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2020.07.14 Tuesday
 こんばんは。


 このところ好調が続く阪神ですが、今日はついに首位ヤクルトさんに勝利して最下位を脱出しました。

 今日の試合を振り返ると、先発の秋山さんが最低限の仕事をしてくれました。
 正直言って、彼の調子がもっとよければより安定的な試合運びができただろうとは思うのですが、それでもあまり調子がよくなくてもこのくらいでまとめられるのは制球力がよいからなのでしょう。
 エースというには物足りないという印象ではあるものの、悪くてもこのくらいでまとめられるのであれば、先発の柱としては十分今後も期待できると思います。

 そして、今日の試合で最もうれしい要素は、中継ぎ投手として馬場さん、岩崎さん、スアレスさんと3枚そろったと思えるところでしょう。
 その中でも、今季の馬場さんは、投げる場面が訪れるたびによくなっている印象で、ようやくドラフト1位の頭角を現し始めてきたというように思いました。
 勝ちパターンの中継ぎ3枚が決まってくるとずいぶん安定した試合運びができるようになるので、あとは守屋さんなり藤川さんなりが上がってきたらと期待したいところではあります。
 やはり中継ぎ3枚でシーズンを回すには厳しいこともあるでしょうから、できればあと2枚はいてくれると大変ありがたいところですが、それはこれからでしょうか。
 いずれにせよ、馬場さんは大変いい投手だと思いました。

 打つ方では、木浪さんや梅野さんといった下位打線がいい活躍をしてくれました。
 木浪さんが犠牲フライやホームランを逆方向に打ってくれたことはもちろんうれしいことではありますが、やはりチャンスに決定力を示してくれた梅野さんが素晴らしいと思います。
 また、サンズさんもずいぶん打撃を上げてきたと思います。正直言って走塁には色々と不満はあるものの、ひとまずは打撃を期待された選手ですから、まず打撃で見せてほしいと思います。
 ボーアさんについては、今日は色々と面白いシーンがありましたが、それも本気で頑張っているから見られる姿だと思いますし、今のところいい状態が続いていると思います。

 心配なのは、大山さんの打撃が、昨季のあまりよくないような状態に見えたことでしょうか。
 このところ、実績だけでなく、4番としての風格も出てきたのですが、今日の大山さんは明らかなボール球を空振りしたり、甘い球を見逃したりと、昨季によく見た悪い部分が多く見られたと思います。
 この前までのよい状態から逆戻りしてしまったように思われ、その点はうまく調整してもらいたいところではあります。

 守備の面を振り返っても、木浪さんがショートのポジションを無難にこなしまして、この守備であの打撃ならばいうことはないという感じです。

 このところの阪神は、勝ちを積み重ねられていますが、振り返れば負けたのは藤川さんの抑え失敗の試合くらいですし、基本的に非常に調子がいい状態だと思います。
 これだけ勝ち進んで、ようやく最下位を脱出できましたが、逆に言えばこれだけ勝ってまだ最下位脱出というのは、これまでどれだけ負けてきたのだろうかということでしょう。
 一時はセリーグの借金を一身に背負っていたこともありましたし、今の勝ち方を思えば、なぜあんなに勝ちと負けが両極端なのか、それが疑問でなりません。
 ただ、それは不安定であることの裏返しでしょうから、勝てるときにもっと勝っておかないと、また負けが込む時期が来たときにどうなるのかということもあるので、この好調の時にもっとひたすら勝ちを積み重ねていってほしいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14

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