こんばんは。
新型コロナウイルス感染症の問題が未だ拡大を続けているところですが、今日のニュースを見ていたら、政府が飲食店などでクラスターが発生したときには、一定の場合に店舗の同意なく店名を公表できるとする通知文書を出したというものがあったので、取り上げてみました。
政府の文書によれば、飲食店などでクラスターが発生し、感染経路の追跡が困難な場合に、都道府県が関係者の同意なく店舗名を公表できるということです。
その際、感染防止の指針が適切に講じられていなかったことが発生の要因と考えられる場合、そのこともあわせて公表するそうです。
なお、この文書では、経済団体などとの取り組み強化策の一つとして、業務後の大人数での会食を避けることも挙げたということでした。
これを見ていて、飲食店を利用する側から見れば、店舗名公表は安心できるものだというように思います。
特に、このような方針によって、店舗側がこれまでよりもコロナ対策を徹底してくれるかもしれず、そのことは利用者側にとっては大変ありがたいことのように思います。
一方、店側からすれば、店舗名公表は死刑宣告に近い処分のように思いました。
例えば、一度店舗名が公表された場合、その後時間が経過しても、悪いイメージが定着してしまったら、再びその店に飲食に行くのだろうかという問題があるのかもしれません。
そのため、店舗にとっては、一度公表されてしまったら、再開するにしてものれんを変える等の工夫をしないと難しいでしょうし、特に地元密着型の店舗においては致命的だろうというように思いました。
大規模な店舗では、資金力やマンパワーもあるので、ある程度きちんとした対策をとることが可能なように思うのですが、小規模の飲食店などで席ごとに仕切りを設けたりすることがかなり大変だろうというように思うと、このような処理はなかなか酷ではないかというように思いました。
特に、東京を初めとする首都圏では対策を講じている店舗も多いと思いますが、未だ感染者の少ない地方の小規模個人経営店において万全な対策を講じよというのは極めて酷ではないかというように思うのです。
そう考えると、私が小規模店舗側であれば、来客を選択することになると思います。
例えば、近所の顔見知りのお客さんは受け入れるものの、顔を知らない人や旅行客などは一切受け入れないという店舗が出てきたとしても致し方ないということになってしまうように思います。
そのため、このような旅行者受け入れ禁止という店舗が増加すれば、旅行者はチェーン店等しか行き先がなくなってしまうように思われ、旅行の一つの楽しみである地元の名物を堪能する機会などが少なくなるのだろうと思いました。
公表の問題がなくてもこのような動きは出ると予想しますが、公表の問題がより拍車をかける気がしてなりません。
Go To キャンペーンを進めて旅行者を拡大しようとしている一方で、店舗名を公表する方向性を打ち出すことで、旅行者は増えても地元で食事ができないという状況に陥るのではないかと思われます。
これについてはやはり違和感を感じるものであり、観光関係の人たち等を救おうという発想自体に異論はないものの、やはりバランスの悪い進め方ではないかという気がしてなりません。
飲食店がコロナ対策を講じる際、助成金などを利用することも可能な場合もあったりするので、せめて店舗名公表の方針を出すのであれば、あらかじめそういう方針にする予定だと公にした上で、コロナ対策を講じるだけの時間的猶予を与えるべきではないかというように思います。
それなりにコロナ対策をしている店舗もありますが、それでも店舗名公表の方針になるならばもっと頑張ってコロナ対策をしたのにというように思う店舗もあると思いますから、せめて影響力の強い方針を導入するならば相応の準備期間を設けてあげるべきではというように思えてなりません。
今日の阪神は、去年の貧打が嘘のような大勝をしました。
今日は、まさか満塁ホームランが2本も出るなど思わず、ヤクルトさんが打力で大勝する試合はこんな気分だったのかと思いました。
これまでの阪神は、打力が足りないのに外国人助っ人を打線に1人しか組み込んでいませんでしたが、今日満塁弾を打ってくれたボーアさんとサンズさんの存在を考えると、本当に当たり外国人助っ人が2人入るとまるで違う打線になるものだとしみじみ思います。
特に、サンズさんの得点圏打率が5割になっており、こんなに決定力のある3番打者などいつ以来なのか、古い記憶を探らないと思い出せないレベルです。
ただ、ここまで大勝してしまうと、よく言われる次の試合では打者が大振りの傾向に陥ってしまうということが不安になります。
また、大量得点の大きな理由の一つがヤクルトさんの与四球12ですから、あまり過信しすぎないように考えるべきかもしれません。
今日のよい流れをそのまま生かしてもらいたいと思うものの、大味な打撃になることは控えてもらいたいものです。
投げる方は秋山さんが完投してくれました。
5失点という、先発投手としては不安になってしまう失点ではあるものの、球数がそこまでいかずに完投というのは大きな仕事だったと思います。
大量得点の援護がある試合では、投手も大味な感じになってしまう傾向を感じるものですから、そういうものがもしかしたら5失点の理由かもしれません。
そうだったとしても、週頭の火曜日に中継ぎ投手を使わずに済んだというのは非常に素晴らしい功績だったと思います。
これで阪神は明日以降も中継ぎ投手を使うことができますし、一方のヤクルトさんは早い回で先発投手を下ろすことになってしまいましたから、この点において有利であるというように思いました。
そういった意味では、個人的には今日は秋山さんが最もよい仕事をしてくれたというように思っています。
これだけの大量得点がとれる試合はなかなかないですから、今日と同じような感覚で明日の試合を見るつもりはなく、明日は適度に点を取って適度に守って勝つ試合を期待することにします。
また思いついたら書きます。ではでは。
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