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 こんばんは。


 先日、高校野球の岩手県予選の決勝で、注目の大船渡高校の佐々木さんが活躍するかというところで、最終的に登板することなく、大差で負けてしまいました。
 結果は残念ではありますが、これについて現在議論が巻き起こっております。
 その議論というのは、佐々木さんを出すべきかどうかというもので、監督は怪我などを考慮してあえて出さなかったとコメントしていました。
 一方で、これだけの大差がついて負けてしまったことに関し、佐々木さんが出ていればこうならなかったのではないか、佐々木さんの高校最後の夏をこのような形で終わりにすることは許されないのではないかなどといろいろな意見が寄せられております。

 これらの議論を見ていて、私は監督の判断は致し方ないものだと思ってみていました。
 というのは、確かに佐々木さんほどの素材を大舞台で見たいという気持ちもあるのですが、一方で高校野球はただの部活動だからです。

 もしもプロ野球であれば、これは興行である以上、観客のニーズに応えるべきだと思いますし、同じ状況で起用しないとなれば私も強い不満を持つと思います。
 プロの場合で出してもらえないならば、前日にかなりの球数を投げたとしても、具体的な健康状態等を示してもらわなければ納得できないとすら思うかもしれません。
 ですが、高校野球はただの部活であり、それに対して見ている側は勝手に楽しんだり夢を乗せたりしているだけです。
 そういったアマチュアスポーツで最重要視されるべき要素は観客のニーズではないでしょうから、我々がどう考えようとプレーする側が好きなようにプレーすればいいのではないかと思います。

 そう考えると、個人的には佐々木さんの投球が見たいと思いましたし、1イニングくらいだったら出てほしかったという気持ちもないではないですが、かといってこの采配が問題だとかは思いません。
 むしろ、将来ある選手を、この部活動で選手寿命を縮めるような選択をせず、監督は批判を覚悟して盾になっているというのは大したことだと思ってすらいます。

 しかし、大谷さんといい、菊池さんといい、岩手県勢でいい選手が出てくる話題をよく耳にします。
 また、思えば大谷さんも、最後の夏は甲子園に行きませんでしたが、あれだけ活躍しています。
 佐々木さんにしてみれば甲子園は行きたかったでしょうが、彼ほどの素材を考えるとそれだけが将来ではないでしょうから、ここで十分休めた糧を活かせるような将来の活躍を楽しみにしたいものです。


 読売との対戦カードを迎えた阪神でしたが、結果は2勝1敗で勝ち越せました。
 カードが始まる前は、両チームともチーム状態が極めて悪いため、どちらがどんなふうに勝とうが負けようが納得できようものだと思っていましたが、結果から見てみると読売の状態の悪さが顕著だったと思います。

 金曜日の試合を見に行きましたが、最終的にソラーテさんの活躍の大きさは否定できないものの、チャンスで決めきれない読売打線の深刻さも同時に感じました。
 今日は読売が大勝しましたが、一方で前から何度も言う通り流れで大量点を取ることは試合を決めるという以上に価値は大きくなく、いかに接戦を取れるかが大事なので、読売がこういう勝ち方しかできないとすれば今も本当に状態が悪いのだろうと思います。
 一方阪神は、大量失点で負ける分には想像以上にダメージは大きくなく、むしろこのところ接戦かつ延長戦で起用の多かった中継ぎを早い段階から休ませられると割り切れるこういう展開は負けとの中では好ましかったのではないかとすら思っています。
 とはいえ、先発投手が3回というのは早すぎで、もう少し中継ぎを休ませたかったというのが本音ですが、それでも負け方としては理想に近いものだったとすら考えられるものです。

 ソラーテさんは、来日して早々守備の要所であるショートに起用され、大丈夫なのか、阪神にはそんなに人材はいないのかと思いましたが、セカンドの糸原さんと守備のレベルを比較すると、残念ながら阪神にはソラーテさんほど守備のうまい選手はいなかったということがわかり、大変がっかりしました。
 むしろ、ソラーテさんは、守備もはつらつとしていて、かつ非常に明るく、阪神に貴重なムードメーカーになりうる人材だと思われ、その点でもいい補強だったと思いました。
 肝心の打撃の方ですが、スイッチヒッターですけれども、右打席はスイングを見ていても驚異を感じるものの、左打席はちょっと不安なスイングでした。
 相手チームの分析によってどれだけやりこまれるかわからないことから、今後まだ様子を見てみないとわからないものの、今まで見た限りでは右打席に専念した方が打ちそうな気がしました。

 いずれにせよ、阪神打線がぱっとしないと思っていたところで、ソラーテさんは存外良い素材だったと思いますし、特に内野守備がひどすぎる阪神にとっては貴重な人材ではないかとも思っています。
 対戦がまだ状態がひどい読売だけですから、評価を下すには早いものの、少なくとも1戦見た限りでこれはだめだというのではないことは今後の希望にはなります。

 ちなみに、私の今季の現地観戦の勝敗はまだ負けなしなので、今季の私はなにか持っているのかもしれません。
 来月にもまたどこかで見に行こうと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:52

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