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 こんばんは。

 今日までセンター試験でしたが,受験生の皆様におかれましてはお疲れ様でした。
 私も以前これを受けたことがあるので,その緊張感や自己採点までの緊張の抜けなささなどを覚えていますが,今は昔と違って翌日の新聞を待たずともその日中に自己採点ができてしまう世の中ですから,またあの時とは若干段取りなどが違うのでしょうか。
 また,センター試験利用の私立大学も昔から比べて大きく増加していますし,昨日今日の出来で受験戦争から上がってしまった人もいたことでしょう。

 私は,大学受験,司法試験と試験勉強は人並み以上にやった記憶がありますが,自分自身の中でこうやれば点がとれるという勉強法はあります。
 ただ,その勉強法は万人に使えるものではないでしょうし,それを人に対して公開しようとは思わないのですが,今日の記事を見ていたら,ケント州立大学において勉強法の効果を調べた結果,いくつかの勉強法には効果がないと判明したというものがあったので取り上げてみました。

 その効果のない勉強法の代表格に挙げられているのは,「蛍光ペンでアンダーラインを引く」でした。
 研究によると,ただ単にテキストを読む以上の効果は見込めないようで,逆にハイライトさせることにより個々の箇所に注意を引きつけてしまい,関連性を見いだし推論を行うのを妨げる可能性があるとのことでした。

 理屈でいわれるとまさにその通りだと思うのですが,私もテキストにアンダーライン等は大事な数カ所しか引きませんでした。
 というのは,高校時代の経験から,アンダーラインを引く勉強法を取り入れた時,アンダーラインを引く方が目的になってしまい,本がアンダーラインだらけになってしまったという本末転倒な経験があるからです。
 また,アンダーラインを引くという「作業」をすると,すごく勉強した気持ちになってしまうので,その効果は別として,気持ち的には非常に満足してしまうからです。
 アンダーラインは重要部分を目立たせるためのものですから,本当に重要でない場合にもそれをやたらめったら引いてしまうと,重要箇所が逆に目立たなくなってしまうという弊害があります。
 ですから,短期的な記憶復帰のためであればそこそこの量のアンダーラインは意味があると思うものの,長期的に用いるテキストにアンダーラインを引くのはむしろ弊害になる可能性が高いというように思います。
 ですから,文章題のテストが出た時,テスト中に注目すべき部分にこまめに線を引くことは否定しません。

 次に,音楽を聴きながらやるというのも挙げられていましたが,この理由は音楽を聴いた後に脳細胞が発達したという証拠が得られなかったからということです。
 個人的にも,他に音のある環境でやると,そちらの音も無意識のうちに起稿としてしまうため,集中力が乱されてしまうと思われ,個人的には無音の方がやりやすいように思いました。

 他には,脳トレ系のゲームも意味がないそうで,健康な人の思考力や記憶などの認知機能を高める効果は期待できず,実際はプレイが上達するだけ,小さな成功体験の積み重ねが「やればできる」という自信につながり,やる気の源になる位の効果しかないとのことでした。
 ただ,これについては個人的な経験からは若干異論があります。
 これで成果を得られるかといえば必ずしも結びつかないと思うのですが,一方で脳に作業をさせること自体は無意味だとは思いませんし,ゲームの展開を思い出したりするのに脳に刺激があれば認知機能を高める効果くらいはあるのではないかという気もするのです。
 とはいえ,その効果は脳トレ系に限らず,ゲーム一般にあり得そうな効果なのですが。

 私の経験を振り返ると,勉強の効果を上げるためには,がむしゃらに勉強をするより以前に勉強の仕方を工夫するということが非常に大事だったと思います。
 結局点を取る勉強に限っていえば,ざっくりいえば,いくつかの正しいといわれる勉強法を確認し,あとは身につくまで繰り返すということに尽きるのではないかと思うので,今回の研究はそのいくつかが否定されたということに過ぎないと思います。
 もう受験シーズンを迎える今の段階で正しい勉強法も何もないでしょうが,これから始める方においてはまず勉強法を学ぶところから考えてみてはと思います。


 昔阪神に在籍していたアッチソンさんが引退したそうです。
 最後はインディアンスに在籍していたそうで,今後はインディアンスのスカウト兼投手コーチ補佐に就任するとのことです。
 MLBでは,2014年は70試合登板で6勝0敗2S,防御率2.75と非常に優秀な成績だったようです。
 昨年は序盤からあまりよくなかったようで,6月に放出されてしまいましたが,結局引退ということになったようです。

 アッチソンさんが阪神にいたのは2008年,2009年のことですが,思えばずいぶん昔になってしまったものだと思います。
 あの当時は,藤川さんにつなぐセットアッパーでしたが,相当成績がよかった中で阪神を抜けてしまって大変残念に思いました。
 アッチソンさんがやってきた時は,正直言ってそこまで期待していませんでした。
 それは,前年まで在籍していたリーソップさんがそれまで猛威を振るっていたJFK並の活躍をしてくれていなかったからです。
 その当時,今と違って阪神の中継ぎは異常なまでに安定しており,JFKのほか渡辺さんや江草さん,橋本さんなどもよかったと思います。そんな中で,リーソップさんの成績はあまりよくなかったので,続いてやってきたアッチソンさんにもそこまで大きな期待をかけていなかったというのが本音です。
 しかし,私の浅はかな期待を裏切り,アッチソンさんは極めて頼れる中継ぎ投手として活躍してくれました。
 阪神は外国人選手を育てて他球団に流すというのが伝統のようになっていましたが,アッチソンさんもその一人になってしまいました。

 アッチソンさんが阪神を離れて6年も経つと思うと,非常に時の流れの速さを感じます。
 今後阪神とは縁はないのでしょうが,願わくば今後の人生をよいように過ごしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:41

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