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 こんばんは。

 これが今年初の書き込みとなります。
 本年もどうぞよろしくお願いします。

 さて,今日の記事を見ていたら,車に積もった雪を落とさずに高速道路を走行していた車両の動画があったので,取り上げてみました。

 この動画では,前方を走る車の上には雪が載っていて,それが塊になったものが後続車に飛ばされてきたというものでした。
 そして,その雪の塊は,後続車のフロントガラスに当たって,フロントガラスが割れてしまいました。

 この動画を見ていて,2つのことを思いました。

 1つめは,雪が後続車に与える影響についてです。
 私が担当する交通事故の中には,しばしば前方を走る車が小石を巻き上げて後続車のフロントガラスにひびを入れるというものがあります。
 このような事故の場合,小石の規模によっては走行していても避けられない性質のものであることも多く,前方を走る車の過失を問えないという結果になることがままあるように思います。
 ですが,今回取り上げた事案は,前方を走る車が,走行前に雪を落とさなかったがために,高速道路内で雪が落ちてしまって後続車に当たったというものですから,前方を走る車の過失は大きいと思われます。
 一方,後続車としては,通常とるべき車間距離をとっていたかという点が問題になるでしょうが,もしもそれをとっていたとしても避けられない性質のものであれば,前方の車の過失が非常に大きい形で事件が処理されることとなるでしょう。
 そう考えると,走行前に雪を落としてからでないと,周りに迷惑をかけるばかりか,自身も多大な賠償責任を負う可能性があるということを意味すると思います。
 関東圏も時々雪に見舞われることがあり,その際に車を運転するとなればフロントガラスの雪を落とすだけでも一苦労ですから,屋根の方まで面倒でやりたくないという気持ちは非常によくわかります。
 ですが,それを怠ってしまうといろいろな問題が発生しかねないと思わされる,そんな事案だったと思います。

 2つめは,ドライブレコーダーの重要性です。
 この動画を見れば前方の車に問題があったことを確認することは容易ですが,もしもこれがなかったとすれば,後続車としては記憶で勝負するしかないことになります。
 その記憶とは,事故態様は当然のこと,ナンバープレート,雪が落下したおおよその位置,雪が落下した際にどの程度の車間距離をとっていたか,そういったことまで記憶に頼ることとなるでしょう。
 一方,前方を走る車の運転手とその供述内容が異なるとすれば,どちらを正しいと評価してもらうかという問題になりかねず,これだけ危険な運転の被害を受けたにもかかわらず責任を追及できない可能性もあります。
 そう考えると,ドライブレコーダーというものの重要性がよくわかる事案だったと思います。
 私もこれを設置しているのですが,機材自体は数千円で簡単に取り付けられるものなので,バックモニターや自動運転などよりも先に多く普及してもらいたいものだと思います。
 今回の事案だけでなく,あらゆる交通事故に対してドライブレコーダーは有用であると思いますし,ドライブレコーダーで録画していると自身が自覚すると設置している側も無謀運転をしなくなるということもあるようなので,その意味でもこれが広がればいいと思いました。


 今年はまだ始まったばかりなので,阪神関連のニュースも各選手や監督の意気込みに関連する話ばかりです。
 もちろんたった4日目で事件が発生するという方が問題ですし,そのくらいの方がよいことは間違いないのですが。
 今年は監督が変わってチームの色も大きく変化したと思います。
 去年まで投手に大いに負担をかけるチームでしたから,今年はもっと打者がチームを救うようになっていってもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:52

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