こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,以前総務省が募集していた「変な人」について,応募期限前にもかかわらず電話や提案書が殺到しているというものがあったので取り上げてみました。
この「変な人」というのは,総務省が情報通信技術分野の個人研究者を支援するプログラムの通称です。
情報通信技術分野において地球規模の価値創造を生み出すため,広く人材を募集し,その技術課題に挑戦する人を支援するという目的のようです。
総務省によると,スティーブ・ジョブズさんのようなアイディアとそれを実現していく技術力を持った人材を支援したいという考えが根底にあるようです。
この採択者には研究資金やクラウドネットワークの環境等が用意されるそうです。
公式の発表では,応募の中から10件ほどの研究を採択する予定ということで,支援する研究費は300万円が上限,所属機関がある場合は間接経費を別途支給するというものでした。
で,この「変な人」の募集ですが,現在の募集は民間企業1社のみで,個人の募集は6月末以降ということです。
ところが,早とちりした人から,提案書が既に10数通送付されてきたり,問い合わせの電話も累計で数百件に上るそうです。
総務省としては,この事業を多くの人に知ってもらえたのはありがたいと考えているものの,審査の公平を期すため,提案書は返送または廃棄する方針にしているということです。
このニュースを見て,月並みながら,「変な人」というのは技術関係の発想が常人のそれを超えていることであって,決まりを守らない人ではないだろうと思いました。
おそらくこの件はちょっと調べれば分かる話だと思うのですが,それでも研究をしている人が日の目にでるチャンスということで発憤して連絡をしたり提案書を送ったりしたということもあったのかもしれません。
しかし,受験や就職面接にしても,募集要項等を確認して段取りを踏まえて対応するのは当然のことであり,それをせずに突然提案書を送るというのは何ともどうなのかなと思います。
もちろん,提案書の内容に自信があるのでしょうし,画期的な内容であるならば返送,廃棄をするのが惜しいということもあるように思います。
しかし,すばらしいものを持っていたとしても他人に理解してもらうためにはプレゼン能力が必要であり,そのプレゼン能力の根幹にあるのは他人に受け売れてもらえる常識力なのかと思います。
そうすると,今回よく要項を確認せずに提案書を送った人については,その点の力が欠けているとして,提案書の内容はすばらしくてもマイナス評価を受けてしまう可能性もあるのではと危惧します。
もしもすばらしい内容であるならば,そんなところで潰れてほしいとは思わず,それゆえに形がきちんと整っていないがためにそうなるのは大変残念であるといわざるを得ません。
ここで募集されている「変な人」は常識力のある変な人だと思うので,その辺りをお考えの上で対応してもらいたいと思います。
そして,この企画ですばらしい考えの持ち主が発掘され,日本がIT分野でも世界をリードできるようになるように願ってやみません。
今日の阪神は勝ちを収めました。
今日の勝因は鳥谷さんでしょうが,先発起用に応えた新井兄さんと俊介さんの活躍を抜きにして語ることはできないように思います。
攻撃には流れが必要ですが,特に先制点を取られた直後,直ちに取り返せる流れを作れたというのは非常に大きいと思います。
その意味で,鳥谷さんの活躍が勝利に結びつけた決定打でしたが,新井兄さんと俊介さんがいてこそのその流れだと思っているので,今日は両者がヒーローであると思います。
藤浪さんは結果こそよかったと思いますが,初回で30球以上を投げるなど,降板までに随分球数を投げており,調子がよかったとはいいがたいものだったと思います。
それでも,1失点でよく抑えたと思うと,やはり彼はエースの素質十分であると思います。
ただ,私としては,そんなに調子のよくない藤浪さんを,あの球数まで引っ張る必要があったのだろうかと疑問に思います。
特に,今日は点差から見て圧勝ですから,そこまで藤浪さんに疲労を蓄積するリスクを冒してまで投げさせるものなのかなと思いました。
また,リリーフ投手も,今後登板回数が増えるであろう福原さんを登板させていて,この場面で疲労をさせる必要があるのかと思いました。
ですから,私は,今日の和田監督は,藤浪さんの交換時期,リリーフ投手の選択について問題意識を持っています。
昨日の9回の采配についても,守備固めの件や抑え投手投入時期の件など,その采配に疑問が持たれていますが,ヘッドコーチなどとよく相談して頂いて,よりよい采配をお願いしたいと強く希望します。
また思いついたら書きます。ではでは。
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