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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国で定員オーバーのエレベーターが落下したというものがあったので,取り上げてみました。

 事故のあったオフィスビルでは,朝8時10分頃に出社しようと混雑していてエレベーターが定員オーバーになってしまったそうです。
 具体的には,13人乗りのエレベーターに成人16人と子供2人の合計18人が乗っていたそうです。
 エレベーターは警告音を鳴らしたものの,誰も降りなかったということで,ビルの管理人がやってきたそうです。
 そして,管理人は,エレベーターに乗っている人達に対して数人降りるように伝えたものの,誰も降りず,結局エレベーターのドアが閉まったそうです。
 そして,重量オーバーのエレベーターは地下1階まで落下してしまったということでした。
 事故後,人が混雑したエレベーター内では,暑苦しさのため女性1人が意識を失ったそうです。
 落下から10分後にレスキュー隊が到着し,意識を失っていた女性に応急措置をしたということでした。
 ビルに勤務する人によれば,無理にしてエレベーターに乗ろうとする人がいて,以前もエレベーターの落下事故があったということでした。

 この記事を見ていて,思ったことは,定員オーバーなのに誰も降りなかったということ,定員オーバーなのにエレベーターのドアが閉まったこと,定員から数人オーバーでエレベーターが落下したということの不可思議さです。

 まず,このビルでは過去にも落下事故があったそうで,そうであればビルの利用者の誰もがエレベーターの利用に警戒をしてしかるべきという気もします。
 しかし,子供も含めて誰もエレベーターから降りなかったというのは,過去に落下事故があっても自分の乗っているエレベーターでは大丈夫だろうという安易な考えが背景にあるように思えます。
 また,エレベーターから降りることは何となく負けたという意識が生じること,エレベーターによっては待ち時間が長くていけるのであれば一気に行きたいと考えたこと等が原因でしょうか。
 日本ではおそらく最後に乗った人が譲ると思いますが,その理由はおそらくブザーが鳴ったときの気恥ずかしさやブザーが鳴っている間はドアが閉まらないので他人に迷惑をかけないようにしようという気持ちが働くことなどが原因だと思います。
 こう考えると,中国と日本では文化が違うと改めて思わされるものです。

 次に,ブザーが鳴っている状態でドアが閉まってしまうというのは,通常のエレベーターではないことだと思います。
 これを見ていると,ブザーが鳴っても誰も降りない文化の中では,いつまでもエレベーターが出発しないと乗客同士の喧嘩が始まる可能性を懸念しての措置なのかもしれません。
 しかし,この措置は利便性に重きが置かれるあまりに安全性が置き去りになっており,いいことだとは評価できないと思います。
 おそらく任意でブザーが鳴ってもドアが閉まるような設定にしたのだろうと思うのですが,そういったことが常態化されていたからこそワイヤーが弱ってこの事故が発生したのではないかというように思われます。

 第3に,上記の通り定員オーバーでの利用が常態化してワイヤーが弱っていたがためにこの事故が起こったように思えます。
 ただ,それにしても仮に子供2人を大人1人とカウントした場合,定員オーバーは大人4人分だとすると,その重さは仮に1人60キロとすれば240キロということですから,かなりの負担がかかったのかもしれません。
 ですが,中国で定員オーバーの利用が常態化しているのだとすれば,このくらいまでのオーバーであれば耐えられる設計になっているべきなのではという気もしなくもありません。
 元々耐えられる設計なのに,定員オーバーの利用が常態化されていたがためにワイヤーが弱って落下につながったのかもしれませんが,それにしても日本ではなかなかない性質の事故だと思いました。

 これらを見ていると,結局のところ日本ではあまり見ない性質の事故であり,現時点では自分のこととしてみなくて良さそうに思いました。
 ただ,海外に行った場合,自分の常識が通用しないことはままあると思われ,そのような際にはこのようなこともあり得ると思っておいた方がいいと思いました。


 今日の阪神ですが,大量得点と投手陣の活躍により,大差での勝ちを収めることができました。

 今日の大量得点は上本さんの4安打3打点によるところが大きいと思います。
 特に,初回に失点して負けていた展開から,上本さんの3回の勝ち越しホームランは威力が大きかったと思います。

 また,ずっと打撃が低迷していた福留さんのホームランも見られまして,これを契機に調子を上げていってもらいたいと思うばかりです。

 今日はとにかくビックイニングがあって大量点が取れて勝ちに繋げられましたが,前回の試合から阪神の打撃がかなり好調で非常に喜ばしい限りです。
 交流戦中盤から打撃が低迷し始め,ずっと長かったですが,ようやく復調の兆しが見えてきて,ちょっとだけ安堵しています。
 実際これでまだよくなったというには早いのですが,このくらい点をとって勝ってくれると非常に気持ちがいいものです。

 また,最近失点が続いて勝ちが付かなかったメッセンジャーさんも久々に活躍して勝ち星が付いてくれて,失点が非常に少なく勝てたことも今日の気持ちよさに拍車をかけるものです。
 前の試合では失点が多すぎてはらはらする展開だったため,久々に安心して野球を楽しめました。

 今日の勝利で,ひとまず前半戦を2位で折り返せることとなりました。
 少し前までは3位とずいぶん差を付けていたのに,気づいたら背後に迫られていたというのは大変情けないとは思いますが,それでも2位で折り返せるというのは安心材料ではあります。
 明日は今季活躍中の秋山さんですから,安定した投球を期待したいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04

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