こんばんは。
今日の記事を見ていたら,阪神にかつて在籍していた林威助さんの引退セレモニーが行われたという記事を見ました。
林さんは去年引退しましたが,セレモニー自体は最近行われたということでした。
最後の打席での対戦投手は,同じく阪神に在籍していた鄭凱文さんで,最終打席はバントでした。
その意味は,バントの大切さを教えていきたいというもののようで,対戦後は鄭凱文さんは泣いていました。
林さんといえば,阪神でかつて怪我をして離脱した濱中さんに入れ替わってホームランバッターとして嘱望されて登場した選手だったという記憶です。
濱中さんは将来のミスタータイガース候補であったにも関わらず,怪我で戦線から離脱してしまい,その濱中さんと入れ替わるように同じ年の林さんが登場し,よくホームランを打ってくれたことは今でもよく覚えています。
私が野球観戦の経験のない友人を東京ドームに連れて行った時,林さんがホームランを打ってくれて,友人もそれ以後野球に興味を持ってくれたことは非常に強く印象に残っており,林さんは魅力ある打者だったと思います。
しかし,大学時代は膝の故障,阪神では右肩と怪我に苦しんだ野球人生だったと思います。
あれだけ才能のある打者であったものの,阪神時代は右肩の怪我が悪化して以降はなかなか数字を残すことが出来ずに阪神を去ることになってしまいました。
その後は中華民国のプロ野球リーグに所属し,活躍をして,最終的に去年引退し,今年から二軍監督に就任したということでした。
濱中さんが怪我で戦列を離れた時,阪神の一つの時代が終わってしまうのではと危機感を抱いていたところに林さんが出てきて活躍してくれたことは,本当に印象的でした。
結局林さんが活躍した期間も短かったものの,それでも一人の選手が去って新たな選手が登場してという様を見られたことは,望みがつながり,阪神の歴史は途切れないものだと思わされたものでした。
そんな林さんの活躍した時を思い返せば10年前ということで,時の経つ速さをまざまざと感じさせられるものです。
あの当時の4番打者の金本さんは今や阪神の監督で,その阪神は福留さんと糸井さんを中軸に据えて優勝争いをしているのですから,10年前では考えられないことだと思いますし,未来予想などというものはなかなか当てにならないと実感させられます。
当時を振り返ると,やはり今と同じように野球が楽しかったと思いますし,その意味では林さんにはありがとうという言葉しかないと思いました。
阪神の次のカードは横浜さんとですが,阪神の先発としては能見さんと小野さんが予定されています。
能見さんは,オープン戦ではいまいちピリッとしない投球が目立ちましたが,ベテランの修正力ということで6回3失点以内に抑える投球を見せてもらいたいと思います。
小野さんは,去年は価値運に恵まれませんでしたが,基本的にいい投手なので,去年の援護のなかった試合のように投げられれば自ずから結果はついてくると思っています。
ちょっと気になっているのが,元阪神の大和さんの左ふくらはぎの違和感です。
大和さんは,阪神時代から,非常に卓越した守備を見せてくれましたが,一方で体力に問題があり,試合に出すぎると怪我をしてしまう傾向のある選手だったと思います。
大和さんをオープン戦でかなり見ましたから,これまで大和さんを見てきた私としてはそろそろ大丈夫なのかと心配していた矢先に案の定というべきものだと思います。
あの守備力であれば起用したくなるのも当然かとは思いますが,大和さんは出しすぎると問題なので,その当たりの具合を確認しつつ起用してもらいたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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