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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,windows XPのサポート期限切れ以降の買換に関する話題があったので,取り上げてみました。

 マイクロソフトのwindows XPのサポート期限が2014年4月で切れますが,これに対して様々な組織が対応に迫られております。
 我が事務所でも1台XPのパソコンを使っていましたが,さすがにサポート期限切れでウイルスが入って情報が流出したら大問題となるため,買換をしました。
 買い換えるのであれば,期限切れ間近になると,消費税増税も相俟ってパソコンが値上がりするのではと警戒し,6月に早々に買い換えてしまったわけですが,これに対して買換をしないという組織もそれなりにあるというニュースです。

 ある自治体では,公用パソコンが約4000台あり,うちwindows 7は約20台,それ以外はすべてXPという状況ということです。
 更新のための予算約6億円は来年度予算で確保できる見込みということですが,導入は来年8月からということです。
 住民票や戸籍を扱う業務システムがXP専用ということで,そのシステム交換が終わらないためということでした。
 そうすると,4月から5ヶ月近く危険な状態が続くことになりますが,IT推進化職員は「サイバー攻撃は滅多にあるものじゃないし,別に不安はない」と話したそうです。

 また,別の自治体では,サポートの終了を今年4月まで知らなかったというところもあるようです。
 この自治体では8割パソコンがXPということです。

 このサポート云々の問題は,結局いざ攻撃を受けた時にどの程度の防御力があるかということですから,いうまでもなくネット回線に繋がないパソコンであればまったく問題ありません。
 とはいえ,私が想像するに,来年4月にはサイバーテロが世界中で頻発するのではと思います。
 というのは,買換を適切に行わずにセキュリティホールができた状態のところがそれなりに存在するだろうというのはサイバーテロリストであれば容易に想像が付き,その隙は機密情報等を盗む最大のチャンスであると思われるからです。
 特に,XPは非常に安定感があり,その後に発売されたvistaは不具合だらけで使うのに難渋しましたから,7が出た以降も人気だっただけに,今回の問題は非常に根深いと思います。

 先日,韓国中のパソコンに問題が発生するという事態が生じましたが,これと似たようなことが発生してもおかしくはないというように考えます。
 特に,プライバシー性の高い情報を取り扱うところでは,この点についてより敏感であってほしいと思います。
 我が事務所でも,やはりお客様の個人情報の非常に重要な部分を取り扱っており,これが漏洩したとなればそれこそ私の信用問題にも関わるということで,長年使用していたXPを放棄しました。
 信用はお金では取り戻せませんし,お金で何とかなる部分は最低限対応した方がよいように思います。

 ですから,上記のサイバー攻撃を受けないだろうという自治体の考えは非常に甘いと思います。
 特に,記事では実際の自治体名も出ていますが,こんな発言をした以上真っ先に狙われると思いますし,むしろ早急の対策が必要になったのではとすら思います。
 これでは,交通事故が起こらないことを信じて無保険の車を運転するという行為とあまり変わらないように思えますので,是非とも責任のある対応をとってもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:12

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