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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,大相撲の新弟子検査に関するものがあったので,取り上げてみました。

 名古屋場所を前に行われる予定だった新弟子検査ですが,応募者が1人もいなかったためとりやめになったということでした。
 新弟子検査の応募がなかったのは11年ぶりということで,史上2回目だそうです。
 新弟子検査は,年6回本場所前に行われ,来月2日の名古屋場所前に実施予定だったそうです。
 しかし,今月26日に新弟子検査の申し込みが締め切られたものの,誰も応募者がいなかったということでした。
 相撲協会によれば,新弟子検査の受検者は若貴フィーバーのあった平成4年頃が最も多く,年間200人を超えていたそうですが,ここ10年あまりは100人に満たない状況が続いていたそうです。
 今年は,これまで3回の検査で64人が受検していたそうです。
 日本相撲協会は,名古屋場所は例年受検者が少ない傾向になるので,特別今年の受検者数が減ったとは考えていないということです。

 これまでの新弟子検査受検者数の状況を知らないため,この記事だけで受検者数が著しく減っただとかそのようなことを論じるには情報が足りないと思います。
 とはいえ,名古屋場所前の受検者は例年少なかったとしても0人ではなかったようなので,やはりある程度減少したようには見えます。

 現象があったとすれば,その原因は,例えば選択できるスポーツの多様化や少子化などがあると思いますが,初めに思いつくものはこのところの相撲界の醜聞でしょうか。
 高い地位のある人の暴力,その隠蔽と思われる組織の挙動,被害者側に対する対応と処分,性差別など,この半年足らずで相撲関連についてどれだけ問題が提起されたかと思うと,積極的に選択しようという人は限られてくるように思えます。
 報道等により,少なくとも,組織自体が,地位が高くなるまで若手等の育成に歓迎するもののように見えないとイメージが根付いてしまったと思われ,子供の頃から相撲を積極的にやっていて抵抗がない人などは入門を検討するでしょうが,そうでない場合は積極的に選択しづらいとは思います。

 今後の傾向ですが,先日ちびっこ相撲についても,女の子を土俵に上げることの問題,それを指摘されたことからちびっこ相撲の開催見送りという事態になってしまったことを考えると,未来の相撲の担い手となるであろう若い世代はさらに少なくなってしまうのではと思えます。
 現在のイメージ悪化の問題だけでなく,ちびっこ相撲の開催見送りは将来の相撲人口の裾野を減少させたと思われ,今後一層の努力がなければ衰退していってしまうのではと危惧します。
 野球やサッカーと同じく,流行のきっかけは若貴フィーバーの再来になるようなスターが登場することなのでしょうが,外国人力士全盛期の昨今においてなかなか難しいことなのかもしれません。


 今日の阪神ですが,藤浪さんが打ち込まれた時は負けるかと思ったものの,打線が盛り返して勝利しました。

 藤浪さんは,打ち込まれて大量失点するまではいい投球だったと思いますが,大量失点時は悪い時のものが出てしまったと思います。
 しかし,今日の藤浪さんは,その後も登板して,次の回はヒットこそ打たれたものの無失点で切り抜け,見事に立ち直ることが出来ました。
 ここで立ち直れなければ,今シーズンはこのまま悪い状態が続くことになりかねないところでしたが,こうであれば一応次回も試してみたいと思えるのではないでしょうか。
 次は,打ち込まれて悪い流れになった時に自ら断ち切れるようになってもらいたいところです。

 打線の方は,逆転されてから再度の逆転劇を演出したホームランを打った福留さんがまさに見事というべきでしょう。
 このような決定力ある打者を阪神はこれまで求めていたので,先日の糸井さんといい,こういった打者が中心となって不振の打線を挽回していってもらいたいものです。

 また,今日は陽川さんが非常に当たっていました。
 本当に陽川さんなのかと思うくらい今はのっていますから,いつかはまた下がってくるとは思うものの,調子のいい打ちにどんどん実績を作って,相手チームに怖い打者だという印象を植え付けてもらいたいものです。
 こういった自前の長打力ある打者が活躍するのは,見ている側としても本当に喜ばしい限りです。

 今日はその他も打線が非常に活発に打ちまくりましたが,正直言って流れでこんなに大量得点したとしても,点を取れない時にとってくれる決定力のある打者に比べればそこまでの価値はないと思っています。
 それでも,点を取れる時にとって明日以降ものっていける流れを作ってくれるならばいいのですが,大体大量得点した翌日の試合は大振りになってあまり点が取れないという傾向もありますから,できすぎて点が取れたことにはやや危惧を感じています。

 明日は岩田さんが久々の先発です。
 岩田さんといえば,基本的に素晴らしい投球をするものの,中盤の回で突如崩れて一発を食らうという展開を例年見せてきていまして,そこをいかに改善できているかが問題だと思っています。
 本来エースになりうる器だっただけに,ようやく1軍に上がってきたというのはもともとの実力を発揮できていないというように思っていますが,明日はその実力を見せてもらえると期待しております。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:41
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