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 こんばんは。


 本日全国で緊急事態宣言が解除されました。

 今日の安倍首相の説明を見てみたものの、根拠となるべき科学的数値の検証がやや欠けているように思い、不安を感じる面もなくはありませんでした。
 やはり、10万人当たり0.5人以下という基準を北海道と神奈川県がクリアできていない点は気になります。
 特に、首都圏というくくりで1都3県を同じ取り扱いにするという意味や、神奈川県の感染者数が病院等のクラスター感染である点を考慮すれば、神奈川県を巻き込んで首都圏を一体として解除したという点は理解できるものの、海を隔てて独立した場所である北海道について解除を認めたというのはどういった根拠だったのかをもう少しきちんと説明してほしかったという気持ちはあります。
 一つの指標として実効再生産数という数値を挙げていたかと思われ、それが重要なものの一つだと思っていたのですが、今日はそれを挙げていなかったのは気になりました。
 昨日までの段階で、ほぼ今日の全面解除は決めていたように思えましたが、そうなると今日意見を聞いた専門家で構成される諮問委員会の存在は何なのだろうかと思わずにはいられません。
 政府がこれだけ方針を決めたものに関し、諮問委員会が専門的知見から待ったをかけることは事実上考えがたく、専門家が政府の判断のアリバイ作りに使われてしまったのかなと思ったりもしてしまいます。

 おそらく経済的な問題を考慮した上で、第二波が来たとしてもある程度医療状況を保てるという政策的な側面が判断要素として大きかったのではないかと思うのですが、政治的判断をするにしてもやはり数値的な根拠をもう少し示してほしかったかという気持ちはあります。


 ともあれ、これで緊急事態宣言は解除され、これから感染に気をつけつつ徐々に元に生活を戻そうというようにするのでしょう。
 ただ、結局抜本的な治療法が自分の免疫に頼るということにとどまるのであれば、感染してしまった場合にはどうしようもないわけで、やはり感染を避けるようにするほかなく、大規模イベントや密室空間での商売等は今後も行うことはかなりハードルが高そうです。

 そんな大規模イベントの一つであるプロ野球の開幕が6月19日に決定したと今日発表されました。

 個人的には、今の時期に野球があるのが当然な人生であったことを思い出すと、ようやく戻ってきたかという思いが大変強くあります。
 普段であれば、この時期は交流戦に入り始めるところで、阪神を初めとするセリーグ球団が、パリーグ球団に白星を強奪される様がそこら中で展開され、阪神はいかに黒星を少なく乗り切るかということに注目する季節のはずでした。
 そんな阪神に文句を言いながら愛でるというのが恒例行事だったわけですから、それができない今の状態というのは想像以上に苦痛であったと思っています。

 ただ、当初開催は、当然無観客を前提としているようで、おそらくかなり味気ない映像になるのだろうなと思います。
 先日ドイツのサッカーリーグがやっていましたが、そこでのあまり音がないところでシュートを決めたりしている映像を見ていると、どうも練習試合のような雰囲気のように見えてしまいます。
 選手の側としては、当然本シーズンには最高のパフォーマンスを見せようと努力するのでしょうが、ああいった環境下でどれだけの気持ちが入るものなのか、実際わかりません。
 阪神など、ファンが強すぎて、逆に選手が萎縮したりしてしまいそうな気もするのですが、一方であの球場の雰囲気が全くなくなるのは気持ちの入れ方などが難しいようにも思えます。
 無観客から、観客を距離を離して入れるようにして、徐々に増やしていくという家庭をたどるように思われますが、それでも抜本的な治療法が確立するまでは前のような観客をぎっしり入れて満員御礼というわけにはいかないでしょうから、当面厳しい状態が続きそうです。

 このところ野球から離れた生活を送っていましたが、それだけに阪神の新外国人の構成やオープン戦の出来などを若干忘れてしまいました。
 記憶復帰のためにいろいろと見返すと、オープン戦は読売がズタズタで、阪神はほどほどであったものの、外国人助っ人ボーアさんが実際どこまで働けるのか未知数という状態であったかと思います。
 読売のオープン戦は酷かったですが、あれから2ヶ月もたつと、コンディションもずいぶん変わるでしょうし、もはやあの時の調子を前提にものを考えるのは正しくないように思われ、これから実施されるであろう練習試合等の結果を見ながら予想するのがよいように思います。
 そういった意味では、いきなり開幕まで1月を切った状態に放り出されましたが、戦力やコンディションなどはまるでわからないことだらけで、これまでキャンプから見て順々に仕上がっていく状況を見ながら戦力分析をしてきたという習慣が通用しない年ということになるのでしょう。
 個人的には、これから各球団の戦力分析が忙しくなるのですが、一方で私の仕事の方も、延期となっていた裁判期日を入れる話がどんどん来始めているので、野球の戦力分析を余裕を持って行うことは難しそうです。

 コロナについては治療方法が確立したわけではないことを考えると、プロ野球開幕を手放しで喜ぶことはできませんし、当面音がない試合を画面上で見るだけとなると、本当の意味で野球を楽しめるのかは始まってみないとわかりません。
 ですが、それでも徐々に再開させようとする姿勢自体は応援したいと思いますし、野球の火を消さないようにするためにもある程度阪神を買い支えようとは思っています。
 ただし、その前に、例の藤浪さんの騒動について、もう一度きちんと説明してもらいたいところではありますが。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:24
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