こんばんは。
阪神和田監督が退任されてから金本監督誕生の話題がずっと出ていたものの,昨日ようやくデイリーで発表されました。
とりあえず金本監督が誕生するということで,個人的にはファンである以上相当うれしいという気持ち反面と,監督としての実力が未知数であるため不安もそれなりに強くあります。
特に,現役時代,怪我をするまではチームの柱として活躍していたにもかかわらず,怪我をして以降はなぜ起用されるのかと日々強烈なバッシングを受け続け,晩節を汚したと評価されても仕方がないという状況でした。
監督となれば,多かれ少なかれ批判にさらされるもので(私も批判する者のうちに入ると思うのですが…),そうであればこそあの時あれだけ叩かれていたことを思い起こせば,せめてどこかで指導者としての経験を積んでからという思いがありました。
ですが,こうして監督に就任されるという以上,できる限り活躍していただいて,長く監督業をつとめられることを願ってやみません。
後で述べる原監督は10年つとめたということですが,やるならばそのくらいやってもらいたいという気持ちもあります。
金本政権の下では,和田政権時のコーチ陣の多くを刷新する方針ということで,中西さんや関川さん,高橋さんをはじめとして多くのコーチが阪神を去ると聞いております。
阪神のぬるま湯体質をいかに変えられるかが問題だろうと思いますが,その意味ではコーチ陣を刷新することは大事だろうと思っています。
高代さんが残ってヘッドコーチをつとめるという噂を聞いておりますが,高代さんは有能であるというイメージがあるので,そこは大いに賛同です。
ほかには,先日述べた大野さんがやってくるということのほか,矢野さん,下柳さん,赤星さんら2000年代中盤を支えたメンバーが揃うような話も聞いております。
矢野さんらのコーチとしての実力は未知数ですが,選手としては魅力ある人たちですから,非常に楽しみではあります。
時々実況で出てくるところを見ていると,彼らの話を有能と聞いていてよいのかどうかと思うところはあるのですが,それでもあれだけ現役時代に活躍できた人たちですから,ベテランコーチ陣がある程度残る中で彼らも指導者として成長していってもらえるのではないかと期待しています。
また,このオフの阪神からは多くの選手が去っていくといわれていますが,新たに選手を獲得してくる必要が出てくるでしょう。
そういうところで,金本さんや矢野さんらの顔が利く場面も多少あるのではと思ったりしています。
例えば,藤川さんは他球団が獲得を希望しているという話も聞いていますが,心酔している矢野さんが誘いをかけることによって話がまた変わってくるのかもしれません。
そういうところを考えると,年齢が離れすぎているという人たちを選んでくるよりも,ある程度よくわかっている人たちがコーチの現場にやってくるというのはそれなりに意味のあることであろうという気がするのです。
しかし,本当に矢野さんらが揃うとすれば,もしも関本さんが球団職員として就職するならば,すでにいる濱中さんなども考えると,本当に2000年代中盤の頃のメンバーが続々揃うという展開になりそうです。
あのJFK時代を彷彿させるメンバーが揃うのは,ファンとしては心をつかまれる展開です。
監督コーチなどのメンバーが何となく見えてきましたが,問題は選手をどこまで入れ替えたりするかでしょう。
そのような話はこれから出てくるでしょうし,当分楽しませてもらうこととしましょう。
金本監督就任の話と同じ日,読売がCSで敗退し,原監督の退任の話を聞きました。
9月後半からこの話は聞いておりましたが,実際に確実なものになったと聞くとそれはそれでがっかりするものです。
10年も監督をつとめたということとなると,読売といえば原さんというイメージを持つまでになってしまっていましたし,それがいなくなるというのはイメージがなくなってしまって何となくしっくりこないのです。
先日の阪神と争った東京ドームでのCS,3戦目を思い出すと,あの試合で負けた方がその日に監督業を終えるという,今思い返せば非情な戦いだったと思います。
そこまでの,まさに首をかけた戦いというのは,今思えばもっと熱中してみておくべきだったと思わずにはいられません。
試合後,原監督は和田監督に声をかけましたが,その心中はどのようなものだったのでしょうか。明日は我が身というものだったと思いますし,その声をかけてから1週間もたたずに自分が身を引いたわけですから,去っていく和田監督の姿に自分を重ねていたのかもしれません。
読売はライバルではありますが,原監督時代の順位を見れば有能な監督だったと思います。
もちろん,金の力,名前の力で集めてきた選手たちがいればこそなのでしょうが,近年の阪神はそのあたりを声高に言える権利もないですし,何にせよ原采配がずばり的中したという場面をよく見ましたから,それを思い出せばやはり基本的に有能だったといえます。
もちろん,去年あった,外野手一人を内野に招いて守備体型を作ったものの,その後に外野にヒットを打たれたという,コントのような失敗采配もありましたが,それも含めておもしろい監督だったように思います。
原政権はこれで2回終了を迎えましたが,まだ60歳もいっていないですし,おそらくまた再登板することもあるでしょう。
その時には,今度は阪神が完膚無きまでに叩きつぶせるようになっていてもらいたいものです。
そして,その期待を金本監督に寄せたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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