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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ある高校入試で,社会の公民分野で前年度とほぼ同じ問題を出すミスがあったと発表があったというものを見ました。
 こちらの学校では受験生1439人(定員320人)のzねにんを正解としたということでした。
 今回出題されたのは,元々は予備問題として用意されていたもののようで,8つの設問中7問はまったく同じ形で,残り1問も「2012年」が「2013年」になっていただけということでした。
 こちらの高校では,「深くお詫びし,再発防止を徹底する」としているということです。

 この件を見てみると,公民を得意科目としていた生徒にしてみれば大打撃だったと思います。
 というのは,私はあらゆる試験というのは「みんなができる問題」を確実にとり,「みんなができない問題」は見切りを付けるということに尽きると思うのですが,「みんなができる問題」で差が付かないとなるとどうしても他のみんなができる問題で差を付けるしかなくなるからです。
 そうなると,公民を得意として,公民の「みんなができる問題」を確実にとって差を付けようという戦略が功を奏しないことになることになってしまいます。

 というか,予備問題とはいえ,前年度の問題とほぼ同じというのは手抜きといわれても仕方ないでしょう。
 私の試験対策は,過去問数年分を完璧にするということに尽きるのですが,試験によって何年分を遡らねばならないのかというのがいつも問題になるところだと思っています。
 そうすると,試験勉強の王道は過去問だと思うのですが,そもそも同じ問題を出すとなれば,過去問をやったかどうかということを試す試験ということで試験の意義がなくなってしまうと思います。
 また,試験問題を作るのは手間だと思うのですが,過去問を出しておけばいいというのはいい加減な発想なのかなと思います。
 試験問題を作った人のほか,それをチェックする人とかいないものなのか気になりますが,ともかく受験生は真剣なのですから,問題を出す方も真剣でいてほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22

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