こんばんは。
今日から新年度ということで,仕事始めの方も多くいらっしゃったと思いますが,私のように個人事務所をしていると年度が変わった際の真新しさというものとは縁遠くなっております。
その新鮮さというメリットもありますが,同時に変化への対応というデメリットもあり,私のような人間はどちらかというとそのデメリットの方を重んじて変化のない今の生活をのびのびと楽しんでいるところです。
ただ,自分で変化をつける努力をしないとずっとこのままということもあり,それでいいのかと思うところもなくもありません。
さて,今日取り上げるニュースは,中国で新型鳥インフルエンザH7N9型の人間への感染例が初めて認められたという件です。
今回の感染例は中国の上海,安徽省で,少なくとも3人が感染,うち2人が死亡したということでした。
この型のインフルエンザにはワクチンが全く存在しないそうです。
また,3人への感染ルートは不明ということです。
先日,上海では豚の死骸1万6000頭が川を流れてきたというニュースがあったばかりですが,その際のものでは人間には感染しないウイルスということでした。
しかし,今回の新型鳥インフルエンザは人間の感染例が公表されている以上,人間への伝染が疑われるところです。
その伝染力や原因はわかりかねるところですが,上海という人の多い大都市ですから,一旦広まればものすごい大人数や速度で感染していってしまうのではという気がします。
また,ワクチンもないということで,一度感染してしまえば療養と経過観察しかないということなのでしょうか。
さらに,3人に対しては確定診断が出ているということですが,その予備軍はどの程度か分からず,現状どのくらいの規模の方が問題になっているのか不明なのも大変怖いところです。
中国ほど人口の多い国ですから,発覚していないだけで実は感染したまま生活している人も少なからずいる可能性は否定できません。
どのような伝染病も,基本的な対応としては,感染源を特定すること,感染者予備軍を隔離して害の拡大を食い止めることだと思います。
感染源については現在頑張ってやっているでしょうから,問題は感染者予備軍の隔離だと思います。
上記のとおり,上海は大都市ですから,隔離するにしても規模が違います。例えば,もし感染した人が立ち寄ったところにいた人全てを隔離するとなれば,その人が電車などで移動した場合,それに乗り合わせていた人を隔離するということになるでしょうし,どの範囲まで隔離するのかというのは問題になると思います。
騒ぎを大きくしないためには小規模にしたいところですが,3人中2人が亡くなっている病気が伝染すれば騒ぎどころの話ではすまなくなるでしょう。
そうすると,理想としては,少しでもあやしい人全てを一度隔離して検査をすることでしょうが,それを行うのに果たしてどのくらいの時間とお金がかかるのか,非常に問題であると思います。
少なくとも,上海にいる方は細心の注意を払って頂き,上海から出てきたばかりの方においてはきっちりと検査をして頂きたいと思います。
これを怠って日本にウイルスが持ち込まれたらと考えると,この手のものに国境はないと思いますから,人ごとではないと思っています。
最近上海では,豚の件といい,色々なウイルスがあると心配になります。
私は科学的には分かりかねますが,もし先日の豚のウイルスと今回の鳥インフルエンザのウイルスに何かの関係があればと思うと,色々と不気味な気持ちになってきます。
ひとまず,自分のできることとして,せめて帰宅時には手洗いうがいを欠かさないようにしようと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
Comments
Post a Comment