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 こんばんは。


 今日のニュースは,ワールドカップの日本セネガル戦で持ちきりでした。
 個人的には,コロンビア戦の勝因は序盤のレッドカードだと思っており,そこから流れをつかめたことだと思っていたので,セネガル戦は順調にいっても低スコアでの同点,おそらく敗戦というように思っていました。
 しかし,結果は2−2での同点ということで,私はまたしても日本の得点能力を甘く見ていました。
 この点は率直に申し訳なく思うとともに,想像以上の働きを見せてくれた日本代表には頭が下がるばかりです。

 さすがにセネガルの選手の身体能力は非常に高く,単純なスペックだけ比較すると日本はかなり厳しい状況だったように思いますが,それでも同点になれたというのはプレーの精度と組織力の問題でしょうか。
 個人的には柴崎さんがコロンビア戦に続いて非常に大きな役割を果たしたと思っており,本田さんや香川さん,長友さんの次の世代も着々と成長している影が見えて,これからも当面日本代表は活躍できそうに思えました。

 しかし,何といっても本田さんが決めるべき時に決めたことが大きかったように思います。
 日頃から野球を論じる際,決定力,すなわち打率や打点が低くても,勝負所で決められる能力があるかどうかが問題だと何度も述べていましたが,本田さんを見ているとまさにその決定力を見せつけられたように思えます。
 野球でばかり例えるのも難ですが,本田さんが本大会前に受けていた評価と本大会での評価を比較すると,ちょうど新井さんが阪神にいた時と広島さんに戻った時の評価のように見えます。
 新井さんが阪神にいた時は,チャンスで回ってきても打点を生み出せず,併殺に終わってしまって猛批判を受けていましたが,広島さんに戻ってからというものずいぶんチャンスで打点を生み出せるようになり,私の中での評価も一変しました。
 本田さんも,コロンビア戦・セネガル戦のいずれも後半から投入され,決定機にそれぞれアシストとゴールを決めており,それらはいずれも日本に決定的な結果である勝ち点をもたらすものでした。
 このように決めるべき時に活躍できる選手というのがもっとも望まれる選手だと思われ,私自身これまで本田さんの動きがどうなのかなどといろいろと思っていたものの,決定力がある以上は賞賛されるべき選手だと思っています。
 ただし,これまでのケースを見ている限り,スタメン起用というよりは,ここぞという場面で投入して流れを変えるというのが正しい起用法のように思われ,この2戦で成功した以上はおそらくそのような起用法が続いていくのではないかと思います。

 3戦目は強豪ポーランドであり,ランキングでは日本の及びも付かない存在ですから,ここも勝つことは大変難しいのだろうと思いますが,もはやここまできたら期待しています。


 今日のニュースを見ていたら,中国で,食べ放題のサービスを提供した店が閉店したというものがあったので,取り上げてみました。

 この店は激辛料理店でしたが,今年6月1日から1ヶ月間を約2000円を支払って会員になることで食べ放題というサービスを提供しました。
 そうしたところ,毎日500人以上の客が来店するようになり,開店3時間前の午前8時頃から行列ができはじめ,11日までで売り上げは160万円を超えたということでした。
 しかし,赤字も830万円以上まで膨らみ,翌日には「緊急通知」の張り紙を出して,一時閉店することとなりました。
 この原因は,会員カードの使い回しを禁じるルールを無視して1枚のカードを複数で共有する客が続出したことがあったそうです。
 また,ウエイターによれば,大きな容器を持ってきて,その中に料理を入れて持ち帰る人もいたそうです。
 一時閉店の通知では,営業を再開した際には会員カードの持ち主には割引料金を適用するとしましたが,それでも不満がある客には少額を払い戻す予定だということです。

 中国のこの地域での料理の提供価格の相場がわからないので,この価格が安いのか高いのかはいまいち記事だけでは伝わってきません。
 しかし,もしも日本と同等の相場であれば,極めて安い店だと思いますし,これだけの行列になっていないならば私も会員になりたいくらいだと思いました。

 ですが,問題は,サービス提供対象者の管理の曖昧さとサービスのコストパフォーマンスの悪さということなのでしょう。

 会員カードの使い回しが問題ということですが,会員個人との紐付けをどのようにしていたのかは疑問です。
 例えば,顔写真入りの身分証明書で紐付けをするということが考えられますが,写真が偽造される場合には対処することも難しかったかもしれません。
 中国の文化がよくわからないため,紐付けをどうやるのがこの店にとってもっともよかったのかはわかりませんが,日本でも最近コンサート等のイベントでチケット購入者の身分証明書を提示する方式が多く使われていますから,ある程度厳格な方式をもって対処しなければならなかったように思います。

 また,安いということは非常に魅力的ですが,それは限度がすぎれば許容量を超えた集客を実現してしまうことになりますから,その分様々なものが犠牲になると思います。
 例えば,材料費等はもちろんのこと,始終忙しくなるため人件費は多くかかるでしょうし,忙しさに対する体制が整っていなければサービス内容が劣化していくことになり品質低下も生じる可能性があります。
 また,集客も過剰になれば,これまでお得意様として来てくれた人が敬遠することとなり,そのサービスが終わった後にはお得意様含めて客が来なくなるという辞退も考えられます。
 さらに,かつてマクドナルドさんが通った道ですが,ハンバーガーを59円で売ってしまうと,その後に元の価格に戻しても客は59円のものという認識を持ちますから,通常価格では高いという意識を持たせることになり,結果売上が落ちるということも想像されます。
 安いということは大きな顧客誘因要素だと思いますが,それをきちんと計算しないまま安くやってしまえば,結局計画を崩す要因になりかねないと思います。

 今は弁護士業界を含めてどの業界でも価格破壊というものが見受けられます。
 それは一面ではよいことだと思いますが,一方でそれがために生じるデメリット等も否めないものであり,この激辛料理店の問題は極端な話ではあれ,どの業界も抱えている悩みのように見えました。


 阪神は,オールスターのファン投票で選出0人だということです。
 時点でも誰一人ランクインしていないということで,やはり弱いということはそういうことなのだと改めて思わされます。

 個人的には,メッセンジャーさんと糸井さんは選ばれる素養があるように思うのですが,糸井さんが潰れてしまうと打線が終わってしまうため,糸井さんにはオールスター期間は休養をとってもらいたいと思います。
 メッセンジャーさんは,かねてから出場を希望していましたし,体力もありますから,個人的には出てほしいと思っていますが,それでもファン投票で出てほしかったです。
 メッセンジャーさんがあれだけオールスターを意識している発言をしていたのに,選ばれなかったというのは,阪神が弱いからだといいたいところです。
 サッカーもそうですが,弱いと人気は出ませんし,強いと皆が注目しますから,いくら根強いファンがいるとはいえ,勝てないから投票も集まらなかったと思います。

 とにかくこれだけ弱いと何ともいいづらいところですが,そろそろもう少し勝ってくれてもいいのにと思ったりしました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:25
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