといずれもそれなりに締まった投球を見せてくれまして,結果1失点ということで,非常に見ていて気持ちのよい展開だったと思います。
 大変申し訳ないことに,秋山さんがここまでの数字を上げられるとは思っていなかったのですが,これだけできたのであれば勝ちは秋山さんについてほしかったと思っています。
 ですが,桑原さんの見事な救援を見ている限り,勝ち星が桑原さんについたとしても納得ができるというものでした。

 そして,糸井さんが決定力ある打者として君臨していることが非常に大きなことだと思います。
 去年までの阪神であれば,このような膠着状態に至った場合,ある程度得点圏まで塁に進めることはできても,そこから走者をホームには帰せないという打線の決定力不足を目にすることが多かったと思います。
 阪神は,広島さんとの3戦目から打力が下がったように思われ,悪い流れに飲み込まれつつあるのではと心配していました。
 このような場合,この打力低下はチーム全体に伝染してしまい,古参の選手だけでなくなぜか外国人打者もみな打てないという状態が続いてしまうのです。
 しかし,そのような打線低迷の中,糸井さんだけは3戦連続ホームランと,阪神の悪い雰囲気を意に介さない活躍を見せてくれていました。
 これは,私が糸井さんに求めていた役割です。
 糸井さんであれば,阪神の悪い雰囲気においても空気を読まずに自分のペースで打ってくれるのではと期待していたのですが,これがまさに現実化したと思っています。
 しかも,それをホームランという形で見せてくれた,終盤に一気に3点差を付けられたというこの一撃の重さは非常に大きかったと思います。
 このような活躍のできる打者を求めていたので,このFAは非常に勝ちのあるものであると今大変強く実感しているところです。

 できれば,糸井さんの後継者になりそうな横田さんが,それを学んで糸井さんのような活躍をし出してくれるとありがたいのですが,キャンプ途中から横田さんの話をめっきり聞かなくなりました。
 最近本当に話題を聞かないのですが,横田さんは大丈夫なのでしょうか。
 身体能力は相当高いので,かなり期待している選手ですから,酔い話題を聞けるように期待しております。

 明日勝つととりあえず借金が無くなります。
 まだ序盤ではありますが,嫌な負け方をこのところ続けてきていたところで,今日は大変気持ちのよい勝ち方ができましたから,明日もこの流れに乗って借金のない生活を取り戻してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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 今日のニュースを見ていたら,アルバイト先のコンビニから現金を盗んだとして男が再逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この男は,今年2月,偽名を使ってアルバイトに採用された店で,働き始めた次の日にレジから現金およそ25万円を盗んで逃げたとして再逮捕されたということです。
 男は,調べに対して容疑を認めているそうです。

 実は,再逮捕というだけあって,この男は既に別罪で逮捕されていました。
 その別罪というのは,今年1月,従業員として働いていたパチンコ店で,同僚の財布から運転免許証を盗んだというものでした。
 また,男は,今年3月,コンビニで,通信販売の代金引換で注文したおよそ30万円の腕時計を代金を支払わずに奪って逃げた強盗事件への関与も認めているそうです。

 アルバイトで雇われた先から逃げるという話はまま聞くところではありますが,雇われてから2日目というのは早すぎるというように思います。
 しかも,現金25万円を盗んだ上で逃走ということで,偽名を使っていたということを考えると,もともとこのアルバイトはレジの現金目当てで始めたもののように思えました。

 代引の商品を強奪していったという件については,最近宅配業の激務についてよく問題に取り上げられますが,その打開策としてコンビニ受け取りが検討されていたものの,その傾向に水を差すような事件だったと思います。

 この手の犯人については,通常手口が共通してくる傾向が多いのですが,この男の珍しいところは発覚している限りで月1回のペースで犯行を重ねているにもかかわらず,手口が一貫しないところです。
 2つめと3つめはコンビニの内情をよく知らねばできないという意味では共通点はなくはないものの,それでもこれだけ手口が一貫しない短期間での連続犯罪というのは初めてみたように思います。
 手口が一貫しているのは,手慣れた行為ということもありますが,一方で頭をあまり使わず経験と技術によってなすという傾向があるように思います。
 そういう意味ではこの男は色々と頭を使っていたということなのでしょう。
 ただ,こうして捕まっているところを見ると,そのような知恵というのもまだまだ不足しているとも思えます。

 これだけ連続的に行われたところを見ると,これらの犯行は氷山の一角のように思えてなりません。
 これだけ短期間のうちにそれなりに重大な犯行を繰り返していた点,そして男が22歳と若い点を考えると,現時点で徹底した矯正教育を行わねば今後の人生も同じことを繰り返してしまうことが強く懸念されます。
 おそらく他にもバラエティに富んだ犯行を犯していると思われますので,全容解明が待たれるところです。


 今日の阪神ですが,ついに懸念していた打てない時期が来てしまったのかなというように思いました。

 今日の藤浪さんはよくはなかったです。
 乱闘になったデッドボールに象徴されるように,相変わらず制球が酷く,フォアボールを重ねて無為な失点を繰り返しているという,非常に悪いところがよく現れた試合だったと思います。
 5回で降板しましたが,4回までで100球を超え,8四球と,よくこれで2失点で済んだと感心します。
 特に,以前からよくいわれている右打者に対する内角高めにいく球は非常に危険で,今日も何度も問題になるような球が見受けられました。
 そのような最中に発生した乱闘だったため,いつかこうなるだろうというような視点で見るしかないものだったと思います。
 そんな酷い投球ではあったものの,一応5回2失点でしたから,5回というイニングでの登板では責任を果たせたといってしまうのはよくないですが,最低限の仕事はしたという評価はしてよいと思います。

 そして,今日の試合では,結果3失点でしたから,藤浪さんの内容については色々と思うところは強くあるものの,決して投手陣が仕事をしなかったわけではないと思っています。
 ですから,今日の試合は,結局打てない打撃陣の問題が大きかったと思います。

 先日死球で途中交代した糸井さんのホームランを見られたことで,一応酷い状態ではないのだと安堵はしたものの,ブキャナンさんには8回1失点と好投されてしまいました。
 初物に弱い阪神とはいえ,一応7安打打ち,かつヤクルトさんの失策も得ておきながら,多分に残塁したというのは猛省すべきでしょう。
 守れない阪神にとっては打撃こそが生命線だったはずですが,その打撃は以前から言及しているとおり水物だったということでしょうか。
 それとも,それなりにヒットが出ていることを考えれば,やはり塁に出た選手を帰せるだけの決定力に欠けているということでしょうか。

 今日は乱闘騒ぎがありましたし,藤浪さんのノーコンぶりが際だつ試合だっただけに,阪神の決定力不足にはあまり言及されていないように思われますが,私は結構心配しております。
 去年も結局は決定力不足が深刻でしたし,今年は守りを捨てて攻撃に臨むという体制をとっているのですから,せめて打ってくれないと困ります。
 4試合で1勝3敗と,勝てる試合も落としてここまできてしまっていますし,そろそろプロらしい締まった試合を見せてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:39
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 先週金曜日,ついにプロ野球が開幕しました。
 阪神は,オープン戦ではそれなりに打てていたものの,守りが非常に問題であったため,果たしてどうなるのか,心配していました。
 阪神は,去年は投手はよかったものの,打てない守れないというチームだったので,それがどのような変革をしたのか,大変興味もありました。

 まず,三連戦の勝敗だけ見れば1勝2敗ということで,負け越しではあるものの昨年のチャンピオンチームに対して善戦したと評価すべきであろうと思います。
 ですが,非常に内容が悪かったです。

 阪神は,開幕三連戦で36被安打22四死球8失策24失点という,酷い数字を計上することとなりました。

 この数字の根本的な問題は,投手陣が崩壊したことを示していると思います。
 わずか3試合で36被安打22四死球ということでは,そもそも試合を作れたとは到底いうことはできず,投手陣が試合を壊してしまったといって過言ではないでしょう。
 特に,四死球をこれだけ積み重ねているのではどうにもなりません。
 昨日の試合についていえば,審判のストライクゾーンの取り方について,きわどいところをほぼ全てボールにしてしまっていた点が大きく影響はしていると思いますが,それにしてもこの数字は酷すぎると思います。
 これまで先発投手陣はそれなりに働くと計算していたのが阪神というチーム作りの出発点だったのですが,それがまったく計算違いであったということは誤算としかいいようがないと思います。

 また,3試合で8失策という数字は,もはやお金を取って試合をするレベルのものではありません。
 オープン戦から非常に守備が悪いことは目に付いていましたが,その当時はまだレギュラー選手達が万全に出場していなかったことや本番の緊張感で多少は変わるだろうという考えもあったので大目に見ていたところはありました。
 しかし,わずか3試合で8失策,しかも失策に数えられないだけで到底プロのレベルとはいえないプレーも数多く散見され,これではもはや野球は成り立ちません。
 特に,原口さん,鳥谷さん,高山さんの3名についてはもはやプロのレベルに到達していません。
 原口さんはファーストにコンバートしてから間もないということはあるとしても,コンバートを決断したチーム側においてファースト守備を軽視しすぎているといってもよいと思います。
 また,鳥谷さんも,キャンプ途中までショートに専念させていたため,サードへの適応が遅れたという評価もできるところですが,この点についてもチームが鳥谷さんをショートとして起用する意思がほとんどなかったにもかかわらず擬似的な競争を演出するために鳥谷さんに途中までショート守備練習をさせていたことが原因の一つであろうと思われ,その点でも首脳陣の責任は重いと思います。
 高山さんに至っては,去年から何度もやらかしていたにもかかわらずほとんど改善の兆しもなく,どうしたらよいのか分かりません。
 内野は全般的に目も当てられないのですが,唯一昨日途中交代で出てきた大和さんは一人だけプロ野球の守備を見せてくれました。
 三試合中,大和さんの守備だけがお金を払うに値するものだったと思います。

 代わりに打つ方は割と好調で,今日は10残塁とストレスのたまる展開ではあったものの,それなりに塁に出られる力はあると言っていいと思います。
 肝心の決定力については,今日はなりを潜めたものの,昨日まではよくホームに帰せていましたし,基本的にそこまで悪い感想はありません。
 打線の中で北條さんのみが打ててはいませんが,打線は水物ですし,シーズン通してそれなりの数字を挙げられれば特に問題視するまでの状況とも思えず,私は今のままスタメンで使い続ければいいと思っています。

 このように,阪神は,「打てない守れないチーム」から,「打てるが守れないチーム」に変革しました。
 これが金本野球なのかといえば嫌みのような言葉しか出てこないのですが,私はこのままでは非常に問題だと思います。
 というのは,上記の通り,打線は水物ですから,そのうち打線の調子が下がってきた時,阪神は「打てない守れないチーム」に成り下がり,投手陣も駄目では惜しくもない展開の試合を延々と続けるハメになる可能性が見込まれるからです。

 投手陣については潜在力を考えればまだ立て直しの道はあると思いますが,問題は守備です。
 守備については,去年も酷かったことを思い出すと,潜在力はないと考えるべきでしょうし,こうなると個々の能力を上げるまで鍛え直すか,できる人に代えるかのどちらかしかありません。
 ですが,守れない人達は,現状非常によく打っており,今の段階でメンバーを代えるというのは打てる雰囲気すら壊しかねないので,おそらく今のところ手出しはできないと思います。

 こうなると,当面この酷い守備と顔をつきあわせていかねばならないと見るべきですが,果たしていつまでこの状態が続くことになるのか,非常に不安で仕方ありません。
 守備を軽視した今の布陣を見ていると,私は非常に心臓に悪い思いがしてしまい,おとなしく原口さんを捕手に戻して,サードに今成さん,レフトに江越さんを置ければ守備はずいぶん改善するでしょう。
 ですが,高山さんはどうしても使いたいですし,鳥谷さんもここまで打撃好調なのに下げる意味もないですし,江越さんや今成さんがどれだけコンスタントに打てるのかは未知数です。
 現段階のメンバーでは,守備に寄せすぎると攻撃が弱くなり,攻撃的布陣を敷くと守備が壊滅するという二択しかないように思われ,本当にシーズンオフは何をやっていたのかと腹立たしい気持ちになります。

 おそらく次のカードの第1戦の先発は藤浪さんが出てくると思います。
 藤浪さんといえば,制球力が問題ですが,WBCを見ている限りあまりその点は改善されていないように思われ,果たして現在どうなっているのか,やや心配しております。
 ただでさえ阪神は四死球が多く,そこに積み重ねる形で増やしてしまうとすれば本当にお金を払うに値する試合をできないのではと心配になります。

 守りよりも攻撃を重視した方が見ている方は面白いのかもしれませんが,それにしても限度というものがあります。
 特に,昨日の試合は,広島さんも相当ひどかったですが,甲子園球児達の方がまともな試合をやったとすら思えるもので,勝ち負け関係なく情けない思いをしました。
 これではオープン戦が続いて夢を見続けていた方がよほどよかったと思っていますし,このままの状態が続くのであれば今年はあまり野球を見なくなるかもしれません。

 今日の試合では,糸井さんに肘の腫れが見受けられるなどいいところがほとんどありませんでした。
 唯一よかったことを挙げると,マテオさんとドリスさんを今日は登板させずに済んだことでしょうか。そのくらいしかいいことを見いだせないというくらい,今日の試合は見るべき点がなかったと思います。
 また,二軍戦では大山さんがホームランを打ったそうで,大山さんが体ができてきて一軍に合流するまで阪神は優勝争いできるポジションにいればいいなと思っております。

 選手達の意識の問題でどの程度成果が変わるのかは分かりませんが,守備について技術面で劣るのであればせめて気持ちだけでもしっかりやってもらいたいと強く願うばかりです。
 プロ野球である以上,少なくともお金を払うに値する試合をしてもらいたいと思っています。
 

 また思いついたら書きます。ではでは。


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