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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,自動運転車の開発を行っていたGoogleが開発を事実上断念したという記事を見たので,取り上げてみました。

 記事によれば,Googleは,完全自動運転車の技術開発を諦めて,開発の方向性を運転アシスト機能に集約する方針転換を図ったとのことです。
 この方針転換の理由は,主にコストと法規制の問題が挙げられるようです。

 まず,コストの問題ですが,Googleの自動運転車は高価なライダーを主要センサーに使用する方式が採用されたものの,そのために技術的な問題を克服できたとしても乗用車として提供することが難しいのだそうです。
 ライダーを採用した自動運転車はピッツバーグで実験運転が開始されているそうですが,この自動運転車は営業車なので,多少コスト面が問題になっても運転手のコストを削減して24時間営業を行うことが可能と考えれば採算を合わせることは可能だそうです。
 ただし,大衆車を前提とするのは現時点ではなかなか難しそうです。
 また,自動車業界では,車載センターの負荷を削減するため,より精度の高い自動運転専用の道路地図を製作する動きもあるようですが,数センチの制度で道路地図を製作することは容易なことでないとのことです。

 次に,法規制の問題ですが,今月に入ってからミシガン州で初の法制化に踏み切り,運転席のない完全自動運転車が近々公道走行実験を行えるようになるそうです。
 ですが,ミシガン州の自動運転車法では,運転席のない完全自動運転型の自動運転車の公道走行試験の申請が可能なのは自動車メーカーに限定されているので,Googleが開発を進めても現状の法制化では公道試験をGoogleが行えないことになります。
 また,カリフォルニア州では,当初は完全自動運転型の自動運転車の許可に前向きだったものの,最近になって反対論が浮上して,現在はその法制化のめども立たないようです。

 この記事を見ていて,技術的にできる可能性があるにもかかわらず断念してしまうのは率直に惜しいと思いました。
 コスト面は開発が進んでいけばどんどん安くなっていくものだと思いますし,法制についても理解が浸透すれば徐々に緩和されていくようにも思えます。
 とはいえ,私がそれらの苦労をするわけではなく,コストも負わない私がを無責任に開発を継続すればいいのにというのはよくないことでしょう。
 技術的にはディープラーニング等で情報を集約させることでいつかは可能になるものなのではと思うのですが,それでもコストと法規制が障害になるのであれば,そういった問題を乗り越えられそうな中国のような国が開発を進めていって世界をリードしてしまうのではないかと懸念があります。
 我が国でも,おそらく法規制はネックになると思われ,開発を進められる国は世界中でも少ないのではないかと思います。

 私は,自動運転車が登場すれば,世の中の仕組みがだいぶ変わってしまうと思っていました。
 例えば,交通事故は大概は車両のプログラムや機構の問題になるでしょうから,過失の問題というよりは故障の問題になるでしょう。
 そうなれば,今社会問題として取り上げられている高齢者の交通事故もなくなるでしょうし,過疎地の交通事情についても大きく改善する可能性があります。
 また,自動運転車に迎えに来るように依頼をすれば車がやってくるというのであれば,日本中の交通機関が大きく変化を求められることになるでしょうし,少なくともタクシー業界とバス業界は大きな再編を強いられることとなるでしょう。
 そして,それに伴って,みなが自動運転車を便利に呼び出したり乗っていったりするようになるため,四六時中道路が大渋滞をすることになるでしょうし,道路も増やしたり立体にしたりするなど道路造りの構造を大きく変革させなければならなくなるように思います。
 とはいえ,地図で記憶させられるような道路についてのみ自動運転が可能なのでしょうから,そうでない道はやはりマニュアル運転が必要になるのだろうと思います。

 このように,様々な変化を起こしうる技術であろうと思っていただけに,ひとまず完全自動運転車の開発が止まってしまうのは残念ではあります。
 ただ,運転アシスト機能の開発を重点的に行うようで,おそらく運転アシスト機能の延長線上に自動運転車があるのでしょうから,その意味では時間はかかるでしょうがコストと法規制を減らしていく確実な路線に変更したということなのだろうと思います。
 個人的には技術革新は楽しみであり,今後どのような展開を見せてくれるのか見守っていきたいと思います。


 阪神がドリスさんと再契約を検討する方針であるという記事を見ました。
 ドリスさん再契約については,先日から何度か言及しているとおり,そうすべきであろうと思っていますが,右肘手術後の状態もずいぶん回復しているようで,現実味を帯びてきたようです。
 こうなるとありがたいとは思っているのですが,そうなると外国人枠をどのように使っていくのかが問題になるでしょう。
 メッセンジャーさんとキャンベルさんは固定として,残り2枠とドリスさんを含む外国人助っ人中継ぎ3名が奪い合うという展開なのでしょう。
 今季の活躍ぶりを考えれば,おそらく来季も中継ぎは基本的にそこまで大崩しないと思うのですが,一方こうなって気になるのはもう少し打てる外国人野手をとってきてはくれまいかという事でしょうか。
 阪神の最大の補強ポイントは打てる野手ですから,ある程度キャンベルさんに期待していたとしても,中継ぎを予備で余分に置いておくくらいですし,野手についても余分に獲得してもよかったのではと思います。

 また,ゴメスさんと契約しなかったことも今となっては問題でしょう。
 福留さんや原口さんのファーストコンバートがなされなかったからこそファーストが空いてしまったのですが,ゴメスさん放出以前に意思確認をすればよいだけの話だったので,その辺りの阪神の体制はどうなっていたのか,大変気になります。

 とりあえず,ドリスさんが順調に来季も契約になってくれればと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:51

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